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皆鯖SS・イラスト投下スレ5

1 :名無しさん :11/05/30 21:54:01 ID:9S6HQsM5
このスレは「みんなでかんがえるサーヴァント」スレで作成されたキャラクターに関する
自作SSや自作絵を晒すスレです。
セリフ改変や本編とのクロスーバーなど、大ネタ小ネタ大歓迎。


2 :名無しさん :11/05/30 21:56:55 ID:9S6HQsM5
このスレは「みんなでかんがえるサーヴァント」スレで作成されたキャラクターに関する
自作SSや自作絵を晒すスレです。
セリフ改変や本編とのクロスーバーなど、大ネタ小ネタ大歓迎。

Fate/みんなで考えたサーヴァント サーヴァント一覧
ttp://www13.atwiki.jp/minasava/pages/12.html

前スレ
ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/

3 :名無しさん :11/05/30 21:58:40 ID:9S6HQsM5
バベル外伝続きです。

カレン「きゃああああ!」

前アーチャー「おう、お似合いだぜ」

カレン「い、いやー! な、何これ。下半身が魚に!」(ビチビチ)

前アーチャー「前からさー、人魚とエッチっていうシチュエーションを叶えたくてな。毎年元旦に神社でお願いしてたわけよ」

カレン「こんなの、いやー! 元に戻してよ!」(ビチビチ)

前アーチャー「くっくっく、嫌なこったー、ベロベロバー。
        あ、そうだ、上半身が魚で、下半身が人間っていうのなら、入れ替えてやってもいいぜ」

カレン「ふ、ふざけないでよ。これじゃあ、元の生活なんて送れないよ……」

前アーチャー「ふふふ、さーて、そろそろセクハラを……」

言峰「貴様!なにをしている!」

カレン「! どうしてここに?」

言峰「そこの間抜け面の悪魔に呼び出されたのだ……これは……
   貴様、この娘に何をしたんだ!」

前アーチャー「うひひひひ、幼女を人魚に変えたんだよ。これで人外エッチができるぜー」

言峰「貴様っ!」

前アーチャー「ひいいいいい、ぼ、ぼ、暴力には屈しないぞ……」

4 :名無しさん :11/05/30 21:59:49 ID:9S6HQsM5
言峰「…………アーア、折角この幼女に足デ淫蕩に踏みつけて貰おうト思ったの二」 カタコトー

カレン「へ?」

前アーチャー「な、何ですとー!? プリースト、いま何とおっしゃいましたか?」

言峰「繰り返すが、貴様にこの少女に足でエッチして貰えるように、
   お願いしようと思ったんだが……仕方あるまい、残念ながらこれでは無理そうだ……」

前アーチャー「おらああああ! そういうことはもっと早く言え! 契約完了だー!」

カレン「あっ! も、元に戻った」

言峰「ふむ、酷い目にあったようだな。きみ?もう大丈夫だ」

カレン「?、えっと……?足でエッチって……?」

言峰「気にする必要はない。それは方便だ。忘れたまえ」

前アーチャー「んなあああああっ! だ、騙しやがったな!」

言峰「こんな手に引っかかる、貴様が悪い」

前アーチャー「ちくしょう、ちくしょうぅぅぅぅ! ……くっくっくっ」

言峰「何だ、気味が悪い」

カレン「ショックでおかしくなっちゃったのかな?」

前アーチャー「契約を反故にした者には、ペナルティーがあるんだよ」

カレン「そ、そんな……」

言峰「どんなペナルティだ?」

前アーチャー「こことは世界が異なる異界の空間、お前たちはそこに永遠に閉じ込められることになる……永久にな……」

5 :名無しさん :11/05/30 22:00:46 ID:9S6HQsM5


〜〜???

カレン「え……こ、ここはどこ?」

言峰「こ、これは!」

前アーチャー「くくく、言っただろうペナルティだと。貴様ら二人は閉じ込められたんだよ」

言峰「固有結界……?一定条件下で発動するタイプのものか……!」

前アーチャー「固有結界なんて生易しいものではない。貴様らが閉じ込められたのは……おちんちんランドだ!」

言峰・カレン「……は!?」

前アーチャー「あれを見ろ」




この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「あーあ、何かいい出会いがねーかな」

子分1ケイ 「ふっふっふ、そういうことなら五年前から俺が温めておいたプランがあるぜ」

子分2自来也「ろくでもなさそうだの、それ……」

子分1ケイ「いいか、よく聞け。学生の登校時間が多い時間を見計らって、パンを咥えてひたすら十字路を走りまくるんだ。
       それで女学生とぶつかる、俺が逆ギレ、そこから出会いが生まれる!」

この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「それって女の子がやる手じゃねーのか?」

子分1ケイ「バカ! 女が使えるなら、男だって出来るに決まってんだろ」

子分2自来也「お主、頭いいなー」


6 :名無しさん :11/05/30 22:01:30 ID:9S6HQsM5
前アーチャー「という風に、ひたすら非生産的なモテトークを討議する場所なのだ」

カレン「さ、サイテー……」

言峰「よく見たら、周りの風景も抱き枕とかポスターばかりだな……」

カレン「な、何この臭い……い、イカ臭い!」

前アーチャー「くっくっくっ、苦しむがいい、苦しむがいい」

この世全ての悪(アンリマユ)「あれ、アシュさん。居たんですか?」

前アーチャー「おうよ。契約を破った愚か者を連れてきたぜ」

子分1ケイ「ほっほーう、それはそれは……」

子分2自来也「歓迎してあげなくちゃならんのう、くくく」




〜〜五分後

カレン「それで、もう終わり?」

この世全ての悪(アンリマユ)「お、終わりです……ぐはぁ」(ボロボロ)

子分1ケイ「ううう、幼女って綿菓子みたいなフワフワしたもので、出来てたんじゃなかったのかよ」(ボロボロ)

子分2自来也「でも、わしはこんな強い子もいいかも……」(ボロボロ)

前アーチャー「てめえら、超常現象的な存在なら、もうちょっと粘れよ!」

7 :名無しさん :11/05/30 22:02:20 ID:9S6HQsM5
言峰「さて、これはどうしたものか……」

前アーチャー「ちくしょー。別にこいつらを倒しても、出してやるわけじゃないからなー!」

言峰「……契約を破ったのは私だ、この子は帰してやれ」

カレン「何言ってるのよ……」

前アーチャー「……ちっ、余計なことに気づきやがって」

カレン「そ、それなら……契約が達成されたら、どうなるの!?」

前アーチャー「ん? それならお前たちは帰れるし、俺の心はサティスファクションで満たされるぜ」

カレン「じゃ、じゃあ、それなら……」

言峰「む?」

カレン「おと……、おじさんやり方を教えて……」

言峰「……別にきみがそんなことを知ることもする必要もない」

カレン「いいから、教えて!」

言峰「………」

前アーチャー「仕方ねーなー」


ゴニョゴニョ


言峰「………」

カレン「………」(ふみふみ)

言峰「………………」(真っ赤)

カレン(………すごく恥ずかしい)(真っ赤)

前アーチャー「うおー、初々しいおんにゃのこが、ふみふみしてる、たまらんー!」

この世全ての悪(アンリマユ)「うう……我が生涯に一片の悔いなし」(ドクドク)

前アーチャー「だからおめーら、英雄的に弱すぎんだろ! 鼻血でダメージなんか受けやがって!」


8 :名無しさん :11/05/30 22:03:41 ID:9S6HQsM5
〜〜公園

カレン「も、元に戻った!」

言峰「助かったのか」

前アーチャー「くっくっくっ、契約完了だ。お前たちのエントロピーが願いをうんぬんかんぬん……」

カレン「台詞を覚えてないなら、難しいことを言おうとしないでよ……」

前アーチャー「さて、ステディ(子猫ちゃん)のために三角木馬を用意しなくちゃいけねーから、
        ビューティフルに俺はエスケープするぜ。アディオス、セニョリータ!」

カレン「あ、こらっ! 待ちなさいよ!」

言峰「放っときなさい。あれは、何を言っても聞きはしないのだから」

カレン「でも……」

言峰「それより送っていこう。帰りがてら、何が起こったのか教えてくれ」

カレン「……あのね、実は……」





〜〜現代

イリヤ「そうなんだ、そんなことがあったんだ……」

桜「カレンさんも大変だったんですね……」

前アーチャー「おーい、俺への慰めは?」 ブスブス

凛「……辞世の句は?」

前アーチャー「我が一生、ハーレム作れず、無念なり」

凛「下の句は?」

前アーチャー「もはや無用にございまする」



 ズドーン

9 :名無しさん :11/05/30 22:04:29 ID:9S6HQsM5
カレン「ほら、これで涙を拭きなさい」

イリヤ「うん、ありがとう」

カレン「……別に泣くことはないでしょうに」

イリヤ「あの……」

カレン「どうしたの?」

イリヤ「あの……その後、お父さんとは仲直りできたんですか?」

カレン「……いいえ……あの後、全てを告白したんだけど、やっぱりダメだったわ……」

イリヤ「そうなんだ……」

カレン「アーチャーがね、悔いが残らないように全部話してこいって……
     私にけじめを付けさせるために、わざわざあんな寸劇をしたのよ。でも、おかげですっきりしたわよ」

イリヤ「カレンさん……」

カレン「まあ、こういうのは、ちゃんと幕を引いておかなくちゃね。
     自分の気持ちから逃げたくなかったし、今では清々してるわよ」

イリヤ「えへっ、アーチャーは本当は優しいってことわかってくれてありがとうね、カレンさん」

カレン「ふふっ、いつも面倒ごとへ振り回されて、本当にいい迷惑よ」

前アーチャー「おお、麗しきは女の友情……くそー、眩し過ぎて目が眩みそうだぜ
        それで、次回の契約についてちょっと悩んでるんだけどさー……」 黒コゲー

凛「あんたは、エロいことする以外のことも考えなさいよ!」

10 :名無しさん :11/05/30 22:07:53 ID:9S6HQsM5
投下終了です。
面倒をおかけしました。

カレン大好きなので、今回別の救いのお話を書いてみました。

さて、そろそろ本編のほう書き進めなくちゃ

11 :名無しさん :11/05/31 00:19:15 ID:RQvBf+Mj
クランカラティンのドラゴン狩りって絶対ゲームの方だろうw
あとアシュの人望が何気に高いことに泣いた。
部下は録でもない奴ばっかだがw

12 :名無しさん :11/05/31 00:46:37 ID:h1UX4/ko
アシュがフリーダムすぎるw
バベル本編じゃ核撃った極悪人というイメージしかないのにww

13 :名無しさん :11/05/31 11:28:35 ID:RQvBf+Mj
あとすごく平和なのに、やっぱり鯖はデフォでイカれているんだなw
アンチキリストはマトモっぽいけど、アシュと裸婦は駄目すぎるorz
なんだよイリヤのショーツ履かせて切り刻むってw

14 :名無しさん :11/05/31 17:43:03 ID:agsYvwjA
バベル外伝? 6話


〜〜イリヤの部屋

前アーチャー「世界が身近に繋がるグローバリゼーションの時代、求められるのは、国際人だ」

イリヤ「う、うん」

前アーチャー「国際人になるからには、日本人もNOと言えるジャパニーズである必要がある」

イリヤ「うーん、そうだね」

前アーチャー「俺が何を言いたいかっていうとだな……イリヤ、おめー流されすぎなんだよ!」

イリヤ「ええっ!?」

前アーチャー「ライダーの口車にほいほい乗りやがって! 少しは自分で断れ!」

イリヤ「で、でも……」

ライダー「その必要は無いわ、イリヤ」

イリヤ「ライダーさん!」

前アーチャー「ぐあー、洗濯ばさみを大量に挟みつけるのをやめろ、ライダー! 
        俺の言っていることはこれっぽっちも間違っちゃいねー」


15 :名無しさん :11/05/31 17:43:48 ID:agsYvwjA
ライダー「………」

前アーチャー「ぬぐおー、いっぺんに洗濯ばさみを引っ張るなー! 
        大体、嫌だって言えねーから、こんなセクシャルターミネーターが図々しく家に居座ることになってるんだぞ!」

イリヤ「でも、ライダーさんが家に居てくれて、私嬉しいよ」

ライダー「イリヤ……」

前アーチャー「本当にそうか? こいつが家に住み着いてから、リビングやダイニングはともかく、
        風呂やベッド、トイレまで一緒に入ろうとしてるじゃねーか!」

ライダー「問題無いわ」

イリヤ「あはは……」

前アーチャー「俺が居なきゃ、今頃ライダーによって性という名の奴隷になってんぞ!
        きっぱりと、『だが断る』って言わねーと」

ライダー「………」

前アーチャー「待て、ライダー! 注射器をしまって俺の話を聞け!」

ライダー「一分だけ待つわ」

前アーチャー「なあ、よく考えろ。イリヤが『ライダーさん、一発やろうよ』って言うのと、
       『ライダーさん、だめぇ』ってちょっと嫌がりながらも感じてしまうのと、どっちがいい?」(こそこそ)

ライダー「……間違いなく後者ね」(フムフム)

前アーチャー「だったら、少し黙って見てろ。イリヤをおまえ好みのイノセントガールにしてやるからよ」

ライダー「わかったわ」

16 :名無しさん :11/05/31 17:44:37 ID:agsYvwjA
前アーチャー「なあ、イリヤ。友人の間でも、嫌なことは嫌ってきっぱり言えるような関係じゃないと、長続きしないぞ」

イリヤ「うん……」

前アーチャー「ライダーはまあ、煩悩で出来ている生物だが、友人が本気で嫌がることはやらないはずだ。
        だから、嫌なことははっきりと断らないと」

イリヤ「わかった」

前アーチャー「よし、大丈夫だな。俺様は今日は留守にするから、しっかりやれよ」

イリヤ「あれ、アーチャーは何処に行くの?」

前アーチャー「カレンから、『うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ』っていう、訳の分からんメールが来た。
        孤独に耐えられなくなったんだろう、ちょっくら行ってくるぜ」

イリヤ「そ、そうなんだ。カレンさんによろしくね」(汗)



〜〜カレンの部屋

カレン「アーチャー、もう一戦しましょう」

前アーチャー「カレン……ババ抜きを二人でやるのはいい加減飽きてきたんだが……」

カレン「ジジ抜きでもいいわよ」

前アーチャー「さっきから、七並べ、ジジ抜き、ババ抜き、ポーカーのローテーション……どんな拷問だこりゃ」

カレン「何か賭けてもいいわよ」

前アーチャー「おめえ、賭けするとアホみたいに強くなるじゃねーか! 
        もうプラズマテレビとか、買わされるのは嫌だから、勘弁してくれー!」

プルルルルル

前アーチャー「おっと、愛人からの電話に違いない。……もしもし、こちらは世界一のイケメン」

17 :名無しさん :11/05/31 17:45:21 ID:agsYvwjA
士郎『アーチャーか? ちょっと聞きたいことがあるんだけど』

前アーチャー「何だよ、褐色美人モデルからの電話じゃねーのかよ。で、何の用だ? 初体験なら聞いても教えねーぞ」

士郎『ライダーがロープとかロウソクを袋から取り出し始めたんだけど、明日一緒に登山に行くって本当なのか?』

前アーチャー「そりゃ、登山は登山でも、シロウとイリヤという名前の山に登る準備に決まってるだろう
        ……ちょっとライダーに代わってくれ」

ライダー『何の用?』

前アーチャー「おめぇ、坊主たちにSMすることは説明したのか?」

ライダー『言っていないわ。先程から今晩の予定を説明する度にダメと言われているから、説明を省くことに決めたわ』

前アーチャー「おい、ちょっと待て。同意なしのは救世主様(ポリスメン)に捕まっちまうぞ」

ライダー『説明ではなく、実践でどんなものか教えて、同意して貰うわ』

ツーツーツー

カレン「シロウとライダーさんからの電話?」

前アーチャー「おうよ、二人ともアーチャー様が居なくて、寂しいとのことだ」

カレン「ふふふ、二人とも甘えん坊なのね」

前アーチャー「カレンも人のことは言えないと思うが……。グッドラック、衛宮士郎、イリヤスフィール。
        俺はおまえたちの勇姿を忘れないぜ」

18 :名無しさん :11/05/31 17:46:30 ID:agsYvwjA
〜〜翌日、イリヤの部屋

イリヤ「うう……身体が痛いよ……」

ライダー「イリヤ、大丈夫?」

前アーチャー「大丈夫じゃねーよ! ライダー、元々はおまえのせいじゃねーかよ!」

ライダー「……反省しているわ」

前アーチャー「心配になって朝来てみたら、一瞬イリヤとシロウが死体になってると思ったじゃねーか!」

イリヤ「アーチャー、ライダーさんを怒らないで……断れない、私たちが悪かったんだよ」

前アーチャー「イリヤ、何があったんだ?」

イリヤ「えっとね……」



〜〜昨晩

士郎「……」 ピクピク

ライダー「ふふ、すぐに気持ち良くしてあげるからねえ」

イリヤ「ラ、ライダーさん……お願い、止め……んんっ!」

ライダー「んん」(チュッ)

イリヤ「ん……んん……ぷはっ」

ライダー「イリヤ、ロープで縛りたいけど、いいわよね?」

イリヤ「え、そんな……嫌……んんっ!」

ライダー「んん」(チュッ)

19 :名無しさん :11/05/31 17:46:57 ID:agsYvwjA
ピーポー ピーポー ピーポー


ライダー「はっ!不味い……」


ウィーンガシャン ウィーンガシャン


ポリスメン「目標確認。バビロンの大淫婦、
       強姦未遂、未成年略取・誘拐、公然わいせつetc……以下666ノ罪ニヨリ……」

ライダー「……良いところでェ……アーチャーの仕業ね」


ポリスメン「粛正スル――――System K.A.L.K.I――――起動」



ガシャーン!、マテー!、 タスケテーオカサレルー、ズドーン



イリヤ「助かっ……た」ガクッ


20 :名無しさん :11/05/31 17:47:35 ID:agsYvwjA
前アーチャー「あぶねー、念のため通報して巡回に行ってもらって良かった……」

イリヤ「うん」

ライダー「勝負は、先の先を取った方が勝つわ」

前アーチャー「剣豪の勝負じゃねーんだぞ! どうやったら、そんな宮本武蔵みたいなことが出来るんだよ!」

イリヤ「アーチャー、どうすればいいのかな?」

前アーチャー「イリヤ、人間は怪奇現象の前では無力だ」

イリヤ「ええっ! そんなのってないよー」

前アーチャー「大体、キスで口を塞がれても、ジェスチャーで嫌だって示せばいいだろう」

イリヤ「どういうこと?」

前アーチャー「あらかじめ合図を決めておいて、それでNOって伝えるようにしとけばいいんだよ。背中を叩くとか、腕を握るとか」

イリヤ「ああ、そうすれば良かったんだ」

前アーチャー「……待て、この方法にも穴があるような気がする。イリヤ、試しにライダーの腕を握れるか試してみろ」

イリヤ「いいよ。……えっと……あれ?」

前アーチャー「何で逆に押さえ込まれてるんだよ」

ライダー「イリヤ、嫌だったら腕を握って頂戴」

イリヤ「ラ、ライダーさん、待って! まだ身体が……うー」(ジタバタ)

前アーチャー「待て待て待て、何でそのまま自分の欲望を満たそうとしてるんだよ……」

21 :名無しさん :11/05/31 17:48:36 ID:agsYvwjA
前アーチャー「こうなったら、あれだな。イリヤがお触り禁止令の強権を発動するしかないだろう」

ライダー「アーチャー、私は愚か者には容赦しない……」

前アーチャー「ちょっと待てぇ、室内でRPG(携帯対戦車擲弾発射器)を構えるんじゃねー! 
        俺も木っ端微塵だが、お前もただじゃ済まねーよ!」

ライダー「イリヤと愛を交わせない人生なんて……」

前アーチャー「そのイリヤも吹っ飛ぶだろうが! あんまりエロすぎて、イリヤとシロウに嫌われても知らねーぞ!」

ライダー「二人が私のことを嫌いに……」(シクシク)

イリヤ「ラ、ライダーさん、大丈夫だよ。私はライダーさんのこと好きだよ。だから、泣かないで」

ライダー「イリヤは私のことを愛してくれてるわ」(ムフー)

前アーチャー「急に泣いたり、ドヤ顔したり、忙しいな、おめぇは……。だけど程々にしておかないと、夜逃げされるぞ」

イリヤ「どうすればいいのかな?」

前アーチャー「こうなったら、イリヤ。俺と契約して魔法少女(ダッチガール)になれ!」

ライダー「………」

前アーチャー「対物ライフルをこっちに向けるんじゃねー! いいから俺の話を聞け! 
        単にお触り禁止令を出しても、この変態風俗戦士は満足できねーだろ。
        それなら、プレイの一環にすればいいんだよ」

イリヤ「プレイの一環?」

前アーチャー「そうだ。焦らしプレイみたいな感じでな」

ライダー「要点は理解出来たわ。でも、何であなたと契約する必要があるのかしら?」

前アーチャー「おめぇ、イリヤとの口約束が守れると思ってるのか
       ……約束を破らないためにも、聖杯の契約を遵守させないと」

イリヤ「いいよ、契約するよ」

前アーチャー「契約成立だな。それじゃ、まずはこれを身につけろ」

イリヤ「何これ?」

前アーチャー「悪魔通販アダマンチウム製の貞操帯とコルセットだ。
        これなら巡航ミサイルが来ても、破壊されないから大丈夫のはずだ」

イリヤ「大げさだなー」

22 :名無しさん :11/05/31 17:49:08 ID:agsYvwjA
〜〜十分後

イリヤ「ライダーさん、何やってるの? スカートを持ち上げてるの恥ずかしいんだけど……」

ライダー「イリヤの貞操帯の鍵をピッキングしているわ」

前アーチャー「何でいきなり外しにかかってるんだよ……」

ライダー「上手くいかないわね……仕方ない、イリヤ動いてはダメよ」

前アーチャー「ガスバーナーを持ち出してるんじゃねー! イリヤごと切断しちまうだろうが!」



〜〜一時間後

ライダー「イリヤ……」

イリヤ「うう、ライダーさん、そんな切なそうな目で見つめないで」

ライダー「イリヤ、私はイリヤのこと好きなのに……」

イリヤ「アーチャー、ちょっとくらいなら外していいよね?」

前アーチャー「イリヤはお伽噺で怪物に真っ先に食われるタイプだな。騙されやすすぎる」

ライダー「ううっ! 心臓の調子が……」

イリヤ「ライダーさん、助けてあげないと!」

前アーチャー「心臓が悪いなら、逆にエッチなんてしたら危ないだろうが……」

23 :名無しさん :11/05/31 17:50:08 ID:agsYvwjA
〜〜三時間後

ライダー「イリヤ……スー、ハー、スー、ハー」(ムフー)

イリヤ「アーチャー、顔がライダーさんの息でスースーするよー」

前アーチャー「いつもはすました顔をしてるのに、何でイリヤが貞操帯つけただけで、ケダモノになってるんだよ……」

ライダー「人間は自分の手に届かない願いに、欲望を抱くのよ」

前アーチャー「格好いいことを言ったつもりかもしれねーけど、それ全然ダメダメじゃねーか」



〜〜風呂場

前アーチャー「風呂を改造しておいた。これでトラックで突っ込まれても、ビクともしねーから、安心して風呂に浸かってろ」

イリヤ「アーチャー……お風呂のドアをカリカリひっかく音が聞こえるんだけど」

前アーチャー「ライダーが泣きながら引っ掻いてるだけだろう。たまにはのんびり風呂に入りな」


ライダー「うーん……イリヤ」

イリヤ「ライダーさん、眠れないの?」

ライダー「イリヤを抱かないと眠れないわ」

イリヤ「それは困るね」(汗)

ライダー「イリヤ、切ないわ……助けて……」

イリヤ「えと……じゃあ……ちょっとだけ、だよ?」

ライダー「イ、イリヤアァbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb!!」ガクガクガク

イリヤ「きゃあああああああああああああああ!!!
     ライダーさんが壊れたー!」(泣)


〜〜どこかのビルの屋上

前アーチャー「安易な約束は身を滅ぼすぜ、お互いにな……」

24 :名無しさん :11/05/31 18:06:50 ID:h1UX4/ko
ポリスメンはカルキかい!
こいつは警察官じゃなくて処刑人やらせたほうがしっくり来るわ!

25 :名無しさん :11/05/31 20:24:49 ID:agsYvwjA
バベル外伝? 7話


〜〜イリヤの部屋

前アーチャー「腹筋200回、ベンチプレス100回、ふんふんふん!」

イリヤ「アーチャー、何やってるの?」

前アーチャー「ふっ、体を鍛えているのよ。見ろよ、この上腕二等筋」

イリヤ「うわっ……怖いよ」

前アーチャー「ふふふ、今までスマートボーイだった俺は、アイツ等に散々酷い目にあわされてきた。
        だが生まれ変わった俺には、彼奴らも一目置いて、泣いて土下座して許しを請うに違いない」

セイバー「………」(ガチャコン)

前アーチャー「ちょっと待て、セイバー!対神砲の薬室に弾丸を装填するのは止めろ!」

セイバー「いえ、僕と腕試しするみたいな口ぶりだったので」

前アーチャー「いきなり銃器に頼るのは止めろ、びっくり人形(フェイスレス)!武器なんか捨てて、かかってこいやー!」

セイバー「………」

前アーチャー「ぐ、ぐあ、アイアンクローとはやるじゃねえか……こんなのすぐに抜け出して、やるぜ」

セイバー「………」

前アーチャー「ぬ、抜け出して……」

セイバー「………」

前アーチャー「………」

イリヤ「エ、エルキドゥさん止めて。アーチャーが泡を吹いて、気絶してるよ!」

26 :名無しさん :11/05/31 20:25:47 ID:agsYvwjA
〜〜翌日、冬木市公園

前アーチャー「ああ、昨日は酷い目にあったぜ。星座運が悪かったに違いない」

ミユ「昨日、何かあったの?」

イリヤ「アーチャーが体を鍛えてセイバーさんに挑んだんだけど、逆に負けちゃって」

クロ「ああ、なるほどね」

前アーチャー「そこ、あっさり納得するんじゃない! 昨日は性能差という名の大きなハンデがあった。だが……」

クロ「うわっ!」

イリヤ「きゃっ!」

前アーチャー「見よ、聖杯の力で八頭身に成長した我が体を。パワフル、マッスル、そしてビューティフォー」

クロ「きもっ!」


前アーチャー「さあ、セイバーよ。真の姿を現した、このスーパーアシュヴァッターマン様に勝てるかな?」

セイバー「すぐに片をつけますよ」 (懐かしいな……こういう感じ)

前アーチャー「ぬぐあ、再びアイアンクローとは……馬鹿め、この俺様に同じ技を使うとは」

セイバー「………」

前アーチャー「くくく、英霊に同じ技は二度も通用……」

セイバー「………」

前アーチャー「………」

イリヤ「エルキドゥさん止めて。またアーチャーが泡を吹いちゃったよ!」


27 :名無しさん :11/05/31 20:26:14 ID:agsYvwjA
〜〜五分後

前アーチャー「くそぅ、やるなセイバー。流石はバベル三鬼神筆頭」

クロ「三鬼神ってなんなのよ……」

前アーチャー「一番強いおまえに挑んだ俺様が馬鹿だったのよ。まずはステップを踏まねばならぬ」

桜「ステップって言うと?」

前アーチャー「他の雑魚どもを倒してから、それから本格的に勝負を挑むべきだったのだ」

ミユ「じゃあ、カードを用意しなくちゃ……」

クロ「アーチャー、手加減は出来ないよ」(バキバキ)

前アーチャー「待て待て待て、誰もお前たちから戦うとは言っていない」

ミユ「なら、どうするの?」

前アーチャー「マトウサクラ、まずはおまえが相手だ!」

桜「私ですか?」

前アーチャー「そうよ、まずは貴様が相手だ。くはは、その人間を超えたおっぱいを揉ませろーい」


28 :名無しさん :11/05/31 20:26:38 ID:agsYvwjA
後にそのときの様子を被害者であるアシュさん(仮名)はこう語った。

前アーチャー「間桐桜のおっぱいの秘密を知ってるか?
         あれってあんなにでかいのに形が崩れてたりしないだろう。
         若いのもあるが、あの巨大な脂肪の塊の下には、分厚い大胸筋があって、それが彼女の胸を支えているんだ」

前アーチャー「ハードパンチャーっていうのは、その胸の大胸筋がいかに発達しているかで決まると言っても過言では無い。
         すなわち、胸の大きさ×スピード×体重=破壊力だ。間桐桜にはその全てが揃っている」




マミ「Satz(志は確に)―――Mein Blut widersteht Invasionen(私の影は剣を振るう)…………!」(打撃)

前アーチャー「たわばっ!」

イリヤ「ひっ! アーチャーがトラックに轢かれた蛙みたいに……」


29 :名無しさん :11/05/31 20:27:12 ID:agsYvwjA
〜〜二時間後、イリヤの部屋

前アーチャー「ふう、川原で死んだ爺さんが、おいでおいでしていたのを見たぜ」

イリヤ「よく元に戻ったね」(汗)

前アーチャー「俺を誰だと思っている。アルティメットセクシャルダークヒーローよ」

イリヤ「よくわからないけど……そうなんだ」

前アーチャー「しかし、俺の周りの女は何でこう蛮族みたいなのしかいないんだ。もっとお淑やかな大和撫子っていうのは居ないのか」

イリヤ「えっと……わ、私じゃ駄目かな」

前アーチャー「ちんちくりんだな。今じゃ、昼は小学生、夜はイタイ魔法少女だ」

イリヤ「ううっ、アーチャー酷いよ」(ガーン)


前アーチャー「ところで、ライダーは?」

イリヤ「ちょっと用事があるんだって。ダンガンのホジュウがどうのこうのって……私はよくわからないけど」

前アーチャー「ほほう、イリヤとこの俺様の二人きりだな」 防音結界発動!

イリヤ「えっと、そ、それがどうかした?」

前アーチャー「ならば、イリヤ勝負しろ! 貴様に勝って、最弱の名を返上してくれる」

イリヤ「ええっ!? 私、喧嘩とか出来ないよ」

前アーチャー「問答無用! 負けたら、セクハラさせろー!」

イリヤ「や、やめてよ、アーチャー!」

ライダー「ただいま」(ガチャ)

前アーチャー「……せ……セクハラ……」

ライダー「………」

前アーチャー「お、お早いお帰りで……」

30 :名無しさん :11/05/31 20:28:05 ID:agsYvwjA
〜〜翌日

イリヤ「細切れの挽肉みたいになってたのに……アーチャー、よく生き返れたね」

前アーチャー「地獄巡りをしちまった……針山地獄がきつかったぜ」

ライダー「イリヤ、これを渡しておくわ」

イリヤ「これ、何?」

ライダー「スタンガンよ」

前アーチャー「ほほう。俺をスタンガン如きで止められると……」

ライダー「『猪鼻嶽大王熊(いのはなたけだいおうぐま)』 も食らったら一発よ。慎重に使って」

前アーチャー「おいおいー! どう見ても過剰防衛じゃねーか!」


ライダー「アーチャーは最強の生物を目指してるのよね」

前アーチャー「いや、最強というか……ライダーさんをほんのちょっとだけでも超えられればいいかと……」

ライダー「それなら、この程度のスタンガンくらい耐えないと」

前アーチャー「そんな無茶言うな! 黒焦げになるわ!」

ライダー「ちなみに、私は耐えられるわ」

前アーチャー「ば、馬鹿な」

ライダー「こんなか弱い女に耐えられるのに、大英雄であるあなたが耐えられないなんて」

前アーチャー「ぬおー! 馬鹿にするなよ、この程度の電気ショックくらい屁のかっ……」(バチッ)




イリヤ「ライダーさん、アーチャーが息してないんだけど……」

ライダー「多分、昼食を食べる頃には起きてくるわ。それよりイリヤ、折角の休日だし、愛を確かめ合いましょう」

31 :名無しさん :11/05/31 20:32:40 ID:agsYvwjA
本編そっちのけで申し訳ない・・・。
なかなか書けないんだ・・・!

32 :名無しさん :11/05/31 23:49:00 ID:RQvBf+Mj
相変わらずひどいw

なんでこいつは女子高生や小学生相手に張り合ってるのかw

33 :名無しさん :11/06/01 09:04:06 ID:1p5gQZ/i
バベル外伝? 8話



〜〜放課後、ファーストフード店

イリヤ「そういえば、アーチャーがたまに呼び出す人……アルティメットバトルダークヒーローって、なんなの?」

ライダー「……私も気になるわ」

前アーチャー「ん?この世全ての悪(アンリマユ)のことか?」

イリヤ「そうそう、それそれ」

前アーチャー「俺の部下だ。子分と妾(セフレ)を増やすために、日夜俺様をサポートしているのよ」

凛「具体的には、どんなことしてんの?」

前アーチャー「そうだな……」




〜〜異空間、ある日の風景

子分1ケイ「ご主人様に使えるメイドの女の子が、武器に変身するっていう設定はどうだろうか?」

この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「おまえ、頭いいな」

子分2自来也「その設定、貰ったー!」

34 :名無しさん :11/06/01 09:04:38 ID:1p5gQZ/i
前アーチャー「と、このように日夜、役に立つようなアイディアのために、延々と会議を行っているわけよ」

凛「これっぽっちも役に立ちそうにないじゃん」

イリヤ「あはは……」(汗)

凛「他にも部下は居るの?」

前アーチャー「もちろん、他にも優秀なのが唸るほど居るぞ」

ライダー「その割には見たことが無いわね」

前アーチャー「ああっ! てめえ、信じてねーな! ちょっと待て、いま呼び出してやるからよー」


〜〜十分後

前アーチャー「というわけで、何人かに来て貰ったぞ。見よ、我が配下を!」

子分3首なしライダー「アシュさん、今日は時給1200円って本当ですか?」

前アーチャー「もちろん、きちんと払うから安心しろぉ。交通費も出るぞ」

凛「バイトじゃん……」

前アーチャー「くくく、分かってねーな。日本人はバイトでも、仕事はきっちりこなすんだぜ」

ライダー「日本人……?」(汗)


35 :名無しさん :11/06/01 09:05:02 ID:1p5gQZ/i
子分4メリー 「アーチャーさん、きょうはなにをすればいいんですかー?」

前アーチャー「いつものようにティッシュ配りしてくれ」

ライダー「ティッシュ配り?」

凛「何々……『あなたもお金持ちになれる』
      『変態的エネルギーを、健全に世界の調和と繁栄のために生かそう』、胡散臭いー!」

前アーチャー「何を言いやがる。こうやって、俺達英霊は数を増やしてきたのよ」

ライダー「英霊って、ティッシュ広告で増えるのね」(汗)

前アーチャー「まあ、ライダーほどの女なら、
         オーストラリアからでも分かるくらい強烈なオーラがあるから、スカウトしに行くがな」

イリヤ「ライダーさんは凄いんだ……」(汗)

前アーチャー「イリヤ達もバイトして行け。子分と妾(セフレ)を増やして、
         いずれは世界征服によって、学校のブルマを復活させるのよ」

凛「当初の目的が替わってない?」

前アーチャー「つべこべ言わずに、この着ぐるみの中に入れ」

イリヤ「私達は着ぐるみなんだ……」


36 :名無しさん :11/06/01 09:05:34 ID:1p5gQZ/i
牛御前 (凛)「うーん、これって足の部分がもっさりしてるから、歩きづらい」

清姫(ライダー)「リンはいいわよ。私なんて、カゴの中からティッシュを渡さなくちゃいけないし」

スキュラ(イリヤ)「この着ぐるみ、どうなってるの……何だか、あっちこっちに変なのが伸びてる」

前アーチャー「メイド部隊の分は用意できなかったんで、三人が馬車馬のように働けぃ」

牛御前 (凛)「はいはい。ティッシュどうぞー!」

スキュラ(イリヤ)「ティッシュどうぞー……うう、動きにくい」

清姫(ライダー)「ティッシュ、いかがかしら……もっと可愛らしいデザインの方が良かったわ」

前アーチャー「何言ってるんだ。この格好なら、ビビッた通行人が固まるから、渡しやすいじゃねーか」

スキュラ(イリヤ)「嫌がらせに近いよ、これじゃ」

前アーチャー「これこそ、正に天才の発想よ。それに、可愛らしいマスコットは天上天下、俺一人でいいのよ」

牛御前 (凛)「本音が出たな……」


清姫(ライダー)「でも、あそこの子なんか、とっても可愛らしいじゃない」

子分5頼豪阿闍梨 「………」(ゴバッ)

牛御前 (凛)「う、うわ、口から何か出た!」

スキュラ(イリヤ)「ひっ!」

前アーチャー「どうだ、驚いただろ? あれで驚いて止まった通行人にティッシュを渡すわけよ」

牛御前 (凛)「いつか、心臓麻痺起こした遺族に訴えられても知らないわよ」

37 :名無しさん :11/06/01 09:05:55 ID:1p5gQZ/i
〜〜二時間後

ライダー「ふう、やっと終わったわね」

イリヤ「リンさん、ライダーさん、お疲れ様」(にこにこ)

綾子「離れたところから見てたけど、三人とも大変だったなー」

凛「あら、綾子じゃない」
    んー、まあ、いいお小遣い稼ぎにはなったわね。ねえ、綾子。みんなで美味しいもの、食べに行こうよ」

綾子「いいの? それは楽しみだな」

ライダー「あら、アーチャーは?」

イリヤ「バイト代くれたあと、着ぐるみを片付けるって、持って行ったよ」




子分6ソロモン・イブン・ガビーロール「ああ、おにゃのこの匂いが
                     ……汗の湿り気が……最高すぐる(*゚д゚*)!」(もふもふ)

前アーチャー「どうだ、いいだろう」

子分6ソロモン・イブン・ガビーロール「着ているだけで、妊娠してしまいそうだお(´Д`;)」

前アーチャー「どうやったら、着ぐるみ着ただけで妊娠するんだよ!」

子分6ソロモン・イブン・ガビーロール「……はぁはぁ(´Д`)」

前アーチャー「また使うから、頼むから汚すのやめてくれ……」

子分6ソロモン・イブン・ガビーロール「えー(*`д´)!いいじゃないすかー
                      アシュさんも好きな癖に今さらカマトトぶらないでくださいよー
                      ……あれ?アシュさん?どこ逝くんすかー、ん?Σ( ̄△ ̄;)」

スキュラ・清姫・牛御前「………………」

子分6ソロモン・イブン・ガビーロール「(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル」

38 :名無しさん :11/06/01 09:34:24 ID:7738n2DZ
カオスが止まらないwwww
そして本人達に見つかったソロモン・イブン・ガビーロールご愁傷様

39 :名無しさん :11/06/01 09:45:09 ID:QTlfbN5m
アシュの子分、変態かキワモノばかりじゃんw


40 :名無しさん :11/06/01 20:18:47 ID:7738n2DZ
子分1 ケイ
子分2 自来也
子分3 首なしライダー
子分4 メリー
子分5 頼豪阿闍梨
子分6 ソロモン・イブン・ガビーロール

特に子分2なんて一番危険なスケベジジイじゃねーかww
こいつとアシュが本気になったらマジやばくない?
それとメイドソロモン、その顔文字は流行らない!
そいうえば外伝だと裸婦はいつ裸になってる?
皆と行動している時は服着てるみたいだし、やっぱ家で?

41 :名無しさん :11/06/01 23:52:35 ID:QTlfbN5m
>>40
1と2は危ないから隔離されてんじゃねw

42 :名無しさん :11/06/02 00:41:39 ID:gUZMCs4U
バベル外伝? 9話



〜〜ランサーの家

前アーチャー「よう、ランサー。泊めてくれ」

ランサー「アーチャー、うちはホテルじゃないんだが……」

前アーチャー「お客様に茶をお出ししてくれ」

ランサー「自分で、もてなしを要求しないで欲しいんだが。まあ、茶ぐらいは出してやるが」

前アーチャー「うめー、茶菓子うめー」(ばくばく)

ランサー「全く、お前は自由に生きてるな」

前アーチャー「茶菓子のお代わりを寄越せぃ」

ランサー「少しは皮肉という言葉を覚えたらどうだよ?」(ビキビキ)




ランサー「ところで、アーチャーは何でここに?」

前アーチャー「ふっ、スーパーハンサムマスコットは国際的にも敵が多いのさ。
         凄腕ヒットマンに命を狙われたので、とりあえず避難してきた」

ランサー「ミユからアーチャーが迷惑男撲滅組合に殺されそうだから、匿ってくれって言ってたぞ」

前アーチャー「おいー! 早速バラさないでくれよ、俺の嘘!」

ランサー「組合が動くのはともかく、何でまた命まで狙われることに……」

前アーチャー「つまみ食いが気にいらないらしいよ」

ランサー「もしもし、警察ですか? ロリコンがここに……」

前アーチャー「勝手に決め付けて、警察に電話すんじゃねー!」


43 :名無しさん :11/06/02 00:41:59 ID:gUZMCs4U
〜〜アヴェンジャーの家

アヴェンジャー「ただいまー……って、アーチャーはイリヤさんの家だったね」

アヴェンジャー「……アーチャーがいないと静かだな……」

アヴェンジャー「ふう、夕食の準備しないと……さて、どっこらしょ」

アヴェンジャー「……し、しまったわー!」



〜〜夕方の公園

前アーチャー「で、思わず『どっこらしょ』なんて言ったことにショックを受けてると」

アヴェンジャー「うん」

前アーチャー「さーて、帰ってイリヤのかーちゃんの尻にセクハラという名のスキンシップしてくるかー」

アヴェンジャー「ちょっと、待ってアーチャー」

前アーチャー「なんだよ! そんなくだらねえことで、この世界一プリチーな妖精を呼び出すんじゃねー!
          俺はミユのために、今日はリアルおままごとの準備しなくちゃいけねーんだ」

アヴェンジャー「だ、だって、『どっこいしょ』だよ。ただでさえ老けてるってクラスで言われてるのに、
           このままだとアヴェンジャーさん(26歳)とか言って笑われるよ!」

前アーチャー「おめえみたいなエグイ刺青まみれの女子高生なんて、この惑星上の何処に存在するってんだよ」

アヴェンジャー「エイメン……」

前アーチャー「ま、待て待て。話し合えば人類みなわかりあえるんだ。だから、振り上げた茨杖を下ろしてくれ」

アヴェンジャー「……誰のせいで学校に通ってると思ってるのよ」

前アーチャー「それで、俺に何をしろっていうんだよ」

アヴェンジャー「こうやって老けちゃったのは、一人で過ごす時間が長いからだと思うんだ。
           だから同年代とかの友達と交流できれば、高校生っぽくなるかなーって」

前アーチャー「アヴェンジャーよー……白鳥はアヒルに混ざっても、所詮みにくいアヒルって思われるだけだぜ」

アヴェンジャー「エイメン……」

前アーチャー「うん、友達との交流なら俺様に任せてよ。
         だからデンプシーロールを打つ前の高速のウィービングをやめてよ」

44 :名無しさん :11/06/02 00:42:32 ID:gUZMCs4U
〜〜イリヤの部屋

前アーチャー「というわけで、アヴェンジャーさん(高校2年生)が泊まりに来たよ」

イリヤ「そ、そうなんだ」(汗)

アヴェンジャー「すみません、イリヤさん」

イリヤ「いや、アヴェンジャーさんなら大歓迎だよ」

ライダー「……アヴェンジャー、ぶぶ漬けを持ってきたわ」

アヴェンジャー「何でライダーさん、そんなに嫌そうなの?」

イリヤ「でも、意外だなー。アヴェンジャーさんみたいな優しそうな人なら、友達多いと思ってたんだけど」

アヴェンジャー「それが、そういうのってどうも苦手なんだ」

前アーチャー「大体、俺に頼んでイリヤの家に泊めて貰うっていうところからダメなんだよ。自分で言えよ、自分で」

ライダー「全くだわ」

前アーチャー「……ライダー、おめーがそれを言える立場なのかよ」

アヴェンジャー「ライダーさんも、あまり友達多そうに見えないけど」

ライダー「私はメル友が最近増えたわ。携帯見る?」

アヴェンジャー「見せてね……モンティナ・マックス、吉良吉影、戸愚呂兄、飛田展男、
          エリザベート・バートリー、チンギス・ハン……確かにいっぱい登録されてる」

イリヤ「最近たまにメールでやり取りしてるよね。何処で知り合ったの?」

ライダー「アーチャーがSNSを紹介してくれたの」

前アーチャー「おうよ。ソーシャルネットワーク、スプラッタ・フェチズム同好会っていうとこだ」

アヴェンジャー「……な、何だか、関わり合いになっちゃいけなさそうなところだね」

45 :名無しさん :11/06/02 00:42:52 ID:gUZMCs4U
イリヤ「でも、私だってそんなに友達は居ないよ」

アヴェンジャー「えっ!?」

イリヤ「親友のミユちゃんに、ナナキちゃん。スズカちゃん。タツコちゃん。
      それに最近知り合ったリンさん、アヤコさんやサクラちゃんぐらいかな」

ライダー「………」

前アーチャー「うぎゃー! ライダー、いきなり俺をサンドバッグ代わりにするのはやめろー! 
         イリヤ、ライダーが親友以上だって言ってくれー」

イリヤ「えっと、えっと、ライダーさんは親友以上に大事な人だよ」

ライダー「イリヤ……」(ぽっ)

前アーチャー「ち、ちきしょう、今更かまととぶりやがって……俺に何の恨みがあるんだよ。俺のハンサムくんが台無しだ」

アヴェンジャー「そういえば、今気づいたけど、ライダーさんは何でイリヤさんの家に泊まっているの?」

前アーチャー「アヴェンジャーよー。世の中には自分の家に上がりこまれて、そこで発生する監禁事件もあるんだぜ……」


46 :名無しさん :11/06/02 00:44:26 ID:gUZMCs4U
〜〜翌朝

〜〜放課後


ミユ「へえ、アヴェンジャーさんが昨日は泊まったんだ」

イリヤ「うん。賑やかで楽しかったよ」

クロ「よくアーチャーとライダーが居る家に行く気になるよな」

ミユ「……そんなに酷いの?」

クロ「あの人たち、世界平和のために風呂を覗かせてよって、いつもセクハラするのよ」

ミユ「……二人とも最初はみんなに避けられてたから、ちょっぴり寂しかったのかも」

イリヤ「そうだ、それなら、今晩はみんなでお泊まりしようよ
      アヴェンジャーさんもみんなとお友達になりたいって言ってたし
      アーチャーやライダーさんのこと本当は凄く優しい人だって知ってもらういい機会だと思うし」

クロ「ふ〜、またセラが怒るわよきっと」

ミユ「本当に? 嬉しいわ」


47 :名無しさん :11/06/02 00:44:48 ID:gUZMCs4U
イリヤ「アーチャー、ちょっと来て」

前アーチャー「おう、どうした? 男が急に欲しくなったか?」

ライダー「アーチャーが私達の愛の巣に、頻繁に来るのは好ましくない」

前アーチャー「おめえ、勝手に人の家に上がりこんで、愛の巣に作り変えるなよ……。
         それに、昨日はアヴェンジャーが隣で寝てるから興奮してたじゃねーか」

ライダー「否定はできないわ」

前アーチャー「本人に知られないようにこそこそ盗撮のも、淑女としての醍醐味とか言ってたし
         昨日だって、イリヤの体を洗って、散々見せ付けてたくせに」

ライダー「そうね……アヴェンジャーの前で私とイリヤと士郎が、いかに強く結ばれているかを見せ付けるのはどう?」

前アーチャー「アヴェンジャーの前でする気かよ! 
         おめー、アヴェンジャーや親御さんがショックを受けて倒れてもしらねーぞ……」
         

ライダー「それなら却下だわ」

前アーチャー「おまけにああ見えて、アヴェンジャーは豆腐メンタルなんだよ。
         ショックで何するかわからねーから、穏便にやってくれ」



アヴェンジャー「友達の家に二晩もお泊りできるなんて嬉しい。もう何も怖くない感じ」 ウキウキ

イリヤ「やだなー、大げさですよ」



前アーチャー「ぼっちのアヴェンジャーにとっては、あんなんで大喜びなんだ。少しは我慢してくれ」

ライダー「……分かったわ」

48 :名無しさん :11/06/02 00:45:24 ID:gUZMCs4U
〜〜衛宮家、リビング

ライダー「………」

セラ「ねえ、アーチャー」

前アーチャー「おう、なんだい若奥さん」

セラ「ライダーさんがさっきからじっと私を見てるんですけど……」

前アーチャー「あれは放課後に家に帰ってきて、おやつ代わりにイリヤたちをまとめて食べたいんだけど、
         邪魔者が居るから出来ないって顔だな」

ライダー「………」(ムフームフー)

イリヤ「ライダーさん、急に息が荒くなったよ。体調悪いんじゃ……」

前アーチャー「現実に出来ないから、脳内でフェステバってるな。
         今頃、イリヤたちは口に出来ないようなあんなことや、こんなことをされてるぜ」

アヴェンジャー「………」(にこにこ)

クロ「アヴェンジャーさんも静かなんだけど……」

前アーチャー「あれは友達の家にお呼ばれして嬉しいんだけど、ぼっち生活が長かったから、
          何を喋っていいかわからねーんだ。クロ、悪いけど話題を振ってあげてくれ」

クロ「えっと、アヴェンジャーさん……さっき途中で何処か寄ってましたけど、何をしてたんです?」

アヴェンジャー「そうそう、ケーキ買ってきたんだよ。皆で食べようか」

イリヤ「わあ、ありがとうございます。紅茶入れてきますね」

前アーチャー「ショートケーキは俺のもんだ!」

セラ「アーチャー、ケーキに指を突っ込まないでください!」

49 :名無しさん :11/06/02 00:46:18 ID:gUZMCs4U
イリヤ「わあ、美味しい。アヴェンジャーさん、いいお店知ってるんだ」

アヴェンジャー「うん、結構いけるでしょう、これ」

ライダー「……もぐもぐ」(ムフームフー)

前アーチャー「ライダー、食ってるときくらい妄想は止めろよ……」

イリヤ「うん、美味しいなー」

ミユ「イリヤ、唇にクリームがついてるわ」

イリヤ「えっ、どこどこ?」

ミユ「イリヤ……」(ふきふき)

イリヤ「わっ、ミユ……ありがとう」



アヴェンジャー「はぁ、二人とも仲いいんだね」

前アーチャー「どうした、さっきからよ。やけにアンニュイじゃねーか」

アヴェンジャー「イリヤさんとミユさん、クロさん三人と仲良くなりたいのに、距離があるように感じちゃって……」

前アーチャー「そりゃ、おめー……公認カップルと、先輩と後輩じゃ、距離が違うだろーよ」


アヴェンジャー「でも、僕はみんなと同じくらいの時期に知り合ったのに、差があるんだよ」

前アーチャー「ライダーはまあ……おまえと目的意識が違うからだよ。
         親しい先輩後輩っていう仲になりたいっておまえは思ってるが、
         ライダーはイリヤたちをモノにしたいっていう感じだからな」

アヴェンジャー「…………」

前アーチャー「他人は他人、自分は自分ってことだ。おまえも自信持てよ。イリヤはおまえが遊びに来て、随分と嬉しそうだぜ」

アヴェンジャー「本当かい? それなら良かったよ」

???『ん、ん、んー!』

アヴェンジャー「何かお風呂場からくぐもった悲鳴が聞こえるような気がするんだけど」

前アーチャー「き、き、気のせいだろう。最近は人の声で風呂が沸いたって教える湯沸かし器があるだろ、多分あれだ」


50 :名無しさん :11/06/02 00:46:47 ID:gUZMCs4U
〜〜翌日、アヴェンジャーの部屋

アヴェンジャー「ただいまー」

前アーチャー「おうよ、帰ってきたな」

アヴェンジャー「あれ、アーチャー? 遊びに来てくれたの?」

前アーチャー「オレオレ詐欺にあってないか、おめーが心配で夜も眠れなくてよー」

アヴェンジャー「そうなんだ……ふふ、ありがとうね」

前アーチャー「それより腹が減ったから飯作れ。ハンバーグがくいてー」

アヴェンジャー「ハンバーグは無理だけど、何か用意するね。少し待ってて」(ニコニコ)

前アーチャー「……あんなに騙されやすいなんて、少し過保護に面倒みちまったかなー」


51 :名無しさん :11/06/02 00:53:15 ID:gUZMCs4U
1/The Tower, La Maison de Dieu backnight T Taraxacum officinale


〜〜始まりのゲームセンター前



 ――――――――あれ?なんで?
 全身を侵される。海の中に落ちたようだ。
 皮膚という皮膚、肉という肉、細胞のいたるところまで透過していく粘性の水。
 脳天から踵まで、巨大な沼に溶けていくみたい。

「ヒ―――、あ―――!」

 快感に近い拷問。うめき声すら散断される。
 私はキューブ状に分解した眼球で、細切れになっていく灰色の陽射しと海と、
 三日月みたいな笑い顔と、寂しそうにままごとをする少女の幻影を見る。

「あ―――、……れ?」

 そう、幻影だ。
 私は溶解されても分解されてもいない。

 いらっしゃい、と能面の男に挨拶されて眼が醒める。
 声の主はすぐに見つかった。この時間、この場所に存在する人間は彼だけだ。

「……どうも、はじめまして。貴方が私を此処へ呼び出したのかな?」

「はい。この世全ての悪(アンリマユ)と言います。こんにちは、アンチキリスト」

 性別、男。年齢不詳。
 これといって特徴のない、平凡な紳士。とりあえず彼に質問をしてみる。

52 :名無しさん :11/06/02 00:53:55 ID:gUZMCs4U
アヴェンジャー「何で僕を連れ込んだの?」

この世全ての悪(アンリマユ)「呪力の波は日輪の輝きとともに引き去った。
                 血液の流れのように、無限に分岐し、循環し、収束する、無数にしてひとつの運命、
                 永劫の刻のすべてを、永劫を超えた次なる永劫を、無限の永劫の連鎖。
                 泡沫の夢とはいえ、ここは君が夢見た夢の国(ネバーランド)だ。   
                 ここには悪夢はない。たまには息抜きもどうだね?ほら、食うかい?」


 無邪気に笑う黒い悪魔。
 そんな顔はやっぱりどうしようもなく無個性だ。
 


アヴェンジャー「貴方の暗躍を前にして、休暇などとは……まあ、頂くわ」

この世全ての悪(アンリマユ)「間もなく私も君もこの箱庭に身体が馴染むだろう」

 
 言葉とともにあやふやでモノトーンな世界がたしかに輪郭と色彩を持つ。
 記憶にはないが、世界が自分を認識し実体を持った感覚だ。
 これより僕は、この世界の住人となり
 この界域の規範と制約に縛られることになる。


この世全ての悪(アンリマユ)「やはり品質は粗悪なのは否めないな。
                 おそらく観測できる範囲と認識が狭まれ、
                 きみたちには色々と不便をかけてしまうのは真に心が痛い。
                 む?ところで、アーチャーはどうしたんだ?」


アヴェンジャー「……?……ああ、彼のことか。あそこで麻雀ゲームをやってるよ」

53 :名無しさん :11/06/02 00:54:39 ID:gUZMCs4U
向かいの遊技場で、カタカタと画面に食いついている男の後姿が見える。
 おそらく、アーチャーというのは彼のことだろう。




前アーチャー「くくく、脱衣麻雀か……泣きのアシュと言われた俺様が
         二次元ギャルを脱がしまくってヒーヒー言わせてやるぜ!」

チャリーン

コンピューター「天和(テンホー)」

前アーチャー「ぬぐああああああ、どういうことだこりゃあああああ! このクソゲー、ジュースが飲める金返せー!」




この世全ての悪(アンリマユ)「何やってるんだ、あいつは……」

アヴェンジャー「………」

この世全ての悪(アンリマユ)「どうしたんだ? ポッキー、嫌いだったかい?」

アヴェンジャー「これ、彼に使えるかしら?」

この世全ての悪(アンリマユ)「使う……それは食物であって、使うもんじゃない。食べ物を粗末にするなよ」

アヴェンジャー「問題無いわ。場所は違っても口には入るわ」


54 :名無しさん :11/06/02 00:55:44 ID:gUZMCs4U
〜〜ゲームセンター

前アーチャー「あん?用件は何よ?」

アヴェンジャー「珍しい光景が見えたものでね。忌み疎まれてきた復讐のクル家の王子が、
          俗世に溶けてお遊戯に勤しんでる、随分と滑稽なものさ……。
          研ぎ澄まされた殺意と危うさは、見る影もない。
          彼の家畜にされて牙を抜かれてしまったのかい?」

前アーチャー「……はっ!なんだ〜?てめえこそ?そのつまらねー挑発は」



(あ―――、……れ?変な感覚だ。
 そうか、これが認識の欠如か。思念や景色の欠落で、衝動のままでしか行動が出来ない)
 
 …………魚にいきなり陸で暮らせというもんだ。
 別の生き物の身体で呼吸している感覚がとにかく違和感に満たされている

 でも、不快じゃない…………
 そう、落ち着いて、落ち着いて

 ただ流れるままに、
 求めるままに
 
 湧き上がる衝動
 心の望むままに動けばいい。

55 :名無しさん :11/06/02 00:56:33 ID:gUZMCs4U
アヴェンジャー「…………戸惑ってるんだ。たしかに僕は帰りたかった。
          でも眼が覚めたらアレによっ、ていきなり興味本位で、叶えられていて、逆に困ってる。
          それで、そのきみは………どう思ってるの……かなって……」

前アーチャー「どういう意味だ?」

アヴェンジャー「きみは僕と違って、本物の。復讐者(アヴェンジャー)だ。
          そんなきみがほら、そういうの上手くやってるそうじゃないか。
          どうやったら、そういうのが……あの、上手く出来るのかなって思って……」

前アーチャー「何だー!? 格闘ゲームの乳揺れを観察するの邪魔すんな!」

アヴェンジャー「………」

前アーチャー「わかった話を聞くから、その鈍器を仕舞え。簡単なことだ。嬢ちゃん。
         難しく考えなくていーんだよ、此処じゃあな」

アヴェンジャー「………?」

前アーチャー「アレがおまえに値札をつける。あんたのつけた値を見て、カスどもはあんたを値踏みする。
         ここは、そんなしょっぱい現世じゃねえ。ただの甘ったるい童貞野郎とちんまい処女の妄想だ。
         ただお互いの価値を認め合えばこそ、取り引きは成立する温すぎる箱庭。
         まったくの公平かつ対等な関係。人の寄りつかない森。虚ろな揺り籠。あまりにも理想的な閉じた世界。
         ヒャヒャヒャ、まったくなんて意味がない!」

アヴェンジャー「………」

前アーチャー「あんたはちーっとの間だけお役御免だ。
         残念だったな、ここじゃああんたを恨んでくれる人間はいねえよ
         憎悪と求心のないこの閉じた箱庭のお陰様で、
         今じゃあ小心者のきょどった只の美少女(ベイビーガール)だ」

アヴェンジャー「……訊くけど。なんで僕なの?僕みたいなあやふやで面倒なヤツに声をかける時点で怪しいとか思わない?」

前アーチャー「今のあんたには関係ない話だが、そいつは只の偶然だ
         たまたま演劇の主催者(ゲスト)が、前座の追加出演(オーダー)へ無理やり引っ張り込んだだけだ」

アヴェンジャー(……ああ、そういうコトか。
        それならまあ、僕に声をかけるのも筋が通る。
        世の中、誰が好きこのんで「裏切りの偽世主」の世話を見たがるもんか)

アヴェンジャー「……他の出演者は、暴れたりしないかな……」

前アーチャー「むかつくが構造上、指一本動かせねー。
         嬢ちゃんの安全は保証するぜ。まあ、この街の様子を見れば納得できると思うが」


56 :名無しさん :11/06/02 00:57:00 ID:gUZMCs4U
またも好奇心に負ける。僕は細かく話を聞き出す。
 要するに、とりあえずこの箱庭を見学してみよう、という気になったのだ。

 現状には困ってなかったが、仮初めとはいえ自由にありつけて、
 心の底に深く沈められた「夢」が手に入るなんて話、この先まずあり得ない。

 箱庭に割り振られた条件は一つだけ。
 ある子供が住んでいるこの冬木市の郊内に満ちた寂しさを満たしてあげること。
 あとその子は……どうやらとんでもない金持ちの子女らしい。
 それじゃあ明日にでも向かう、と約束して席を立つ。


前アーチャー「ご静聴どうもご苦労さん。では一つ、前任者としてアドバイスを」

 ニコリと笑う。

前アーチャー「……あのガキは自分に優しい人間が大好きだから、どんな無礼な発言も、どんな虐待にも文句は言わない。
         けれど注意しろよ。仮に、あの子とどんなに親しくなっても口にしてはいけない言葉がある」


 背筋がひりつく。温厚で平凡だった男は歪に唇をつり上げて、


前アーチャー「いいか。決して、外に出よう、と言わないことだ。
         その類の言葉を口にした瞬間、おまえは取り返しのつかない、
         完全な敵として認識されてしまうからな」



 ケタケタと、血走った眼で彼は哂っていた。

57 :名無しさん :11/06/02 00:57:41 ID:gUZMCs4U
アヴェンジャー「問題ないよ。それより、契約の代償は何か他にある?」

前アーチャー「そうさなー、おめえが変態……もとい淑女的な振る舞いをしてくれれば、それで十分だぜ」

アヴェンジャー「淑女的な振る舞い?」

前アーチャー「アヴェンジャー、おめえはこの世界でも飛びっきりの大和撫子だ。
         俺の股間のレーダーが、わおーんわおーんって言って、それを教えている」

アヴェンジャー「よくわからないわ」

前アーチャー「それじゃ、また何か聞きたいことがあったら、このスーパーハンサムボーイに言いな。
         AVを見ているとき以外なら、いつでも駆けつけてやるぜ」


 僕はいま楽園にいる――と思っていた。
 ここが楽園であるのも時間の問題だと思うから、楽園が楽園であるうちに訪ねてこないか、
 という提案というよりは、一人言のような内容だった。


58 :名無しさん :11/06/02 00:58:26 ID:gUZMCs4U
〜〜明け方、アヴェンジャーの部屋


アヴェンジャー「……夢?」

前アーチャー「凄えうなされてたぜ?」

アヴェンジャー「懐かしい夢を見たよ……」

前アーチャー「大丈夫だ、今のところまだ安定している……
         まあ、このエロス仙人にかかれば、アレを騙すなどは容易いことよ」


 あんなにも前向きな心持ちはやはり彼が英雄たる所以なのだろう。
 あの時は自分の異常を此処では弱点と思っていたから聞き流していたけど、今はなるほどって頷ける。
 人間、持つべきものは目標である。


アヴェンジャー「僕、理想の椅子を見つけちゃったよ。気を付けてたけど、ダメだった」


 このままでいいと思ったけど、自分も鍛えるコトにしよう。今までデフォルトの才能に頼りすぎていた。
 どうせ変えるならきめ細かく。中身だけじゃ全然足りない。私は新しいネジを手に入れる。
 存在まで完全に模倣できる、何者でもなく何者でもある、機械仕掛けになってやる。


 ふんだ。今に見てろよ、あのクソガキめ。

59 :名無しさん :11/06/02 01:07:35 ID:gUZMCs4U
簡潔に述べると

これは バベル の外伝ですよ

なので下のシリアスも含めて外伝9話です。

題名の意味はタロットカードの「塔」
「神の家」という別名もあります。

時間軸は、本編1話〜最新話までの中の話です。
バベル版のhollow、もう一つの物語で、本編とは結構密接に関わっています。

60 :名無しさん :11/06/02 01:20:37 ID:wP8vLBqf
アンキリはメンタル面弱いな。
神の自作自演の為に全てが仕組まれた役者と復讐の為に戦争の掟すら破って核を撃った戦士の差か。
あれ? ここで初めてアシュが格好いいって思えてきたwww
ほんのちょっとだけだけどね。

61 :名無しさん :11/06/02 03:06:19 ID:7J3zKbkA

あれ
おかしいな、アンチキリストの捨て犬みたいな塞ぎがちな寂しがり屋っぷりにキュンキュンしてたら
いつの間にいつもの気色悪いバベルになってた・・・。
タロットの塔をググったら嘘や偽り、天罰の暗喩となってた。
ままごとの人形みたいに好き勝手に使われてるのが、実は頭にきていたってことか?
やべぇ、恐すぎてゾクゾクしてきた。

62 :名無しさん :11/06/02 15:50:11 ID:gUZMCs4U
バベル外伝? 10話


〜〜下校時

クロ「あのさ、ずっと聞きたかったんだけどさ……アーチャーって何者?」

前アーチャー「何だよ、見てわからねーのかよ、淫乱ブラック」

クロ「誰が淫乱よ!」

前アーチャー「俺は猫男だよ、猫男」

イリヤ「ね……猫男?」

前アーチャー「おうよ、見ろよ、このプリティキャットマンの歩き方を」

野良猫「ニャー」

前アーチャー「ぶらああああああああぁ!」

野良猫「みぎゃあああああ!」

ミユ「……猫が失神したわよ」

前アーチャー「ふ……俺様の野獣の本能に恐れを成したか」

クロ「あんた、それ絶対に嘘でしょ」


63 :名無しさん :11/06/02 15:50:53 ID:gUZMCs4U
前アーチャー「ばれたとあっちゃ、仕方ない。
         前にも話したかもしれねーが、俺は妖精の国から来た愛くるしい妖精よ」

ミユ「妖精って感じじゃ無いわね」

前アーチャー「何だと? 疑うのかよ!」

クロ「じゃあ、妖精の国ってどんなとこよ」

前アーチャー「そこは一日中テレビでAVが放送してあってだな、エロ本やAVにモザイクが無いユートピアよ」

ミユ「子供が聞いたら、泣くわよ」

クロ「じゃあ、何でそんなエロいユートピアから出てきたのよ」

前アーチャー「モザイク無しのおんにゃのこのデリケートゾーンのあまりのグロさに、
         俺たちチェリーボーイが耐えられなかったのよ」

イリヤ「えー!?」

ミユ「酷い理由だわ……」



由紀香「みんな、騙されちゃダメだよ」ジャジャーン

イリヤ「由紀香ちゃん?」

由紀香「アーチャーは私たち人類を食い物にしている悪霊なんですよ」

ミユ「そんな馬鹿な……」

前アーチャー「くくく、よくぞ見破ったな、由紀香よ。褒めてやろう」

クロ「妖精でも悪霊でも、何でも良くなってきたわ」

イリヤ「何でまたアーチャーはこの世界にやって来たの?」

前アーチャー「それはもちろん、地球征……」

ミユ「……」(チャキッ)

クロ「それは未然に防がないと」(ヒュン)

前アーチャー「おめーら、何処から剣と槍を出しやがった! まあ、冗談はさておき……」

クロ「いい加減、話を進めてちょーだいよ」


64 :名無しさん :11/06/02 15:51:28 ID:gUZMCs4U
前アーチャー「実を言うとこの世界はしばらくしたら破綻するっていうのがわかってた。
         だから何とか存続できるエネルギーを俺たちは探してたわけよ」

クロ「ふーん、それで?」

前アーチャー「まあ、その過程でエロさをエネルギーに変換するという、画期的な方法を見つけたわけよ」

ミユ「画期的だけど、そんなので存続する世界って……」

前アーチャー「しばらくは故郷で俺達はエネルギーを蓄える作業、自家発電に勤しんでたわけだ」

イリヤ「それで、どうなったの?」

前アーチャー「自家発電のし過ぎでイカ臭くなった
         ……もとい汚染された故郷の世界を俺達は離れざるを得なかった。
         そのことを教訓に、俺達自身でエネルギー充填するのはやめて、
         地上人の淑女的エネルギーを利用しようということになった」

由紀香「それがこの子たち魔法少女の役割というわけなんだ」

前アーチャー「うむ、その通りだ。お前達は言うなれば、家畜というわけよ、くっくっくっ」

イリヤ「うぅ、アーチャー、そんな言い方酷いよ」

ミユ「アーチャー、チョコ食べるかしら?」

前アーチャー「おう、食うぜ食うぜ」

ミユ「それなら、三回回ってワンと言いなさい」

前アーチャー「ワン、ワン、ワン」(くるくる)

クロ「どっちが家畜だよ……」

65 :名無しさん :11/06/02 15:52:03 ID:gUZMCs4U
前アーチャー「まあ、この世界と似たような並列世界は幾つもあるが、
         俺様は端っこのここに派遣されてきたわけよ」(もっちゃもっちゃ)

イリヤ「何でアーチャーが選ばれたの?」

前アーチャー「それは俺様が優秀だからに決まってるだろうが。具体的にはだな」



〜〜かなり前、悪霊の座

謎の声「アシュヴァッターマンよ、これより貴様の派遣地を決める」

前アーチャー「くくく、ようやくこの時が来たか。巨乳のお姉ちゃんしかいない世界、
         ロリしかいない世界、バニーちゃんだらけの世界……何処に行っても天国に違いないぜ」

謎の声「あ、ダーツが逸れちまった」

謎の声「そこって世界あったっけ?」

謎の声「The Tower, La Maison de Dieuって書いてあんぞ。聞いたことねーな」

前アーチャー「ちくしょうぅぅぅぅ、ダーツで決めるのかよ!まあいい、女が居て、セクハラできるならそれで充分だ」

謎の声「ヤンデレ含有率50%か……こえーな、おい」

謎の声「前任者のほとんどが地雷に引っかかってるな。まあ頑張れよ」

前アーチャー「何てこったあああああああぁ!」


66 :名無しさん :11/06/02 15:52:41 ID:gUZMCs4U
前アーチャー「危険なこの世界で任務を遂行できるのは、俺ぐらいのものだったのよ」

ミユ「そうなんだ、アーチャー凄いわね。見直しちゃった」

前アーチャー「おう、凄いだろ凄いだろ。好きなだけ褒めろ」

由紀香「でも、人間の欲望をエネルギーに変えるなら、何で人間の少女じゃなきゃダメなのかな?」

前アーチャー「そりゃ、お前……」



〜〜学校、更衣室

イリヤ「あ、あれ? 私のショーツが無いよぉ」

ミユ「ごめんなさい、イリヤ。うっかり私が履いてしまったわ」

イリヤ「ええっ!? ミユが?」

ミユ「代わりに新品のショーツを用意してあるわ。使って頂戴」

イリヤ「ありがとう。これなら大丈夫だね」



前アーチャー「男では犯罪にしかならないことが、おんにゃのこ同士ならば、
         キャッキャウフフと自然に解決するって寸法よ」

ミユ「なるほど。極めて合理的だわ」

クロ「今のやり取りの何処が自然なんだよ!」

イリヤ「でも、それなら大人の女の人はダメなの?」

前アーチャー「そういう案もあったが……」

ミユ「どうしたの?」

前アーチャー「欲望のエネルギーが強すぎて、銀河が爆発する危険性があった。おまえらのクラスの担任とか見てみろ。
         あいつのエネルギーなんか取り出したら、超新星爆発が三回くらい起きる」

クロ「納得したわ」


67 :名無しさん :11/06/02 15:54:14 ID:gUZMCs4U
クロ「しかし悔しいわね。そうなると結局私達はあんたにセクハラされるだけじゃない」

前アーチャー「くくく、ちょっと前までお前達はよちよち歩きでアーアー言っていただけの猿だからな。
         俺達に使われるのに感謝しやがれ」

ミユ「アーチャー、チョコが欲しかったら、土下座して頼みなさい」

前アーチャー「ミユ様、この卑しい奴隷にチョコを授けて下されー!」

クロ「食い物にされてるのはどっちよ」

由紀香「とりあえず、この人は放っておいても安全かも」

イリヤ「あはは、アーチャーだもんね」




〜〜翌日、下校時

クロ「それで、あんたの本当の正体はなに?」

前アーチャー「よくぞ聞いてくれた。俺様は実は忍者学園頭領の鷹でな……」

ミユ「昨日と言っていることが違ってる……」

イリヤ「あはは、もうどうでもいーかな」(汗)

68 :名無しさん :11/06/03 03:01:21 ID:jg7QpUjL
バベル外伝?11話です。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/240877

69 :名無しさん :11/06/03 19:38:04 ID:dMODcDYz
相変わらず最低すぎるw
でも裏パートで明かされる舞台裏は、結構シュールだな。
気になったのは、願望機であるイリヤとアンリマユってそれぞれ何を担当して箱庭を構築したんだろ?

70 :名無しさん :11/06/04 01:30:36 ID:ohiQxPJe
更新速度速すぎてワロタw
アシュ魅了やカリスマないのにモテすぎだろ!
と思ったけど、この箱庭のルール上そうなるのか。
しかも本当は死んだ魚の目でリアルRPGみたいなんだよな住人。
イリヤの力だと規模がデカすぎるからアンリマユがたぶん運営・構築担当かな?

71 :名無しさん :11/06/04 01:31:05 ID:ohiQxPJe
更新速度速すぎてワロタw
アシュ魅了やカリスマないのにモテすぎだろ!
と思ったけど、この箱庭のルール上そうなるのか。
しかも本当は死んだ魚の目でリアルRPGみたいなんだよな住人。
イリヤの力だと規模がデカすぎるからアンリマユがたぶん運営・構築担当かな?

72 :名無しさん :11/06/04 01:31:59 ID:ohiQxPJe
連投スマソ

73 :名無しさん :11/06/05 14:24:30 ID:nTZbuU7t
外伝もおもろいけど、本編のほう優先してほすいなー。
中途半端なとこで終わってるから、先が気になる

74 :名無しさん :11/06/07 12:30:01 ID:aAtgSosr
超地味な立花道三さんが出たー(^O^)

というかヴァマーナの印象が強すぎて忘れてたけど、接近戦も結構戦えるんだったなアシュさん

75 :名無しさん :11/06/07 18:50:38 ID:2kDGMZ/s
また俺の知らぬ間にASが来てたのか・・・しかも鯖講座と一緒に・・・更新履歴が流れてて気付かんかったわorz

しかし大英雄のライダークラス強すぎワロタw
そういやイスカンダルもzeroでランスロットを一撃ノックアウトだったもんなあ。ホントずるいよなあアイツラ戦車乗ってるだけでおkとか

76 :名無しさん :11/06/07 20:58:47 ID:FuVaCQlh
バベル外伝?12話です。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/242435

77 :名無しさん :11/06/08 18:12:08 ID:mIkneK3T
バベル外伝?13話です。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/242774

78 :名無しさん :11/06/08 23:43:31 ID:+t53qi7F
前回鯖、新たにベイリンが確定か。
どうやらバベルの終末化はZEROの惨劇が最大の要因ぽいな。
聖槍の呪いとアグネアの矢による土壌汚染に虐殺と言峰のはた迷惑な願いによる人災。
まるで現在の日本のようだorz

79 :名無しさん :11/06/09 21:38:36 ID:J8VkXpfy
ちょろっと質問なんだけど、アシュって実際はてどんぐらい強いの?
バベルではアキレスでも超苦戦するらしいけど

80 :名無しさん :11/06/09 22:06:45 ID:OsZHF3jQ
76万人以下の軍相手に3人で暗殺しまくった後にアルジュナとクリシュナに負ける程度だな
力量的にはアルジュナカルナと同格

81 :名無しさん :11/06/09 22:21:09 ID:J8VkXpfy
>>80
ありがと!
やっぱりかなり強いんだね。


82 :名無しさん :11/06/09 22:46:27 ID:AtyE9nNx
多分だけど型月の設定に照らし合わせてもインド神話のメインキャラ級は強鯖になる筈。
人口数が凄まじいからインドだけでも滅茶苦茶知名度凄いが、その上にムエタイの関係でタイとかの東南アジアにまでラーマ達の名前は伝わってるからなw
世界史でもラーマヤーナとかの名前が普通に出るから神話としての知名度は普通にワールドクラスだろうなあ

83 :名無しさん :11/06/09 23:08:36 ID:Xdg1UaXz
バベル外伝ではあんなんだけど、実際は皆鯖でもかなりの強鯖だと思うぞ。
たぶん原作鯖たちとも真っ向勝負で勝ちを狙えるぐらい。

ホント、アシュを含めどうして外伝の鯖連中はあんななんだw

84 :名無しさん :11/06/10 01:13:21 ID:uHPmTU9P
バベル外伝?14話です。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/243321

85 :名無しさん :11/06/10 08:09:50 ID:sl4s2JMV
>>82
ラーマヤナはタイでもメジャーで
ハヌマーンは特撮ヒーローになり
日本の仮面ライダーおよびウルトラマンと競演したw

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm677484
インド英霊「これはひどい」

86 :名無しさん :11/06/10 15:59:44 ID:M26o869o
子分いすぎだろwww

あとヴィマーナをググって調べたんだけど
結構いろんなモデルがあるんだな。
もしかしたら我様のモデルとアシュのは別verかも

87 :名無しさん :11/06/10 19:29:21 ID:zZ2mYW1K
原典だっつの

88 :名無しさん :11/06/11 00:06:56 ID:hiwL30fh
Fate/Another Servant 
         HeavensFeel 2 第三十六話ミニ劇場


    〜FateASベスト試合編〜

遠坂「さて諸君。いよいよ次回最終回な訳であるが、今回のミニ劇場はそれにちなんだお題目でいきたいと思うが如何か?」
綾香「賛成。ASは何だかんだで戦闘が多かったもんね。というか戦闘しかしてなくない?」
ソフ「サーヴァントどころかマスターも戦闘ばかりだったな。殺し合いをしなかった日など殆どないほどだ」
雨生「ノー。俺の好きなコトは遠坂みたいな高飛車な野郎のドヤ顔でする提案に対してノーを突きつけてやることだぜ」
牧師「同感だ。なぜこのような下劣な魔術師の提案を飲む必要がある?」
アイ「仇敵の提案を受け入れることなど以ての外。アインツベルンを代表して辞退を表明しますわ」
間桐「遠坂が仕切ってるから反対だ」
遠坂「なるほど。よくわかった。では満場一致で賛成と」
間桐「おいおいおい、もしかして遠坂家の御当主様は頭ばかりか耳まで良くないんですかねー?」
ソフ「賛成1、反対多数ではないか。私のは無効票で構わんがね」
遠坂「ここは一つサーヴァント達の意見も聞くべきだろう。で、どうかね」
一同「「賛成」」
遠坂「では決まりだな」
アイ「セイバー、主人が否としているものを是とするなんて何を考えていて?」
剣士「や、ほ、ホラだってオレらサーヴァントだし……?
   サーヴァントとしてシステムの影響下に入った時点で闘争心も刺激されちまってるし………ねえ?」
アイ「……………(ジーー」
槍兵「まあまあ、そう睨んでやるでないセイバーのマスターよ。
   拙者らは終始戦う為の存在でござる。故に己の一番良かった死合が気にならない筈もなし」
闘士「ではこれで賛成8、反対4でこのお題目で決定だな遠坂殿」

89 :名無しさん :11/06/11 00:07:27 ID:hiwL30fh
騎兵「で? 誰からいくのだ?」
槍兵「やはり一番乗りは拙者が貰おうか。なにぶん一番乗りは我が代名詞のようなものでござるしな」
綾香「でもランサーってあまり戦闘数は多くないわよ? まあ私のせいなんだけど……(しょぼーん」
槍兵「いやいや頭(こうべ)を上げられよ主殿。自ら仰いだ主君に不満を持つ武士は居りませぬぞ。
   拙者にとって最高の仕合はやはり初戦でござろう。AS最初の戦闘にして初陣。ここでも戦一番乗りでござるな。
   ライダーを一方的に拙者の蜻蛉切でタコ殴りにしてやったのはいい思い出よ、カカカ」
牧師「なるほどタコ殴りにされたのか。道理であの後ボロッカスになって帰ってきたわけだ」
騎兵「まあ引き分けだな」
剣士「どう見てもオマエの負けだろ!? ランサーにはオマエの攻撃まともに当たってないじゃないか!」
騎兵「それを抜かすなら貴様達だって似たようなものだろうが!」
闘士「それはまあ……確かに。すばしっこくて捉えられなかったのは事実だ」
槍兵「ふはははは! 当たらん、そんなノロい攻撃など当たらぬよ!」
綾香「惜しいわよねえ。ランサーは二戦目以降からが強いのに」
槍兵「全く以て。少々惜しかったでござるなぁ」
魔術「ボクはキャスター対セイバーの決着戦が個人的には好きですね」
ソフ「は? 普通勝った戦いや優勢で終わった戦いを選ぶものじゃないかね?
   よりにもよって負け戦をチョイスするとは信じられんなこの恥さらしの無能め!」
騎兵「負け戦なら俺様に完膚なきまでにボコボコにされたライダーVSキャスター工房戦を選ばんか馬鹿者!」
ソフ「そうだ…、そもそもお前たちが私たちのところへ攻め込んで来たからあんな結果になったんではないか!」
騎兵「ハッハッハ何を抜かすか。貴様達なぞ所詮玩具菓子のラムネの方ではないか。ついでだついで。
   大体恨む相手を間違っているぞ、そこの小娘が俺様が出向いた時に寺におらぬのが悪い」
綾香「え、わたし!? っていうか寺に来たの!?」
ソフ「きーーさーーーまーーらーのせいかーーうがーーー!!」
綾香「きゃーーーセイバーランサーちゃちゃっと返り討ちにしちゃってーーー」
剣士「おう!(ブンッ」
槍兵「御衣!(ヒュン」
ソフ「ぶごるあっ!?!?(ドゴーン……バタリ」
綾香「二人ともごくろうさま」
剣士「にしてもあの時入れ違いになってたのかよ……それは惜しいことしたなぁ。ぶった斬ってやったのに」
闘士「しかし本当に良いのかキャスター? 貴殿のベストバウトがこれで」
魔術「いいんです。あの一見競ってるように見えて全然勝負になってない戦力差や手練手管を尽くして戦ってるのに殆ど効いてないキャスタークラスの悲しみが詰まった一戦でした(ホロリ」
アイ「キャスタークラスはただそれだけで不利だものね」
雨生「"Mの書"のMってまさか………マゾ??」
魔術「他人の宝具をいかがわしいSM本みたいに言わないでください!」

90 :名無しさん :11/06/11 00:07:48 ID:hiwL30fh
間桐「で、お前はなんかないのかよアーチャー?」
弓兵「う〜む。考えてはおるんじゃがコレと言ったモンが無くてのう。
   初戦のキャスター戦は地味過ぎるし、山岳部で殺り合ったライダー戦には煮え湯飲まされたし、ファイターめに敗退した戦はムカッ腹が立ってくるし」
間桐「っというかよくよく戦果を考え直せばお前良い所殆どないじゃないか! この役立たずが!」
弓兵「貴様にだけは言われとうないわい! ワシがおらなんだらおまえは初戦で真っ先に死んどるわ!」
ソフ「フフ、私が焼き払ってやったのだぞ? 戦闘シーンもカットだったから皆もう忘れてると思うが」
魔術「まあそれもボクの力ですけどね(ボソリ」
間桐「それもこれもお前が使えないから悪いんだよ! マスターの役にも立てない無能な傀儡が!」
弓兵「なんじゃとう!? 口先だけは達者な自尊心だけのドノーマル魔術師がようほざくわ!」
弓間「ギャアギャアギャアギャア!」
闘士「しかしアーチャー、インパクトという意味においては魔城を初披露した戦いがある意味ベストではないか?」
剣士「ああ確かにあれはすごかった。バーサーカーとそのマスターの退治の為に終結してた筈なのにいつの間にか倒す相手が変わってたもんよ」
アイ「それはセイバー、貴方の沸点の低さ、ひいては蛮勇さに問題があるのではなくって?
   大局的な判断をせずにこのような小物の首を追うなどとは。それで結局回り回って私が脱落したのが分かってて?」
剣士「……う。い、いやだってさぁアイツ町壊したじゃん……無関係な奴も一杯巻き添えにしたしさ(モゴモゴ」
弓兵「まあワシ的にはあの場面での宝具使用は不本意じゃった上に周囲の被害気にして出力下げたらドイツもコイツも生き残りおったからなぁ…。
   満足いく結果は出とらんのだがまあええわい。それをベストバウト選ぶか一番マシそうじゃし」
遠坂「少しは反省してくれたまえ。君達のおかげで我が管理地は余計な外部勢力に目をつけられるハメになったんだぞ!」
弓兵「そんなもんは知らんわーい(鼻糞ほじりながら」
間桐「たかが江戸幕府や維新志士や時計塔の勢力ぐらいでガタガタ言うなよ。
   あーヤダヤダまったく遠坂家はみっともないねー」
遠坂「………ぐぎぎ!人の苦労を知らんで…。と、遠坂たる者、つ、常に、余裕をもって、ゆ、優雅、たれ(ブルブルブル」
闘士「と、遠坂殿! お、落ち着いてくれ! さあその握り締め振り上げた拳を下ろすんだあ!」
遠坂「フゥー!フゥー! おのれ…どうせならアーチャー戦で木っ端微塵に火葬してやればよかった…!」

91 :名無しさん :11/06/11 00:08:13 ID:hiwL30fh
雨生「俺たちのベストバウトはもう決定済みだもんなーバーサーカー?」
狂戦「まあな。おれの叡智が囁いてやがる。バーサーカー対セイバー戦が多分一番人気があると!
   おれ個人的にはファイターセイバーをぶっ殺しかけた戦闘を推してえところだがまあそこは我慢してやる」
雨生「さすがバーサーカー! 人気の為に抜け目がない計算だね! いよっこの知神にも匹敵する狂える叡智!」
槍兵「小癪にもあの戦いは三話分の尺をガッツリを持っていきおったでござるからなこやつら……。
   まあ我が主殿の活躍した晴れ舞台でもあるから拙者は文句などないが」
騎兵「俺様はあるぞ。尺の取り方を間違っておるわたわけが! ASナンバーワンの人気者を誰と心得るか!」
剣士「え? 一番はオレだろう?」
槍兵「まさか。拙者でござるよ」
弓兵「どう考えてもワシじゃい」
狂戦「くっだらねえことで喧嘩してンじゃねーよ。おれに決まってんだろが」
闘士「私は三位くらいだろうなと思う」
魔術「順位付けも謙虚ですねファイター。彼らにも見習って貰いたいものですよ」
綾香「わたしあの一戦はすごく疲れた気がするわ。
   しかも殴られる蹴られるで酷い目にあったし……仮にも女子なのに…(ワナワナワナ」
剣士「オレは量産型狂戦士とバーサーカーと同時に戦って、アヤカたちは魔術戦やってて、追い詰められて逆転してまた逆転してだったもんな」
魔術「聖杯戦争は基本的にパワープレイでのゴリ押しが多い戦いですけど、あの一戦は概念対概念でしたからね。あと代理宗教戦争」
闘士「確かに各話タイトルの"神の剣たち"に恥じぬ誇りのぶつかり合いだった。同じ北欧神話の出身者として胸が熱くなったぞ」
狂戦「ふん、テメーの為に戦ったんじゃねーンだ闘王、賞賛なんざいらねえよボケ」
魔剣「ゲゲゲ、頑張ッタ、アタシモ頑張ッタ!」
遠坂「ティルフィングはあの時バーサーカーと一緒に消えていてくれた方が私としては有り難かったのだがね…事後処理…」
雨生「まあとにかく俺らのはあれがベストバウトでいいよ。バーサーカーがあれにするって言ってるし、俺も十分目立てたしね」

92 :名無しさん :11/06/11 00:08:35 ID:hiwL30fh
闘士「では次は我々か。どうする遠坂殿? 最高の死合はあったかな?」
遠坂「アーチャー戦以外に選択肢はなかろう。
   あの一戦は我々の陣営から見ればほぼパーフェクトな結果だったからね。
   唯一間桐の取り逃がしたのは失点ではあるが結局後日セイバー組が打破したのだから結果論で問題はなかったと言える」
闘士「私の魔腕がついに火を噴いた回でもあったな。
   敵の真名を看破し弱点を突いて勝利するというスマートな勝ち方に聖杯の器も手に入って良い事尽くめか。確かにベストかな」
狂戦「しっかしその真名での弱点を突くってアーチャーくらいにしか使えなかったな。
   殆どの奴が弱点ねえし、おれにはアサシンも女英雄もいねえせいで弱点を突ける奴がいなかったしな」
雨生「贔屓くねー? ねえねえ贔屓くねー? なんか贔屓くねー?」
闘士「そ、そんなこと言われたってな……私には特に弱点など無かったし……あ、飛び道具がないのはどうだろう?」
槍兵「そんなものを弱点と申すか。せめて拙者くらいの打たれ弱さみたいなのをギリギリ弱点と呼ぶのでござるぞ」
闘士「むむ…そ、そうなのか。では弱点ないな。困ったな」
遠坂「まあとにかく我々はアーチャーを倒した戦いをベスト試合とする」
綾香「あれなんかあっさり決まっちゃったわね?」
魔術「ボクのお狐さんをセイバーと二人掛かりでリンチした事など記憶にもありませんか、そうですか」
剣士「だってあの魔獣大して強くなかったぜ?」
魔獣「くっ、この怪物を超えた怪物達め……」
弓兵「グギギ…! あー思い出したら腹立ってきたぞい!
   おのれ燕二! このド腐れ小僧め…土壇場で令呪使って裏切るとは卑劣極まりない恥さらしが!」
間桐「おまえだって俺を囮にして逃げる気満々だっただろうがッ!」

93 :名無しさん :11/06/11 00:08:56 ID:hiwL30fh
騎兵「俺様はやはり最後のオオトリ────」
牧師「我々のベストバウトはいま現在進行形で戦っている聖杯所有者決定戦でよかろう」
騎兵「ちょ、牧師キサマ! 一体誰の許しを得て回答している?」
牧師「私は大英雄二人を同時に敵に回しているのに五分で張り合っている現在の戦いが一番目立つと思ったのだが?
   嫌なら取り消しても構わんが、それともアーチャーと二人掛かりでランサーをイジメ殺した一戦にするか?」
槍兵「ぷぷぷ、イジメカッコ悪いでござるなぁ。
   存じておるかな主殿? 彼奴は単身では拙者に勝てないもんだから姑息にもアーチャーと手を結んだんでござるぞ」
綾香「えーうっそーイージーモード? 協力対戦の集団リンチが許されるのはハサン先生までだよねーキャハハハキモーイ!」
槍兵「ライダーキモーイ!ゲラゲラゲラゲラ!」
騎兵「……う、うぬぬぬ……! い、いかん、これはいかんぞ!
   気のせいか、なんか俺様のイメージがそこはかとなく悪いのではないか?
   ま、マズイ、たった一人の格下相手に二人掛かりでボコったなどとネフェルタリに知れたら……。
   もし妻に、アナタイジメ格好悪くってよ?とか言われたらどうしよう!? いかーんファラオショック!」
牧師「もう最終戦をベストバウトに選ぶしかないな(全戦闘中で最終戦が一番私が活躍するからな)」
魔術「なにか邪な考えが見え隠れしますねえ」
弓兵「おうおう太陽馬鹿。ワシの螺旋防壁を根こそぎ吹っ飛ばしてくれおった一戦は?
   言っとくがアレのせいでワシはファイターに負けたんじゃぞ! わかっとんかい?
   あれがなければ……防壁が九層全部残っとれば彼奴がコーロアの本丸に辿り着く前に神弩で撃墜出来たものを……貴様のせいで」
間桐「そ、そうじゃないか! ライダーどもが余計な真似をしてくれたせいで、結果としてあの戦いでの負けに繋がったんじゃないか」
騎兵「ふむ、確かにアーチャー戦をチョイスするのも悪くはない。前戦での宝具乱撃に続いて俺様の奥の手が炸裂したからな。
   いやしかし逆に言えば切り札の禁呪を使ったのに格下の敵を殺しそびれたとも言える……。
   もし妻にアナタ恥知らずにも厨二病に毒されたオリジナル超必出しといて敵を仕留められないなんてネフェルタリがっかり…。とか言われたらどうする!?」
遠坂「もう最終戦でいいんじゃないかね?(これで我々は二戦分ベスト試合をゲットだぜ)」
闘士「然り、最終戦のライダーが一番輝いているぞ(最後は私たちが勝つしな)」
綾香「そうよ、最終戦にしときなさいよ!(結局最後に笑うのはわたしだもんね)」
剣士「そうか、やっぱ最終戦が盛り上がり的には一番だよな!(でもオマエたちはオレがやっつけるけどな!)」
牧師「そうだライダー最終戦にしておくがいい(この戦いで一番目立つのは何だかんだで私だ)」
騎兵「うむ、そうだな。そこまで熱望されれば仕方あるまい。(愚か者どもが涙ぐましい浅知恵を絞っているようだが…)
   よし貴様らに免じて最終決戦をベストバウトに選んでやろう!(クク俺様は妻にカッコワルイと言われなきゃ何でもいいわ!)」
魔術「ああ……六人の心に目立ちたい病の兆候が視える……」

94 :名無しさん :11/06/11 00:09:30 ID:hiwL30fh
綾香「で、結局セイバーはどの戦いにするの?
   ランサーに蜻蛉墜し喰らった一戦? ファイターとの二戦目? あるいはバーサーカーとの男殺VS破邪の一戦?
   それか黒騎士モードで好き勝手暴れた回? それとも意表をついてまさかの死徒軍団戦?」
槍兵「いやあの主殿…? 最後はちょっと……舞台と言うか戦場も戦う相手も違うではないか」
剣士「う〜ん悩むなぁ」
狂戦「さっさと決めやがれこのウスノロがァ。大体テメーが一番戦闘回数多いんだよボケ。
   こっちはどっかの脆弱燃料タンク小僧のせいで戦闘回数少ねえってのによぉ」
騎兵「その通りだよく言った狂獣。弱い奴ほどスポットライトが当たるのだ。誰にも勝てんからなハッハッハッハ!」
綾香「悪いんだけどウチのセイバーはアンタよりも撃墜数多いわよ?
   現状でバーサーカーとキャスターを倒してるしね。それで三体目にアンタの首が増えるのよライダー」
牧師「そう言えばライダーオマエ……まだ誰も倒してないよな?」
アイ「ソフィアリを殺したくらいね」
ソフ「キャスターもいない私を倒したくらいだなフフフ」
槍兵「今拙者さり気なくイジメを受けた気がするでござる……でもちょっとイイ(ビクビクッ」
弓兵「ランサーの首級はワシとの共同戦果だから自分だけの手柄とは言えんしのう。やっぱ事実上0か?」
騎兵「…………黙れ、俺様はスロースターターなのだ! この後撃墜数が二つばかり増えてるから黙って見ていろっ!」
剣士「ん〜やっぱベストバウトは最終戦でいいや!」
綾香「最終戦でいいの?」
剣士「ああ、最終戦がいい。やっぱ単純ながら一番気になってた戦いだろうしな」
綾香「そう、じゃあ私たちのベストバウトは聖杯決定戦でいいわ」
闘士「ではこれで全員分のベストバウトが出揃ったな。なにやら少々懐かしい気分になってしまったよ」
槍兵「同感でござる。拙者が脱落してから今日この日まで……長かったでござるなぁ(しみじみ」
魔術「ではお嬢さん。懐かしい気分でしょうがそろそろタイトルコールいきましょうか」
綾香「うん。まかせて。
   ────その因縁に決着を。
   聖杯が降る地にて、それぞれの因縁に確かな結末を。
   任務達成を目論む殺し屋か。地上支配者を名乗る強大な王者か。
   三家の内唯一勝ち抜いてきた正統権利者の一人が。ヒトでありながら誰よりも孤高の王か。
   仇討ちを果たすべく最も強くなった少女か。神に仕える聖なる白騎士か。
   はたして彼らに突き付けられる命運は、白なのか黒なのか─────。
   FateAS第三十六話。14日目『聖杯降りし最初で最後の聖夜』其の参。
   第二次聖杯戦争もいよいよ大詰め! そして次回はついに最終回を迎えるわよ!」
一同「うおおおおー! ついにFateASもフィナーレだーー!!」


ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/64350

95 :名無しさん :11/06/11 00:34:41 ID:hiwL30fh
ついに・・・ついに残すところあと一話・・・あと一話で最終回だーい!ひゃっほーい!
こうやってレスするのもあと一回なのかぁ(しみじみ)
ってなわけで毎度のように感想ありがとさんアルねー!


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/645
HAHAHA!い、いいってことよ、チョロイもんさ! (さ、再開した訳ではないとは・・・い、言えない…)


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/646
このネタが分かる大きなお友達がこんな所にいたとはな・・・フッ、世間はハサン先生の肩身並に狭いもんだぜw
ハサン先生に足りないのはきっとウザ可愛さだと思う。砂漠の使途ならぬ砂漠の人じゃあねえパワーが足りんよハサン先生・・・。


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/647
う〜ん面白そうな企画ではありますが残念ながらそれは出来ませんなぁ。
解説予想自体は可能ですけど、それをやってバベルで使おうと思って暖めてたアイディアなどを潰しちゃう、なんて可能性を否定できないんで。


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/648
くっ、ニコニコしながら期待とか言いつつも私の為に過労死しなさいこの卑しい駄犬とか罵ってるカレンの幻影が前スレ>>648の背後に視える・・・!
ああっ聖女様もっとセメテッ!w


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/649
やー無理っしょ!だってデータがあまりに少ないよっ! Extra内であったこと以上の解説なんて無理だよっ!どうやっても面白くなんないよっ!w


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/650
おまえもかっおまえもついテンション上がっちゃうほど私の黒くて長いのを待ってたのかこのイヤラシイ子めっ。


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/651
孫悟空ってやっぱ何だかんだで素手のイメージだよねw
元々素手と如意棒で暴れ回るってイメージだけど、どこぞのカカロットさんのせいで余計に顕著になったw

96 :名無しさん :11/06/11 00:55:47 ID:hiwL30fh
ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/652
好きな回が当たってそれはよかったw
ジェヴォーダンと言えばあの投稿イラストが格好良過ぎる。ありがとうそしてありがとう!\宣/


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/653
流石はサーヴァント講座の講習を受け良く訓練された皆鯖マスター候補生だ! 良く分かってて先生嬉しい!(意訳:解説ムリデスw)


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/654
おおこれはすごい・・・なんていうか自分がローゼンお父様みたいに分裂したかのようではないかw


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/655
きっと本家のエルメロイ二世もあんな感じで(あそこまで酷くはないとは思うけどw)周りの生徒達から絶えずキャイキャイ騒がれてるんだろうなぁ。
それで鬱陶しくなってヤサグレてあんな悪そうな顔になっちゃったんだろうなぁ


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/656
皆鯖全次完走とか・・・おお鬼じゃ・・・金太郎らの解説をしたばかりじゃというのにまだ酒呑童子の眷属がここに残っておるぞぉ!w
助けてー皆鯖のスーパーアイドル金色熊太郎ー!


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/659
ロスタムは愛馬に相当期待出来そうだから困るw
竜種を齧り殺す馬とか・・・竜馬はどんな歯してんだw


ttp://yy62.60.kg/test/read.cgi/minasaba/1266654458/660
う〜ん、あれは呪いとかそっち方面に分類されるのではなかろうか?

97 :名無しさん :11/06/11 00:59:53 ID:VFPIqKPp
乙であります。
次でとうとうフィナーレですか。
1話から連載を追っていた身としては本当に感慨深いです。


あと、またバベル内でAS鯖の闘い書いていい?
もう10話くらいさくっと書いてから本編に戻ろうと思うので

98 :名無しさん :11/06/11 01:51:09 ID:hiwL30fh
>>97
OK&GO (`・ω・´)b <Good Luck

99 :名無しさん :11/06/11 02:00:33 ID:uif2wtV7
皆鯖長編ssでついに初の完結作品になったな。
ちと夜遅いんで明日に読ませてもらうが、楽しみにしてる

あと鯖講座続けてくれるなら、同じ皆鯖ssのバベル外伝の面子をゲストに呼んでほしい
特にアシュとライダーさんはキャラ強いから弟子との兼ね合いが面白そう

100 :名無しさん :11/06/11 02:37:27 ID:Tno7dIBm
いつくるか楽しみにしてたらやっと来たよエフェクトが

101 :名無しさん :11/06/11 02:46:57 ID:Tno7dIBm
しかしファラオさんは全員殺しちまったら聖杯降霊出来なくて詰むだろうに

102 :名無しさん :11/06/11 14:23:28 ID:z169udXg
ASの人乙です
ファラオ散り際かっこよかったですよ。でも、宝具使ったら、聖杯の器もやばくなりません?
最終回楽しみにしてます
牧師は流石にファイターとセイバーが殺すだろうし、全滅END?

103 :名無しさん :11/06/11 20:54:36 ID:uif2wtV7
>>102
聖杯は降臨しないのが確定だからそーだろうね。
なんだかんだASの登場人物はみんな間抜けで詰めが甘いから、どっちらけな結末を迎えてしまうのかなと思う。
底の浅い利己的な欲望や目的のための強い執念と覚悟がないから、聖杯の所有者としての資格も力も足りなかったんじゃないかなー、と。

マジレススマソ

104 :名無しさん :11/06/11 23:29:21 ID:Tno7dIBm
本編からして詰めが甘くないのなんて葛木先生と若言峰くらいですし

105 :名無しさん :11/06/12 00:54:15 ID:ksxv6Bp/
ついにAS完結か。第一話から見続けてきたから感慨深いな。
ロ−ランをここまで阿呆格好良く書いてくれてありがとう。
全鯖がキャラ立ってたよなぁ。
ベストはバーサーカーVSセイバー

時点でランサーVSファイター

かな。

好きな鯖は セイバー>アーチャー>ファラオ=バーサーカー>キャスター>ランサー>ファイター の順番だった。

マスターは 綾香>燕=ヌァザリ>ゲドゥ>ウリュー>アインツベルン>遠坂

だな。むむ、なんと遠坂陣営最下位じゃないかwwあいつら無駄にジェントルだったからなぁww

106 :名無しさん :11/06/12 18:12:46 ID:oFW68bQ2
>>102
あれっ、第二次聖杯戦争は"降霊の地は遠坂邸"で、
しかも第三次聖杯戦争がちゃんとその数十年後だから降霊はされてるし何らかの形で魔力も使われてる筈じゃ…?

107 :名無しさん :11/06/12 18:13:39 ID:oFW68bQ2
すまぬ。
>>103だった。

108 :名無しさん :11/06/12 19:28:59 ID:yF+C7x2R
だって降霊させるためのマスター全員教室行っちゃったじゃん

109 :名無しさん :11/06/12 19:48:01 ID:rarWu188
個人的には冗長に感じることが多かったかな
fateの三ルートを一つにまとめたような詰め込み具合
見たい展開も多かったし、キャラの見せ場が多かったから満足
キャスター以外は製作参加していたから、感慨深かったな
ランサーアーチャーライダーキャスターバーサーカーと自分の好きな鯖が戦っているのは楽しかった

110 :名無しさん :11/06/13 01:56:45 ID:hIznuBXC
>>109
俺はファイター以外は制作参加してたゼw
同士よ。多分、一杯喧嘩したり同調したんじゃないかーw

111 :名無しさん :11/06/13 03:56:31 ID:smmSxA1v
初期は仕事行って帰ってきたら一鯖出来てたからなw

112 :名無しさん :11/06/13 15:20:19 ID:LNYzQa8F
AS完結してもまた皆鯖で楽しくお話しような。
ssスレには毒ぴのこの異端作があるし、話のタネがなくなることはまだなさそうだし。

113 :名無しさん :11/06/13 22:55:17 ID:D53EHaNp
>>106
降霊の地って「聖杯が降霊された地」って意味じゃなくて「聖杯の降霊に使った土地」って意味じゃね?
そもそも第三次に至っては降霊地は冬木教会だけど、舞台が帝都とかなってて冬木で戦ってるのかすら疑問ってレベルだからなw
ましてや聖杯の器が壊れて無効試合になっちゃたし。


>>109
物語が7視点同時に展開していくからやっぱどうしても冗長になるのは避けられんかったね
まあ逆を言えば七騎全員にきちんとスポットが当たってたから原作のように特定のキャラがハブられたり、特定のキャラに皆が寄って集ってフルボッコってのは少なかったけど。
だから確かに各キャラの見せ場は多かったよな。
一番キャラが立ち難い筈のバーサーカー組ですら2、3回見せ場があったし


ところでさ、ASの最終話が投下されたら皆鯖まとめスレのSS関連のページを見やすいように編集し直していいかな?
正直SSや小ネタとかが整理されて無さ過ぎて見辛すぎる。
前に場所が分からなくて迷子になってた奴も居たって事は初来場の人間にも不親切みたいだしな

114 :名無しさん :11/06/13 23:14:56 ID:9jyMdr7D
存分にやりたまへ

115 :名無しさん :11/06/14 01:57:56 ID:fSAExvzJ
3か月くらい前にまとめサイトを見つけたけど、先週末までSS何処にあるか
分からなかった俺みたいなのもいるしな!

116 :名無しさん :11/06/15 20:27:07 ID:rTTdDhqT
バベル食わず嫌いで今まで読んでなかったんだけど
読んでみると結構おもすろいー
あと外伝もワロタんだけど、本編との関連性がよくわからない。
連動してるらしいけど、どんな繋がりなの?

117 :名無しさん :11/06/15 21:39:57 ID:/9xzzgpN
えーと話が序盤ぽいからまだ不明なとこ多いから。

わかってるのは

舞台はhollow的な夢世界。
イリヤが迫る聖杯戦争までの慰めとして、自分の理想の世界を造って暮らしてる。
アンリマユもどうやら一枚噛んでるかもしれないが、全部の構築はしていないぽい
(hollowでは士郎以外本物であったが、こっちでは生きてる人間を再現できず
人形で代用して再現している、バベルの過半数の人物も同様)
意思のある人物は、イリヤ、アンリマユ、前アーチャー、アヴェンジャー、ライダー
あと謎のサーヴァント軍団(?)
前アーチャーは、当初の人形では人格形成が拙いため、イリヤが大聖杯から召喚されてくる
サーヴァントのデータを用いて新たに構築させた。
その折、手違いで現界していた彼も引っ張り込まれた。
アヴェンジャーは、鯖として特殊らしく、終末が迫れば自然発生する人物らしい。
人形ではあるが、アヴェンジャー本体のデータと終末が近づいたおかげで魂を得たとか。
ライダーは仔細はまだ不明だけど、アヴェンジャーと同じ理由かも。
時間軸は本編の1話〜最新話までの中の話。

こんなとこかな?本編の解説も誰かしてほすいなー

118 :名無しさん :11/06/15 22:09:31 ID:/9xzzgpN
あと

昼間はイリヤの支配力?か暗黙の了解による配慮かはわからないけど
悪いことはご法度。
日々、彼女の無聊を慰める明るく平和な日常が繰り返されている。

また、彼女が寝静まった深夜に、街で人形狩りが起こっており
下手人は本物のサーヴァント。
バベル歴代の聖杯戦争の参加鯖とは異なる新顔で、謎の人物が操って暗躍しているとか。
前アーチャーとアヴェンジャーはイリヤのために、事態の解決を決意する。
でも、アヴェンジャーの心中は穏やかではなく、どうやら下克上を画策してる空気がある。

119 :名無しさん :11/06/15 22:45:45 ID:rTTdDhqT
>>118
解説あんがと。
こんな可愛いこと始めるなんて、原作本編のイリヤの性格からして、ちょっと考えにくいかなと最初思ったけど

バベルZEROの結末如何では、あり得なくもないか。
なんせ昼ドラで夫婦仲悪くなった上に、聖槍に直接穿たれたとあれば、アイリと繋がっているイリヤに怖い追体験があったとしても不思議じゃないね

120 :名無しさん :11/06/16 00:45:50 ID:AYMEEzbE
箱庭の組成が違うんじゃないかな。
hollowでは、過去の聖杯戦争の四日縛りの再現だけど
こっちは目的が違うからね。
たぶんアンリがクリエイターでイリヤがプロデューサーじゃなかろうか
シナリオや周りの人間は、きちんと自分の好みを反映させたいだろうし

121 :名無しさん :11/06/23 15:28:41 ID:3VwOyI6T
サクッとバベル止まったねorz


122 :毒ぴのこ :11/06/23 18:07:40 ID:eLXtw0e4
ごみんよ。
じゃあ、けっこう半端で申し訳ないけど
今晩にでも本編更新するね。

123 :毒ぴのこ :11/06/23 23:26:48 ID:eLXtw0e4
お待たせしました。
まだ書き途中で半端なところですが、本編間章5更新しました。

バベルZEROの鯖で、当初はブリュンヒルデさんとジークフリードさんが
出演予定でしたが、死後にまで悲劇を繰り返させるのもアレだったので
変更しました。

痴情のもつれは、今を生きている人たちがやるほうが生々しいですしね。

124 :毒ぴのこ :11/06/23 23:41:57 ID:eLXtw0e4
>>117>>118

解説ありがとー!すごい、完璧ですよ!
補足として、ライダーは本編で後述しますが、実は10年前の第四次の最後に
彼女は産声をあげました。
もっとも、タタリのような現象的なもので、鯖として肉体を得るのは五次のときです。

>>120

そんな感じです。
聖杯として、記録を並列化?できるみたいですからね。
よっぽど怖い思いをしたんでしょう。

125 :名無しさん :11/06/24 02:00:49 ID:XF24MPrR
乙!
まさかのZEROの最終決戦回想で燃えたぜ!
すごいブツ切りだけどw
新たに判明したのは、蹂躙王、双剣の騎士、魔人王、か。
イメージ的に白黒と赤が強いな。

126 :名無しさん :11/06/25 00:25:42 ID:d56H7oz7
お!
バベル本編更新きてるじゃないか。
コンマテの話題で盛り上がってて気づかなかったw

127 :名無しさん :11/06/25 00:59:20 ID:aR9nekZF
Fate/Another Servant 
         HeavensFeel 2 第三十七話ミニ劇場最終回


一同「「「カンパーーイ!! おつかれさまー!」」」

弓兵「ゴクゴクゴクゴクゴク……ぷっはぁあ! 実に酒がウマイわいガハハハ!」
闘士「いやぁ終わった……ついにASが終わったのだな! めでたいことだ」
剣士「バクバクガツガツバクバク! ゴクゴクゴクゴク! うまいおかわり!」
綾香「あ、すみません給仕さん、わたしにもジュースのおかわりをお願いします」
沙条「なんじゃ綾香よ、こういう宴席ぐらいハメを外してもよかろうて。真面目な娘じゃのぅ」
綾香「いいえお爺様。こんな危険地帯で酔うと何をされるか分かったものじゃないので遠慮します」
魔術「ボクもお願いできますか? せっかくですので日本の緑茶を」
ソフ「ひっく。おいキャスター、そこの未成年の娘はともかくキミも飲まないつもりかね?」
魔術「ええ。一応これでも敬虔な信仰の徒なので酒はなるべく控えているんですよ」
ソフ「やかますぃ〜マスラーめいれいらぁ黙ってのめ〜(グイグイ!」
魔術「ウボァ!?(ごっきゅごっきゅ!」
遠坂「いやはや我が邸がこれほど賑やかなのは久方振りだ。君達も本日は自由に寛ぎ楽しんで欲しい」
アイ「仇敵の施しを受けるつもりはないのだけれども今日だけは貴方の顔に泥を塗るのは控えておきましょう」
牧師「命拾いしたな魔術師。本来なら異端として処断するところだが今回は空気を読んでやる」
間桐「遠坂邸で打ち上げってのが気に入らないけどこの際我慢するか。
   確かにめでたい席だ、ウチで開催して妖怪爺の面は見ながら酒は飲みたくない」
弓兵「ちゅーか、あの洋館は宴会に似つかわしい空気しとらんぞ。あの洋館で宴会なぞ陰気臭くなるわい」
騎兵「おいホスト、食い物は合格だがファラオに出せる美酒はきちんと取り揃えておるのだろうな?」
遠坂「勿論だ、こういう日の為にずっと寝かせて置いたとっておきワインがある。折角のめでたい宴席だそれも空けてしまおう」
狂戦「おーおー秘蔵の酒を開けるとはやるじゃねぇか小童! おれにも飲ませな! 久しぶりの酒の味が堪能できるぜ」
雨生「バーサーカーは理性なかったから味なんて認識出来なかったもんね」
槍兵「刺身はいずこに? お、あったあった(ひょいパクッ」
アイ「さ、魚を生で食べるなんて……アハトの仰った通りやはりニホンジンは野蛮人なのですね」
ソフ「いやぁたしかに気持ちわるい食文化れはあるが、れも意外とアジは悪くなかったぞ?」
剣士「好き嫌いはだめだぜルゼリウフ。サシミも結構うまいじゃん」
アイ「そもそもホムンクルスの私に食事は必要ありません」
剣士「うわっ、それ人生をとんでもなく損してるぞ?! うまいメシが食えないなんて兵の士気にも関わるじゃないか」
騎兵「おいしかしよくよく見るとこの宴席にはプロローグや途中で死んだ雑魚どもがいるではないか」
牧師「貴様はこんなところで何をしてるのかねトマスタァくん? 部外者は立ち入り禁止だった筈だが?」
トマ「………そこの小娘の爺や志士やら僧兵やらが参加してるんなら自分にだって打ち上げに参加する権利くらいあってもいいじゃないか(ボソボソ」

128 :名無しさん :11/06/25 01:00:17 ID:aR9nekZF
魔術「いやはやまさか完結するとは当時は思ってませんでしたよねぇ」
剣士「オレも絶対頓挫すると思ってた!」
綾香「2008年の9月に予告編みたいなものを投下して、本編を投下したのが10月。
   だけど実際は何話分かの書き貯めしてたから執筆開始は6月頃ね。
   ………びっくり。丸三年の長距離マラソンをきちんと完走しちゃったわ」
槍兵「ついにやり遂げたんでござるな(しんみり」
騎兵「俺様のルートを作っておけばこの三分の一の量で終わらせられただろうに。
   ふん、ファラオの扱いが悪い天罰だ天罰!」
狂戦「つーかよぉ、うpろだとして使ってた斧にまだFateAS第一話目のテキストが残ってンぞ……」
雨生「それ本当バーサーカー? わおっ斧ってば長持ち過ぎるでしょ」
牧師「本当に残ってるな……なつかしいものだ。
   連載開始当時はせいぜい多くて二十人程度に読ませる為に書いていたつもりだったのだが。
   まとめサイトのカウンター見るとROM専入れたら少なくとも五十人くらいは見てたなこれは……。
   その隠密性の高さを見込んで聖堂教会の斥候やらないか?」
代行「異端と殺し合いしたりスパイしたりするだけの簡単なお仕事さ! 我々と青春の血の汗を流してみないか?」
闘士「随分と血生臭い青春があったものだ…」
遠坂「それにしてもセカンドオーナーとして無事に?第二次聖杯戦争が終わって良かったよ」
間桐「あまり無事に、とは言えないと思うがねえ」
雨生「正直なトコ無事じゃないよな? 幕府軍と維新軍の斥候は全滅で後で騒ぎになるだろうし」
間桐「職務怠慢だろ遠坂、それでよくもまあ土地管理者なんて息巻いてられるもんだね」
遠坂「派手な無差別破壊と無差別殺人をやらかしてくれた君達が言うな!
   君らの後始末にどれだけ私が手を焼かされたと思っている!?」
アイ「それを黙ってこなすのが管理者の役目ではなくって? アインツベルン家は聖杯儀式で出した損失を我々の懐から補填していてよ」
ソフ「そういえば彼女の生家アインツベルンの財力は途方のなかったのだったね」
弓兵「うぬぅ・・・なんという金銭格差じゃい…!」
剣士「ルゼリウフの実家ってすっげー金持ちなんだな。アスフォルトの家くらい持ってそうだ」
綾香「ちょ、ちょっと待ってよセイバー。アストルフォはどれだけ富豪だったの?」
剣士「ん〜? アイツんち下手するとシャルル王より金持ちっぽかったぞ?
   オリヴィエ達が言うにはアストルフォは他のパラディンを凌駕する圧倒的財力とよくわかんねえけど各地の諸侯へのこねくしょん?を見出されてドゥーズペールの一角を担ってるんだってさ。オレたちの遠征の軍費はアストルフォが出してだぞ?」
闘士「く、国の軍費を一貴族が持ってただって…? どれだけ大富豪なのだ……」
綾香「呆れた…アストルフォが他の面々よりも弱っちぃのに十二騎士の一人でいられたわけよね……お金の力って凄いね」

129 :名無しさん :11/06/25 01:00:58 ID:aR9nekZF
間桐「で、なんでアンタらがいるわけ?」
教授「私が居ては不都合なのかね? これでも出番の回数はダントツだが。むしろ君達より多いくらいだ」
弟子「そうです酷いです! ある意味先生が一番の被害者なんですよ! だって言うのになんて言い草ですか!」
アイ「それは基本的に貴方に原因があるんじゃなくて?」
弟子「あれ? そうでしたっけ?」
槍兵「くぬぅ、下手をすると序盤で脱落してしまった拙者よりも出番がありそうなのが、くやしい…!(ビクビクッ!」
弟子「で、出たぁあ! 久方振りの敏感侍ネタがキターー!」
槍兵「あ、いや、あの……解説はやめて欲しかったり。
   さり気なくやった冗談に真面目に反応されるとこっ恥ずかしいでござるからな……(ぽりぽり」
騎兵「してなんのようだ貴様? この前俺様の出番を散々カットしてくれた無礼、まさか忘れたと思うてか」
教授「待ちたまえ。君の出番をカットしたのは君のマスターだろう」
騎兵「…………………そういえば(じーーー」
牧師「…………………スタタタ!(牧師は華麗に逃げ出した」
騎兵「あ!! こら逃げるな牧師ッ!」
教授「まあ私はただお祝いの言葉を言いに来ただけだ。
   これでも君らの顛末を最初から最後まで見守ってきたのだからね」
弟子「先生ってば普段ずっと嫌々言ってるのにすごく律儀だと思いません?」
槍兵「なるほどのう。これがつんでれってやつでござるか」
闘士「ほうほう、これがツンデレというヤツなのか? 奥が深いな」
弓兵「しかしワシ的にゃキレイなネーチャンならともかく野郎のツンデレは嬉しくもなんともないわなあ(鼻糞ホジホジ」
剣士「これツンデレなのか? なあオードは!? オードはツンデレなのか!?」
綾香「オードさんのどこにツンの要素があったのよ?? 二十四時間デレデレじゃないあの人。
   ツンってセイバーを指先でツンツンするくらいしか思い浮かばな──」
剣士「ぐはっ! イイ、それスゴクイイぞアヤカ!(鼻血) オードオレだ結婚してくれーーー!」

130 :名無しさん :11/06/25 01:04:59 ID:aR9nekZF
弟子「だけど長かったですね、全三十七話ですか」
教授「AS本編のテキスト容量1,83MB超え(V&F sideを除く) ミニ劇場と鯖講座を合わせて480KB。
   諸君、よぉく見ておくといい。これをマジ吉という!」
狂戦「単純計算しても一レス内にビッチリ文字書いて一スレ分の容量か。
   しかもそれが本編じゃねえってどういうことなンだよ……本編だと四スレ分は使ってる計算になンのな」
教授「自分でもビックリだね。α版程度のつもりで書いてたのに」
魔術「α版!? まさかβ版があるとでも言うんですか!?」
間桐「じょ、冗談じゃねえぞ?! 死ね!」
教授「いや落ち着きたまえ、まだ書いてもいないし確定でもないんだが。
   エクストラ、ゼロ、コンマテ2・3が出ていくつか聖杯戦争についての新情報も出たことだしちゃんと原作設定との整合性を合わせて、初期の頃のヘッタクソな文章を修正して、
   全体的に不要で冗長な部分を丸々カットして、必要な部分継ぎ足して、完成度を高めたいなぁという希望はあったりする。
   連載停止したならともかくまさかの完結を果たしちゃったからなぁアッハッハッハ。
   まあとは言っても燃え尽きちゃったから暫らくその予定はないが、機会と時間があればやるかも程度の与太話さ」
闘士「ゴール出来た故の欲か」
遠坂「まあ確かに初期の頃の文章は今読み直すと我ながら読み難いと思ったな。
   書いてる当時はそうでもなかったのだが……読者にこんなの読ませてたのか?(ガクブル」
牧師「書き方が分かってない感が物凄い。処女作で群像劇風な難易度の高いもの選択するからそうなる」
弟子「だって全員の活躍を平等に書きたかったんだもん……。
   貴方達には分かるまい! 本編裏での活躍が尽くカットされてたランサー兄貴の悲しみが!
   ヘラクレスVSクーフーリンとか小次キャスVSヘラクレスとかすごく見たかったのにッ、キンニクぶる〜んぶるん!」
教授「そういう画面に映らない舞台裏も見たいんだよコノヤロー!なコンセプトもあったからな。
   一つの物語内で主人公を設定すると主人公を軸に話が進めざる得なくなるしね」
綾香「でも主人公は設定した方が絶対書くのは楽よね」
弟子「…………ハイ仰る通りでございます(しみじみ」
剣士「次はオレ主役な!」
騎兵「つまらぬ寝言を。人気を考えよ、俺様がぶっちぎりではないか」
闘士「ハリウッド的にはアクション物なら筋肉が一番らしいぞ?」

131 :名無しさん :11/06/25 01:05:51 ID:aR9nekZF
教授「僕鯖スレでみなでペルセウスを作り始めて一度挫折し、皆鯖スレが立ち上げられ、それ以降多くの笑いと怒りと情熱と嘆きと知恵と速度によって産み落とされた数々の皆鯖。
   そしてその内の七騎を登場させて生まれた物語がこのFateASだ。
   AS内の時間では一月程度の短いものだが、現実では三年もの時間が経過した。
   三年といえば親戚に中学生や高校生がいる者ならその子が卒業しちゃったくらいの長い時間だ。
   そんな長く貴重な時間の一部をわざわざ割いてこの物語の終わりまで付き合ってくれた事をとても嬉しく思う。
   ましてや物語など書いたこともないド素人の処女作だ。文章も構成も読み易いとも言い難いものだった筈である。
   しかし諸君は最後までそんな物語の顛末に興味を抱き、応援し、読み続けてくれた。
   一同を代表して読者に感謝を述べたい。ありがとう、そしておつかれさま」
弟子「ありがとう、そしてありがとう!」
剣士「なあせっかくだしアンタが最後のタイトルコールやってくれよ。ある意味影の功労者だしさ!」
弟子「今ローランさんが良いこと言いました! 見直しましたよ俺!」
教授「私がか? ああわかった、ではやらせて貰おうか」
教授「────命を賭けるに値する願い。賭けた命の見返りを求める戦い。
   それが聖杯戦争。
   そしてその闘争は希望であり同時に絶望でもある。
   椅子は初めからただ一つ。最強を証明した者だけに与えられるただ一つの癒し。
   踏み潰してきた多くの祈りと生命。その果てに辿り着いた結末は──────。
   FateAS第三十七話。14日目『聖杯降りし最初で最後の聖夜』其の参。
   長き時を経て第二次聖杯戦争ついに決着。
   そして、Fate/Another Servant Heavens Feel 2 完結────!!」


ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/65068  AS最終話
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/65069  ASエピローグ
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/65070  ASの制作メモ的な設定集っぽいおまけ

132 :名無しさん :11/06/25 01:14:25 ID:aR9nekZF
FateAS最後の投下です。
長い道のりでしたが、一度書き始めた者として責任を以て最後までやり遂げました。

大体の事はツンデレ教授が代弁してくれましたので、自分からみんなへ言いたいことはただ一つ。

やったよとうとう完結したよ! 長い間本当にありがとう。そしておつかれさまでした!


Fate/Another Servant Heavens Feel 2  作者 マスターV教授

133 :名無しさん :11/06/25 01:35:39 ID:QniUXOlQ
>>132
完結乙!
皆鯖長編ss初走破おめでとう!
今夜はゆっくり休んで、明日発売のコンマテ4に備えて鋭気を養い、アポクリファの鯖見てニヤニヤしながらssスレ住人の万雷の喝采を浴びるがいいさ!

134 :毒ぴのこ :11/06/25 01:40:17 ID:QniUXOlQ
あっ名前入れ忘れてた。

あと関係ないけどアストルフォさん、こんなに可愛いのに男の娘の訳ない!

135 :名無しさん :11/06/25 02:18:55 ID:Uz7s+3g4
完結したああああああ
まじで乙です

136 :名無しさん :11/06/25 02:36:44 ID:TwMZ/70J
お疲れ、本当にお疲れー
一つの作品を完結させるって本当に異業だよな。
良く頑張った。良くやった。

今は休んで、また何か書いてくれw
本当に有難う。

137 :名無しさん :11/06/25 02:51:17 ID:6+A+jKVx
乙!超乙!

138 :名無しさん :11/06/25 04:43:11 ID:vr7ZGQMd
>>132
長い間お疲れさまでした。最後まで大変楽しませていただきました。
ASという作品が生まれたというだけでも、この板を作った甲斐があったと思います。

139 :名無しさん :11/06/25 04:59:00 ID:/INQ/rk5
え、この量のメモが無いとSSって書けないもんなの・・・?
作家すげーちょすげー

140 :名無しさん :11/06/25 12:22:46 ID:QniUXOlQ
>>139
うろ覚えで常に話が諸行無常でゆらゆらしている自分とは大違いだw

141 :名無しさん :11/06/25 13:41:42 ID:FhrGD3nk
完結おめ&お疲れー

しかしアンジェリカがヒロインと言われると「んん?」となる俺がいる
俺の中でシャルルズ伝説のヒロインと言われればブラダマンテ
相方の『狂えるオルランド』の第2主人公のロジェロの方がヒロインしてるけど
ドゥーズペール合わせても五指に入る強さを誇り、美人の恋人と領地得た勝ち組なはずなんだけど、
騎乗スキルが微妙に低そうだったり、幽閉されすぎてたり、なんか、こうぱっとしないのよね

次回作があればいつまでも待ってる(チラッ)

142 :名無しさん :11/06/25 15:42:25 ID:2uUI2VWf
乙・・・圧倒的、完結乙・・・っ!!

143 :名無しさん :11/06/25 22:47:44 ID:d56H7oz7
残るは毒ぴのこの2作品か。

あれ本当に完結できるんだろうかw
本気だすと凄まじい更新速度なんだが、寄り道が多くて
ちと心配だ。おもしろいんだけどね。

144 :名無しさん :11/06/25 23:50:33 ID:aR9nekZF
こうやって御礼レスするのも最後かぁ。てわけで前話分。


>>99
サイコビッチを鯖講座のゲストにか・・・なんか行けそうな気がする・・・!w

>>100
刻士&時臣「ああよくうっかりするのに滅多に死なない凛が羨ましい・・・」

>>101
あ、ASラメセスは一応その手の霊体の扱いに関する技能は持ってるんで単独でもなんとかなりはします。
ただ聖杯の降霊は言ってみれば御三家が吐いた聖杯戦争の嘘みたいなものなので仮にマスターが全滅してても小聖杯目当てでの参戦なら特に問題はないっス。
敵サーヴァントを消滅させると小聖杯が自動的に英霊の魂を回収し莫大な魔力を器に溜め込みますんで杯(五次だと心臓)さえ手に入れられれば願望器はゲッチュ。
問題があるとしたら勝利者がその莫大な魔力を扱えるかどうかですね。

>>102
褒められてファラオ様も草葉の影で喜んでおられることでしょうw
あ、ちなみに聖杯の器の安否に関してですが、遠坂家の敷地ってASでは糞広い設定なんで一応攻撃範囲外でセフセフ。

>>103
臓硯「その通りじゃよくぞ言った。つまり儂こそが聖杯の所有者に相応しいと>>103は言うておるのじゃ。どうじゃ弟子に来るか?」
燕二「やはり聖杯の所有権はマキリにこそあると言うことだな爺。アインツベルン家も遠坂家も駄目駄目だ」

145 :名無しさん :11/06/26 00:03:48 ID:rkCCZK5G
パンツ被せて切り刻みたいは、マジですごいwww


146 :名無しさん :11/06/26 00:08:49 ID:IkWQR+ke
>>105
おしっ!アホカッコイイという印象を持たれてるってことはローランのキャラクターは巧く表現出来てたな自分!
それにしてもソフィアリのランクが高い・・・だと・・・?(ありえないものを見たような顔でw)

>>106
自分の記憶違いでなければですが、多分小聖杯の魔力も一度も使われてないかと思います。
え?魔力使われてたら? ではあとよろしく!(爽やかに逃走しながら)

>>109
自分で言うのもなんですが・・・・・・正直長過ぎだろと我ながら思いましたw
何が大変ってASの次話を書く時に各陣営の現在状況を再確認するんですけど読み返すのがマジ大変ってどういうことだよと・・・。
読むの遅いのに文量だけは一丁前にあるから余計に時間掛かるし・・・もっと絞り込めば良かったホントに。

>>110>>111>>112
我々はきっとあの瞬間同じ場所に居たw
家に帰って来たらいつの間にかファラオ様が完成していた・・・うおおおおおorz

>>113
編集頑張って!超頑張って!終わったらファラオ持って帰っていいからねw

147 :名無しさん :11/06/26 00:38:12 ID:/toGhxc0
ファラオには中々深く関わらせて貰ったなぁ…なつかしす
ASではローゼンやヘイドレクには確か参加してなかったくらいか

148 :名無しさん :11/06/26 00:41:08 ID:IkWQR+ke
>>133
ゴーーール!ああ、喝采が聞こえるよパトラッシュ・・・甘えん暴君様もデレ褒めてくれてるよ!
教授「ところで・・・おい、なぜアストルフォがあんなに可愛いってことを教えてくれなかった?」
ロラン「あれ言ってなかったっけ?」
教授「バカモノ! あんなに可愛いんだったらもっと出番増やしたのに・・・本編そっちのけにしても増やしたのに・・・!(泣きながら」

>>135>>137>>142
やったぞぉぉぉ!読了お疲れ様でした。

>>136
ありがとう、ありがとう! しかし物語書くのに長編はヤバイ。マジヤバイ。
地獄を見たくなければ上手に話を纏める術を学べということをFateASで嫌と言うほどに学びましたw
あ、ちなみに今気分転換を含めてシグルドVSファフニール竜の短編SS書いてるんでそのうち投下があるかと。

>>138
いえこちらこそ。投稿する場所と機会を頂きありがとうございました。

>>139
いや多分殆どのSS書きはこんな量のメモはしないと思うw 
なんで自分がおかしいのは確定的に明らかw
ASは文量が無駄に多いってのと、しっかり描く必要のある主要キャラが十人以上いたってのと、連載期間の長さもあってメモっとかないと色々忘れて困るって事でいちいち情報なんかを箇条書きしてたのです。
あと他者に見せるに当たってサイマテ風にするため加筆した部分も結構あります。
それから自分は物語を作る上でキャラ背景なんかを空想したりするのが好きなんで本編に無関係な空想設定なんかも多いため必然的にメモも多くなる、と。
バリガン総督なんてFateASに一文字も出てないからねw

>>141
え? ブラダマンテ? 違うよ、あの子は勇者様だよ、そしてロジェロはお姫様だよw
ちなみにASだとブラダマンテは性別を変更させる甲冑宝具持ちなんでASに召喚されてればヘイドレクを倒す役割になっていた事でしょう。
ん、次回作? シグルドVSファフニールの(以下省略w

>>143
ああ・・・読む側ってなんて楽しいだろうか!w
それにしてもASが完結したことでようやく他の人が書いた皆鯖SSが読めるのが嬉しい

>>147
初期の頃はスレ消化速度が速すぎて全部参加とか難易度ベリーハードすぎて困る。

149 :名無しさん :11/06/26 01:28:24 ID:qSS0lpFa
AS完結おめでとうございます。
感慨深いですね。
綾香だけが生き残ったとは。

初期の頃からこの皆鯖に参加していますから懐かしかったです。
最初、太陽の戦車作りたくてパエトンを押したらその案がラムセスに採用されたんだよな。
シグルドVSファフニール、楽しみにしています。
あと、教授のサーヴァント講座もww

150 :名無しさん :11/06/26 04:02:13 ID:d2bfkQKs
ちょっと遅れちゃいましたけどAS完結おめでとうございます!!
皆鯖とか関係なく、二次創作で完結はそこまで多くないので、見届けられてうれしいです。
感慨深い。
毎回毎回毎日毎日楽しみにしてました。アヤカは生き残ったみたいで良かったです
エピローグのまとめ方も上手いなと思いました。おじいちゃんの有効活用
成長したアヤカがどうなるか楽しみ。

個人的にはランサーとファラオ様が好きなんで、どっちかのIFエンドは見てみたいかも
最強のサムライが若き主君を導くってかっこいいし、散り際もかっこいいし、去り際もかっこいいはず
宝具しだいで格上にも勝てるっての見てみたいですし。ローランもベオさんも英霊としては同格っぽそうですし
ファラオ様、案外上手く国作りできそう。牧師と二人で頑張れば、ボケとツッコミとして理想的ですし
最低でも漫才王の称号は手に入れられそう

次回作も、マスターVも楽しみにしてます

151 :名無しさん :11/06/26 08:54:14 ID:0NQbu2Dg
ローランもだがデュランダルを超宝具として描いてくれた時点で全肯定するよw
全宝具の中で一番好きなデザインなんだよなぁwシンプルでw

微妙、微妙言われてるけど”絶対に折れない剣”って物凄い強くて応用性があると思うんだよな。
AS本編でも使われてたけど絶対に壊れない=無敵の盾とかになるし、どんな相手とも打ち合えるってことだからね。

しかしASの事とか語り明かす場とかねえものかなw

152 :名無しさん :11/06/26 13:30:42 ID:S4R3drdO
概念のぶつかり合いとか楽しかった。
ローゼンとラムセス戦で宝具の効果を知っている身としては空想具現化で夜を作り出せば勝てたんじゃねと思ってしまう。

絶対に折れない剣は微妙だけど、相手が武器を破壊する対人宝具を持っていた場合見せ場ができるから
最後の戦いは面白かったぜ


153 :名無しさん :11/06/26 14:12:17 ID:fE+XcNNr
新参なんだけど、いまスレで持ちあがってるAS以外にオススメのssってある?


154 :名無しさん :11/06/26 18:14:12 ID:IkWQR+ke
>>149
ありがとうございます。彼女はほら・・・生死不明だよ?(目を逸らして口笛吹きながら)
いやまあどう見ても眼鏡っ娘です本当にありがとうございました状態だけどさw
それにしても初期頃のスレ住人がまだ結構残っててワロタw

>>150
ありがとうそしてありがとう!
確かに二次創作の更新停止率は半端じゃないですもんね。
仕事による義務じゃなく完全に趣味の世界だから燃え尽きたらそこで終わりという・・・我ながら本当よく頓挫しなかったと思う・・・(((゜Д゜)))
ラメセスエンドはあの人そのまま奥さんと一緒に現世に留まり続けるんで、世界大戦を舞台にアドミラムセス大戦略が始まるのであったw

>>151
デュランダルのビジュアルの格好良さは異常。華美過ぎず装飾不足にもならずで美しい。
しかしデュランダルの第三奇跡に対属性概念つけたのはやり過ぎたかなとも思ったけどオリジナルの夫婦剣のおかげで全然そんなことはなかったと思い知ったw
なんだ対怪異用兵装って・・・ゴルゴンLV100をズンバラリンだと・・・!?

>>152
おお確かにお父様なら昼間であってもエロス大王を大きく弱体化出来るではないか!
自分は連載中に思い付かなかったけど、何だかんだであいつらそれぞれに天敵がいるんだねえ

155 :名無しさん :11/06/26 18:44:27 ID:Pn5cIObJ
>>153
マスターVの鯖講座とふぇいるりばーすうぉーとギリシャ7英雄vsギルは面白かった記憶がある、全部正式名称じゃないけど

156 :名無しさん :11/06/26 21:24:34 ID:fE+XcNNr
>>155
ありがと
おもすろい長編ssはある?

157 :名無しさん :11/06/27 00:47:14 ID:vu8Xb/N7
>>156
バベルの塔の狸。
これって個人的には良作なんだけど、レスが少ないよな。

もしかして他の人的にはあんまり面白くないの?

あとまたプチ更新されてたよ。

158 :名無しさん :11/06/27 02:09:15 ID:2scQVdOf
俺は好きじゃないな。人は選ぶと思うよ。

159 :名無しさん :11/06/27 11:36:26 ID:ArP3Y5eu
初期のはかなり癖があったけど、後に大幅な加筆修正がされて
大分読みやすくなったから、普通に読めると思うよ。
たしかに筆者も気色悪いと認めていたから、好みは出るけどw
バトルがかなり多めだから、お試しで2話だけども読んでみたら?

2話のアキレスVSニムロデは皆鯖ss屈指の名バトルだと思うし
最新話ではカルキとチンギスさんとアシュの三つ巴でかなり熱いし。

160 :名無しさん :11/06/27 11:58:35 ID:ArP3Y5eu
てか何気に、この弁慶さん仙人だからな。
中国の仙人とはまた違うかもしれないけど

161 :名無しさん :11/06/27 11:59:15 ID:ArP3Y5eu
すまんスレ間違えたw

162 :毒ぴのこ :11/06/28 00:17:35 ID:rkif7qE9
バベル用語集って需要ある?
ASに触発されたけど、読む人少なそうなので挙手を問うてみる。

163 :名無しさん :11/06/28 00:18:53 ID:6qi0+fzm
ありますとも

164 :名無しさん :11/06/28 05:40:27 ID:gWShy0lG
出遅れたがAS完結おめ。

しかし気になってて結局最後まで指摘忘れてたんだが、「黄金律」だよね?「黄金率」違うよね?

165 :名無しさん :11/06/28 06:36:35 ID:PPrPTU/s
ギリシャ7英雄vsギルはいつか書こうと思って今まで放置プレイだった・・・と>>155で気付いた・・・

166 :名無しさん :11/06/28 13:38:47 ID:4UxRFCRh
>>162
すごく・・・欲しいです、毒ぴのこ先生・・・。

167 :名無しさん :11/06/28 13:47:44 ID:t/GBHA+O
いやASの人だろ

168 :名無しさん :11/06/28 13:58:45 ID:4UxRFCRh
>>167
いや合ってるよ。
バベルの作者は毒ぴのこ先生だから。

あと言われてみればたしかにレス少なくて泣いた(ToT)
面白いんだけどなー

169 :名無しさん :11/06/28 13:59:36 ID:t/GBHA+O
ああそっちにレスしてたのか

170 :名無しさん :11/06/28 14:06:35 ID:4UxRFCRh
>>169
あい。

そいえば00verもたしか毒ぴのこだっけ。
あっちはどうなったん?

171 :毒ぴのこ :11/06/28 23:35:37 ID:rkif7qE9
とりあえず、一晩で書いたバベル用語辞典です。
以後、ちょくちょくこっちも更新していこうと思います。
また、外伝辞典 アンサイクロペディアも作成予定です。

>>170
用語辞典のバベルの項目に書いておいたので、こっちで見といてくだしあ。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/249833

172 :名無しさん :11/06/29 00:51:42 ID:yA/ao51X
バベルZEROの全ての鯖がとうとう判明したか。
キャスターは予想通りだったけど、アサシンはそうきたかw

意外にも、原作に近い選考だね。

173 :名無しさん :11/06/29 01:50:22 ID:XeOs6s4M
なるほど、原作以上に色々とバベル聖杯がおかしくなっているのはそういう事情があったのね
「普通の」聖杯戦争ならもっと活躍できたろうにアキレスマジ不憫

冬木は本当に地獄だぜフゥハハー、
アポカリプスなう

174 :名無しさん :11/06/29 01:53:50 ID:yA/ao51X
>>173
もしかしてASの人?

175 :名無しさん :11/06/29 02:02:22 ID:XeOs6s4M
>>174
違います

176 :名無しさん :11/06/29 02:11:47 ID:yA/ao51X
>>175
失礼しましたw

あとソロモンがまだ一回も登場してないぽいのが徹底してるな。
本編に今まで出ていたのも、悪魔の契約書を持ったマスターだっていうし


177 :名無しさん :11/06/29 13:14:29 ID:VXjXswwX
用語集とかは完結した後に出さないと寒いだけじゃねえかな。

178 :名無しさん :11/06/29 13:26:36 ID:yA/ao51X
>>177
いや、別にそんなことはないでしよ。

それに、バベルは分かりにくいところや謎が結構あるから、事前知識アリで読んだほうが良いと思う。

179 :毒ぴのこ :11/06/29 21:15:20 ID:bd2QJCju
用語辞典の項目を追加しましたー。

衛宮士郎
神の座
神霊
埋葬機関
間桐桜
間桐慎二


180 :名無しさん :11/06/29 21:53:12 ID:yA/ao51X
>>179
ナルバレックの嫌がらせワロタw

やっぱり設定結構練り込まれてるな。
本編ではよくわかんないけどw

181 :名無しさん :11/06/30 00:21:49 ID:+QneTX/D
>>164
ありがとー!
え、黄金率・・・? あああああああああああああああああああああ!!?
な、なぜもっと早く指摘してくれなかったんだいブラザー!
っていうかよくよく見直せば後半辺りではコーロアがコローアになってるし! ええい誤字のファック!


あとなんか二度ほど人違いされれてワロタw

182 :名無しさん :11/06/30 11:01:20 ID:4KL6ySSz
マテリアル4を手に入れて笑いが止まらなくなった人間が久し振りに来ましたよっと
実は皆鯖鶏鳴期の人間だったんだが、アレ見て久し振りに熱が再燃したっぽいのでw

・・・まずはAS完結おめでとうございます
実は長いこと離れてたんで途中全然読んでなかったというorz
今から全部纏め読みしますノシ

バベルはまだ連載中の様なのでこちらも後で纏め読み。

それにしても・・・アポクリファェ・・・wwwwww
何と言う公式答えあわせwww・・・と言うかデザイナーさんこのスレ見てたんじゃないのかと
自意識過剰な事を思ってしまう記述もチラホラw
それにしてもオンゲ化何で断念したし!
テーブルトーク化して出せば永続性がありつつシナリオとして完結させられたんじゃないのか、
等と今更言ってみる。復活に期待。

183 :毒ぴのこ :11/06/30 17:19:54 ID:8dwvlQ2V
用語辞典の項目を追加しましたー。

天の杯
遠坂凛
六道

184 :名無しさん :11/06/30 17:42:39 ID:5A+cMWp1
>>183
六道の項目で質問なんだけど、これって人間の心の有り様を表すんじゃなかたけ?
六界もイメージとは違うし、根源への道への至りかたもなんかシックリ来ないんだけど

185 :毒ぴのこ :11/06/30 17:52:42 ID:8dwvlQ2V
オリジナル設定ってことでどうか。
二人の目論見は、根源に行くことではなく、根源へと繋がって神様みたいな
存在になることが目的です。
そのために三悪極を所有する人間、桜と繋がって儀式を執り行おうとしています。
聖杯でもある彼女に、英霊の魂、神の血を持つアキレスをさらに取り込んで
ニムロドは六種の衆生をその身に宿す。心の有り様的な要素をここで使ってます。

186 :名無しさん :11/06/30 18:04:02 ID:5A+cMWp1
>>185
あーなるめそ。
第3魔法はアインツベルンにしか使えないし、原作の桜の黒化変貌はまだしてないからか。
大体わかった、返信ありがとう!

187 :名無しさん :11/07/01 01:19:21 ID:NHivnaze
アキレスの最高速度、地球の自転並とか音速超えてるw

辞典でやっとバベルで不明瞭なところがわかってきたよ。
でも話が聖書絡みなのに、仏教の要素はいらないんじゃないかなー、と思った。

188 :名無しさん :11/07/02 00:26:00 ID:mZtbXJi9
バベル外伝?15話うpですー。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/250789

189 :名無しさん :11/07/02 23:31:03 ID:Sd3k1V//
うふぁー!!ちょっと見ない間に凄いことに!
AS完結おめでとうございます!
まさか、これで処女作とか
処女作でこんな量を書ききれるものなのか
すげー!

190 :名無しさん :11/07/02 23:50:36 ID:u2YNMbul
>>182
ありがとうそしてお帰りシスター! さあ納豆的ボリュームを誇る文量で食傷になってしまうがいいわー!W
それにしてもアポクリファは行かんと思うのですよ。
聞くところによるとオンゲとは強化人間であるHIGH人を大量に生み出すショッカー軍団さながらの恐ろしい洗脳プログラムであると。
そんなものが世に出回ればワタクシを始め型月ハイ人が大量に生み出されてしまう・・・これはスタッフの罠だよっ!


>>189
センキューそしてありがとう!
あ、それとFateASは処女作の癖に加減を間違えたまま突っ走るとどうなるのかというのを体現した作品なので凄いとはまた微妙に違いますw
書いても書いても終わらない地獄を見たくなければSS書く人は取捨選択は気を付けなはれやっ!w

191 :名無しさん :11/07/02 23:57:58 ID:Ie8WqtV2
>>190
嗚呼、毒ぴのこなんかまさに渦中ジャマイカ(/_;),
これ終わらせられないんじゃないかって読んでて常々思うわあちし。

いま書いてる読み切りも、また100kbとかそんな感じ?

192 :名無しさん :11/07/03 00:06:43 ID:ErbK0gZY
>>191
ふははははは!俺はぁASで取捨選択の大切さをぉぉ学習したぞジョォジョォォオオ!!w

いま書いてるシグルド短編はダラダラ闘っちゃメッ!を合言葉に50KB前後を目処に纏めております

193 :名無しさん :11/07/03 13:26:15 ID:qsbT6zgO
>>192
非常に楽しみです!

194 :名無しさん :11/07/03 16:28:27 ID:JYDM5GHQ
>>191
俺もだw
話が遅々として進まないから、いつか挫折するんじゃないかと不安だw
バトルとシチュエーションは超面白いから、なんとか完結してもらいぜ

195 :名無しさん :11/07/03 20:04:35 ID:F+yyQ92N
>>192
でも、俺、対吸血鬼戦とかロンズウォーの部分とか好きよww
ベオウルフの回想バトルとかファラオVSヒッタイトとか忠勝VS真柄直隆
とかバンバン入れても良かったのよw


196 :名無しさん :11/07/03 21:03:24 ID:ErbK0gZY
>>195
そう言って貰えると脱線承知で書いた甲斐もあるというもの。
しかしファラオVSヒッタイト・・・そういやあの人単身で3000人のヒッタイト兵を蹴散らしたとかいう逸話もあったなあw
その上皆鯖ラメセスは王の神判と太陽像あるからホントに一人で3000人ぶち殺すとかワケないんだよなあ・・・強いよマジ強いよファラオ様w

197 :名無しさん :11/07/03 22:23:56 ID:2DO1z3zJ
ファラオ様もアレで世界4大文明が1の頂点の一人だからなぁ
ギルガメッシュやラーマ、始皇帝あたりと並ぶ存在だよね

198 :名無しさん :11/07/04 16:22:58 ID:L/54B7Sp
おー
ついにwikiに皆鯖ssの項目が作成されたか。編集乙!
あとバベル外伝も今回もおもしろかったよ!

199 :名無しさん :11/07/04 17:00:05 ID:qGo+2VoR
おーう、とりあえずなるべく見やすいのを心掛けて編集してるがやっぱ分類分別が結構難しいわw
あと投稿絵もついでに上げとくかと思って項目作ったまではいいがまさかログインしないとうp出来んとは・・・ちくしょーーorz

200 :名無しさん :11/07/04 17:07:45 ID:qGo+2VoR
>>165
放置プレイしている内にASが完結したぞ、さあ続きを書くのだ!ページも作っといたぞw

201 :名無しさん :11/07/04 17:39:29 ID:P7gR/3kz
投稿絵に関してなんだけど
トップページの一番下に添付ファイルってのが載ってて
そこにイメージイラストのリンクが外れてる男鯖集合絵がちゃんとあったりする

202 :名無しさん :11/07/04 17:57:15 ID:cwAfWPns
>>197
黄河文明では始皇帝の他に、禹もいるぞ。
近年、殷以前の王朝の存在が分かってきていて、
中国じゃその王朝は夏王朝だと言われているらしい。
神話でも龍を操ったりしてる。

203 :名無しさん :11/07/04 18:16:12 ID:COQOSguj
>>197
ギルガメやラーマに並ぶのは蠍王と黄帝だろ
逆にラメセス2世や始皇帝に並ぶのはサルゴンやアショーカあたりじゃね

204 :名無しさん :11/07/04 18:27:22 ID:cwAfWPns
>>203
黄帝って伝承じゃチートすぎるんだっけ?
龍の頂点である応龍操ったり、
ドラゴラムしたりする程のチートだって聞いたけど?

205 :名無しさん :11/07/04 18:47:38 ID:Iakzrb9g
>>201
あ、マジだ

206 :名無しさん :11/07/04 20:04:13 ID:+n50SvHB
皆鯖ラーマって物凄い性能だよな…
アーチャーなのに適正があるとかそう言うレベルじゃなくて
魔力AとマントラAでキャスター並。透化Bでアサシン並の仕事が余裕で出来る
勿論白兵戦もこなせるステだし

207 :名無しさん :11/07/04 20:07:43 ID:NZKKpG9m
カルナを見るに公式のラーマはもっと強そう

208 :名無しさん :11/07/04 20:35:11 ID:qGo+2VoR
ま、とりあえずこんなもんかな? 大分見易くはなったと思う。

とりあえず短編SSページの分別基準としては、文量とSSの形式で区分けした。
文章量がある程度あるSSならば短編、文章量が少なければショートショート、会話主体のSSなら会話形式SSに分類してる。
ネタ一覧のページは歌と本スレでのネタを元に生まれてるっぽいものを残してる

209 :名無しさん :11/07/04 20:45:35 ID:E02apIxw
連載中のss項目に入ってるやつで、毒ぴのこ以外のやつは
停止中のがいんでない?

210 :名無しさん :11/07/04 20:49:15 ID:P7gR/3kz
>>206
だというのにSSではかませネタが多いという謎
やはりムエタイか、ムエタイがいかんのか

211 :名無しさん :11/07/04 21:00:43 ID:qGo+2VoR
>>209
最初更新停止と入れようかとも思ったんだが>>165みたいに作者がまだいる、見てるって場合もあるから止めておいた
これは富樫病に掛かってるだけでまだ連載中なのだよ!というささやかな読者側の希望も篭めてw

212 :名無しさん :11/07/04 21:24:04 ID:h58veT7d
?Fate/MINASABA 8th (ギャグ)
誰か原文持ってない?

>>210
逆に考えるんだ。
ラーマに個性がついていいじゃないか!って。
そういえばインド鯖のアシュは地味なイメージ拭いきれないよな。
バベルでどんだけ活躍しても影が薄い印象。
宝具が本体でアシュはおまけ感が……。

213 :名無しさん :11/07/04 21:41:38 ID:E02apIxw
俺も前聞かれたときに捜したが、見つからんかった。
前のWIKIのキャッシュやら例のアレでも発掘できんかったしねー。

アシュはバベル外伝でいきなりキャラ立ったよなw
突然、皆鯖キャラ屈指のアクの強い登場で腹筋がやばかったw

214 :名無しさん :11/07/04 21:53:21 ID:L/54B7Sp
>>213
俗世に染まりすぎだよなw
途中まではまったく出ない影の薄い奴だったから
余計にあの性格にびっくりしたし

215 :名無しさん :11/07/04 22:48:08 ID:h58veT7d
影の薄いイメージを払拭する為に必死に明るい性格を演じているようにしか見えない。

216 :Fate/End of Days:11/07/05 03:02:11 ID:Sf443Au1
えーと、ネタが仕上がったのでちょろっと投下します。

wikiに載っている「みんなで考える聖杯戦争2」のプロローグっぽいものです
設定が曖昧だったりしたところは勝手に解釈してたりするんでご容赦のほどを
ちなみに連載の予定はございません

217 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:03:16 ID:Sf443Au1
――――――MORNING――――――




 「空気が悪いわね・・・。」

 誰に聞かせるわけでもなく、彼女の口からそんな言葉が漏れた。

 ここはメキシコシティ。
 南米最大級の大都市であり、世界有数の大気汚染地域だ。
 今、彼女がいる空港の窓の外は朝だというのに、スモッグを孕んだ空気のせいで常に靄がかかったようになっていた。

 「私から言わせていただけば、」

 窓の外を見つめる彼女に何処からともなく声がかかった。

 「現在の中国も、このメキシコという国も――――――空気の悪さと言う点では同じように感じられるのですが。」
 「・・・まぁ、貴女のいた時代からすればそうなのでしょうけれど。」

 しかし、彼女の会話の相手はどこにも見えない。
 それもそのはず、『彼女』は自身でそう選択しない限り実体を取ることはないからだ。

 「ぼやいていても仕方がないわ――――――行きましょうアサシン。待ち合わせの時間に遅れてしまうわ。」
 「ではそう致しましょう。」

 そう言って女性は今まで眺めていた窓から視線を外し、踵を返して歩き始めた。

 彼女の名前は黒雲霞(ヘイ・インシィア)。
 中国共産党武装工作員。
 そして―――――サーヴァント・アサシンのマスターとして聖杯戦争に参加する魔術師である。



218 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:04:07 ID:Sf443Au1


 その容貌は典型的なアジアン・ビューティと言って差し支えないだろう。
 カラスの濡れ羽色と言うべき、癖のない長い黒髪。
 華奢であっても弱々しさを感じさせない柳のようにすらりとした体つき。
 今は淡い青のワンピースにカーディガンを羽織っているが、夜に彼女が愛用するチャイナドレスを着たときは、よりそのスタイルの良さが引き立つだろう。

 彼女は今、カツカツとヒールを鳴らしながら空港を闊歩していた。
 すれ違いざま、彼女に目を奪われて視線を向ける男性も少なくない。
 ただ、彼女は気づくそぶりも見せず、水が流れるように人の隙間を縫って歩いた。

 やがてロビーの一角、指定された場所に彼女の目当ての人物が見つかった。
 向こうもこちらに気付いたのか、気さくに手を振って声をかけてきた。

 「ブエノス・ディアス、セニョリータ!メキシコへようこそ!」
 「はじめまして、Mr.シボネイ。ヘイ・インシィアです。」
 「お会いできて光栄です。写真で拝見させていただいた時からぜひ一度直にお会いしたいと思っていました。あなたのような美人とお話しできるとはとても光栄なことです。」
 「お褒めに預かり光栄です。」

 シボネイと呼ばれた男が立ちあがり、挨拶しつつ、手で席に着くようにと雲霞に勧めてきた。
 大きな男だ―――というのが霞雲の第一印象である。
 確かに身長200cm、体重100kgという体格は東洋ではあまり見かけない。
 サンライトイエローのジャケットを羽織って晴れやかな笑顔を浮かべている。
 こんなに目立つ男が工作員でいいのだろうか、と余計な心配もしてしまう。

 この男はアデル・シボネイ。
 キューバに所属する魔術的な工作員であり――――――雲霞と同じく聖杯戦争に参加するマスターである。

 「どうぞ、おかけになって下さい。」

 その大男は外見に似合わず気さくな笑顔をうかべて、雲霞に座るように促した。
 彼の一挙手一投足を観察しながら、彼女はそれに従った。

 「メキシコは初めてですか。」
 「はい、今回の仕事で来るのが初めてです。」
 「いやぁ、仕事仕事・・・難儀なことです。実のところ、僕としては仕事でもなければこんな空気の悪いところには来たくなかったですよ。」
 「御心配なさらず。私も同意見です。」
 「本当に?同じ意見の人がいてうれしいですよ。」

 シボネイはアハハ、と屈託のない笑顔を浮かべた。
 雲霞は相槌を打ちながら、その表情を観察する。

 大らかで裏表のなさそうな態度ではあるが――――――ただの馬鹿ではないだろう。
 今回の会談の申し出を受けたとき、雲霞はこの男の経歴を調べたが工作員として一流と評価できるほどの功績を上げていた。

 否、そもそも聖杯戦争に国家の代表として参戦する以上は一流でなければおかしいのだ。

 ならば自分が戦争に勝ち残るため、少しでも敵の人となりを知ることは無駄ではないだろう。
 となれば、敵も同じように考えていてもおかしくはあるまい。
 霞雲はこの会談も一つの闘争と捉えている。

 ただ――――――そう何事も当初の予定通りに行くものではないのだが。



219 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:05:20 ID:Sf443Au1
 「ではお喋りはここまでにして・・・・・・そろそろ本題に入りましょうか。」
 「そうですね。あぁ、あと予め認識阻害の結界を張ってあるのでどなたかに盗聴されたりする心配はありませんよ。」
 「有難うございます・・・・・・ただ。」

 霞雲は業務用の笑顔を崩さないまま、視線をシボネイの隣に向けた。

 「そちらの方も席を外していただけるとありがたいのですが。」

 そこには一人の男が、一言も発しないまま黙々と新聞を読みふけっていた。
 グレーのスーツに山高帽、サングラスと赤みがかった黒い髭を茂みのように生やした恰幅の良い男性だった。
 肌の色からして東洋人だろうか。

 話題を向けられてもその男は身じろぎ一つせず、超然とした佇まいを崩さない。
 自分のことは背景の一つとして扱ってくれと言いたいのか。

 それとも――――――自分以外のすべてが背景に過ぎないのか。

 その男を見ていると、雲霞は背筋に細かい針が当たっているような居心地の悪さを感じた。
 最初は同じキューバの工作員かと思ったが、絶対に違う。
 『ただの工作員』がここまでの存在感を放てるはずがない。

 シボネイはその男に代わって雲霞に答えた。
 先ほどまでの笑みを崩さぬままに。

 「彼は僕の仲間です。ご心配なさらず、会談の邪魔はしませんし、敵意もありませんから。」
 「・・・・・・どちら様ですか?」

 雲霞が尋ねる。
 彼女の悪感は的中した。


 「僕のサーヴァント、ライダーです。」


 雲霞が一瞬のフリーズから回復するより早く、
 シボネイが彼女に対して弁解をするより早く、
 この場にいる誰より早く行動したのは、今までその存在を消していた人物だった。

 「――――――動くな、動けば殺す。」

 実にシンプルで解かりやすい脅し。
 雲霞のサーヴァント、アサシンがライダーと呼ばれた男の首筋に背後から五寸ばかりの匕首を突きつけている。



220 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:06:14 ID:Sf443Au1
 ライダーの背後に限界したアサシンは女性のようだった。
 闇に溶け込む黒装束を纏った彼女は、その手の中にある匕首のように鋭い殺気をライダーに叩きつける。
 しかし、

 「・・・・・・女か。」

 ライダーはそう言っただけだった。
 アサシンに交渉するでもなく、臨戦態勢を取るでもなく、マスターに助けを求めるでもなく、椅子に座ったまま新聞を読んでいる。

 「興が乗れば遊んでやろう。だが今の余は中東情勢と株価の変動とやらを追うので忙しい。退くがよい。」

 異様な光景だった。
 完全に生殺与奪の権を握られているというのにその男は上から目線でこう言ったのだ。
 『見逃してやる』と。

 「その減らず口、ここで二度と利けなくなって見るか?」

 アサシンの殺気が針のように鋭くなる。
 彼女は機械的な動作で、匕首を持つ手にもう片方の手を添えた。

 そしてそのまま、よどみのない動作でライダーの首を――――――

 「やめなさい、アサシン。」

 雲霞がそれを止めた。
 アサシンは今にも切っ先を動脈に押し込もうという姿勢のまま、主に視線を移した。

 「・・・・・・・・・。」
 「アサシン。そのライダーはあくまでここに同席しているだけ。この場で息の根を止める理由はないわ。」
 「理由ならある。」

 黒衣の暗殺者はよどみのない口調で返答する。

 「この場でライダーを狩れば早くもサーヴァントが一騎脱落することになる。マスターは聖杯に一歩近づける。」
 「・・・・・・・・・・・いいえ、それは得策ではないわ。」

 張りつめた空気の中、雲霞はアサシンと視線を合わせた。
 言葉を選びつつ、彼女を説得する。

 「確かにこの場でライダーを仕留めることはできる。けれど――――――私たちはこの場にいない五騎のサーヴァントを相手取らないといけないことを思い出して。そもそも貴方はそのつもりでこの会談を設けたのでしょう?Mr.シボネイ。」
 「・・・はい。その通りです。」

 雲霞に話を向けられ、シボネイが応じた。
 表情も先ほどまでの朗らかなものではなく、さながら戦いに赴いた闘士のようなものになっている。

 「我々はお互いに国家の威信を背負ってこの聖杯戦争に参加しています。そしてお互いが聖杯という一人の勝者にしか与えられない宝を欲している以上、衝突は避けられません。」
 「・・・・・・・・・えぇ、おっしゃる通り。」

 雲霞はゆっくりと頷いた。

 中国もキューバも、互いに社会主義国家として友好を築いている。
 とはいってもそれはあくまで自身の利益を守るための友好関係であり、どちらかが足を引っ張るものなら切り捨てられても文句は言えない。
 ましてや聖杯という空前絶後のお宝をどちらかが手に入れたなら、『友好関係』においてどれほど対話の優位に立てるだろか。

 シボネイの言葉はアサシンだけに向けられたものではなく、目の前に座っている中国の工作員に対しても向けられている。
 当初の予定とは違う形だが、交渉は既に始まっている。



221 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:07:52 ID:Sf443Au1
 「しかし衝突は避けられず、勝者は一人にしかならないと言っても――――――衝突を減らし、勝者になるチャンスを増やすことはできるでしょう。」
 「チャンス?」
 「はい、チャンスです。」

 我が意を得た、と言わんばかりにシボネイはそこを強調した。

 「最終的に敵対することになっても――――――我々が敵対するのは最終段階で良いのです。我々二人が手を組んで、他の五組を倒します。その上で戦う。」
 「フェアプレーがお好みかしら?」
 「はい。フェアである、と言うことはチャンスが平等にあるということを意味しています。確かに今あなたのアサシンは僕のライダの息の根をいつでも止められるでしょう。その上でお願いしています。」
 「つまり――――――こういうことかしら。」

 雲霞はシボネイの提案と現在の状況を頭の中で転がしてまとめた。

 「今ここで敵を一組仕留めて五組を自分達だけで敵に回すか、最終的に戦うことになる一組を見逃して五組を連携して倒すか。」
 「呑みこみが早くて助かります。」

 シボネイが頷く。
 雲霞はそれを見て計算を始めた。

 現在は、自分が圧倒的に有利な立場に立っている。
 ライダーの生殺与奪の権を握っているのは自分達だ。
 だが―――より大局的な視野に立てば、同盟は魅力的だと考えられる。

 戦闘とは勝つことが重要なのではない。
 勝ち続けることこそが、肝要なのだ。

 「・・・・・・・・・。」

 そして――――――なにより、このキューバの工作員は『友好関係』という互いの国の建前の下にある対立関係に、包み隠さず言及した。
 おててつないでみんなでゴールしましょう、などというぬるま湯めいた発想ではなく――――――対等の立場で戦い、納得の上で戦場に立つために。

 彼女は彼のその考えに素直に感心した。

 雲霞は匕首を構えたまま微動だにしないアサシンに視線を向けた。
 彼女の従者は目で、好きにすればいい、と言っていた。



222 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:08:42 ID:Sf443Au1
 「受けるわ。」
 「・・・有難うございます。」

 雲霞がそう答えると、シボネイは大きく息を吐いた。
 それとともにアサシンがライダーから刃を引いた。

 「いやぁ、受けてくれて助かりましたよ。正直、生きた心地がしませんでした。」
 「こちらとしても魅力的な提案でした。断る理由がありません。」
 「そう言ってくれて助かりますよ。」

 あはは、とうっすら汗をかきながら笑うシボネイ。
 雲霞もそれに合わせて笑みを浮かべた。

 ただ――――――この同盟は言葉通りのものにならないだろうとも彼女は考えていた。
 ともに闘うということは相手の手の内を見る機会があるということで、最終的な勝者になるにはそこが分け目になるだろう。
 さらに、極端なことを言えば他のサーヴァントとの戦闘中に裏切ることもありだ。

 だが――――――それはお互い同じこと。
 騙し合い、謀り合いの条件が同じだというなら、それは彼が言うように確かにフェアな戦いだ。
 ある種賭けのようなこの同盟だが、元々雲霞はギャンブル好きだ。

 それに、彼女個人としても――――――


 「お互い協力し合うとして―――どのように連携を取りましょうか?」
 「私としてはそうね、表向きは敵同士のふりをしておきたいわ。相手を嵌める余地がそこにできると思うから。」


 そうしてしばらく雲霞とシボネイは打ち合わせを行い、その後彼女は席を立った。




 空港のロビーをコツコツ、とく靴を鳴らしながら彼女は思い返す。
 屈託のない笑顔、一見単純そうに見えてその実、肝の据わったあの佇まい。

 「・・・・・・いいモノ見つけたかも。」

 ちろり、と赤い舌が唇をなめた。
 先ほどの会談では見せなかった妖艶な笑み。

 雲霞は上機嫌なまま、空港を後にした。




223 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:09:39 ID:Sf443Au1
======


 「ふい〜〜〜・・・。」

 黒髪の美女が立ち去ったのを見届けて、シボネイは背もたれに身を沈めて盛大にため息を吐いた。

 「いやー、びびったビビった。生きた心地がしないってのは正にああいうもんのこと言うのかね?」

 懐から故郷キューバ産の葉巻を取り出し火をつける。
 本人はそんなことを言っているが、その顔には明るい笑みが浮かんでいる。

 まるでジェットコースターを満喫した少年のような笑顔だ。

 「自分で少し経歴調べてみたけど、あの子も本当怖いね。直にあってわかったのは、実物は倍増しで怖いってことだ。アサシンが出てきた時には僕はもう本当、死ぬのを覚悟したよ。」

 ペラペラ、と楽しそうにまくし立てながら葉巻を吹かす。
 そこで今の今まで、周囲を完全に無視していたライダーが顔を上げた。

 「・・・・・・話はもう終わったようだな。」
 「・・・あんた、新聞は読み終わったのかい?」
 「うむ。」

 大仰に頷いて、彼のサーヴァントは新聞をテーブルの上に置いた。

 「この時代の王は政も金回りも貧弱よのう。やはり支配者とは言葉ではなく力で選ばれるべきなのだ――――――余がそうであったようにな。」
 「そういうもんかねぇ。」

 召喚されてからというもの、ライダーは政治や経済、他にも軍事などの情報を積極的に集めていた。
 何故そんなことをするのか?と聞いたことがあるが――――――答えは単純明快。

 『世界征服』。
 それがライダーの目的なのだ。
 そして、それが御伽話でも誇大妄想でもないのが始末が悪い。

 何せ――――――この男は世界史有数の版図を誇る大帝国を築き上げた『蹂躙王』その人なのだから。

 「しかしまぁ、何だなライダー。」

 ライダーが聖杯を獲得して世界征服に乗り出す未来予想図を脳裏に描きながら(楽しいほどにぞっとする)シボネイは話題を変えた。

 「やがて自分が征服する世界のことを知るのも大事だけど、それよりもう少しは助け船を出してくれよ。僕の交渉が失敗してたら僕もあんたも御陀仏だったんだからさ。」
 「ふむ?」

 そう言うとライダーは不敵な笑みを浮かべた。


 「何を言っている、死んでいたのはあやつらの方だ。」



224 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:10:55 ID:Sf443Au1

 その声はシボネイの『背後から』聞こえた。

 「・・・・・・え?」

 シボネイが振り返ると彼の背後にライダーが立っていた。
 彼は思わずぽかーん、という間抜けな擬音付きで口を開けてしまった。
 口の端からぽろり、と葉巻が零れるのを反射神経でキャッチして、口を動かす。

 「え、あれ・・・・・・えぇぇぇっ!?」

 首の骨がぐきっ、と音を立てそうな勢いで横を振り向く。
 彼の隣の席にはグレーのスーツに身を包んだライダーが・・・・・・、

 「いや、ライダー・・・・・・じゃないっ!?」

 ついさっきまでライダーだと思っていた男の輪郭が崩れていく。
 グレーのスーツが陽炎のように揺らめいて騎馬民族風の軽鎧になり、
 豊かに蓄えられた黒ひげの顔は生気の抜け落ちた若い男の顔になる。

 「戻れ。」

 シボネイの背後に立つ『本物の』ライダーが厳かに告げる。
 すると椅子に座っていた男が黒い煙になってライダーの手のひらの中にある黒色の球体の中に吸い込まれていく。

 「影武者だ。」
 「・・・・・・一体いつから?」

 ライダーは何でもないことのようにそう言った。
 シボネイは一つ訊き返すのに精いっぱいだった。

 「無論、貴様の気づかぬうちにだ。」
 「・・・・・・それもそうだな。」

 キューバの工作員は考える。
 ライダーは弓の名手でもある。
 今までどこに隠れていたのか知らないが、おそらくはいつでもアサシン組を打ち殺せる体勢だったのだろう。
 今回の交渉が決裂していればそうしていただろう。

 いや、しかし『それ以上』もありえた。


225 :Fate/End of Days-Prologue 1:11/07/05 03:11:40 ID:Sf443Au1
 「一つ・・・・・・確認しておきたいんだが。」
 「何だ?」
 「今回の交渉に俺が失敗していればどうなっていた?」
 「知れたこと。」

 ライダーは先ほどまで自分の影武者が座っていた椅子に腰かけた。
 片手を差し出してきたのでシボネイは葉巻を一本そこに乗せた。

 「貴様もあの女もろとも撃ち殺していた。あの程度の交渉に失敗するような者は余の配下に不要だ。」
 「・・・・・・左様ですかい。」

 つまり、今回の交渉はマスター、いや配下としての自分の腕を試す試金石だったということになる。
 随分な主従もあったものだが、それが今回の聖杯戦争の特色でもある。

 今回の聖杯戦争にマスターがサーヴァントを律する令呪というものは存在しない。
 故にサーヴァントにとってマスターとは限界し続けるための魔力の供給源に過ぎない。
 よってマスターは裏切られたくなければ、サーヴァントにとって自分が『手を組むに値する人間である』ということを示しつづける必要があるわけである。

 (ただ・・・そのぐらいスリルが無いと、やる価値もないがな。)

 シボネイはそう思いながら、ライダーにライターを手渡した。
 葉巻に火をつけて、大平原の蹂躙王は呟いた。

 「今回の件は良い手柄であったな、褒めて使わすぞ。どちらの女も――――――『そそる』。」

 煙を吹かしながら蹂躙王が哂う。
 その横顔が獲物を見つけた狼のように見えて、シボネイはぞくぞくと寒気を感じた。

 「・・・誰を敵に回すことになっても、あんただけは敵に回したくないね、ライダー。」
 「よい心掛けだ。ゆめゆめ忘れる出ないぞ。」

 そう言ってライダーはテーブルの上の新聞を広げた。

 「・・・・・・ひょっとしてまた読むのか?」
 「読んでいたのは影武者だ、この戯けが。」

 葉巻を吸いながらライダーは新聞に目を走らせる。
 一回始まれば後は梃子でも動くまい。
 動かそうとすれば打ち首なのは目に見えている。

 やれやれ、と吐きたいため息をこらえてシボネイは窓の外のくすんだ空を見上げた。

 (まったく――――――頼もしいほどに恐ろしいもんだよ、うちの皇帝様は。他の連中に同情しちまうね。)

 まだ見ぬ五組の敵に思いを馳せつつ、山吹色の魔術師はもう一本葉巻に火を付けた。




226 :Fate/End of Days:11/07/05 03:15:22 ID:Sf443Au1
Prologue 1はここまで、
プロローグは2〜6までありますが夜も遅いのでまた後日投下します

227 :名無しさん :11/07/05 08:07:19 ID:fcwLmWVK
皆鯖の王様連中は自分のサーヴァントにしたくないのばかりだなw
ニムロドやチンギスとかファラオとか

228 :名無しさん :11/07/05 11:55:19 ID:fcwLmWVK
>>207
その代わり、マントラスキルはなさそう。
多分マントラは宝具扱いに入ってそう。
マントラの変わりに魔力放出(炎)が付くみたいな感じだと思う。

ラーマも公式でやったら、アヴァターラ関係の逸話からオリジナルスキルが多そう。


229 :名無しさん :11/07/05 12:07:26 ID:Tv/T10o4
>>226
乙なんだよ
気になったのはチンギスさんのイメージかなー。
がめつい覇王的なイメージだから一人称が余とかはシックリ来なかった。
バベルのが一番シックリくるかな
愚痴みたいでごめんね、次回も楽しみにしてる。

230 :名無しさん :11/07/05 12:47:32 ID:eYADq9Lc
>>227
逆に考えるんだ自分が従者になって付いていけば良い と

普通の英霊でも大抵の場合はマスターより戦いの機微に敏感で作戦能力も高い

英霊の中でも指揮力作戦能力に優れていることが多い王様英霊に
基本戦いに関しては素人だったりするマスターが指示を出すのは非効率


231 :名無しさん :11/07/05 12:57:37 ID:eYADq9Lc
このチンギスさんは怖いなあ

最後にデレるのかなw?

232 :名無しさん :11/07/05 13:04:39 ID:v0SESu5t
みんなの王様ベオウルフ!
ウッフェとカールは比較的まともな王様かな

233 :名無しさん :11/07/05 13:05:44 ID:RLsgsUgS
自分の事を余と呼ぶチンギスさんについてだが特に違和感はなかった。
蹂躙王の貫禄は一人称が変わったぐらいでは揺るがない。
他の鯖はどんなのか楽しみだ。

>>227
まともな王様といったらベーオウルフや神武天皇、ウッフェぐらいだからな。

234 :名無しさん :11/07/05 16:38:40 ID:Tv/T10o4
>>227
この三人だと・・・ダメだ、まず制御できねぇw
其々がその名を轟かす一級の英霊ではあんだが、気紛れで残忍で我が儘だからなー。
おまけに派手で傍迷惑な宝具ばかりだから、使いにくいったらありゃしない!


235 :名無しさん :11/07/05 17:09:18 ID:Ln5g+7hJ
>>226
おおこれは久しぶりに新規の良い嘘予告が来たな
しかしやっぱ皆鯖での蹂躙王は人気高いなw

HinHにバベルにend of dayの三作で登場とかマジ登場率高い

236 :名無しさん :11/07/05 17:13:42 ID:eYADq9Lc
>>232
魏王曹操「教会の中で女の子押し倒すとか引くわ〜」
カール「やかましい!人妻フェチ!」
曹操「何をいう 良いか?人妻というのは…(人妻の良さについて語る)」
カール「むっそれは…」
シャ…カールの部下たち「余計な事吹き込まないでくれ 頼むから」

>>234
だが待って欲しい
チンギスさんは同盟などを駆使してのし上がった
クレバーな側面もある
隠匿その他を完全に無視するようなことは
「世界相手に征服戦争を始める算段がつく」までは
控えてくれるのではないだろうか?


残り二人はダメだなw目立つ巨大建造物大好きっ子だから
マスターが止めても無視して建築を始めてしまうw


237 :名無しさん :11/07/05 17:22:25 ID:Ln5g+7hJ
目立つことに全身全霊を懸けてらっしゃるからな僕らのファラオ様はw

238 :名無しさん :11/07/05 17:23:44 ID:Tv/T10o4
>>236
同胞には優しかったというし、征服王みたいに意外と常識的な側面もあるんだなー蹂躙王。
暴れたら一切合財しゃぶり尽くされて更地になりそうだがw


239 :名無しさん :11/07/05 17:28:11 ID:BlUZj7Na
>>233
ラーマや禹を忘れてるぞ。





240 :名無しさん :11/07/05 18:56:19 ID:hVHj1ptH
アルジュナなんて、「民を助けるのは王の義務だ!」といって困った人を救うために追放刑になった王様だぞ
・・・なんか逆に不安になる王様だな

241 :名無しさん :11/07/05 19:02:13 ID:f24rGaQe
王か…ソロモン翁は普通に考えたくないなw

242 :名無しさん :11/07/05 19:45:50 ID:Tv/T10o4
皆鯖ssの聖杯戦争で最も困難な闘いってどのssかな?

243 :名無しさん :11/07/05 20:07:10 ID:i/RWUZCX
>>242
ぶっちぎりでバベル、次いでRebirth WAR
HELLSINGのブロークン・イングリッシュ並のルール無用の泥仕合で
アキレスでもまず勝ち残れず、敗れるくらいのマスト・ダイな難易度。
ってか英霊25人を有するアンチキリスト軍が敗北確定て、どんだけだよw


244 :名無しさん :11/07/05 21:23:45 ID:tYETA+xn
久々に来たらASが完結してる!完結乙です!!
ファラオ体操とかやっておきながら、ファラオ組の独壇場にはさせないで
全鯖大活躍で見事に完結するとは!お見事でした!すごく面白かったです!


245 :名無しさん :11/07/05 21:35:34 ID:Ln5g+7hJ
そういやFateASで思い出したがまとめサイトのASのページの伸び方がおかしいw
二三日前にも似たような現象が起きてたがなんだ昨日が10人で今日が300人超えってw
全話纏めのページは100人満たないのにこんな人数どっから来てんだろう?

246 :名無しさん :11/07/06 01:04:56 ID:nxzbqWUr
>>243
物凄い作者の都合で話が進む話にしか聞こえん

247 :名無しさん :11/07/06 02:02:51 ID:g8ylhSRF
バベルはかなりイッちゃってるssだしな。
連載当初は、こいつ大丈夫か?っくらい病んでた。
良くも悪くも独善的で厨二クサいssで
邪道系だから批判や不満も多いけど、ハマる奴には良作。

248 :Fate/End of Days:11/07/06 02:03:22 ID:EqCLm5y8
ちわっす、続き上げときます
本日の分は2と3で

249 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:04:14 ID:EqCLm5y8

――――――NOON――――――



 「・・・・・・・・・あっちいなぁ、オイ。日本とは大違いだぜ。」

 地平線の端まで続くメキシコの国道を行く一台の車があった
 対向車線含め前後に他の車の影はなく、左右にはひたすら疎らに生えた木々と枯色の草原が続いていた。
 車の運転席に座る男はいつ果てるとも知れぬ道の先を睨みながら、至極気だるそうな口調で言った。

 「お天道様がこんなに張りきってるような土地にはついぞ来たことねぇ。オレも生前は色々ドサ回りをやらされたもんだが、それでもまだまだ見識が浅かったと反省せざるを得んね。」
 「湿度が高くないだけまだましだと思うのだけど。」

 男の独り言めいた言葉に応えたのは助手席に座る少女だった。

 「周りの木々を見ればわかるようにこのあたりは雨量が少ないのよ。これで日本の夏みたいに湿度が高ければ蒸し殺されているわ。」

 少女は手元の地図に視線を落としながらつまらなさそうにそう言った。

 彼女のことを描写するなら、確かに美少女と言っても過言ではないだろう。
 ただしそれはいわゆる今風の少女のような華のある可憐さではなく、古風な少女としてのたおやかな美しさである。

 肩の下まで伸ばした癖のない、墨のように黒く光を吸い込む髪。
 職人の手で刷られた直後の和紙のように、染み一つない白い肌。
 それは水墨画の中から直接抜け出てきたかのような、モノクロの美しさだった。

 「違ぇねぇ。」

 少女――――――御子上紗月に対し、運転席の男が相槌を打つ。

 「真夏の湿原で乱闘とかしたこともあったが、あれは筆舌に尽くしがたい地獄だったな。泥と汗と返り血とその他よくわからん汁でどろんどろんになってだな―――、」
 「・・・いや、そういう血なまぐさい昔話はいいから。――――――ところでね、セイバー。」
 「ん?」
 「あなたの服装、それ・・・・・・どうにかならないのかしら?」

 紗月は運転席に座る男――――――セイバーに冷ややかな視線を向けた。
 確かに彼の服装は、ここがメキシコという事実を加味すれば文化的な意味で場違いであり、時代的な観点からすれば時代錯誤であり、彼の出自を知っていてもなお突っ込みどころ満載であった。

 セイバーが来ているのは全体的に白を基調にした和装―――それも弥生時代や飛鳥時代など、明らかに平安以前のもの―――で、その上に藍色に染められた袖の無い羽織を纏っている。
 服や羽織の襟や裾には幾何学模様のような刺繍が織り込まれている。
 その上で上着の胸元を大胆にはだけており、服の下に巻いているサラシや鍛えられた胸板などが覗いている。
 さらに首からは勾玉や獣の爪等からなる飾りをじゃらじゃらと下げ、その手首にも同種の腕輪などを巻いている。
 女も羨むほど艶のある髪は金糸を織り込んだ紐でポニーテールのようにまとめてある。

 言ってしまえば平安以前の和装をテーマにしたパンクファッションである、と紹介しても違和感がない。
 これがいわゆる『歌舞いている』というやつなのだろうか、などと紗月は思ってしまう。



250 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:05:40 ID:EqCLm5y8
 「いやぁな、これはその、色々としょうがねぇんだよ。」

 紗月に指摘されると、セイバーはバツの悪そうな表情を浮かべた。

 「暁のお下がりだっていうオレ用に用意してくれた服なぁ、言っちゃ悪いがあれ、格好よくねぇよ。」
 「・・・・・・悪かったなセンスが無くて。」

 セイバーがそう言うと、後部座席から声が上がった。
 何やら投げやりムードな淡々とした声音だった。
 その声の主である紗月の弟―――暁にセイバーが弁明する。

 「怒るなって、別に暁の服が悪いって言ってるんじゃねぇって。ただ俺とは趣味が合わなかっただけなんだよ。そこんとこ誤解しないでくれよ。」
 「だからって、ホテルに置いてあったファッション雑誌を開いて『これと同じ服を見繕ってくれ』はないだろう。こっちの資金だって底なしじゃないんだ、サーヴァントの道楽に付きあって無駄遣いするわけにはいかないんだよ。」
 「・・・・・・・・・くっ。」

 淡々と打ちこまれる暁の突っ込みにぐうの音も出ないセイバー。
 事の顛末はこうであった。

 聖杯戦争に参加するため、セイバーを伴ってメキシコシティに降り立った御子上姉弟。
 ただ聖杯戦争が行われる儀式場はメキシコの首都から車でほぼ半日かかり、電車も通らない。
 よってレンタカーを借りて騎乗スキルをもつセイバーに現地まで運転させようということになり、彼に当世風の格好をしてもらう必要が出てきたわけである。
 しかし、ファッションに関して独自の感性を持つセイバーは暁のお下がりを拒否し、雑誌のモデルのような服を所望したのである。
 だが、暁が先ほど主張したように彼らの資金は有限であるわけで――――――無理やりセイバーは本人曰く『趣味に合わねぇ』服を着てドライブさせられる羽目になったわけである。

 「でもまぁ、いいじゃねぇか。もうこの辺になると走ってる車もねぇし、変な目で見られる心配もねぇだろ?」
 「そういうことを言ってるとどこから車が来るんじゃないかしら。」
 「そういうときは『これがジャパニーズトラディショナルファッションです』って言えばいいんじゃねぇのか。」
 「どんな日本の伝統よ、それ。」

 なぜか横文字を習得している古代日本の英雄に突っ込みを入れつつ、紗月は額を抑えた。
 最初は大人しく暁の服を着ていたセイバーだが、人や車が少なくなってきた途端、『普段着』にいつのまにか着替えていた。

 幸か不幸か、セイバーは非常に美形なので彼が今着ているパンク風の和装が異様にはまっている。
 この分だと彼が所望していた現代風ファッションも着こなしていただろう。
 彼の伝承には女装して敵の暗殺に成功したという逸話もあるぐらいである、美男子なのもある種仕方のないことである。



251 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:07:15 ID:EqCLm5y8
 「・・・・・・ところでさ、姉さん。例の儀式場にはいつぐらいにつくのかな。」
 「あっ、ちょっと待ってて。」

 暁がぼそり、と呟いた。
 紗月は地図を鞄から広げて見て大まかなあたりをつける。

 「そうねぇ・・・、陽が落ちる前には到着すると思うんだけど。」
 「・・・ふーん。」
 「・・・・・・・・・。」

 紗月はバックミラーに映る弟を観察する。
 彼は窓際に肘をついてつまらなさそうに外を眺めている。

 一族特有の白い肌と黒い髪に灰色のパーカー。
 一見すればごく普通の十代の少年なのだが――――――時折、実の姉である紗月にも読めない表情をすることがある。

 まるで、虚空に浮かぶ月を射ようとするかのような険しい視線。

 そんな顔を見せるときが最近、特に多くなった。
 おそらく――――――彼は姉の知らない何かを抱えて、何かを目指しているのだ。

 (だからといって――――――聖杯戦争には参加してもらいたくなかったんだけど。)

 紗月は自分の左手の甲を撫でた。
 そこには捻じれた鎖をかたどった刺青のようなものが一角刻まれている。

 今回行われる聖杯戦争はアステカ文明のとうに滅んだ儀式に、日本の冬木という町で行われた聖杯戦争のシステムを組み込むことで成立した、歪で不格好な代物だ。
 故に再現しきれていないシステムも幾つかあり――――――その一つが令呪だ。

 しかし、その失われたはずの令呪を、紗月はかつて譲渡されたマキリ一族の技術をもとに復活させることに成功した。
 もとより『縛る』という分野の魔術において紗月は高い才能を発揮していたのだ。
 これで、彼女らは他のチームに無いアドバンテージを得るに至った。
 この令呪を保有しているのは長女である紗月、長男である暁、そして――――――、



252 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:07:56 ID:EqCLm5y8
 「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 紗月はバックミラーに映る幼い少女の姿を視界に収めた。
 彼女は朝からの強行軍にすっかり疲れたのか、後部座席で寝息を立てている。

 紗月や暁とは違う薄いブラウンの細い癖っ毛。
 生来のものではなく、ずっと屋内で暮らしていたが為の白い肌。
 若草色のワンピースに、その細い面立ちには似合わない大きな眼鏡。

 彼女が三人目の令呪の保有者、三人の次女であり、御子上家の実子、御子上壱名だった。
 そして―――――――紗月の最大の懸案事項でもある。

 「・・・・・・・・・・・。」

 元々、紗月と暁は御子上家の人間ではなく澄苗という家に生まれた。
 しかし、両親が他界したことで彼女ら姉弟は親戚である御子上に引き取られることになったのだ。
 その際、実の両親から回収された澄苗の魔術刻印は、未だ紗月に譲渡されていない。
 最初は御子上家の魔術を継ぎ、当主になれば受け取ることができると考え、修行を続けていた彼女だが、ある日養父の真意を聞いてしまった。

 『――――――御子上の魔術は、壱名が将来生むであろう子に継承してもらう。』

 結局、紗月の両親の遺産である魔術刻印は彼女の手元に渡ることはなくなってしまった。
 だが――――――そこで舞い込んできたのが、養父が関係しているというメキシコの聖杯戦争の話だった。

 紗月の養父である、御子上当主は実に『魔術師らしい』感性を持ち、目標もまたしかりだ。
 つまりは――――――『根源』への到達。

 そこを狙って紗月は養父に交渉を持ちかけた。
 『根源』にさえ到達できれば、澄苗の魔術刻印になど意味はないだろう―――と。
 彼女は養父に聖杯を持ちかえることを条件に、澄苗の魔術刻印を譲り渡すことを確約させた。

 つまり、それが彼女の参加動機。
 失われた両親の遺産を受け取るために。
 自分一人で戦地に赴く覚悟だった。
 ・・・・・・だというのに。

 「姉さん、どうかしたの?しかめっ面になってるけど。」
 「いや、何でもないわよ。」
 「だと良いんだけど。」
 「何か含みがある言い方よね、それ。」
 「何か疾しいことがあるから、そう聞こえるんじゃないの?」
 「・・・・・・・・・ねぇ、暁。あなた、『後悔先に立たず』って言葉知ってる?」
 「『先立つ不孝をお許し下さい』って言い回しなら知ってるよ。」
 「んー、『力、山を裂き、剣、水を断つ』だったっけか?」
 「・・・・・・・・・いや、何か違う。」
 「・・・・・・・・・うん、多分違う。」

 ちなみに最後に割り込んできたのはセイバーである。



253 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:08:38 ID:EqCLm5y8
 結局のところ、紗月は自分一人で戦地に赴く覚悟だったのだが、どういうことか弟と妹もついてきてしまったのだった。
 おまけに問答の末、計三画の令呪を一画ずつ分け合うことになってしまった。

 紗月としては、彼らを巻き込みたくはなかった。
 特に壱名は。

 「・・・・・・・・・。」

 壱名は凶眼という特殊な能力を有している。
 視認した対象に不幸の因子を叩きつける、文字通り凶悪な魔眼だ。
 その力を持て余した御子上の人間は彼女を本家から隔離した。
 もう彼女に会いに行くのは姉と兄くらいなものである。

 能力に目覚めてから、壱名は随分と人見知りをするようになってしまった。
 不幸な境遇に立っているいるからこそ、彼女にはこれ以上不幸になって欲しくないし、また危険な目にも遭って欲しくないと紗月は考えているのだが。

 「・・・・・・・・・・・・っ。」

 知らず、膝の上で手を握る。

 しかし――――――その凶眼に加え、御子上の魔術、得意としている剣術と合わせた結果を想像してみれば、この三姉弟の中で最も直接的な攻撃力は高いだろう。
 その力を奮わせることに躊躇わなければ――――――。

 (・・・・・・そんなことはさせない。)

 紗月は奥歯を噛みしめてその計算【シミュレーション】をふり払った。

 (暁と壱名は私が守る。聖杯を手に入れて、皆無傷で家に帰る。)

 目標を呪文のように頭の中で唱える。

 ――――――しかし、できるのだろうか。
 聖杯戦争に参加するのはいずれも熟練の魔術師たち。
 それだけでなく怪物狩りの専門家や秘密工作員なんて連中もいると聞く。
 そんな中で、まだ若い十代の魔術師三人が、そもそも生き残ることができるのだろうか。

 (あまつさえ、勝ち抜くことなんて――――――、)


254 :Fate/End of Days-Prologue 2:11/07/06 02:09:16 ID:EqCLm5y8

 そんなイヤな想像が紗月の頭の中を巡り始めたとき、

 「よぉ、どうした紗月。武者震いかい?」
 「―――――――――っ。」

 セイバーの声でふと我にかえる。
 どうやら知らないうちに手が震えていたらしい。

 紗月が運転席に目を向けると、セイバーは今までとは違う静かで涼やかな視線を彼女に向けていた。
 彼女はその視線をそらさずに気丈に返した。

 「えぇ――――――ただの、武者震いよ。」
 「そいつは重畳。戦場では足の竦んだやつから死ぬと相場が決まってっからな。」

 あっはっは、と笑うとセイバーは若き主に手を伸ばし、乱雑にその頭を撫でた。
 どうにもマスターに対する態度ではないが――――――どうにも、紗月はその手を払いのける気にはならなかった。

 「ちょ、ちょっとセイバー、前見て運転しなさいよっ。」
 「心配いらねぇよ。」

 憎まれ口を叩く彼女に、戦火の英雄は不敵な笑みを浮かべて答えた。

 「もう二度と失わねぇと、決めたからな。」


 かくして、三人と一騎を乗せた車はメキシコの荒れ野を往く。
 彼らの道を照らすものは、唯ものを言わぬ太陽のみであった。


255 :名無しさん :11/07/06 02:11:33 ID:zJmcsSRd
>>226さん
乙です。連載してほしい。蹂躙王風格があっていい。一人称多少変わっても関係ないですね

王様で鯖にしたいのって、ベオウフルさんくらいしか思い浮かばない。後は現代日本に適応できなさそうだし
イスカは適応能力けた外れに高そうだけど
姫もありならエウロペさんかな。タロスに乗せてもらいたい。

256 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:20:32 ID:EqCLm5y8

――――――AFTERNOON―――――



 「なぁ、アーチャー。パスタで大事なことは何か知ってるか。」

 銀髪の男がおもむろに口を開いた。
 彼の前にはぺペロンチーノがテーブルの上で湯気を立てていた。

 「パスタと言っても実は色んな種類があるんだな、これが。
俺が今日調理したのは南イタリア原産の乾燥パスタ、もったいぶった言い方を省いてしまえば何のことはない、世界の皆が愛する何の変哲もないスパゲッティさ。」

 そう言って男は皿に盛られたぺペロンチーノにフォークを挿し込み、くるくると巻きつける。
 彼の目の前にゆっくりと持ち上げられたパスタは、窓から差し込む明かりがオリーブオイルに反射して艶めかしく輝いていた。

 「パスタを茹でるときの最大の原則にして味の根本を左右する奥義。
それはアルデンテに仕上げるということだ。茹で上げる瞬間、ほんの僅かに芯を残すことで確かな歯ごたえを生む。
硬過ぎるでもなく、軟過ぎるでもなく――――――それはパスタだけでなく全ての事柄に通じる『美味』の在り方だと俺は思うね。」

 彼はフォークから視線を外し、静かな眼差しで『彼女』を見据えた。


 「つまり――――――確かな芯を持つ君はこの世で最良のパスタよりもなお美しい。」


 メギャアッ、という派手な音が響いた。

 彼女が弓を居合抜きの如く振るい、彼の頭部を打ち抜いたのである。
 その一撃によって、後方斜め45度海老反り三回転半脳天着地審査員満場一致満点級ジャンプを強制的に決めさせられた彼女のマスターだが奇跡的に命に別状はなかったようで頭部からだらだらと流血しつつ跳ね上がった。



257 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:22:04 ID:EqCLm5y8
 「痛ぇっ、今のは痛かった!親父にも殴られたことないのに!!」
 「あっそう。」
 「ひでぶっ!!」

 無造作にもう一発。
 今度は壁にめり込んだようだが、それでもなおパスタの絡まったフォークを手から離していないのは流石の食い意地と言ったところだろうか。

 「なぜだろう、麗しのアタランテ。痛いはずなのに気持ち良くなってきたよ。」
 「よかったな、アルベルティーニ。あと、真名で呼ぶのは控えておけ。」

 彼女は弓を構え、矢をつがえた。
 とりあえず、狙いは壁に突き刺さっているマスターのケツである。


 聖杯戦争に参加する魔術師、グァルティエロ・アルベルティーニと、彼のサーヴァント、弓の英霊・アタランテの少し遅めの食事風景であり――――――いつもの食事風景だった。

======


 アルベルティーニがこの町に到着したのは本日の早朝にあたる。
 メキシコシティから車を走らせ、夜を通しての結果である。

 疲れが溜まったのか、彼は宿にチェックインを済ますとそのまま寝入ってしまい、起きたのがもう日も昇りきった午後三時だった。
 この宿では特にルームサービスのようなものは無いらしく、彼は目覚ましの運動がてらに自分でパスタを茹でた。

 そして出てきたのがあのセリフである。
 頭が茹で上がっているのではないかと思われるのも致し方ないが、この男はいつもこの調子なのである。


258 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:22:46 ID:EqCLm5y8
 「俺としたことが不覚だったな、ランチの時間を忘れるとは。」

 アーチャーにボッコボコに痛めつけられた後、アルベルティーニは憮然とした面持ちでぺペロンチーノを頬張っていた。
 止血をする間に若干冷めてしまっていたが、まだ許容範囲内である。

 顔面あちこち腫れあがっているが彼は実際のところ、結構な男前であった。
 短く刈り込んだシルバーの髪、掘りの深い顔立ちや、貧相さを感じさせないがっしりとした体形。
 ユニフォームを着せてサッカーでもやらせればそれなりに様になるだろう。

 「ところでな、アルベルティーニ。」
 「どうした、マイハニー。」
 「黙れ死ね。」

 ・・・・・・しかし、この男の悪癖と言うべきなのが、このナンパ癖である。
 女性と見れば太陽のスマイルと軽快なトークで真っ先に口説きにかかる。
 実際のところ、普通の女性に対してなら端正な顔立ちやその陽気さはプラスに働くのだが、彼の現在のパートナーには逆効果もとい火にガソリンとダイナマイトである。

 ただ――――――彼がサーヴァントを口説くのは他にも理由があるのだが。

 「アルベルティーニ、その減らず口を閉じて、黙って私の話を聞け。殺すぞ。」
 「わかった、わかった。これ以上口の中を切ると、パスタの味がわからなくなっちまうからね。」

 アーチャーが机に手をついて睨みを利かせると、彼女のマスターは肩をすくめて口をつぐんだ。

 そのアーチャーの真名は、先ほどアルベルティーニが漏らした通りアタランテ。
 生きている者の中で最も速いとされた健脚。
 多くの若者を魅了した美貌の持ち主である。

 一本の三つ編みにまとめた赤毛。
 日に焼けた肌と、カモシカのようにしなやかな肢体。
 纏っているトーガは袖を切り落とされ、裾のスリットから脚が露わになっている。
 その美しさは地上におりた狩りの女神と言われても遜色はあるまい。



259 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:23:26 ID:EqCLm5y8
 ただ――――――彼女は求婚してきた若者と徒競走で勝負し、勝てなければ射殺したという逸話を持っている。
 もとから男性に容赦が無い――――――はっきり言えば男嫌いの彼女と、女たらしのアルベルティーニは相性が最悪である。
 マスターが口説き、サーヴァントが殴るというこの構図は契約を交わして数日ですっかり定着しており、いまだ銀髪の魔術師が冥界の門に到着していないのはひとえにギャグ補正によるものだと思っていただこう。

 何はともあれ、アーチャーは部屋の窓から外へと視線を移した。
 窓の向こう、町の家並みの向こうにはうっそうと茂る密林がある。

 「今日、お前がまだ眠りこけている間に森に入った。おそらく――――――既に別のマスターが森に入っている。」
 「・・・・・・ほう。」

 アルベルティーニの目つきがにわかに鋭くなり、魔術師としての目つきになる。
 ぺペロンチーノを頬張りながら。

 「根拠は?」
 「キャンプ跡を見つけた。」
 「・・・現地の人間って線はないよな。森の住人は皆退避してるはずだし。」
 「あぁ、そして微かな魔力の痕跡を見つけた。ごく最近そこにいたようだったから追跡できなくもなかったが――――――流石にお前を置いていく気にはなれなかったのでな。」
 「いや、無理に追わなくてもよかったよ。ご苦労。」

 アルベルティーニは白パンをちぎって口に放り込みながら、思考を巡らせる。

 今回の聖杯戦争の起源は古代アステカ文明まで遡る。
 かつてその遺跡では七人の英雄がそれぞれ生贄を捧げ、英霊を召喚し、命を懸けた戦いを通して神を召喚するという儀式が行われていた。

 しかしやがて時は流れ、儀式は廃れた。
 今では密林の奥地に太古に繁栄を謳歌した遺跡群が眠りにつき、かつての文明の子孫がその上で暮らすのみとなった。

 だがその儀式は今、聖杯戦争と言う名で復活していた。
 『大学』と呼ばれる組織、そしてアルベルティーニ一門を含む四つの魔術師の家計の手で。


260 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:24:27 ID:EqCLm5y8
 「しかしまぁ、そのマスターさんも酔狂なことだね。わざわざ森の中に分け入っていくとは。」
 「馬鹿か、アルベルティーニ。今回の聖杯戦争の儀式場は森の奥の遺跡――――――といことは聖杯自体もそこにあるはずだ。」
 「・・・・・・・・・・・・じゃあ、なんだあれか、俺も最終的には草木の樹海をかき分けて遺跡までたどり着かないといかんということか。」
 「そういうことだ。」

 アーチャーは聖杯戦争の準備を行っていたというアルベルティーニの父親から預かっていた地図を広げた。
 それを見て銀髪の青年はうおぉ、と呻いて天を仰いだ。

 彼が現在逗留している宿屋は遺跡に最も近い町にある。
 町の人口は千人弱、南北と西を街道が走り、まばらな木々の平原とトウモロコシの畑を有する田舎町だ。

 ただし、特徴的なのは町の東に奈落の如く茂る密林である。
 未だ人の手が入らぬ原生林には、その奥で昔ながらの生活を営む古き部族が暮らし、町の人間は近付かない。
 そしてその森の奥にこそ部族と『大学』の研究者のみが知る太古の遺跡が眠っているのだった。

 「・・・・・・俺はね、文明人の魔術師ならわざわざジャングルに入ってサバイバルしながらバトルロイヤル、みたいなワイルドな選択肢は取らないと踏んでいたんだがね。」
 「そもそも現代の魔術師にとって、魔術の秘匿は最優先事項だろう。だったら人目に付かない森の奥というのは都合がいいんじゃないのか?」
 「ぬあぁぁっ、太古の英霊に現代魔術師の心構えについて説教されたぁっ!!」
 「うるさい。」
 「ぐぼぉっ!!」

 頭を抱えて叫ぶマスターにアーチャーは無造作に弓を叩き込む。
 アルベルティーニは思わず輝ける天界の門をノックしてもしもし。

 「・・・だがまぁ、町に留まるというのも戦術としては悪くないな。」
 「・・・・・・・・・・・・そうなのか?」

 天界の門かと思ってノックしてもしもししてみたら中から三つ首のわんこちゃんが出てきたのであぁここは冥界でしたのねビバギリシャ神話な白昼夢を見ていたアルベルティーニはレスポンスに時間がかかった。

 「うむ。我々がそうしているように、遺跡に行くマスターとサーヴァントはこの町を通っていくはずだ。森の入り口で張っていればこちらが先手を取って仕留めることもできるだろう。」
 「なるほど・・・・・・。ん、いやちょっと問題があるな。」

 彼はアーチャーの提案に一つ、苦言を呈した。

 「俺がマスターの中でここに到着したのが一番遅かったっていう可能性もある。だとするといくら待ってても待ち伏せできないぞ。」
 「・・・・・・・・・だとすると、確かに間抜けな絵面になるな。」



261 :Fate/End of Days-Prologue 3:11/07/06 02:25:07 ID:EqCLm5y8
 うむ、とアーチャーは大いに納得したようだった。
 アルベルティーニはパスタの最後の一巻きを名残惜しそうに口に運んだ。

 「というわけで、先に森に入っているマスター達を追跡するのが無難な選択ということになるな。」
 「そーなるな。・・・・・・くそっ、キャンプ用品とか持って無いぞ!これじゃパスタが作れん!!」

 生きるための原動力は女性の笑顔とパスタ、と言い切るアルベルティーニがまた悲鳴を上げる。

 「落ち着け、狩りは私の専門分野だ。パスタはともかく、マスターを飢え死にさせることはないと保証しておこう。」
 「何ぃっ、アタランテの手料理ぐはぁっ、」

 期待に満ちた目が何か鬱陶しかった、反省はしていない(アタランテ談)。

 「さて、方針が決まれば善は急げだ。森に入ろう。準備をしろ。」
 「へ・・・へい・・・・・・。」

 鼻血をだらだらと垂れ流しながらアルベルティーニが千鳥足で立ち上がった。
 食器の片付けや、持ちこんだ荷物の整理、礼装の装備等を行う。

 投擲武器として使用するトランプの枚数を確認しながら、彼はアーチャーに声をかけた。
 珍しく軽薄さを感じさせない、静かな声音だった。

 「アーチャー。」
 「どうした?」
 「・・・・・・・・・・・・。」

 銀髪の魔術師はいくらか逡巡するようなそぶりを見せた。
 上手く言葉にならない物を、何とか口に出そうとして――――――それでも上手くいかない。というような。

 普段饒舌で軟派な彼が、まるで幼い少年のように見えて、アタランテは柄にもなく――――――少し笑ってしまった。
 それを見て、アルベルティーニもまた微笑んだ。

 「アタランテ。」
 「何だ、マスター。」
 「期待してる。」

 言葉にしたい思い、言葉にできない想いを静かに呑んで、彼はただ真摯にそう言った。
 無論、彼女とてそれを判っている。
 故に余計な言葉は挟む必要もなく。


 「任された。」


 ただ一言、当然のようにそう請け負った。


262 :Fate/End of Days:11/07/06 02:26:21 ID:EqCLm5y8
本日はここまで、残りは明日で
ちなみに筆者はヤマタケさんが一番好きです

263 :名無しさん :11/07/06 08:22:53 ID:zJmcsSRd
>>262
乙です。続き楽しみにしてます

264 :名無しさん :11/07/06 18:43:20 ID:V8gfSAlk
乙です
アタランテ可愛いよアタランテ

265 :名無しさん :11/07/06 20:09:55 ID:xRrlUOV3
>>244
いえいえお粗末さまでした&ご愛読ありがとうございました。
そっか・・・そういえば当時何を考えてたのかあの人にはラジオ体・・・ゲフゲフッ!太陽神の舞とか踊らせてたんだっけなぁ(遠い目で)
それにしてもやたら健康優良児なラスボスってラスボスとしてどうなんだろね?w


>>226>>262
うわああああ!なんか凄い久々に新規のSSが来てるなんか新規のSSが来てるなんか新規のSSが来てるよ!
そうか、これが読む側なのか・・・ああ続きを待つって、いいものですなあw

266 :名無しさん :11/07/06 21:13:23 ID:nxzbqWUr
太陽神の舞の元ネタ 男塾じゃなかったのか?www

267 :Fate/End of Days:11/07/06 21:29:15 ID:EqCLm5y8
追加で投下します
長くなるけど許してください

268 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:30:07 ID:EqCLm5y8
――――――EVENING――――――



 「よっこらせ・・・・・・っと。」

 ちょっとおじさん臭い台詞かな、などと思いながらヴァージニア・オブライエンは荷物を地面に下ろした。
 寝袋や着替えなどが入った本格的な探検用のリュックサックだった。

 荷物に違わず、彼女自身も野外での活動に適した服装をしている。
 カーキ色の作業服や手袋に日よけの帽子と、フィールドワークに来た研究者といった風情だろうか。

 その印象は間違っていない。
 事実、彼女は『大学』では教鞭をとる身である。
 だが強いて違うというなら――――――彼女はフィールルドワークに来たのではない。

 彼女は戦いに来たのだ。
 聖杯戦争を戦う、マスターとして。

 「とりあえず、ちょっと休憩・・・・・・というか私としてはそろそろご飯にしたいのだけれど。」

 ヴァージニアは岩の上に腰を下ろしきょろきょろ、と周囲を見渡した。
 先行させておいた彼女の相棒はまだ近くにいないようだった。
 彼が戻るまで待つべきかどうか逡巡し――――――結局、彼女は先に食べることにした。
 どうせカロリーメイトである、合流するまでに食いきってしまえばいいだろう。

 「どうせなら、楽しくお茶でもしながら情報交換としゃれこみたかったんだけどねー。」

 リュックからブロック状の栄養食品を取り出しつつ、ヴァージニアは少し残念そうに言った。
 帽子を外してリュックの上に乗せると、その下からウェーブのかかった金髪がこぼれ出る。

 豪奢な金髪、背が高くメリハリの聞いたボディラインを持つ彼女はいわゆる『格好いい女性』というイメージを周囲に振りまいている。
 特に今はジャングルの真ん中、前述のような服装も相まって彼女は一昔前の冒険映画から抜け出してきたかのようだった。


269 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:30:46 ID:EqCLm5y8
 しばらく彼女がもぐもぐ、とカロリーメイトを食んでいると、彼女の魔術回路がパスを通して信号をキャッチした。
 どうやら彼女のサーヴァントがこちらに向かっているらしい。
 急いで水筒で口の中身を飲み下し、ゴミを片付けて背筋を伸ばす。
 その様は彼女らしくもなく緊張しているようにも見えた。

 やがて草木がゆれるガサッ、という音がしたかと思うとヴァージニアの目の前に一人の男が膝をついていた。

 「サーヴァント・ランサー、合流致しました。」
 「えぇ、ご苦労様。」

 槍騎士のマスターとして恥じないように、毅然とした態度で頂礼を受ける。
 彼女の性分としてはもうちょっと気さくに接しても構わない、もとい接して欲しかったりするのだが、それも彼の望みだと気を取り直した。

 「マスター、御怪我はございませんな。」
 「見ての通りね。じゃあ、合流したことだし――――――互いに報告といきましょうか。」

 ヴァージニアがそう言うと、ランサ―は面を上げた。

 彼の年齢を外見的に判断するなら、四十過ぎだろうか。
 口元の髭には微かに白色が混じり始めている。
 しかし、その力強い眼光から発せられる存在感はさながら年経た樹木のよう。
 若さを失ったのではなく、年季を得たというべき老騎士だった。

 「では、こちらから報告させて頂きましょう。」
 「お願いするわ。」

 ランサ―が厳かに口を開く。

 ランサ―に任せていたのはこのジャングルの奥――――――すなわち遺跡への斥候である。
 人間であるヴァージニアより霊体化できるサーヴァントの方が当然の如く移動が速い、ならば先行させて目的地の調査をさせるのは悪い判断ではないだろう。
 まぁ、彼女は彼女でやるべきことがあったからこそ、あえて別行動を取ったのだが。

 「結論から申しますと、既に遺跡にはマスターとサーヴァントが二組潜入している模様です。」
 「二組・・・・・・ね。詳細はわかる?」
 「おそらくは遺跡を守る森の部族のマスター。もう一組は――――――推測ですが、キャスターを有している組と見受けられます。」
 「うーん・・・・・・先に地の利を取られちゃってるわね。これはちょっとまずいかしら・・・・・・。」

 ヴァージニアは腕を組んで考えこんだ。


270 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:31:32 ID:EqCLm5y8

 彼女は聖杯戦争を主催した『大学』の人間であり、また『大学』とともに聖杯戦争のシステムを再現した四つの魔術師の家系の一角でもある。
 御子上家、アルベルティーニ家、オブライエン家、そして『聖杯』を用意したトゥーラ家。

 彼女は自分自身も聖杯戦争のシステム作りに祖父とともに参加しているため、儀式場たる遺跡にも何度か足を運んでいる。
 そのため遺跡の規模もよく知っている。


 総面積23ヘクタール以上。
 中心たる大ピラミッドは40メートルを超える威容。
 細々とした史跡が点在する範囲を含めるならば230ヘクタールに及ぶと言われ、樹海に没したその全容はいまだに知れない。

 現に、今彼女らが腰を下ろしている岩のすぐそばにも打ち捨てられ、苔生した石像が転がっている。


 「遺跡を管理している部族の魔術師がいるのは仕方ないとして――――――キャスターがいるのは危険ね。ランサ―、あなた工房は確認したの?」
 「はっ。」

 遺跡群の中には隠れ家として利用できそうな建造物がいくつもある。
 そこに魔術師の英霊に専門スキルである『陣地作成』で工房を建設されたらたまったものではない。
 籠城戦において、最大のアドバンテージを誇るクラス――――――それがキャスターのサーヴァントなのだ。

 しかし、ランサ―の報告は彼女の予想の斜め上を行っていた。

 「工房と言うべきなのでしょうが――――――正確には工房の跡地、というべきでしょうか。」
 「工房の――――――跡地?」
 「はい。」

 ランサ―の報告によると、こうである。
 彼は調査中に魔力を感知し、家屋のようなサイズの遺跡に足を踏み入れた。
 しかし、そこには既に人影はなくものけの空。

 落ちていた紙煙草の吸殻から、森の魔術師の陣地ではない、と推測した。
 彼は他にもそのような『工房の跡地』と呼ぶべき場所を幾つか発見。
 残留魔力の推移から、ほぼ毎日拠点を変えているようだった。



271 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:32:37 ID:EqCLm5y8
 「連日のように工房を移設し直す・・・・・・このような芸当が可能なのは魔術師の英霊に他なりますまい。」
 「まったく・・・・・・セオリーを崩すようなやつがいるものね。先が思いやられるわ。」

 ヴァージニアは嘆息した。
 砦とは身を守るために建設し、防御のための機構を腰を据えて組みあげていくものだ。
 そして固めれば固めるほど、動かすのは容易ではなくなる。

 ならば、守りの為の陣地を何度も移すというのはどういう了見だろうか。
 唯の馬鹿ではないというなら――――――そこには厳然たる意味があるのだろう。

 おそらく、何度でも作り直せたり移動させることができるような、特別な工房――――――そういったものが作れる魔術師なら、なるほど、確かにキャスターのクラスにふさわしいだろう。

 「別にトラップのようなものには引っかからなかったのよね?」
 「はっ。しかし、警戒はされているでしょう。」
 「きっとね。」

 最悪、ネズミ捕りのように罠にかかってランサ―がやられていたという可能性もあったが、そうならなかったのは僥倖だ。
 よしんばあったとしても、ランサ―自身も魔術師としてのスキルを持っているため、上手く回避できたということだ。
 そのときは、また別のマスターがそこに引っかかるということで、ご愁傷さまである。

 「では、マスターそちらの首尾は。」
 「んー、上々と言ったところでしょう。」

 老騎士に話を向けられ、ヴァージニアはおどけた調子で言った。

 オブライエン家はアイルランド系の魔術、特にドルイド魔術に精通している。
 そして、ドルイド魔術は森と木々を味方につける魔術。
 従って、この密林は彼女の魔術を生かす絶好の舞台となる。

 ヴァージニアが岩に立てかけてある、愛用の樫の杖をぽんぽんと叩く。

 「人が通ってくるだろう道にいくつかトラップや感知系の魔術を仕掛けておいたわ。これで私たちのあとからやってくる参加者の情報が幾つか手に入ればいいのだけど。」

 ヴァージニアとランサ―がこのジャングルに到着したのは昨日の晩の頃である。
 昨夜は町にほど近い所でキャンプを張って午前の内に出発した。
 通常のペースで歩いていれば、もう遺跡に到着していてもおかしくないのだが、そうなっていないのは彼女が魔術的な罠を幾つか道中に仕掛けていたからだ。

 ここが密林とはいっても、現地の部族や『大学』の研究者が立ち入った際のけもの道が確かに存在している。
 ならば必然的に初めてここに入る人間も、歩きやすいそういった道を歩くはずだ。
 ドルイドの魔術師はそういった場所を確認しながらここまで来たのである。

 「残りのマスターとサーヴァントは四組・・・・・・流石に罠だけでで仕留められる様な相手ではありますまい。」
 「もちろん、それはわかってるわよ。罠にひっかかったり、罠が発動したりした場合は私に信号が届くようになってる。それを通して敵の情報が何か一つでも手に入ればいい――――――その程度よ。」
 「あくまで、保険というわけですな。」
 「そういうこと。」

 樫の杖を手に取って立ち、ドルイドの魔術師は槍騎士に微笑みかけた。

 「私にとっての本命は――――――もちろんあなたよ、ランサ―。」
 「勿体なき御言葉。」

 主から賜った信頼の言葉に、老騎士は深々と頭を垂れた。


272 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:34:00 ID:EqCLm5y8

 「さ、そろそろ行きましょう。夜になる前には到着したいわ。」
 「御意。」

 木々の隙間からは日暮れ時の橙色の日差しが差している。
 あと、一時間もすれば日が落ちるだろう。

 ヴァージニアはリュックサックを背負い、杖を握り直し、改めて歩き始める準備をした。
 ランサ―は賛成の意を表明すると、霊体化して姿を消した。
 森を味方にしたような青緑色のマントが虚空に消える。

 (・・・・・・礼儀正しい、というか忠義が厚いのはいいのだけど――――――あの堅苦しさはどうにかならないのかしら。)

 がっさがっさ、と草を踏みながら進みつつ、ヴァージニアはそんなことを考えた。
 しかしそれもむべなるかな、とも思うのだが。
 ランサ―のあの忠節を重んじる態度は、彼の生前の行い――――――それに伴う彼の願いに起因する。

 彼は元々、アイルランドの伝説に名高い騎士団の団長だった。
 数々の武勲を挙げ、伝説を残し――――――やがては王になった。
 彼が今、ランサ―のサーヴァントとして現界しているその姿は王として即位する前後の頃のものらしい。

 だが、王となって後の彼はある失敗を犯す。
 救えるはずだった、彼の臣下である騎士を見殺しにしたのだ。
 その騎士はかつて、彼の許嫁となった姫とともに駆け落ちしたという騎士だった。

 彼とその騎士は多くの犠牲を出しながら、最終的に彼が折れる形で和解した。
 だが、かつての恨みがよみがえったのか――――――騎士が重傷を負ったとき、彼はあえて見殺しにしたのだ。

 彼の伝説を知る者は皆、こう言うだろう。
 かの偉大な勇者も王となってからは落ちたものだ、と。

 そして自分がいかに落ちぶれたのか――――――そのことは彼が一番よく知っている。

 ヴァージニアと契約した時、彼はこう言った。


 『聖杯などは欲しませぬ。私はただもう一度騎士としての誇りをこの手に、騎士としての誉れをこの身に取り戻したいだけのこと。』


 晩年の彼は確かに自身の名誉をその手で汚した。
 だからもしも、もう一度の機会があるのなら――――――そのときは己に恥じぬ戦いを。

 そして、己に恥じぬ最後を。
 それが、彼の望みだった。



 (それはありがたいのだけど・・・・・・ね。)

 彼の望みをヴァージニアは理解している。
 裏があるとも、嘘をついているとも思ってはいない。

 ただ、自分が果たして彼が仕えるに値するマスターたりえるのか。
 それが、彼女の悩みだった。

 (誰にも甘えられないっていうのは、ちょっとつらいかしら――――――――――――――――――っ!?)



273 :Fate/End of Days-Prologue 4:11/07/06 21:34:50 ID:EqCLm5y8
 「マスター!」

 その瞬間、首筋の産毛が逆立つような感覚が彼女を襲った。
 魔術回路が異常を感知したのだ。
 足を止めたヴァージニアにランサ―が実体化して神妙な面持ちで声をかけてきた。

 「どうなされた。」
 「・・・・・・トラップが壊されたわ。」

 ヴァージニアが苦い表情を浮かべる。
 その感覚は彼女が張った魔術的な罠の一つが破壊されたという信号だった。
 かかったのでもなく、まるで引きちぎるかのように強引に取り外されたのだ。

 「距離は?」
 「すぐ追いつかれる距離ではないわね。それより・・・・・・やってくれるわ。宣戦布告のつもりかしら。」

 それなりの腕の魔術師なら、ここまで強引な方法でなくとも順当なやり方で解体することもできたはずだ。
 だというのに敵はあえて正面から壊してきた。
 これは見えざるマスターからの敵対表明といっていいだろう。

 「問題はありますまい。」

 緊張した面持ちを見せるヴァージニアの肩にランサ―が手を置いた。
老騎士の静かな声と、武骨な手の温かさが泉の水のように彼女に沁み込む。

 「あくまでその罠は保険とおっしゃられたではありませんか。ならば、『本命』がいまだ健在である限り、マスターが動揺する必要もありますまい。」
 「・・・・・・・・・えぇ、そうね。ありがとう、ランサ―。」

 一旦、目を閉じ、息を継ぐ。
 若きドルイドの魔術師はいつもの気軽そうな笑みを浮かべた。

 「何も心配することはないのよね――――――あなたが、私を守ってくれるんだから。」
 「無論のこと。」

 当然の如く、槍騎士は確約した。
 その身に纏った青緑の外套が翻る。


 「フィアナ騎士団団長、フィン・マックール。この血統の青槍と騎士の誉れに懸けて、御身の敵を掃う風となり、御身を守る盾となりましょう。」


 こうして主従は歩みを進める。
 目指すは滅びし文明の太古の神殿。

 彼らの歩みとともに、太陽もまた一歩西へと傾く。



274 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:37:40 ID:EqCLm5y8
――――――NIGHT――――――



 拝啓、司祭さま。
 そちらはいかがお過ごしでしょうか、おかわりはありませんでしょうか。
そちらを離れてからまだ二週間たらずですが、教会のキッチンで食べるトルティーヤの味が恋しいです。
 もちろん、メキシコで食べるトルティーヤもおいしいのですが、教会のみんなと一緒に食べるのが一番です。
 教会のみんなはどう過ごしているでしょうか、クロエはまた後輩をいじめていないでしょうか、アガタは虫歯になっていないでしょか。


 私ですか?
 もちろん、私は今日も元気です。
 無事に帰ってこれたら、本場のタコスをみんなにふるまってあげたいと思っています。
 楽しみにして下さい、レシピをちゃんと持って帰ります。



 「さりげなく死亡フラグ立っておるぞ。」
 「ひゃいっ?」

 手紙を書いていたファナ・ロレンテ・イグレシアスは、突然後ろから声をかけられた。
 ハトが首を絞められたような頓狂な声を出して、小柄な少女が飛び上った。

 「お、お、おぉ、おっ、驚かさないでくださいよキャスターさんっ!」
 「ぴーぴー喚くでない。ちょいと、声懸けただけじゃろうが。」

 涙目になってぷるぷると震える少女に対し、キャスターは悪びれた様子もなく、白髪がわずかに残る禿げた頭を掻いた。
 彼のもう片方の手にはお盆があり、その上には揚げたてのフライドポテトとワカモーレというペースト状のアボガドが乗っていた。

 「あっ、キャスターさん、それはもしかしてももしかしなくても私たちの為の晩御飯ですねっ!意外ですねキャスターさん、見かけによらずお料理得意なんですぴぎゃああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!?」
 「誰がハゲじゃと小娘ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!」
 「ハゲなんて言ってないです言ってないですぅウぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 口を滑らせた(?)ファロにキャスターのアイアンクローが炸裂する。
 筋力値Eランクのその掌にいかなる力が宿っているのやら、めりめりと少女の赤毛頭に指が食い込む。

 だが、あと数ミリセカンドでアワレにも少女の脳漿がエクスプロードされるという場面に声が割り込んできた。
 風雨にさらされ、錆ついては砥がれを繰り返され、擦り切れた鉄のような声だった。

 「・・・・・・静かにしろ。」

 その男の声で、キャスターは手を話した。
 恐れた、というより興が削がれたという表情だった。
 ファロは頭蓋骨がデストロイされていないことを確かめながら、テーブルの対面に座る男に礼を言った。

 「あ、ありがとうございます。ルイスさん。」
 「礼はいらん。」

 ルイスと呼ばれた男は手元で整備中の銃から目を外さず、無感動に言った。
 これが俗に言うツンデレというやつかのう、などと言いながらテーブルの真ん中にキャスターが盆を置く。
 こぉん、という音が石造りの工房内に響く。


275 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:40:20 ID:EqCLm5y8
 
工房の壁には装飾を施された短剣が一本突き刺さっている。
 これこそキャスターの宝具。
 短剣でありながら内部に無尽蔵とも思える空間を内包する、錬金術師の蔵。
 ランサ―が発見した『移動する工房』の正体だった。

 「さてと、ポテトが揚げたてだ。冷めんうちに食うと良い。」
 「変なもの混ぜてませんよねぇ?」
 「・・・・・・・・・。」
 「目をそらされたっ!?」

 キャスター陣営、戦場ど真ん中の晩餐である。


======


 アメリカの片田舎、とある怪奇小説家が生涯愛した街。
 そこには人類の天敵たるモノと戦い続ける魔術師連合――――――通称『大学』あるいは『図書館』と呼ばれる組織があった。

 魔術師の組織であるという点で『協会』と旨を同じくし、戦いのために備える組織という意味では『協会』とは違う。
 人外と矛を交えるという理念において『教会』と似通り、外法を振るうという手段において『教会』とも交わらない。
 古き欧州と対をなす、新大陸の組織。

 その『大学』の中で進められていたのが、ある極秘計画。
 南米の滅びた文明で行われた神霊召喚の儀式。
 日本は冬木の地で行われていた、第三魔法の儀式。
 これら二つを組み合わせた、新たな聖杯戦争の開始である。

 招集されたのは四つの魔術師の家系。
 御子上、アルベルティーニ、オブライエン、トゥーラ。
 四家と『大学』の二世代に渡る研究の末――――――ついに儀式は完成した。


 そして、『大学』自体が聖杯を勝ち得るために戦場に送り込んだ戦闘のエキスパート――――――それがキャスターのマスター、ルイス・オーウェルなのである。
 ・・・・・・なのだが。


 「えぇ、そういうわけなんですけど・・・・・・何で私は『大学』職員でもないのにルイスさんのサポートとしてこのようなジャングルのド真ん中でポテトをほおばっているのでしょう?」
 「・・・・・・・・・星の巡りが悪かったんだろう。」

 フライドポテトをげっ歯類のようにもっきゅもっきゅ、と咀嚼しながら修道女のファナはべそをかいた。
 彼女の対面に座っているロイスは視線も上げずにつっこんだ。
 彼はファナと対照的に、テーブルの上の料理には目もくれず、愛銃・ピースメイカーの整備に没頭している。

 「おい、ルイス。飯がテーブルの上に出ておるのだ。得物を片付けんかい。」
 「すぐに終わる。」
 「キャスターさんの言う通りですよー。ロイスさんが食べないんだったら私が全部食べちゃいますからね。」
 「・・・・・・お前の食い方は見てると食欲無くすな。」
 「ひっ、ひどい!?」


276 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:41:28 ID:EqCLm5y8

 ガーン、と擬音付きでのけぞるファナ。
 しかし、彼女の手元の皿に盛られたワカモーレを見ればルイスの気持ちもわかろうものである。
 ワカモーレとはアボガドをペースト状にして玉ねぎ、ニンニク、トマトを混ぜてペースト状にしたものなのでアボガドの薄緑色をしているのが通例なのだが、何を血迷ったか彼女が食べているものはチリソースの赤に染まっている。

 「キャスターさんに調合してもらった特性ハバネロチリソースなのにっ!この素晴らしさと赤さがわからないんですか、ルイスさんっ!!」

 その激烈なハバネロの香りはローマの暴君の如く。
 その辛味はどこぞの外道神父も大満足の逸品である。
 一口食べたならばその先に見えるのは鮮血の絶対皇圏か、はたまた黒い太陽の下の焼け野原か。

 「キャスター、お前何を作ってるんだ。」
 「最初はジョークのつもりだったのだがなぁ。」

 ルイスが詰問すると、老人の姿をした錬金術師は諦観を表情に滲ませた。
 辛いソースを作ってもらえるだろうか、とファナに頼まれたので、ちょっとした悪戯心で過剰に腕を振るったものを渡したら、予想外に気に入られたらしい。

 「料理もソースもすごいですよねー、キャスターさん。私感動しちゃいましたよ。」
 「当然のことだろうよ。錬金術とは本来、鉛のような卑金属を金のような貴金属へと変換するような技術――――――つまり、『低次の存在を高次の存在へと引き上げる技術』なわけでな。そこのところ、料理と同じとも言えるわけよ。」
 「へぇー。」

 道具作成スキルA+は伊達ではないぞ、とキャスターはふんぞり返った。
 流石に賢者の石を鍋に投入したりしてませんよね、と聞く勇気は少女にはなかった。

 一応、彼女が所属する聖堂教会から見れば錬金術も異端なのだが、そこのところをつっこむ気も無いらしい。
 信仰の加護がステータス欄に追加されるほどに強烈な信仰心は持っておらず――――――シンプルに、みんなが神様を信じることを通して幸福になってくれればいい、というのがファナの考えだ。

 彼女は元々、浄化や治療といった秘蹟を習得した修道女であって戦闘員ではない。
 現在は、調べものが得意なのを買われ『教会』から『大学』に派遣されている身分である。

 しかし、いざ聖杯戦争が始まるという段になって少々彼女にとってまずいことが起こった。
 たとえそれがとっくに偽物だと解かっているとはいえ――――――『聖杯』の名を冠するものである以上、『教会』としてはそれを放っておくことができないのである。
 よって教会から聖杯戦争の監視要員として、たまたまそのとき『大学』に派遣されていたファナに白羽の矢が立ったのである。

 まぁ、実際はそれだけでなくより複雑かつ面倒な利害関係が背後にあるのだが。

 「とはいっても、いくらなんでもルイスさんとコンビを組むことになるっていうのは酷すぎやしませんか。」
 「・・・・・・聞こえてるそファナ。」
 「かっかっか、ワシのマスターのこととはいえそれは同意せざるを得んな。」
 「そうでしょう。」

 ファナとキャスターがうんうん、と頷く。
 当のロイスにも自覚はあるのか、渋い表情のまま、それ以上の反論をしなかった。

 ルイス・ローウェル。
 通称『ガンスリンガー』。
 『大学』に所属するモンスターハンターの一人。
 『大学』の構成員全般に言えることだが、彼は怪物狩りを生業としていながら元は唯の常人である。
 その不利を補うための礼装を所有しているのだが、彼はその副作用でまれに、否、しょっちゅう幻覚に襲われている。
 その危うさは正気と狂気の境界線をフラフラしているようなレベルに達している。

 よって彼は今回、同行者であるファナにこう言い含めている。

 『俺が狂っていると判断したら、俺を殺して跡を継げ。』



277 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:42:34 ID:EqCLm5y8

 「無茶ぶりですよ、無茶ぶりっ!!」

 バンバン、と少女が机を叩く。
 それを頼まれた時の肝の冷え具合を思い出したのか、涙目になっている。

 「わ、私みたいな善良なシスターにそんなエグいことやれってんですかぁっ!?」
 「嬢ちゃんの食ってるもんの方がよほどエグいと思うがね。」
 「見て下さいよこれ!」

 キャスターの突っ込みを無視して、ファナが修道服のポケットから黒い物体を取りだす。

 それは彼女が上司から手渡された黒鍵の柄だった。
 最近の黒鍵は、魔力さえ通せば誰でも手軽に刃を実体化させられる親切設計である。

 技術の進歩は素晴らしい。
 主に彼女に優しくない方向に。

 「・・・・・・ぐだぐだと文句を垂れるな。自分の事情を酌量してもらえないのは組織の常だ。特に今回みたいな任務じゃあな。」
 「うぅ、現状が変わらないのは解かってますけどせめて愚痴くらいは聞いて下さいよー・・・。」

 椅子の上でクラゲのようにへたりながら、赤毛の修道女は赤い地獄と化したワカモーレを塗りたくったフライドポテトを口に含んだ。
 今では彼女の哀しみを癒してくれる心の友は、ハバネロソースのみである。

 しかし、実際のところルイスが言ったように今回の任務は『大学』と『教会』双方の組織にとって大きな意味を持つために、譲れない作戦なのだ。
 否、それはただの利益や目的ではなく――――――悲願という言葉が相応しいかもしれない。

 数多の人外と戦う術を模索し続ける『大学』だが――――――彼らが最大の敵と目している存在があった。

 『それら』の名はアルティミット・ワン。
 U−1。
 異星存在。
 惑星の頂点。
 アリストテレス。
 彼方より来るもの。
 そして、エジプトはアトラス院の始祖が予言した、終焉をもたらすモノ。

 予言によれば数千年後の地球に飛来する他惑星のU−1は、その圧倒的な力をもって全ての霊長を絶滅させるという。
 だが、数千年後に来るはずのそれが如何なる手違いか、現代の南米に確認されている。

 コードネーム『ORT』。
 分類はタイプ・マーキュリー。
 水晶渓谷の奥にて眠り続ける蜘蛛。

 その次元違いの戦闘力は人間はおろか、吸血種すら歯牙にもかけない。
 かつて全ての死徒の頂点に立つ、死徒二十七祖の五位が捕獲を試み――――――瞬殺された。
 以来、ORT自身にも吸血種に近い能力があることがわかり、そのまま二十七祖の第五として扱われている。


278 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:43:57 ID:EqCLm5y8

 『大学』の研究者たちはこの怪物を倒す手段を模索し、一つの方法を見つけた。
 それが聖杯である。

 こともあろうに、『大学』は聖杯によって得られるだろう無尽蔵の魔力でもってU−1に対抗するという結論に達したのである。
 この情報は『教会』にも届けられ、『教会』はそれを秘密裏ながらも、支持することを決定した。

 なにせ『教会』の敵である二十七祖の一角を滅ぼせる機会であるだけではない。
 その力をかすめ取ることができれば、第五位のみならず、超常の力を振るう二十七祖全てを滅ぼすことも可能かも知れないのだ。

 とはいっても『教会』内でも、贋作の聖杯であれば異端として廃棄するべきだという派閥や、死徒を滅ぼすために手段を選んでいる場合かなどという意見が様々に飛び交っており、方針は現在進行形で揺れ動いている。
 ただそれでも放置というわけにはいかないので、とりあえずの監視員として送り込まれたのが、たまたま当時『大学』に派遣されていたファナ・ロレンテ・イグレシアスである。

 ルイスの言うように組織は個人の事情を酌量してくれないものだ。

 「とは言ってもよ。負けられん戦いというのに、お前さんも中々酔狂と言うのか――――――それとも無謀と言うのかね。」
 「何の話だ、キャスター。」

 ポテトをゆっくりと咀嚼しながら禿頭の錬金術師がほくそ笑んだ。

 「何、聖杯戦争に当たって7クラス最弱のキャスターをわざわざ選んで召喚するとは、よほどの物好きかと思うがなぁ。」
 「・・・・・・自分の戦略から考えて最良のサーヴァントを選択しただけだ。」

 擦り切れた声の銃士はピストルの横に幾つか転がしてある鉛玉を拾い上げた。
 それはキャスターの手によって作られた特製の銃弾だった。

 「英霊に傷をつけられるのは一定以上の神秘を宿した武器のみ・・・・・・。逆にその条件さえクリアすれば、人間の手でも十分に勝機はある。」
 「自力でサーヴァントを倒すってのかい。勝機はあっても、正気の沙汰とは言えねぇな。」

 口ではそう言いながら、キャスターは笑みを浮かべている。
 新しい研究材料を見つけたというような、楽しくてたまらないような、そんな笑みだった。
 ルイスも、黙ってうなずいた。

 「『一度生き残れば、二戦目は必勝』・・・・・俺は今までもそういう風にやってきた。キャスター、お前の援護には期待している。」

 カシン、という乾いた音をリボルバーの弾倉が立てる。
 白い銃把のピースメイカー。
 自身の父の形見をガンベルトに収納する。



279 :Fate/End of Days-Prologue 5:11/07/06 21:44:45 ID:EqCLm5y8
 「おうおう、十分に存分に期待しておけ。――――――しかし、忘れるなよ?わしもまた英霊の端くれ。おぬしにばかり手柄が行くとは思っておかん方が良いぞ。」

 研究の成果を試したいものでな――――――と言ってキャスターはそのローブの袂からフラスコを一つ取りだした。
 フラスコの球形の底部に、まるで靄の中の電球のような緑色の光がぼんやりと渦を巻いている。
 そこから滲み出る膨大な魔力を部屋の人間すべてがひしひしと感じていた。

 自慢の品を見せた錬金術師はそれを仕舞いなおして、にやりと楽しげな笑みを浮かべた。

 「さて、ルイス。銃の整備が終わったのなら飯を食うことだな。腹が減っては戦もできまい?」
 「・・・・・・・・・。」

 ルイスは黙ったまま、フライドポテトに手を伸ばし――――――引っ込めた。

 「やめだ。」
 「どうした。」
 「・・・・・・引き金が滑る。」
 「・・・そうかい・・・。」

 主従の間に沈黙が降りる。
 二人はそう、確かに予感めいたものを背筋に感じていた。
 
そう、それはまるで――――――、

 「あのー、キャスターさーん。ソース切れちゃったんですけど呼び持ってませんかー?」

 修道女がのんきな声を上げる。
 それを無視して、無言のまま銃士は椅子の上にかかっていたレザージャケットを羽織り、錬金術師は工房の棚の鍵を外す。


 そう、彼らは確かに、迫る戦いの気配を感じ取っていた。


280 :Fate/End of Days-Prologue 6:11/07/06 21:45:56 ID:EqCLm5y8
――――――MIDNIGHT――――――



 「此処には、かつて国があった・・・。」

 青年の声が風に乗って流れた。
 密林特有の湿り気のある風は夜気に冷やされ、眼下に広がる木々をざわめかせて揺らしながら駆け抜けていく。

 青年は、独り言のように淡々と、何かを確認するように言葉を続ける。

 「その国は、神の恩恵を受けていた、神の恩寵を授かっていた。比喩ではない、事実、神がおられたのだ。」

 彼が今立っているのは木々に覆われ、苔生した巨大な石造りの建造物――――――ピラミッドの頂上、その祭壇だった。
 考古学の規格を塗り替えるその巨大なピラミッドの周囲には、さながら天守閣を囲む砦のように大小様々な遺跡が立ち並ぶ。

 深夜の月光に照らされたその様は、さながら墓所のような静謐さを浮かべていた。

 「人々は神に平伏し、神官は神を崇め――――――そして戦士は喜んでその身を神に捧げた。」

 そう言って彼は静かに月を仰いだ。
 彼の出で立ちは、浅黒い肌に屈強な肉体、そして古風な己の部族の戦闘服。
 かつてこの遺跡で命を捧げた誇り高き戦士達に思いを馳せているのだろうか。

 「でも――――――その栄華は永遠のものではありえなかった、っていう所かしら。」
 「・・・・・・・・・そうだ。」

 彼の背後から一人の女性が声をかけた。
 月に映えて白く光るブロンドに、メスチソ風の肌。
 青年とは対照的に、パーカーやジーンズを着たその姿はどこにでもいそうな大学生のようだった。

 「いつしか、人々は神を忘れ、神の加護の無い国は滅びた。その存在は忘れ去られた。」
 「・・・・・・その滅んだ国の子孫が、私たちなのね。」

 彼女は祭壇の上にある石造りのベッドのようなものに腰かけていた。
 そして視線を動かせば、それと同じものが合計で七つ、半円を描くように配置されているのが見えた。

 「その通りだ。そして、ついに我々の代で、儀式が復活した。再び現世に降りた神は、我らに再び繁栄をもたらすだろう。」
 「・・・・・・・・・ネザファルビリ、あなたは・・・・・・怖くないの?」
 「あろう筈も、無い。」

青年――――――森の部族の戦士たるネザファルビリ・アストランは淀みのない口調でそう言った。


281 :Fate/End of Days-Prologue 6:11/07/06 21:47:52 ID:EqCLm5y8

 「この『聖杯戦争』は、我らの先祖が参じた儀式の再現。ならば、やはり戦士たるこのオレが挑むことは、誉れ以外の何物でもない。」
 「そう・・・・・・。」

 彼のその淡々とした言葉には如何なる迷いもない。
 むしろ彼の言葉を聞く彼女は、その奥の炎々と燃えるような熱情を感じていた。

 アストランの家系はテスカポリトカへの信仰篤い戦士の一族だ。
 ならばその身を戦いに投じ、神の為に散らすことは、彼の言う通り誉れ以外の何物でもない。

 それを理解してしまっているからこそ、彼女は哀しそうに目を伏せた。

 「それならば、お前はどうなのだ、ラトル・トゥーラ。」

 ネザファルビリは彼女――――――ラトル・トゥーラに訊き返した。
 戦うことばかりにしか興味が無い、と部族の中で言われる彼にしては珍しく気を使うような口ぶりだった。

 「お前は、この儀式で神を降ろすための器であり、贄だ。お前の命をもって、聖杯は完成する。恐ろしくはないのか。」
 「んー・・・・・・なんて言うのかな。」

 彼女は月光を映す髪の先をいじりながら、バツの悪そうな表情を浮かべた。

「正直な話――――――実感わかないかな。・・・私が生贄だって言われても、そういうの本の中で読んだくらいのものだし。」
「・・・・・・。」
 「だから、そう――――――むしろワクワクしてる、変な話だけど。魔術とか英霊とか、説明されてもよくわからないけど、そういうオカルトめいたものが本当にはあったんだな、っていうのがちょっと楽しい。」

 あと、故郷にも帰ってこれたしね。
そう言ってラトルは屈託のない笑顔を浮かべた。


 ラトル・トゥーラはネザファルビリが言ったように、今回の聖杯の『器』としての役目を担う、生贄だ。
 ケツァコアトルの血を引く彼女の一族は、国が滅んでからも儀式の復活のためにその血を絶やすことなく、その力を引き継いできた。
 そしてその末裔たるラトルは一族の歴史の中でも類を見ない魔力と感応力を持って生まれた。

 だが彼女を生贄に使うことに反対したネザファルビリの父が、彼女を都市部へと二が舌。
 以来十数年、彼女はただの人間として過ごしてきた。

 その彼女が連れ去られ、生まれ故郷の森に再びやってくることになったのは数週間前のことである。


 ネザファルビリが口を開く。

 「――――――恐れを感じていないというのなら、是非もない。喚かれて暴れられるよりは、よほど良い。せいぜい、戦いの足手まといにならねばよいがな。」
 「・・・・・・ならない自信が無いわね。」
 「だが、案ずるな。お前は我ら部族の大事な聖杯だ。この身に流れる、戦士の血と先祖の名に懸けて、お前を他の誰にも渡しはしない。」
 「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」

 その言葉はあくまで彼の戦士としての所信表明なのだが、ラトルは一瞬それが口説き文句のように聞こえて思わず赤面してしまった。



282 :Fate/End of Days-Prologue 6:11/07/06 21:50:21 ID:EqCLm5y8
 「あ、あらそう。だったらよろし――――――――――――――――――っっ!?」


 だが次の瞬間――――――彼女の背筋を氷のような冷たさが駆けた。
 聖杯の器たる彼女の優れた感応能力が、何かを受信したのだ


 ラトルが顔を上げると、ネザファルビリが彼女に背を向け眼下の遺跡群と密林を睨みつけていた。
 その手には磨き上げられた黒曜石のナイフが握られており、彼女はそこから心臓につららが刺さるような圧迫感を感じていた。


 「――――――――――――来る。」


 テスカポリトカの戦士となったネザファルビリはそう短く呟いた。
 次の瞬間、彼の隣に空気を弾けさせながら巨大な影が出現した。
 その姿を視界に収めた瞬間、ラトルは荒々しい感情の奔流に呑まれ顔をしかめた。

 彼女は知っている、あれが青年の従えるサーヴァントと呼ばれるもの――――――伝説に謳われる英雄が現世に降り立った姿なのだと。

 その二mを超える巨大な影は、その体に灰色の狼の毛皮の外套を纏っていた。
 手に握るのは、潰れ、ひしゃげ、原形を留めぬ鉄塊と化した大剣。
 爛々と、鬼火のように光るその双眸から感じるものは――――――圧倒的な狂気。

敵の息の根を止めんとする殺意。
 目に映るすべてに挑まんとする戦意。
 手に持つ得物をもって捻じ伏せんとする凶気。
 その全てをないまぜにした狂気が、赤々と燃える両眼に宿っていた。


 ――――――オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!


 絶叫。
 咆哮。
 狂戦士の狂喜の雄叫びが、夜の世界を叩き起こす。

石造りの祭壇がビリビリと震え、
 うっそうと茂る森の木々が慄き、
 獣達が寝床から逃げ出し、鳥たちが飛び立った。

 耳を塞ぎながらも、思わず床に転がり落ちたラトルに、ネザファルビリが声をかけた。
 彼はあの大気の衝撃を風のように流していた。

 「ラトル、実感が湧かない、と言っていたな。」

 石の台座に手をつきながら、ラトルはよろよろと立ちあがった。
 煌々と光が注ぐ月下、死地にこそ生を見出す戦士たちがそこにいた。

 浅黒い肌の青年がナイフを強く握り、言った。


 「ならば見届けるがいい――――――これが、戦争だ。」


 戦士は振り向かず、祭壇から飛びおりるように、ピラミッドを駆け下っていった
 狂戦士が獣さながらの吼声を上げてその後に続く。

  残された贄の少女は兎のように跳ねる心臓の音を聴きながらその場に立ちつくしていた。


283 :Fate/End of Days-Prologue 6:11/07/06 21:51:26 ID:EqCLm5y8


 かくして闘争の幕が上がる。
 参加する魔術師は七名。
 召喚されし英霊は七騎。

 万能の願望器を巡る殺し合い。
 来る神は最も強きものをこそ祝し給う。


 聖杯を欲するものよ――――――汝、自らをもって最強を証明せよ。




284 :Fate/End of Days:11/07/06 21:56:46 ID:EqCLm5y8
「Fate/End of Days」は以上です
EoDはプロローグのみの作品で、本編連載の予定はございません
作品のキャラクター・背景などの設定は所々独自のものになっていますが、ご容赦ください

※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません

285 :名無しさん :11/07/06 23:57:44 ID:xRrlUOV3
>>284
いやあ良いプロローグたった! ごちそうさまでした。
しかし剥げって単語が出た瞬間にパラケルススの名前と皆鯖SSの『それでも僕はハゲてない』 著:パラケルススを思い出してしまったw
彼はもう完全にハゲキャラとして定着してしまったのだ


>>266
実はアレの元ネタみたいなものはなかったりするw
ラメセスの逸話を色々調べてる段階で、
へぇ〜ファラオって周りが40代で死んでんのにあいつ一人だけ90才超えかぁ健康的だな〜そうだ健康の為にラジオ体操でもさせるかあ(鼻糞ほじりながら)
というなんとも適当極まりない連想ゲーム的な考え方でラジオ体操を舞始めたという・・・

286 :名無しさん :11/07/07 11:15:54 ID:/4sqxNZr
鯖は

セイバー:ヤマタケ

ランサー:老害王

アーチャー:アタランテ

キャスター:パラケルスス

ライダー:蹂躙王

アサシン:聶隠娘

バーサーカー:シグムント

かな。

バルンストックは原作のグラムのせいではったり効いた大剣のイメージないんだよなぁw
飾り気のない普通の長剣のイメージがある。

つーかFateの武器って良くも悪くも遊び心のないデザインが多いよな。

287 :名無しさん :11/07/07 14:29:28 ID:/4sqxNZr
>>285
そうだったのか。いや、男塾の方でもファラオスフィンクスの大将
ファラオが見ると”100日寿命が延びる”と言う クレオパトラの舞 なる踊り(アイドル的振り付け)を皆に披露するシーンがあってなw

288 :名無しさん :11/07/07 15:04:01 ID:dBsNTHAm
乙! これがプロローグ止まりっていうのが惜しいな。

そして、久しぶりに外道じゃないフィンを見た気がする。
あれは大英雄のわりに、残ってるのはやたら不幸か情けないかどっちかの逸話ばっかりなんだよなぁ……

289 :名無しさん :11/07/07 16:54:56 ID:T9cDgAXh
>バルンストックは原作のグラムのせいではったり効いた大剣のイメージないんだよなぁw
>飾り気のない普通の長剣のイメージがある
そこで「ウェイクアップ!」で大剣に変化ですよ。

290 :名無しさん :11/07/07 18:14:31 ID:N1NSCKJy
ぜひとも本編を……!!

291 :名無しさん :11/07/07 18:40:48 ID:TaoQLPde
>手に握るのは、潰れ、ひしゃげ、原形を留めぬ鉄塊と化した大剣。
なんだから、普通にバーサーカーはベルセルクじゃないの?

292 :名無しさん :11/07/07 21:30:14 ID:/4sqxNZr
>>291

おう、ベルセルクも狼の毛皮持ちだったな。そっちっぽいな。

俺がマスターだったら、鯖の真名勘違いで普通に死ぬなw

293 :名無しさん :11/07/08 13:00:22 ID:neO8tqoY
>>284
プロローグだけってのがおしい。是非本編希望です

294 :毒ぴのこ :11/07/08 13:26:50 ID:nOe05NiY
乙であります。
おもしろかったですよー^^

新しい皆鯖ssが増えて、すごい嬉しいです。

295 :名無しさん :11/07/08 13:37:17 ID:vGGafmSk
確かにこのレベルでプロローグだけってのはあまりにおしいよな。
ただ本編全部を通して書く大変さはこれまでの無数に散っていった長編SSの戦士達をみれば一目瞭然なんで、
全編全てを書くんじゃなくて筆者が書きたい戦闘やギャグや恋話なんかのワンシーンだけを数個書くという形式を取ってみるのはどうだろう?

ワンシーンの中で前後に原作のランサーや小次郎みたいに裏でこんなことがありました的なのを示唆してくれれば読者側でストーリーの流れを脳内保管出来るし、自分が書きたい数シーンだけで良いから作者的にも負担は少ないと思うし。

296 :名無しさん :11/07/08 14:28:13 ID:okh8gvlO
まずは2,3話で完結するエピとかから始めてみたらどうだろう。

297 :名無しさん :11/07/08 20:19:16 ID:ABWr6wqD
>>294
バベルの続きも早くうぅうぅうぁあああ!!

298 :名無しさん :11/07/08 21:16:41 ID:bzkmXK0m
ていうか作者の筆力が高い
純粋にもっと読みたいぜ

299 :毒ぴのこ :11/07/08 22:35:21 ID:nOe05NiY
>>297
もーちょろーっと待ってて。
いま、ちろちろと本編と外伝書いてるから。

300 :EoDの者 :11/07/09 01:19:51 ID:WQMYQnCz
はい、被告人出頭いたしました
そもそもの執筆動機として「皆聖1の設定を使ったSSがいくつかあるのに、皆聖2の設定を使ったのは無いなぁ→じゃあちょっと書いてみよう」
という流れだったんで筆者本人としては元からあれ以上の展開は考えていないのです。
勝手ながらあくまで妄想小説の空想上の嘘プロローグと捉えていただけたらなぁ、と

せめてものお詫び代わりにEoDの設定、参加者の戦力分析などを解説したマスターV講座まがいのものを構想しているので許してください

301 :名無しさん :11/07/09 02:19:10 ID:MGhtY+RI
アポクリファに滾って久しぶりにペンタブを握ろうかと思うのだが
なんかリクエストとかある?なくても描くけどなるべく需要に応えたい
でも公式で既にいるのは俺が絶望するので簡便な!

302 :名無しさん :11/07/09 02:28:41 ID:9iWnW9N6
>>300
新しいのが来て嬉しくてみんな急かしてるけど、そんなに気負わないでね。
でも解説楽しみにしてるよ。

あと毒ぴのこ氏も、マジ続き楽しみにしてる。
僕鯖wiki設立といいホントにすごいなアンタ。たぶん板が前より少し活発化したのは、氏の精力的な活動が一因だと思う。
夏バテには気をつけ、これからも期待してます。

長文スマソ

303 :名無しさん :11/07/09 02:43:06 ID:9iWnW9N6
>>301
教授のような解説系か、おにゃのこのキャットファイトがいいかな。

アストルフォ(徹子)の部屋・・・みたいな?

304 :名無しさん :11/07/09 02:53:17 ID:9iWnW9N6
>>301
ごめん絵の方か。
何度も連投してごめん。

鈴鹿御前か茨木童子

305 :名無しさん :11/07/09 02:59:36 ID:HQlaVY1H
>>301
じゃあ28身合体クラン・カラティン!

…うん、冗談
女鯖なら誰でも見たいので男鯖で挙げるとパラケルススとかどうだろ
あの肖像画からキャラ絵にするとどうなるのか気になる

306 :名無しさん :11/07/09 03:00:34 ID:GNK2sOLe
パラケルススとか骨のイメージしか無い

307 :名無しさん :11/07/09 03:39:45 ID:FMSHEv/Z
>>301

源為朝かペレロフォンが見たいぜー。

308 :名無しさん :11/07/09 04:13:49 ID:Us155BMw
>>301
ソロモン(メイド)

309 :名無しさん :11/07/09 05:24:10 ID:BSrrNVyy
>>301
ばるべく長編SSで活躍しているメンバーが良いかな

ASでイラストなしのローゼンとヘイドレク
バベルで活躍中のニムロド、カルキ、アキレウス

ネタキャラありなら
ドンキー、裸体戦士ラドカリオン 魔法少女プリティ☆ウィ、アサチュン

310 :名無しさん :11/07/09 07:31:30 ID:GVqUzCYw
>>301
ヘイドレクは俺もみたいな!
あと、女の子なら誰でも(ry

311 :名無しさん :11/07/09 08:28:09 ID:gpJQ1URF
>>300
なるほど、そういう事情だったのかw

>>301
おお、今度は絵描きが降臨した?! なんだなんか最近唐突に豊作になったw
自分も>>309と同意見で完結したけど未だイメージ絵のないFateASのお父様ローゼンクロイツとヘイドレクの絵はこの機会に欲しいな!
あとはアキレウスとかギリシャ七英雄とか円卓の騎士やパラディン辺りの有名所でまだ無い絵はどれ書いても需要ありそうな気がする


ちなみに参考までい過去に書かれたことのある皆鯖絵は

ローラン(二枚・カラー)、ベオウルフ(四枚・2カラー)、ラメセス(三枚)、安陽王(二枚)、本多忠勝、鉄扇公主(三枚・1カラー)、アタランテ(カラー)、
ブリュンヒルド(二枚・カラー)、アンチキリスト(カラー)、ジャンヌダルク(カラー)、スキュラ、ティーチ、ティーチの悪性聖霊クイーン(カラー)、
ディートリッヒ、ハーロット(二枚・カラー)、ラーマ&日本武尊、フィン、プテサン(カラー)、皆鯖一次集合絵(三枚)、
ルノー、宮本武蔵&日本武尊、ケルトハル、ヘクトル、清姫(カラー)、張三豊(二枚)、囁隠娘(カラー)、
カルナ&ソロモン&ジェヴォーダン&アルジェナ&ローラン&シグルド&チンギス(線画&カラー) がある。

312 :名無しさん :11/07/09 08:41:01 ID:Jr2zLCmC
男ならハゲおっさんことパラケルスス

女なら裸婦ことマザー・ハーロット

ネタ鯖も可ならセイレーンで

313 :名無しさん :11/07/09 13:05:02 ID:cm0NjGuX
あいわかった
リクあったのを優先的に描いてくんで
気長に待ってくだされ

314 :名無しさん :11/07/09 13:51:56 ID:00kwLfBq
>>301
じゃ、バベルでも活躍してる鯖二人と一番新しく完成したライダーをリクエストしてみる

一人目は外伝ではっちゃけまくってるアシュヴァッターマンがアグネアを撃とうとしてるところ
これで地味なんて言わせない!
本音を言わせてもらうとアシュより絵師さんのイメージするヴィマーナがどんな形状なのか気になったり
現代の航空機のようにさまざまな形式があるからアシュ好みにカスタマイズされてそう
でも描くのすごく難しそうだしちょっとでも無理だと思ったら描かなくてOK
あくまでメインは鯖だし、ヴィマーナ描いてアシュの影が薄くなったら本末転倒だしwww

二人目はハーロットのヌード
もし可能ならこの絵をベースにした金髪美女で
ttp://members2.jcom.home.ne.jp/dokutorumu/megaten/mother.htm
胸はもっと大きく

最後の一人は出来たてホヤホヤの最新ライダーことハンニバルの『雷鳴轟く不朽の采配(ハンニバル・バルカ)』発動シーン
イメージとしてはfate/zero2巻でイスカンダルが王の軍勢を発動した際の挿絵を参照
あの絵のイスカンダルをハンニバルに差し替えて、後ろの兵士達に象を追加した感じ
背後の軍勢は真面目に描くと死ぬから簡略化で
パラケルススと同じく像のあるハンニバルから絵師様がどんなキャラ絵にするか気になる
あと目もどうするのか
両目とも健在?
それとも隻眼?
像は両目とも健在なものだったけど

315 :名無しさん :11/07/09 16:42:51 ID:FMSHEv/Z

そういやデュランダルってアキレスぶった斬れるのか。
あいつカテゴリーアンデットだし。まあ、当てられるかという問題はあるか。
ASデュランダルだと男殺みたいに魔性に対する絶対性付きだから当たるのかにゃー

316 :名無しさん :11/07/09 16:54:12 ID:gpJQ1URF
アキレウスって多分ASデュランダルの対魔属性に該当しないんじゃないか?
アイツ血統が半神だから魔よりも聖性寄りの属性だろうし、
不死の肉体の原因って冥府に由来するものだから吸血鬼やグールみたいな不浄なアンデッドとはまたちょい違うし

ベオの魔腕だと不死身の宝具効果を無効化出来そうな感じはするだけど問題はやっぱり当てられるのかってところだろうなw

317 :名無しさん :11/07/09 17:08:40 ID:3w2075hI
>>316
魔腕の宝具破壊能力ってそういうんではないと思うが>不死身を無効化

318 :名無しさん :11/07/09 17:11:50 ID:9Kb8Lbww
そもそも、不死身属性持ちの化け物倒した奴自体少ないのに、
さらに無敵の俊足持ってるとか最強にしかならないわな。
ペルセウス以外にもアキレウス倒せそうな奴は・・・・・・・
どうしてだろう、ラーマしか思い浮かばない。

319 :名無しさん :11/07/09 17:15:16 ID:gpJQ1URF
>>317
あれ?あの鉄腕って肉体系の宝具は破壊出来ないんだっけ?
ゴッドハンドとかドラグーン・シュラウドとかアキレウスの不死身とかのそういう宝具効果を破壊してダイレクトアタックできるものかと思ってたんだが・・・・

320 :名無しさん :11/07/09 17:20:22 ID:kXCWFtyb
アキレウスの場合、ベオの拳で肉体は壊れると思うよ
ただ、その破壊された肉体自体はすでに死んでいるのでダメージは受けないんじゃないかな?

321 :名無しさん :11/07/09 17:22:06 ID:9Kb8Lbww
>>319
確かベーオの鉄腕は竜種由来の防壁無効能力じゃなかったっけ?
簡単に言うとシグルドには傷付ける事が出来て、
アキレウスには傷付ける事が出来ない。

322 :名無しさん :11/07/09 17:22:14 ID:OP18yYTV
いちようバベルではニムロドが大金星上げたけどなw
対人攻撃が通じなくて、俊足に対応できる鯖ならあるいは・・・?

頼豪阿闍梨とカイニス、冬将軍とかなら初戦は凌げるかも
大穴でカインさんの心中とかどうなるんだろw

323 :名無しさん :11/07/09 17:23:39 ID:3w2075hI
>>319
肉体宝具も破壊できるけど、アキレスのはそもそも「肉体が破損しても死なない」という能力だし、
ゴッドハンドの「死んだら生き返って耐性がつく」みたいな能力も無効化することは出来ない。
ドラグーンシュラウドみたいに純粋に防御力が凄いみたいなのには有効。まぁこれも真名解放されると怪しいが…。

324 :名無しさん :11/07/09 18:23:32 ID:9iWnW9N6
>>322
カイニスはたぶん攻略できると思うけど、ネズミと吹雪は単独では破れないかもしれないね。

カインは踵をやられないか、槍で蜂の巣にしなければ助かるんじゃないかw?

325 :名無しさん :11/07/09 19:22:06 ID:gpJQ1URF
>>320>>321>>323
ほうそうだったのか。
俺はあの鉄腕って、てっきり宝具効果の破壊っつーか、一時的にしろ永久的にしろ宝具能力の解除的なイメージがあったんだけど。
アキレウスの不死身って弱点である踵を攻撃する事で解除できる訳だから余計にそうだと思ってた。

326 :名無しさん :11/07/09 21:01:55 ID:OP18yYTV
アキレスはアルトリアみたいに、超強いけど
苦戦が多いタイプなのかな?
もしくは、原作ランサーのような不運キャラか・・・。

そういえば、バベル外伝さりげなく更新してたんだな。
気づかなかった。
こっちの鯖たちは本当に頭のネジがぶっ飛んだのばかりだなw


327 :名無しさん :11/07/09 21:30:47 ID:oV5WyqhM
>>311
うp

328 :名無しさん :11/07/09 22:34:36 ID:FMSHEv/Z
>>301

もう、遅いかもしれないが阿呆の子英霊を愛す会会長として
パーシヴァルはリクしてもよろしいだろうか?

329 :名無しさん :11/07/09 23:04:11 ID:GVqUzCYw
>>328
お前いつから会長になったんだよ一生ついて行きます

330 :名無しさん :11/07/09 23:09:13 ID:gpJQ1URF
>>327
ほい

パス minasaba
ttp://www1.axfc.net/uploader/Si/so/112859

もしこれ落とした人でまとめサイトのログインID持ってる人いたら下の投稿絵のページにアップしてくれんかい?
自分でしようと思ったんだがログインIDが承認されるかワカンネ状態だから自分じゃ手も足も出せない
ttp://www13.atwiki.jp/minasava/pages/720.html

331 :名無しさん :11/07/09 23:13:59 ID:gpJQ1URF
そういやみんなで考える聖杯戦争の第一次でやたら凝ってたマスター達の絵は保存してなかったわぁ・・・・なんて不覚orz
あれ保存してた人いるんかな?

332 :名無しさん :11/07/10 01:16:00 ID:ICY/z6OU
みんなで考える聖杯戦争のマスターの絵は見つかりませんでしたが、
パラレル聖杯戦争のマスター達の絵は見つける事に成功しました。

パス minasaba
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/253486

第二次と第三次のパラレル聖杯戦争で活躍したマスター達の絵です。
みんなで考える聖杯戦争のマスターの絵は残念ながら保存してなかったようです……。
探したのですが、一枚も見つかりませんでした。
なのですいませんが、手元にあるこの2枚で我慢してください。
あと他に絵ってありましたっけ?


>>301
>>313
遅くなりましたが私もリクエストいいでしょうか?
ドンキやアキレウスなど色々と希望はありますが、ここは一人に絞ってハーロットをお願いします。
女皆鯖集合絵の彼女とは違うイメージの彼女が見てみたいので、
首から上は>>314で紹介された絵の金髪ヴェールで首から下の格好は女皆鯖集合絵の姿の彼女を。
髪で隠れていた胸とかは被っているヴェールやあの細長い羽衣で上手く隠せば問題ないかと。

333 :名無しさん :11/07/10 01:39:43 ID:aoCNYdia
バベル外伝?16話です。
眠たいので、返信はまた明日にでも。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/253514

334 :名無しさん :11/07/10 02:19:25 ID:k53KYQS/
ここ一週間で活発化しすぎwww


335 :名無しさん :11/07/10 02:43:40 ID:2CpwuuhQ
>>301
今AS読み返してるんだけど、鯖だけでなくマスターのイラストを書いてくれると滾る

336 :名無しさん :11/07/10 08:54:12 ID:YUam69L8
リクと聞いた瞬間集り過ぎだろ・・・

337 :名無しさん :11/07/10 13:43:33 ID:k53KYQS/
>>333
まさかの蹂躙王さん凱旋?
イリヤ泣くぞw

338 :名無しさん :11/07/10 15:18:35 ID:aoCNYdia
バベル外伝?17話です。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/253661

>>243
我ながらひどいと思うw

>>247
当時はたしかに色々しんどくて病み病みでしたなー。
僕鯖スレでは、なんかおかしな事書いてて、マジ黒歴史レベル///orz

>>302
応援ありがとん。
最近、夏バテ気味でヘトヘトですが、これからもがんばりますよ!

>>337
ジャハハハー!
えーん、ひどいよー(泣)


339 :名無しさん :11/07/10 19:22:17 ID:ySpOd2IE
ウィキの名前外電になってる


340 :名無しさん :11/07/10 23:09:50 ID:k53KYQS/
>>338
相変わらずバベル外伝酷いw

最近はアシュ以上にサブキャラの方がはっちゃけてすぎwww

341 :名無しさん :11/07/11 20:05:19 ID:GLMmuuim
久しぶりにRevirth Warを読んだが、やはり面白いなーこれ。
それだけに頓挫されてて惜しまれる。


342 :名無しさん :11/07/12 02:02:27 ID:JscQcv/C
>>341
個人的には「黄金の手綱」VS「騎士は浄い手にて穢れず」は皆鯖SS屈指のベストバウトだと思う

343 :毒ぴのこ :11/07/12 21:35:13 ID:IRjwHCle
ネブさんササッと描いてみた。
出来上がったの見て、これ似た奴をどっかで見たような気がしました。
おんぼろケータイでしか、うp環境ない上に、超下手なんで
WIKIの登録とかは勘弁してください。
不評ならスレ汚しになるんで以後控えますので・・・お許しください。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/254392
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/254393

344 :毒ぴのこ :11/07/12 22:55:07 ID:IRjwHCle
あと、もう一人。
なんかメリーさんの地雷を踏んでしまった瞬間の表情
そろそろ僕鯖WIKIの編集に戻ります。では。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/254431


345 :名無しさん :11/07/12 23:06:23 ID:ILESfJru
なんという残念画質。鉛筆にレポート用紙にケータイカメラェ。

でも普通に絵上手いな。PCで絵描けないの?

346 :名無しさん :11/07/12 23:08:55 ID:XO7tcRxl
ネブ怖すぎワロタw

347 :名無しさん :11/07/12 23:30:15 ID:jdF6Pokk
ネブの狂化前の顔が気になるwww

348 :名無しさん :11/07/13 00:02:46 ID:hpfrOnpW
メリーさんメリーさんクンカクンカしたいお!

349 :毒ぴのこ :11/07/13 00:44:11 ID:/8rDtTNY
度々すいません。
好評のようなので、上記の方たちとネブさん正気VER、カイニスさんを
加えたまとめラフファイルにしてみました。
久しぶりにペンを握って、パパパッと描いたものですが、楽しんでもらえたら幸いです。
自分もいい気分転換になりました。ではでは。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/254488

350 :名無しさん :11/07/13 01:34:50 ID:Z5aNC4/S
>>349
毒ぴのこさん超乙です。
絵も描けるなんてビックリしました。
また、気が向いたら皆鯖の絵描いてくださいね。

あとこんな可憐なカイニスさんを慰みものにしたゼウスは許さない。絶対ニダ。

351 :名無しさん :11/07/13 01:36:41 ID:hpfrOnpW
沢山の絵ありがとー!

352 :毒ぴのこ :11/07/13 17:55:28 ID:/8rDtTNY
>>350>>351
ありがとです。
じゃあ、リクに応えてあと二人だけ。
セイレーンさんとハーロットさんです。
以後はssのほうに戻らせてもらいます。下手なんでWIKI登録は勘弁してください。

アデュー。

ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/331837

353 :名無しさん :11/07/13 18:16:46 ID:x4wsSj4n
お疲れ様。
絵と話、両方書けるとは羨ましい。
00verとバベルの続編も楽しみに待ってます。

354 :名無しさん :11/07/13 18:41:25 ID:Z5aNC4/S
>>352
パパパッと鉛筆で描いてこれって、下手な同人作家より上手じゃないですか!

次もまた描く機会があったら、両作品の鯖をぜひお願いしたいです。

超乙です!

355 :毒ぴのこ :11/07/13 23:21:24 ID:/8rDtTNY
いえ、あんま上手くないですよ。ホントに。
でも、需要ありますかねイラスト?
正直、シャーペンの走り書きでケータイ送信なので、かなりしょぼいと思うのですよ。
上手い皆鯖絵師さんも復帰していらっしゃいますし。

あと色々手を出してる結果、なかなか作業が捗らず、ダラダラやっていつも申し訳ないです。
バベルは、途中になってる本編の間章の最終更新と、外伝を3〜4話の更新が今のところの予定です。
たぶん、完結はまだまだかかると思います。

356 :名無しさん :11/07/14 00:00:44 ID:MVHCBax+
WIKI登録できないとはマジ残念
俺はできないけど

357 :名無しさん :11/07/14 00:11:53 ID:lCTKw3hR
っつか現状うpできる奴が一人もいない。
それは>>330を見ても明らかだしな

358 :名無しさん :11/07/14 17:13:06 ID:tKu3XQQs
>>355
マジすか。
充分クオリティー高いから、皆鯖公式の一つとして登録してほすかったよorz

359 :毒ぴのこ :11/07/14 21:41:36 ID:JIDykOhD
バベル外伝18うpですー。

ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/331968

>>356>>358
うう、申し訳ない・・・。
お詫びというのも変ですが、メフメト2世閣下とアタランテちゃん
おまけで描いたんでそれで御収めください。

アポクリファのアタランテちゃんって実はすごい難しいですね。
全然似せられなかったです・・・。

360 :名無しさん :11/07/15 17:13:58 ID:OjWgVtrZ
現在毒ぴのこ様以外の絵をWIKI登録しています。
完了するまでもうしばらくお待ちください。

361 :名無しさん :11/07/15 17:22:37 ID:SEkHbKQa
>>360
ありがとさん。ログイン出来なかったからマジに助かった!

362 :名無しさん :11/07/15 17:34:11 ID:qQat1X6e
>>359
くどくて申し訳ないんだけど、毒ぴのこ氏。
何卒、ラフ画のwiki登録容認を御願い申します〜orz

363 :名無しさん :11/07/15 17:43:17 ID:gr3rg/pv
うざい、しつこい

364 :名無しさん :11/07/15 17:54:27 ID:OjWgVtrZ
とりあえず女皆鯖集合カラーイラストと男皆鯖集合カラーイラストの下書き以外の編集完了しました


365 :名無しさん :11/07/15 18:13:17 ID:OjWgVtrZ
パラレル聖杯戦争のマスターのイラストを忘れていたので追加しておきました。
毒ぴのこ氏の作品は登録しないで本当によろしいですか?

366 :名無しさん :11/07/15 18:50:46 ID:+4YC5G9R
第一次皆聖のマスターや周辺人物のイラストって誰も保存してないのかな。
かなり力作が揃ってたのに惜しいな。

367 :名無しさん :11/07/15 19:09:08 ID:SEkHbKQa
>>365
当人がNG出した上で公開してるんだから止めときなさい

368 :毒ぴのこ :11/07/15 20:13:31 ID:SVGe6tk7
うむむむむむ。
そんなに需要ある・・・?

ネブさん、インドラジットさん、牛御前さん、荒ぶる正装のファラオ王です。
5次ライダー好きすぎて、気が付いたらかぶってた。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Ne/so/113377

369 :名無しさん :11/07/15 21:23:51 ID:OjWgVtrZ
また新しい絵を乙でした。

370 :名無しさん :11/07/15 22:13:40 ID:jg9SIwaO
パラ聖に関しては当時もSSの登録やめてくれって話があったしマスター絵もやめておいた方が良いんじゃね

371 :名無しさん :11/07/15 22:48:06 ID:OjWgVtrZ
わかりました。
とりあえず削除して様子見してみます。

372 :名無しさん :11/07/16 01:37:58 ID:etxG8S5x
イラストぐらいなら良いんじゃね?>パラ聖
他に見れる場所ないし。ただなんらかの注意書きは必要だとおも

373 :名無しさん@ピンキー:11/07/16 09:12:25 ID:nr/5Hxe1
>>368
牛御前さんアイマスクしてるといいまるでfate本編のライダーじゃないか

>>372
数日様子を見て、特に何も言われなかったらいいんじゃないか?

374 :370:11/07/16 09:35:03 ID:N9E7C6iO
いや何故そんなコトを言い出したかといえば当時の参加者だったからなんですけどね…。
証明する方法はありませんが。

そういう訳で止めといて下さいお願いします。

375 :名無しさん :11/07/16 11:09:37 ID:fFEKNw+N
301とは別人です
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/255546
ヘイドレクとローゼンをササっと描いてみました。
キーワードはminasabaです

376 :名無しさん@ピンキー:11/07/16 11:33:03 ID:pICS4F7B
乙です。
ヘイドレクは魔剣を抜くと黒化するのですか。

377 :名無しさん :11/07/16 11:33:50 ID:pICS4F7B
上の名前はミスです。
大変失礼しました。

378 :名無しさん :11/07/16 11:42:01 ID:pICS4F7B
イラスト早速wikiに登録しておきました。

379 :名無しさん :11/07/16 11:47:01 ID:fFEKNw+N
>>376
AS読んでたら、黒い魔力が全身を覆うとかそんな文章があったんで
こんな解釈になりました。

380 :名無しさん :11/07/16 11:55:30 ID:pICS4F7B
すいませんがヘイドレクの2枚目の絵、何度アップロードしても上半分しか表示されません。
そちらから見てどうでしょうか?
っもしかしたら私のところだけかも。

381 :名無しさん :11/07/16 12:22:37 ID:pICS4F7B
もう一度見てみたら無事に全て表示されました。
お騒がせしてすいませんでした。

382 :名無しさん :11/07/16 15:30:36 ID:EYn6ofd1
やっぱカラーの絵は超上手いね。
毒ぴのこのラフもレベルかなり高いし。
そいえばバベル外伝?の更新、wikiの人気づいてない?

383 :名無しさん :11/07/16 15:47:22 ID:eknE71oY
第一次皆鯖のイラストは全部保管してあるけれど。
うpったらwikiに登録してくれるかね?

384 :名無しさん :11/07/16 15:59:56 ID:eknE71oY
第二次も今みたらあった。
まあ、まとめてうpっておくので、
登録できる人はしてつかぁさい。
パスはminasei

ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/332163.zip

385 :名無しさん :11/07/16 16:25:40 ID:l72CdDZ2
でかしたとしか言いようがない!

386 :名無しさん :11/07/16 16:35:26 ID:Zrd/BGsk
>>384
サンクス! すごい久しぶりに見たけどやっぱ女子みんな可愛いな。

387 :名無しさん :11/07/16 18:40:23 ID:NGyGc9Hh
>>374
当時の参加者だがイラストぐらいは上げてほしい。
PC変えて残ってないし

388 :名無しさん :11/07/16 19:17:55 ID:pICS4F7B
ではこれより登録作業を開始します。

389 :名無しさん :11/07/16 19:59:48 ID:pICS4F7B
作業完了しました。
そういえば第一次皆鯖聖杯戦争の小説を持っている人いませんか?
前半は普通にこの板に投下されていたのですが、
後半になるとアップロードされるようになって、
その部分はもう読めない状態になっているのです。
記憶が正しければ2、3種類くらい投下されていた筈です。

390 :名無しさん :11/07/16 20:04:31 ID:EYn6ofd1
>>389
ついでにバベル外伝?の最新話の登録もお願いできる?

391 :名無しさん :11/07/16 20:07:48 ID:pICS4F7B
わかりました。
あと確認したところまだ読めるみたいなので。
登録できるものは出来る限り登録しておきます。

392 :名無しさん :11/07/16 21:13:14 ID:pICS4F7B
Fake/first warの登録完了しました。
続いてFake/hand in handの登録に入ります。

393 :毒ぴのこ :11/07/16 21:28:38 ID:16vozmyS
カイニスさんとハーロットさんの絵をまた描いてみました。
今回のハーロットさんはバベル外伝?のときのイリヤといるときのニコニコ顔です。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Ne/so/113448

394 :名無しさん :11/07/16 21:41:52 ID:pICS4F7B
>>393
小休止がてら拝見させていただきました。
二人の絵、前より上手く可愛いくなってますね。
いつかちゃんと着色した上での二人の全身図も見てみたいですな。
しかし、これらが登録できないなんて本当に勿体無いです。

395 :名無しさん :11/07/16 22:39:52 ID:saEnZf6j
登録作業やっと全部終わりました。
…………長かったです。
もう一つ、第一次皆聖の未来の話が連載されていた筈ですが、
それは勘弁してください。
絵師さんのイラストが投下された時に一緒に登録させていただきます。
私はリクしませんでしたが楽しみに待ってます。
個人的にアキレス、ヘイドレク、ハロット別ver、セイレーン、パラケルススあたりに期待。
特にパラケルススはあのSSで見せてくれた強烈な個性が、
どんな形で絵になるかワクワクテカテカが止まりません。
一番気になるのは頭髪の有無、やっぱりハゲは避けられませんか?

パラ「ハゲ言うな!」
ホム「主、現実を受け入れよう」
パラ「うるせー!!!!!」

396 :名無しさん :11/07/16 22:48:56 ID:saEnZf6j
>もう一つ、第一次皆聖の未来の話が連載されていた筈ですが、

確認したところもう登録されてましたね。
大変失礼しました。

397 :名無しさん :11/07/17 00:32:44 ID:8iHrpCcy
毒ぴのこさんも登録してくれた人もお疲れさん
最近投下及び作品の復活が豊富でうれしいっす

398 :毒ぴのこ :11/07/17 00:56:12 ID:gGhxszxB
うぐぐぐぐぐ。・・・わかりました。
掲載を許可します。

ただ、前もって告白させていただきますと
セイレーンさんとネブ(狂)さんはパク・・・モデルの元絵を参考にアレンジして
描いたやつなので、大人の対応をしていただくと、その、助かります。
ssも原作の一文を一部引用したりもしてますし・・・。

あとハーロットさんと冬将軍さん描き足しました。
ttp://bowfin.axfc.net/uploader/H/upload.cgi?s=571143474

399 :毒ぴのこ :11/07/17 01:02:09 ID:gGhxszxB


こっちでした。

ttp://www1.axfc.net/uploader/H/so/138366

400 :名無しさん :11/07/17 01:09:19 ID:iO23hDCu
さて、では投下しませうか。

401 :【Fake/Phantom Bullet】  これまでのあらすじ :11/07/17 01:09:55 ID:iO23hDCu



 南米で行われた異端の聖杯戦争。
 英霊を召喚して繰り広げる闘争は、やはり異常な様相を示していた。
 此度の聖杯に相当する「贄」が、初戦において破壊されると誰が予想しただろうか?

 次なる聖杯として定められたのは、「凶眼」を抱く御子上の少女。
 御子上 紗月は彼らを守る為、ひとり囮となって妹弟を逃すも、
 密林の勇者ネザファルピリの猛攻を前に、次第に追い詰められていく。

 ――――そんな彼女を救ったのは、一人の拳銃遣いだった。

 「贄」と誤認された紗月をめぐり、「大学」の魔術師が激戦を繰り広げる。
 ガンスリンガーと行動を共にする紗月は、歯を食いしばって絶望に抗うガンスリンガーに興味を抱く。
 しかしその三つ巴の戦いに決着をつけたのは、三人のマスターでも、三騎のサーヴァントでもなく、
 密林を飲み込む、蹂躙王に率いられた、おぞましき死者の軍勢そのものであった。

 蹂躙王によって、遺跡群が次々に地獄へと変貌し続ける中、
 ファナと紗月を守る為、寝ずの番を引き受けたガンスリンガー。
 少女たちのあどけない寝顔を見つめる内、ガンスリンガーは、
 自分の錆びついた心の中に、何か暖かい物が流れるのを感じ取っていた。

 夜闇の迫る中、蹂躙王と、そのマスターたる死霊使いを襲撃するガンスリンガー。
 英霊と魔術師に対し、挑むのは常人三人。勝敗はわかりきっている――筈だった。
 だが、黒縄地獄によって拘束された主従を『魔弾』が穿つ。
 ガンスリンガーは幾度と無く自分の死ぬ光景を幻視し、最適解へと辿り着いたのである。

 しかし、生還した彼らを待ち受けていたのは、暁と壱那が囚われたという事実だった。

 疲労困憊していた彼らは、黒雲霞によって蹂躙されてしまう。
 紗月の目の前で、悪戯に弄ばれ、殺される暁。
 そして、壱那を贄として召喚される聖杯=神霊。
 彼女たちの従えていた英霊――バーサーカー清姫を格としたそれは、
 壱那を取り込み、融合し、そして令呪によって繋がりを持つ、紗月をマスターとして選ぶ。

 圧倒的な魔力と絶望と狂気とに精神を侵された紗月は、
 黒雲霞を葬り去ると、その力をもってして世界そのものに牙を剥く。

 その前に立ちはだかるのは――――ただ一人の拳銃遣いだった。


402 :名無しさん :11/07/17 01:11:14 ID:8iHrpCcy
乙!
案の定冬将軍は少女時の姿か
髪に隠れた左目が気になる
裸婦は一枚目と比較すると上達してるな

403 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:11:19 ID:iO23hDCu
「みんな……みんな、みんな、みんな! わたしの前からいなくなる!!」

 泣き叫ぶような少女の声――いや、実際に泣き叫んでいるのだろう。
 ガンスリンガーの心の奥底で、もはや残されていないと思っていた何かの残滓が震える。
 そのことに微かな喜びを得ながら、彼は一切の躊躇なく足を踏み出した。

 「暁も……ッ! 壱名も……お父さんも、お母さんも……ッ! みんな、あたしを置いていく……!」

 白炎。
 蛇と一体化した少女――彼女の放つ火は、まさに白い闇だ。
 深い密林を舐めるように襲い、白一色の世界へと塗り替えていく。

 後に残したファナは無事だろうか――ガンスリンガーは思いを巡らせる。
 水と結界の力を持つ彼女ならば、生存率は極めて高い……筈だ。
 もっとも、あの娘が素直に自分の言う事を聞いて、撤収するとも思わないが。

「ルイス! あなたも、いなくなっちゃうんでしょう!?」

「……いずれな」

 おそらく自分は死ぬだろう。今日か、明日か、明後日か。
 あるいはこれが幻視だとすれば、この後にでも死ぬのかもしれないが。
 少女の叫びの意味は理解していても、ガンスリンガーは嘘をつける人間ではなかった。

「――――ッ!!」

 紗月の叫びによって白熱化した炎が踊り、ガンスリンガーの肌を舐め、炙り、焦がす。
 蛇の怪異――清姫に半ば埋没したかのような少女。
 太陽の光を蛇に見立て、ピラミッドで祀ったのは果たして何処の文明だったか。

 同一存在。

 蛇姫を媒介として半ば顕現しつつある神霊は、いずれにしてもその類であるようだった。
 今まで幾度と無く怪異と戦っては来たが、神霊規模となるとガンスリンガーも初めてになる。
 日記帳が悲鳴をあげながら神霊の情報を解析し、脳にそれを刻みこんでいく。
 ぶつりと細い血管が切れて、鼻から血が垂れるのを感じた。構うことはない。

「――――だったら、死んじゃえ! みんなもう、死んじゃえば良いんだッ!!」

 少女の悲鳴に応えるのは銃声。
 ガンベルトから一瞬で抜き取られたリボルバー。
 銃爪の絞られたその撃鉄を、左手が叩いている。
 目にも写らぬ電光石火の早撃ち――六発の咒弾が唸りをあげて飛来する。

 だが、その悉くを蛇神は微動だにせず受け止めた。
 恐るべき事ではない。たかだか人の身によって作られたものが、この身体に傷を付けるはずもない。

 真に恐るべきものは他にいる。それは――――


404 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:13:03 ID:iO23hDCu


「我は手技では狙い定めぬ。手技に依る者、父親の容貌を忘却せり」


             ・ ・ ・ ・ ・ ・
――――それは、彼の持つ宝具。

 令呪の存在しない、この異端の聖杯戦争において、
 このガンスリンガーは、己の最も信頼できる存在を召喚していた。

 弓兵の英霊――その真名をザミエル。狩りの魔王の名を持つ悪性精霊。
 その導きによって創りだされた、七発の魔弾こそが、ガンスリンガーのサーヴァント。

 英霊、神霊を傷つけられるのは、同等の霊格のみ。
 この世の理をねじ曲げて飛来する魔弾は、まさにその条件を満たしている。

 だが、そこまで考えて紗月/清姫/蛇神は否定する。
 彼の戦いを真横で見ていた自分は、誰よりも良く知っているじゃあないか。

 死霊使い、数々の激闘の最中、自分とファナの二人を守る為、
 ガンスリンガーは既に六発の魔弾を躊躇なく放っているのだから。
 故に、七発目の魔弾はありえない。

 ――――だがその瞳は、次の瞬間、驚愕に見開かれる事になる。


「我は眦尻にて狙い定める者なり」


 大気を切り裂いて木霊する発砲音。

 鉛、教会の割れた窓硝子の欠片、水銀、
 一度撃って命中した弾三発、載勝鳥の右目、山猫の左目。
 それらによって鋳造された、忌まわしき魔弾。



「我は心掟にて銃爪を弾く者なり」



 解き放たれた魔王が、我は此処にありと歓喜の咆哮をあげる。
 良かろう、地獄の門に賭けて。
 六発は射手の意のままに。されど心せよ人の子よ。
 七発目は――――…………


405 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:13:44 ID:iO23hDCu


「我は手技では銃爪を弾かぬ。手技に依る者、父親の容貌を忘却せり」



 誰もが予想した通り、その瞬間、魔弾は正しく魔弾となる。

 直視すらできない非幾何学的な弾道で空間を切り裂いていた魔弾は、
 在りえざる軌道でもって弧を描き、拳銃遣いへと牙を剥く。

 何のことはない。自暴自棄になったか、あるいは発狂したか。
 所詮、追い詰められた男が苦し紛れに放っただけのこと。
 一度は驚愕した紗月の――――清姫の口元に笑みが浮かぶ。

 悪性精霊も甲高い笑い声をあげる。

 ただ一人、魔弾の射手だけが笑っていなかった。



「我は撃鉄では敵を撃たぬ。撃鉄に依る者、父親の容貌を忘却せり」



 故に、誰もが気づかない。否、気付けない。
 白檀の銃握を持つ古い回転式拳銃が、右手から零れ落ちた事に。
 狂気と正気の端境を突き進む男の左手が、奇跡のように閃いた事に。

                             ブラックバレル
 そしてその手に握られた、異形の銃――――『黒い銃身』の存在に。




「――――我は我が魂魄にて、敵悉くを戮す者なり」



.


406 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:14:17 ID:iO23hDCu













             閃       光          。












.

407 :名無しさん :11/07/17 01:15:01 ID:iO23hDCu
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
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光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
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光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
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光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
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光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光

408 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:15:32 ID:iO23hDCu


 白い闇をかき消す、黒い光が銃口から迸る。

 清姫の――太陽神の創りだした白色が、瞬く間に黒へと染まっていく。
 一片の容赦さえ存在しない黒に圧し潰された悪性精霊が、絶叫と共に消失した。
 無論、狩りの魔王だけではない。
 蛇姫もまた白に拮抗し、徐々に自身へと侵蝕してくる黒色に悲鳴をあげ、その身をのたくらせる。

「ッ!? あ、ぁああぁあああぁあああぁああぁッ!!??!?」

 濁った女の声。これを聞くのは二度目だなと、そう思う。
 一度目は母を射った時だ。二度目は、好ましく思っていた少女を撃っている。

 この銃が果たして何であるのかを、ガンスリンガーは知らないし、興味もない。
 彼にとって重要なのは、この銃が齎す結果、ただそれだけだった。
 第五架空要素を悉く自壊せしめる、人が人であるが故に鍛え上げ、放つ事のできる、絶対の武器。
 たった一発きり。とっておきのワイルドカード。人造宝具――――即ちブラックバレル。
 それを撃ち込む為だけに、ガンスリンガーは最後の魔弾を、フェイクとして使い捨てたのだ。

 取っておいたとしても、使えなかったろうが。

 そう嘯くガンスリンガーの左手は、既に半ばまで黒く塗り潰されていた。
 ブラックバレルに例外はない。その黒色は、射手であろうと容赦なく喰らい付く。
 ジリジリと魔力によって「汚染」されている神経と脳が焼ける音を聞きながら、
 かろうじて機能を保っていたガンスリンガーの瞳が、可能性の世界を幻視する。

 何のことはない、ごく平凡な家庭の光景。
 父親と、母親と、姉と、弟と、妹が、仲睦まじく暮らしている。
 幸せそうに、楽しそうに、ささやかながらも暖かな家庭。

 果たしてそれが誰なのかを認識するよりも前に、ガンスリンガーの目は役目を放棄した。
 そして黒色に塗り潰された視界の中、コートの内側にあった重みが消失したことで、
 絶え間なく情報を伝達してくれていた日記帳が、この瞬間、完全に崩壊した事を悟る。

 単なる道具ではあったが、此処まで付き合ってくれた事に心からの感謝を。
 そして、その最後の指示に従おう。


.

409 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:16:03 ID:iO23hDCu

 ……これはひとつの博打だ。

 かつて、彼女に問われた事がある。
 命を賭けて怪物と戦う事に意味はあるのか、と。

 俺は命など賭けてなどいない。
 なら何を賭けたの?

 遠く耳に残った少女の言葉。
 傲岸不遜に言い放ったそれに、自分は仏頂面で答えたのだ。


「 Your life(お前の命さ) 」


 そう――自分は、ただ。
 大切な人を、救いたかったのだ。

 父を。
 母を。
 そして今は、彼女を。

 世界は素晴らしくなどない。
 だが、戦う価値はある。

 愚かな狂人に、手を差し伸べてくれた人々。

 怪異に、死徒に、アルティメット・ワン。
 そんな奴らに渡して溜まるものか。
 彼女を奪われて我慢できるものか。

 父の形見を手放した右手が、質量を持つ黒色の中へと伸ばされる。
 指を動かすだけで筋肉が断裂するような痛みを覚える。
 構うものかと嘯いた。


「やだ、やだよぅ……! 独りにしないでよぉ……ッ!!」


 最後まで生き残っていた聴覚を頼りに、やっと辿り着いたそれ。

 罅割れた指先が、微かな温もりを手繰り寄せる。

 そのことに、久方ぶりの満足を覚えて。

 僅かに…………ほんの僅かにだけ、唇の端を釣り上げると。


 ルイス・ローウェルは、微笑んだ。


.


410 :【 Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】:11/07/17 01:17:25 ID:iO23hDCu

 ――――まず最初に感じ取ったのは、頬を撫でる涼し気な風だった。

「ん……ん、ぅ……」

 微かに身動ぎをして、御子上紗月の意識が覚醒する。
 気持ち良いほどにスッキリした荒野の中、抜けるような青い空の下で。

「あ……」

 懐かしささえ感じる、煙草と硝煙の匂い。
 自分がルイスのコートに包まれている事を理解した彼女は、慌てて身を起こした。
 すぐ傍らに横たわっていた彼は、ピクリとも動かない。

「…………ッ! ルイス……ッ!?」

 まさか自分は彼を殺してしまったのではないか。
 ゾッとするような寒気が身体を襲う中、慌てて紗月は彼の顔を覗き込み――――

「――――――なんだ」

 一気に脱力した。
 …………寝てるだけだ。

「そういえば、ずっと寝てない……んだっけ」

 一瞬ひっぱたいてやろうかとも思ったが、
 その遊び疲れた子供のような無邪気な寝顔に、
 まあ許してやっても良いかという寛大な気持ちになってくるから不思議だ。

 神霊によって侵され、おぼろげになった記憶の中でも、自分が何をしたのか。
 そして何をされたのかくらいの事は、なんとなく覚えている。
 ブラックバレルの衝撃の中、生き残れたのは自分が魔術師として三流だった事と、
 それから――――

「……無茶しやがって、馬鹿」

 ――――紗月は、自分の右手を見つめた。
 ルイスのゴツゴツとした手が、しっかりと握りしめてくれている。

「―――こいつに束縛されるのも、悪くない、か……な?」

 そのかわり、絶対に逃がしてやらないけれど。


「紗月さぁーんっ! ルイスさぁーんっ!!」

 遠くからファナが大慌てで走ってくる。
 涙と汗と鼻水とをにじませた必死そうな顔が、なんだかおかしくて、ついつい笑ってしまった。

 自分も、彼も、今まで多くの者を失ってきた。
 これから先もそうだろう。
 きっと得るものは少なく、なくすものは多い。

 けれど――――生きていこうと、そう思えた。


 だって空は――――こんなにも、青いのだから。


411 :名無しさん :11/07/17 01:19:22 ID:iO23hDCu
第二次皆鯖、主人公にルイスを選んで紗月ルートを攻略した際のトゥルーエンド。

初戦でジャガ子がうっかり贄子を殺しちゃったお陰で、
壱那が聖杯候補にされて紗月ちゃんハードモード状態から、
一気にヤンデレ化しちゃったとか、そんな、ええ。

妄想ですけど思いついちゃったなら書かないとね……!

412 :名無しさん :11/07/17 01:26:06 ID:8iHrpCcy
投下されているとは知らず、>>402に割り込んじゃってごめんなさい

しっかしまさかラスボスは人間の手によって倒されるとは……
なんという熱い展開!
まじ乙と言わざるを得ない!

413 :名無しさん :11/07/17 04:03:11 ID:lDUQ0GcT
>>396
ありがとウサギ

>>398
あなたの英断に感謝
冬将軍だが大人バージョンの姿も見てみたい
裸婦は首から下の全体絵を

>>400
ルイスさんマジパネェwww
他のルートもあるならグットエンド、ハッピーエンドに期待せざるを得ない

414 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/07/17 12:53:30 ID:X+HjT2ng
作品投下ご苦労様です。
毒ぴのこ氏もイラストありがとうございます。
今から登録作業に入ります。
なお昨日、どういうわけか突然書き込みの際の
IDが pICS4F7B から saEnZf6j に変わってしまうトラブルが発生したので、
今日からは名前のところをトリップにして書き込むようにします。
ご迷惑をおかけして大変失礼しました。

415 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/07/17 13:34:37 ID:X+HjT2ng
登録作業完了しました。
それでは失礼させていただきます。

416 :名無しさん :11/07/17 14:03:54 ID:1pklNhWZ
>>415
登録お疲れ様でした。
あと毒ぴのこさんもイラスト登録の認可ありがとうございます。
おかげでカイニスさんとメリーさんと裸婦さんが可愛いすぎて生きるのが辛いですよ(泣)

417 :名無しさん :11/07/17 18:06:19 ID:eXnnZYjr
全部の作品を見るだけでも一苦労だ
嬉しい苦労だけどwww
毒ぴのこさんのメフメト2世だけど鎧着たジル・ドレにしか見えなかった

418 :名無しさん :11/07/17 18:22:07 ID:YkQuR1QA
>>415
自作を登録して頂き、ありがとうございます。
ただ、その……。

【Fake/Phantom Bullet】これまでのあらすじと
【Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry! 】 は
別の作品じゃなくて一緒の作品なので、
分割されてしまうと意味が無くなってしまいます……。


419 :名無しさん :11/07/17 18:33:33 ID:DQ5TJiTO
皆聖マスターのイラストを見てたら一本書きたくなったのでちょっと投下します。

420 :『死と乙女』:11/07/17 18:35:21 ID:DQ5TJiTO




Gib deine Hand, du schön und zart Gebild!
手をお出し、美しく繊細なるものよ。

  
bin Freund und komme nicht zu strafen.
私は君の友であり 罰するために来たのではない。

  
Sei gutes Muts! ich bin nicht wild,
心をしずめて。私は君を傷つけないから。

  
sollst sanft in meinen Armen schlafen!
安らかに眠れ 我が 腕の中で。  
 



            (シューベルト作曲 “死と乙女”より)




421 :『死と乙女』:11/07/17 18:35:58 ID:DQ5TJiTO

?           ?            ?




水佐波市の自然は豊かだ。
そう言うと、外部の人間には首を傾げられることが多い。
確かに、近年著しい発展を遂げている海上都市はいかにも近代然とした高層ビルが立ち並び、
海沿いのリゾートタウンを除けば、街にあるのは何もかも人工物ばかりの無機質な場所だ。
そちらのイメージが先行している者からすれば、疑問に思うのも無理はない。
しかしながら、市民の大多数が生活している陸上都市の方は都会の空気など全く感じさせない昔ながらの街並みだ。
正面に海を拝し、周囲を山や森に囲まれ、芝生に覆われた平原まで備えた陸上都市は至る所が自然の風合いに溢れ、
住宅地に植えられた街路樹は初夏の日差しを浴び、濃い緑色を煌々と輝かせている。
そんな水佐波陸上都市住宅街の一角を、志那都みことは全力で疾走していた。
「くっ……このわたくしという者が何たる不覚!
 まさかこんな日に限って目覚ましをセットせずに眠ってしまうなんて……!」
普段は常に余裕めいた笑みを崩さない端正な容貌を汗だくにしながらみことは走り続ける。
大急ぎで家を飛び出したせいで自慢の黒髪はろくにセットもできず、
潮風に煽られてますますその形を崩していく。
「ああもう! 折角の初デートなのにこんなみっともない格好で会わなければならないなんて……」
そう、今日は待ちに待った記念すべき“彼”との初デートの日なのだった。
といっても、“彼”と二人きりでどこかに出かけるということ自体はこれまでにも何度もあった。
しかし今日のそれは今までとは決定的に違う点が一つある。
今日はみことと“彼”が正式に、恋人同士になってから行われる初めてのデートなのだった。
(恋人……)
その言葉を脳裏に浮かべるだけで思わず顔がにやけてしまう。
そう、自分と“彼”は恋人同士なのだ。両想いなのだ。彼氏彼女の関係なのだ。
「ふっ…ふふふふ……こ・い・び・と。ああ何て甘美な響き……」
“彼”と互いの想いを伝えあい、結ばれた瞬間を思い出す。
自分と『彼』の間には最早誰も入り込む隙間はなくなったのだ。
これでもうあの女にも、あの女にも、はたまたあの女にだって金輪際ジャマさせるもんですか……!
「……これならギリギリ間に合いそうですわね」
手首の腕時計を確認し、一刻も早く“彼”との待ち合わせ場所に向かわんと更に力強く地面を蹴る。
あとはあの角を曲がれば――
「……えっ」
次の瞬間、
「んぎゃっ!?」
みことは不意に曲がり角から現れた人物に思いっきり顔面をぶつけた。

422 :『死と乙女』:11/07/17 18:36:32 ID:DQ5TJiTO

「いっ……!」
突然の衝撃と痛みにみことはその場に崩れ落ち尻餅をついた。
「痛た……な、何ですの?」
顔を押さえる手の指の隙間から様子を伺う。
眼を打ったのか視界はぼんやりと霞んでいる。
「ごっ、ごめん!」
みことの霞んだ視界の前に相手の手が差し出される。
「ほら、立って。大丈夫? 怪我してない?」
「ええ……」
優しそうな声にみことは安堵する。
うつむいて顔を手で押さえたまま、反対の手を引かれてみことは立ち上がった。
「こちらこそ不注意でしたわ。ご無礼お許しください」
まったく何をやっているんだか……みことは自分に呆れる。
しかし……
(曲がり角で見知らぬ人とぶつかるなんて……)
それはまるで、少女漫画で恋の始まりを告げるシチュエーションではないか。
(……って何を考えているのわたくしは!)
浮かんだ考えを頭から振り払う。
これから“彼”と会おうというときに、何を考えているのか。
「あの、すいません。わたくしこれから用事がありますのでこれで……」
「……あれ?」
相手は突然声のトーンを変えた。
「ちょっと待ってよ。ねえ、もっとちゃんと顔を見せて」
そう言って、離れようとしていたみことの体を無理やりに引き寄せ、顔を近づけてくる。
(なっ…)
強引な態度にみことは本能的な恐怖を感じた。
「や……やめてください!」
みことは反射的に相手を突き飛ばし、自分の肩を抱いて後ずさった。
「もっ、申し訳わりませんがわたくしには心に決めた方がおりますので! こっ、このような行為にはお応えできま……」
「あー、やっぱりそうだー」
毅然たる態度で拒絶の意思を示そうとしたみことを、相手の暢気な声が制した。
「誰かと思ったらみことじゃん、びっくりしたー。全然気づかなかったよ」
「……はい?」
……何故自分の名前を知っているのだろう? みことは困惑しながら両目をこすり、相手の顔を見る。
そこに立っていたのは……
「…………な、夏海ぃ?」
誰であろう、みことのクラスメイトにして“天敵”、高坂夏海その人であった。

423 :『死と乙女』:11/07/17 18:36:57 ID:DQ5TJiTO

「いやー、みことってばいつもと違ってやたらオシャレな格好してるんだもん。あたし知らない人かと思っちゃった」
「しっ失礼な! わたくしはいつもきちんとした格好をしてます!」
語気を荒らげて反論するみこと。
まあ、確かに今着ているサマードレスは今日のためにわざわざ新調した特注品だけど。
「大っ体……あなたにだけはそんなこと言われたくありませんわね、夏海」
そう言い、改めて夏海の姿を見やる。
無地の白シャツに、ジーンズの短パン。装飾品の類など髪留め一つ見当たらない。
こんな格好で平気で外を出歩けるなんて信じられない。きょうび男子小学生だってもうちょっとマシなファッションをしてるだろう。
「あなたもねえ、仮にも乙女なのだからもうちょっと身だしなみに気を使ったらどうなの?」
「いやー、あたしはいいよ、そういうの。どうせ可愛い格好したって似合わないしさー」
そう言って、まだ夏も初めだというのにすっかり日焼けした顔を崩して夏海は笑う。
「似合わない、ねえ……」
夏海の笑顔をじっと見て、みことは「はぁ」と溜め息を漏らす。
しっかりと見れば夏海の顔の造りは決して悪くない。
いや、悪く無いどころかむしろかなり上等と言ってもいいだろう。
だがそんな器量の良さもいつも馬鹿っぽい表情を浮かべているせいで殆どの人間に気づかれていない。
肌だって本当は凄く綺麗なのに何のケアもせず外を出歩くからこんなに日焼けさせてしまって……。
「まったく……本当にいつまで経ってもオコサマなんだから」
「あっ、オコサマって言ったな」
そう言って夏海はぷーっと頬をふくらませた。
「あら、オコサマにオコサマと言って一体何がいけないというのかしら?」
「……みことっていつもそうやってあたしのこと子供扱いするけどさー」
夏海はニヤっと笑い、ポン、とみことの『頭の上』に手を置いた。
「みことって、あたしより背ちっちゃいよね」
「なっ……!?」
夏海の身長は同年代の女子の平均より幾分高く、逆にみことは平均より低い。
間近に並ばれると両者の間には10cm近い差が開いていることに否応なく気付かされる。
「べ、別にわたくしは背がどうこうとかではなくあなたの性格の話をですね!」
「おやおやぁ〜? みことちゃん突然慌てちゃってどうしたのかな? 悩み事ならお姉さんが言ってごらん?」
みことを下目に見ながらニヤニヤと笑う夏海。
この女、人がこっそり気にしてることをよくもヌケヌケと……。
「ええい、その手を離しなさい!」
頭に乗せられた夏海の手を振り払い、みことはキッと夏海を睨みつける。
「ははは。ごめんごめん、冗談だって。そんな怒んないでよー」
「……別に怒ってなんていないわ」
ゆっくりと息を吐き出し、余裕めいた笑みを浮かべながらみことは言った。
「そうね、確かに夏海の方が私より背は大きい。でも、一つ忘れてないかしら?」
みことはニヤっと笑いながら腰に手を当てて大きく『胸』を反らした。
「こっちの方は、わたくしの方がずっと大きいということを!」
「んなっ……!?」
みことの胸囲は同年代の女子より(かなり)大きく、逆に夏海は(かなり)小さい。
両者の間には最早並んで比べるまでもなく歴然たる格差が存在していた。
「べっ、べべべ別に今胸の話は関係ないし……」
「あらあらあらあら夏海ちゃんったらそんなに目を泳がせてどうしたのぉ〜? 悩み事があるなら言ってごらんなさいな!?」
みことにそう言われ、夏海は「ぐふぅ」と呻きながら地に膝を付いた。
「ふっ」
それを見て、みことは勝ち誇った表情で優雅に髪をかき上げる。
勝負あった。

424 :『死と乙女』:11/07/17 18:37:26 ID:DQ5TJiTO

「……あ、そういえば」
立ち上がり、ふと何かを思い出したように夏海はポンと手を叩いた。
「あたしこれから海水浴に行くんだけどさ、みこともどう?」
「海水浴? あなた手ぶらじゃない」
「ああ、それは大丈夫」
そう言って夏海はぺろんとシャツの裾をまくって見せる。
「ほら、下に水着きてるんだー。頭いいでしょ」
「あなたってやることが何もかも小学生レベルね……」
しかもシャツの下に見える布地は紺一色……間違いなく学校指定のスクール水着だ。
「でも一人で行ってもやっぱりつまんないしさ。ねえ、みことも一緒に行こうよー」
そう言って夏海は仔犬のような目をみことに向ける。
「……お誘いのところ悪いのだけど、わたくしこれからデ・エ・トに行かなければならないの」
「デート? ……あー、赤城くんと?」
「そうよ。わたくしたちこの度晴れて恋・人・同・士になりましたの。だから悪いけど今日は夏海には付き合えませんわ」
「むー……」
夏海はふてくされたように唇をへの字に曲げる。
「あ、じゃあさ」
と、突然さも名案が思いついたかのように目を夏海は輝かせた。
「それなら赤城くんも連れて三人で一緒に行けばいいじゃん。やったね、これで解決だ」
「んなわけないでしょう!」
一喝した。
「えー、何でー」
「夏海、あなたねぇ……」
みことは頭を抱える。
「そんなに誰かと一緒に行きたいなら小日向さんか姫宮さんでも誘ったらいいでしょう?」
と親しいクラスメイトの名を出しても、やはり夏海の態度は変わらない。
「葵ちゃんは土日はずっとバイトだし、部長はプール専門で海は嫌いなんだもん。
 だからあたしにはみことしかいないんだよー。みーこーとー」
「……だーっもう、くっつかないでくださる!?」
無理やり抱きついてくる夏海を押し返しながらみことは言った。
「……それなら夏海もいっそ彼氏でも作ったらいいのではなくて?」
「うぇっ!? ……そ、それはちょっと」
「あなた、自分ではそう思ってないのかもしれないけど、夏海ならその気になれば彼氏くらいすぐに……」
「い、いやそれはいいよ」
そう言って夏海を手をばたばたと振って否定の意を示す。
「あたし恋愛とかそういうのよく分かんないし、それに……」
「……それに?」
まっすぐ夏海を見据えるみことの視線。
その視線から何か後ろめたい物を隠すかのように夏海は顔を背けた。
「とっ、とにかくあたしはそーゆーのはいいのっ! 興味ないの!」
「……ふぅん」
みことは訝しげに夏海の顔を見まわし、
「あなたそんな奥手だからみんなから“水佐波のマグロ女”なんて呼ばれるのよ」
と言った。

425 :『死と乙女』:11/07/17 18:38:02 ID:DQ5TJiTO

「……なっ……なな……!」
それを聞いて夏海の顔がみるみる茹でダコのように真っ赤に染まる。
「ちっ違うよ! あたしがマグロって言われてるのはずっと泳いでばっかいるからでそういう意味じゃないし!
 それに正確には“水佐波のクロマグロ”っていうあだ名だし!」
「あら? あら?」
みことは口元を釣り上げた邪な笑顔を狼狽する夏海の眼前に突きつける。
「そういう意味じゃないって、マグロという言葉に一体どんな意味があるのかしら? 是非教えていただけませんこと、な・つ・み?」
「……ぅ…ぅぁ……」
みことの詰問に、夏海は陸に上げれられた魚のように口をパクパクさせている。
そのコミカルな仕草にみことは思わず破顔する。
まったく、この子と一緒だと何時間でも飽きずにいられるわ。
何時間でも……
……時間?
「――はッ!?」
手首を返し時刻を確認し、みことは慄然とした。
「い、いつの間にこんなに時間が……夏海ッ!」
「……へっ?」
みことの怒号で夏海はようやく意識を取り戻した。
「わたくしもう時間がありませんのでこれにて失礼します」
「え……あ、うん」
まったく何をやっているんだろう、こんなに長々と時間を忘れて話し込んでしまうなんて。
(……そういえば)
こんな風に夏海と話したのは随分久しぶりだ。
それもそのはず、ここ最近は“彼”と過ごす時間が増え、必然的に夏海と絡む機会は以前よりだいぶ減っていた。
みことはちらりと夏海の方に視線を向ける。
「じゃあ、また。デート楽しんできてね」
笑顔でそう告げる夏海。
「みことと赤城くんが恋人同士になれて、本当によかったよ。
 みこと、ずっと前から赤城くんのこと好きだったもんね」
その笑顔が、何だかひどく――寂しそうに見えた。
「……夏海」
待ち合わせ場所の方角に視線を向けたままみことは言った。
「明日だったらいいわ」
「……え?」
きょとんとしている夏海にみことはニっと笑って、
「明日だったら空いてます。一緒に行きましょう、海」
と言った。
「……みこと……」
「ではまた!」
みことは再び全力で地面を蹴る。
「う、うん! 約束だよ! 絶対だからねー!」
そんな夏海の声を背に受け止めて、みことは走りだした。


426 :『死と乙女』:11/07/17 18:38:45 ID:DQ5TJiTO


「お、おはようございます! 赤城くん……」
“彼”の背後からみことは怖ず怖ずと声を掛けた。
夏海との会話で多大な時間を食った上、直前で乱れた髪を直したり汗を拭き取ったり全力疾走で荒れた呼吸を鎮めたりしているうちに待ち合わせの時間は完全にオーバーしてしまった。
「あっ、志那都さん」
“彼”が振り返る。
長い前髪の隙間から瞳が覗き、みことと視線が交錯する。
その瞬間、みことの心臓は高らかに跳ねた。
「ごっごごごごごごめんなさい! わたくしったら寝坊してしまってそれで……あの、その……」
「ああ、大丈夫だよ。ぼくも今来たところだから」
しどろもどろになっているみことに、“彼”はにっこりと微笑みかける。
それを見た瞬間、みことは自分の胸から『きゅぅぅぅぅぅん』という音が鳴るのを聞いた。
遅刻したわたくしを気遣って……なんて優しく寛大な人なんでしょう!
思わず腰が砕けて倒れそうになるがなんとか踏みとどまった。
「じゃあ行こうか。動物園ってこっちだったよね?」
「はっ、はい。さようでございますわ!」
そして二人は並んで歩き出した。
「いやー、動物園なんて何年ぶりかなあ。志那都さんはよく行くの?」
「え、ええ……まあ……」
みことは意味もなくきょろきょろと視線を泳がせたり、髪を指でいじったりと落ち着きのない挙動を繰り返す。
自分が緊張しているということが嫌でも自覚できる。こうして二人で並んで歩いたことは過去にも幾度もあるのだが……。
(でも今は……)
恋人。その二文字を意識してしまうと過去にはない緊張に襲われてしまう。
恋人同士というのは二人で歩いているときどういう話をするものなのだろうか。
「へー、じゃあ動物好きなんだね」
「え、ええ、動物は大好きですわ」
口の中が渇いていくのをみことは感じた。
大丈夫、今のところは普通に会話できているはずだ。きっと。多分。
「じゃあ志那都さんが一番好きな動物って何?」
「え、あっ、えーと……一番好きなのは……ライオン、ですわね」
「ライオン? そうなんだ、珍しいね。女の子なのに」
女の子なのに。
そう言われてみことは背筋に冷たいものが走るのを感じた。
しまった……! 素で答えてしまったがここはもっと可愛い動物の名前を出して女らしさをアピールするべきではなかったのか!?
ウサギとかコアラとかプレーリードッグとか、そういう感じのにしておけば……
……いやいやいやいや、ちょっと待てよわたくし。『Q.一番好きな動物って何?』という問いならば
最適解は『A.それはもちろんア・ナ・タよ(chu☆)』だったのではないか!?
何たる不覚……こう答えておけばデート開始数分で早くも1チューゲットという電撃戦的展開まで持ち込めたものを……。
胸中に後悔が押し寄せる。だが今更やり直すことも出来ない。
「ライオンかー。ライオンのどういうところが好きなの?」
「え、あ、えっとあの、その……」
俯きながらみことは考える。自身の思考がこれまで経験したことがない速度で回転していくのを感じる。
さあ迸れわたくしの脳内物質! 何か、こう、うまいこと、気の利いた感じの返事を導き出すのだ……!
「あ、あのですね……」
意を決して顔を上げるみこと。
“彼”の顔が自分へと向けられる。
「うん」
――それを見た瞬間、みことの思考は完全に停止した。

427 :『死と乙女』:11/07/17 18:39:18 ID:DQ5TJiTO

「……か、」
「うん?」
「…………かっこいい……」
そう、口に出して言い、そこでみことはハッと我に帰った。
(なんてこと! わたくしったら赤城くんに見惚れて思ったことをそのまま口に出してしまいましたわ……!!)
羞恥で顔が真っ赤になるのを感じる。幾ら何でも面と向かってそんなことを言ってしまうなんて。
「あ、あの今のはですね! その……」
慌てて言いかけたみことに“彼”はニコリと微笑みかける。
「あー、そうだね。かっこいいもんねライオンって」
「……えっ」
ライオン……そうだ、自分たちは好きな動物の話をしてたんだった。
そんなことまで忘れていた。……どこまでのぼせ上がっているのだわたくしは。
「そっ、そうなんです! かっこいいところが好きなんですのよ!」
「そっかー。じゃあ動物園に着いたら一番に見にいこう」
「え、ええ……」
「ちゃんと見れるといいんだけど。土曜日だからやっぱり混んでるのかな」
「か、かもしれませんね……」
そう言ってみことは“彼”の手に目を向ける。
この流れは……チャンスかもしれない。
「じゃ、じゃじゃじゃじゃあもう少し急いで行かないといけませんわね!」
「うん」
「で、ですからその、その……」
「うん」
みことは大きく息を吸い込み、
「は、走って行きましょう!」
意を決して“彼”の手をぎゅっと握りしめ、そのまま走りだした。
(に、握っちゃった……!)
“彼”の体温が手のひらを通じて自分に伝わってくる。
その暖かな感覚にみことは陶然としたものを感じた。
「わわっ……ま、待ってよ志那都さん!」
慌てたように“彼”が言うのが聞こえる。
「だ、だめです! 待ちません!」
普段は落ち着いている“彼”のそんな声にみことは嬉しくなる。
二人でいるといつも焦ったり慌てたりしてるのは自分ばかりだ。
“彼”にだってもっとドキドキしてほしい。
もっと色々な感情、色々な表情を見せてほしい。
今日はそのための時間なのだ。
いや、今日だけじゃない。これから先もずっと、わたくしの、恋人として――
「ああ……そんなに強く引っ張るから」
“彼”の声が遠くから聞こえてくる。
「僕の手―――取れちゃったよ」

428 :『死と乙女』:11/07/17 18:40:57 ID:DQ5TJiTO
「いやですわもう、赤城くんったら何を言って……」
“彼”が冗談を言うなんて珍しい。
そう思いながらみことは振り向いた。
「る、んで……」
その瞬間、彼女の目に飛び込んできたのは“彼”の笑顔ではなかった。
『肉』。
真っ赤な血を滴らせながら蠢くピンク色の肉。
みことが握った“彼”の左腕――その肩口の『断面』だった。
「……え、」
なに……これ?
「待ってよー、志那都さーん」
10メートルほど向こうから、左腕の千切れた“彼”が、傷口から血を噴き出させながらこちらへ駆け寄ってくる。
「わっ」
転んだ。
“彼”は立ち上がろうとするが、すぐにまた転倒する。
無理もない。何せその両足はどちらも
 ... . . . .. . . . ... .. .
膝から下がちぎれ飛んでしまっているのだから。
「――――な、な」
みことは思わず後ずさる。
それに何とか追いすがろうと迫る“彼”。
「待ってよー。置いてかないでよ志那都さーん」
一本だけ残った右腕で地面を掴んで体を引きよせるという、尺取虫のような動きで“彼”がこっちへやってくる。
ずる、ずる、ずると、地面に真っ赤な血の跡を引きながら。
「――――う、ぁっ……」
何?
何?
何なの?
何が起こったの?
自分は何を見ているの?
何故……
 .. .. .. .. . ... .. ..
何故こんなことになってしまったの?

「待ってよ志那都さん。待ってって。ねえ待ってよ志那都さん、志那都さん、志那都さん
 志那都さん、志那都さん、志那都さん、志那都さん、志那都さんしなとさんしなとさんしなとさん
 しなとさんしなとさんしなとさんしなとさんしなとさんしなとさんしなとさんしなとさんしなトサン
 シナトサンシナトサンシナトサンシナトサンジナドザンジナドザンジナドザンジナドザン―――!!」

「……いぃやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」



429 :『死と乙女』:11/07/17 18:42:51 ID:DQ5TJiTO


X          X            X



「……さん、志那都さん……志那都さん!」
ガクン、と。
どこからか落下するような感覚と共に、志那都みことは目を覚ました。
「あ……」
「よかった……気がついたのね」
目を開けて最初に見えたのは白い天井と、自分を心配そうに覗き込む白衣の女性。
「大丈夫? あなたずっとうなされていたのよ」
「……」
みことは自分の置かれている状況を思い出す。
そうだ、ここは保健室だ。
授業中に気分が悪くなってここのベッドに寝かせてもらい、そして
そして――また『あの夢』を見た。
「ええ、もう大丈夫ですわ。今は……」
みことは壁の時計に目を向ける。もうとっくに下校時間を回っていた。
「本当に大丈夫? まだ具合が悪いならお家の方に連絡するけど」
養護教諭の女性の言葉にみことは首を振った。
「いえ、結構です。一人で帰れますから……」
みことはベッドから降り、一礼して保健室を後にした。


何故こんなことになってしまったのだろう。
あの夢を見るたびにみことはそう考えてしまう。
すべてが上手くいっていると思っていた。
もう十日ほど前になる。
あの日、“彼”と恋人同士になった後の最初のデートの日。
寝坊し、大慌てで家を飛び出し、途中で夏海とぶつかって他愛のない口喧嘩をし、
“彼”と会い、二人で動物園に向かっている途中で、惨劇は起こった。
交通事故。
唐突に、何の前触れもなく、突っ込んできた自動車に撥ねられ“彼”は鮮血とともに宙を舞った。
奇跡的に一命は取り戻したものの、入院先の医師の言葉では怪我の完治は……
いや、それどころか意識を取り戻すことすらもう絶望的だと――
「…っ」
目眩。
崩れそうになる体と心を何とか奮い立たせて、みことは校舎を出た。
(……本当に)
本当に……何故こんなことになってしまったのだろう。
「――み、みことっ!!」
不意に、背後から声が掛けられる。
振り向くと、そこに立っていたのは高坂夏海だった。
「きっ、奇遇だねぇ〜。今、帰るとこ?」
「そうですけど……」
「じゃ、じゃあさ一緒に帰ろうよ! 途中まで方向一緒だし!」
「……」
そして二人は並んで歩き出した。


430 :『死と乙女』:11/07/17 18:43:37 ID:DQ5TJiTO
「いやー、みことと一緒に帰るのなんて結構久しぶりだよね」
「そうですわね……」
“彼”の事故以降、心身ともに参ってしまったみことはここ最近は欠席や早退を繰り返しており、授業にも殆ど参加していない。
こうやって夏海と顔を合わせるのも、もう何日ぶりになるだろうか。
「みことさー、最近全然授業でてないでしょ。このままじゃ期末危なくない?」
「そうかもしれませんわね……」
「だっかーらー、……ほら、見て見て」
夏海は鞄からノートを取り出し、みことに開いて見せた。
「あたしのノート貸してあげるよ。みことが休んでるあいだに出た所もちゃんとまとめてあるから」
「……」
みことはノートを覗き込む。
「あのね今この辺りを勉強してるんだけど」
「……ぐっちゃぐちゃで何書いてあるのかさっぱり分かりませんが」
「え、そ、そう? ごめん、あたし普段ノート取らないから……」
「……」
いそいそとノートを鞄に戻す夏海。
それを見ていたみことはふと、あることに気づいた。
「その左手、どうしたんですの?」
鞄を持つ夏海の左手、その手首から先が真新しい包帯でぐるぐる巻きにされていたのだ。
「こ、これ? あー、これはその……そう、ちょっと怪我しちゃって」
「……怪我?」
「け、怪我っていっても別に全然たいしたことないんだけどね! 心配する必要は全然ないから!」
「はあ……」
なんだかよくわからない。
まあ、こうして鞄を持てるくらいなのだから実際大したことはないのだろう。
「まあ、そんなことよりさ。みこと次の休み一緒に遊びに行こうよ!」
「遊びに……?」
「うん! どこでもいいよ、みことが好きなところ。そうだなー……」
夏海はぽん、と手を叩いて言った。
「動物園とかどう?」
「……動物園?」
「そう! みこと動物好きじゃん? だから動物園行ったらきっと元気出る……」
言いかけて、不意に夏海は言葉をつまらせた。
「動物園……ですか?」
「あ、いや、その」
「すいませんがそれは……」
そこは、どうしたって“彼”を思い出してしまう場所だ。
“彼”と、“彼”を襲った惨劇を。
「……だ、だよねー! はは、あたしったら何言ってんだろ……
 そうじゃなくてさー、ほら、あの……えーと、あの……」
口をパクパクさせている夏海を、みことはじっと見やった。
いつもは溌剌とした笑顔に彩られている夏海の顔は、今は困惑と自責で今にも泣き出しそうなほどだ。
本当に、心から自分を心配して、気を使ってくれているのだろう。
みことにもそれは痛いほどよく分かる。
でも、今は……
「申し訳ありませんが」
くるっと踵を返し、みことは夏海に背を向けた。
「わたくし、今はそういう気分ではありませんので……失礼します」
「え……あ、ちょっと……みこと!」
呼び止める夏海の声を無視してみことは歩き出した。
夏海の気持ちは分かる。有難いとも思う。
でも今はそれに応えられるだけの余裕が自分の中になかった。
(そういえば……)
歩きながら、みことはふと思い出した。
(一緒に海に行く約束、破ってしまいましたわね……)

431 :『死と乙女』:11/07/17 18:44:24 ID:DQ5TJiTO

X           X            X



「はぁ〜……」
みことが歩き去っていき、夏海は大きく溜め息をついた。
「あたしってば何やってんだろう。元気だしてもらうはずだったのにあれじゃ逆効果だよ……」
「あの子が、この間ナツミが言っていたお友だち?」
「うん。彼氏が事故にあってからずっと元気がなくて、何とかしてあげたいんだけど……」
夏海はがっくりと肩を落とす。
こういうとき、気の利いた言葉の一つも掛けてやれない自分がつくづく嫌になる。
「気にすることはないわ。きっとナツミの気持ちはあの子にも伝わったはず。ただ、今あの子には時間が必要なのよ」
「でも……」
「心の傷は時の流れで癒していくしかない。それはいつの時代も同じよ。まあ、大人なら酒飲んで忘れるって手もあるけどね」
「うーん……」
時間。それに任せるしかないのだろうか。
傷ついた親友を前に、自分には出来ることは何もないのだろうか。
そもそも……困っているときに何の力にもなれないなんて、それで『親友』などと言えるのか?
「そんなに悩まないの。アナタまで元気なくしてどうするのよナツミ」
「それはそうだけど……」
「いいから、今はそっとしておいてあげなさい」
「でもさー」
「なぁに? 妾身(ワタシ)の言うことがそんなに信用できないのかしら?」
「べ、別にそういうわけじゃないけど……」
そう言いかけて、夏海は不意に気づいた。
道行く人々が、何やら可哀想なものを見るような目で見ていることに。
「――あ、」
はたと、夏海は自分の置かれている状況に気づいて震え上がった。
今のあたしって、端から見たら『ひとりで喋ってる』ようにしか見えないんじゃ――
「ちっ、違うんです! あたしそういうんじゃありません!」
大声で周囲の人間に弁明する夏海。
だがその行動によってますます人々の目は冷たくなってく。
「うっ……」
夏海は顔を真っ赤にし、
「うわああああああああああああ!」
全速力で路地裏へと逃げこんでいった。

432 :『死と乙女』:11/07/17 18:45:59 ID:DQ5TJiTO


「あーもぅ……今日は最悪だよ」
「だから、人のいる場所で会話するときは念話を使いなさいって何度も言ってるじゃない」
「だってアレ何か気持ち悪いんだもん。頭の中に直接声が聞こえるなんてさー」
「じゃあ今日の件は自業自得ね」
「うー」
頬をふくらませて夏海は呻いた。
先程と同様、夏海の周囲には誰の姿も見当たらない。
端から見れば一人で喋っているようにしか見えないだろう。
「それはそうとナツミ」
その時、突然。
何の前触れもなく、夏海の傍らに黒衣の女が出現した。
「さっきあの子に左手の包帯について訊かれた際の態度。あれは幾ら何でもちょっとマズいわね」
……正確に言えば、『出現した』という表現は間違っている。
この女は、ずっと夏海の隣にいた。
                    . .. . . . . . . . . .. ..
ただ、みことも街を歩く人々も、誰一人その存在に気づかなかったのだ。

「あれじゃあ見る人が見れば一発で何を意味しているのか気づかれるわ。隠している意味がまったくないわね」
「そ、そんなにヒドかったかな?」
夏海は包帯が巻かれた自分の左手を見る。
そして、その『下』に隠されたものの存在を思い出す。
「でもさー、まだちゃんと始まったわけじゃないんでしょ。その……」
「確かに、まだ七騎すべてが召喚されてはいないようだけど、それでも事前の下準備……『諜報戦』はとっくに始まっているわ。
 いいこと、ナツミ。戦いで本当に大事なのはこの『事前準備』なの。
 実際に矛を交える段階まで進んだら、その時点でどちらが勝つかはもう十中八九決まっている。そういうものなのよ」
そう、朗々と語る黒衣の女。
小柄な女だ。背は夏海よりも低く、華奢な体?をしている。
一体誰が想像できるだろうか。この柔らかな肌の下に、虎を一撃で屠るほどの膂力が息巻いていようなど。
「だから余計なことは口にしないよう注意すること。分かった?」
穏やかな口調と表情で、黒衣の女は夏海を諭す。
そうしている間も、女は周辺環境のどんな微細な変化も見逃さんと尋常ならざる鋭さで眼を光らせ続けている。
後ろで束ねた長い黒髪に、黒い覆面。黒一色の装束。
闇そのもののような全身の中でただ一点、眼光だけが刺すような視線を放ち輝いている。
まるで『黒豹』――そんな印象を与える。
「でもさ、アサシン」
アサシン。
黒衣の女を夏海はそう呼んだ。

433 :『死と乙女』:11/07/17 18:46:29 ID:DQ5TJiTO

「アサシンだって結構重要なこといつも普通に話してるじゃん」
「あら、妾身はいつも夏海にしか聞こえないように声を出してるから大丈夫よ。今だってそう」
「え、全然普通に喋ってるじゃん」
「そういう発声法があるのよ。教えてあげようか? 妾身は修得に二年ほどかかったけど」
「そ、それはいいです……」
アサシンの発言にたじろぐ夏海。
未だに信じられない。こんなすごい人が、あたしの……『使い魔』になったなんて。
「はぁー……」
思わず溜め息がこぼれる。自分がこんなことに巻き込まれるなんて想像したことすらなかった。
(でも……)
夏海はだれた姿勢を正す。
もっとしっかりしなくては。
自分は決めたのだ。この――――に挑むことを。
「……いつごろ始まるんだろうね」
暮れゆく空を見ながら、夏海は呟く。
不意に、アサシンが立ち眩みを起こしたようによろめいた。
その場にしゃがみこみ、俯いて顔を手で覆っている。
「……アサシン!?」
夏海は駆け寄ってアサシンの顔を覗き込んむ。
「どうしたの? 具合でも悪く――」
言いかけて、夏海は息を飲んだ。
覗き込んだアサシンの顔。
指の隙間から覗く瞳が、磨き上げられた鏡のように七色に煌めいている。
「――――今夜、」
搾り出すような声でアサシンが言った。
「えっ?」
「間違いない……」
アサシンが立ち上がる。
瞳の色はもう元に戻っていた。
「始まるとしたら間違いなく、今夜よ」

434 :『死と乙女』:11/07/17 18:47:22 ID:DQ5TJiTO
投下終了。
短編なんであと一〜二回で終わらせる予定です。

435 :名無しさん :11/07/17 19:03:43 ID:eXnnZYjr

夏海の鯖が聶隠娘という事は、みことの鯖やっぱりバートリー?
Fake/first warと同じく夏海とみことが殺し合いそうな予感が…

436 :名無しさん :11/07/17 19:43:31 ID:/gt3auzy
お疲れ様です!
続き楽しみだな!

437 :名無しさん :11/07/18 10:45:08 ID:Lakc0bnx
題名からして夏海かみことのどっちかが死にそうな予感がプンプンと・・・

438 :毒ぴのこ :11/07/18 17:28:40 ID:GwKuyFCv
メリーさんとインドラジットさんのイラスト追加ですー。

メリーさんがまんまイリヤになってしまいまいましたorz

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/256286

439 :名無しさん :11/07/18 17:43:18 ID:XYqXqQnl

メリーたんも裸婦やカイニスみたいに可愛くなってるwww
しかも3枚も
最後にナイフ持ってる絵こえぇwww
毒ぴのこ様の絵の中ではネブと裸婦と荒ぶる正装のファラオ様がお気に入り
最後にずっと言いたかったんだけど、ネブの正気の時の服装ってポーズといいヘルシングの少佐でしょ?

440 :毒ぴのこ :11/07/18 17:50:20 ID:GwKuyFCv
違いますが、たしかに感じが似てますねw。

もしかしたらhellsing OVA 8 VIII PREVIEWのこれのこと言ってるのかな?

ttp://www.youtube.com/watch?v=GfEqnc7MMFQ

441 :名無しさん :11/07/18 18:46:11 ID:XYqXqQnl
そう
少佐がネブと似たようなポーズをしてたのが記憶にある

442 :名無しさん :11/07/18 20:58:30 ID:4wZR4/6l
ぴのこさんサンクス
メリーのキレた顔って雑談スレ伍式の>>245
狙われたターゲットへ向けたものだろ?
ぴのこさんの絵で腕とか身体までしっかり描かれてるのは
ラメセス、牛御前、ネブカドネザル、これから増えるといいな
その中の牛御前の全体絵ってどっかで見た事ある
記憶が正しければイラストつきの幻想図鑑辞典みたいな本で
その本に掲載されていたスカアハのイラストが目隠しして槍持ってる女の絵だった
絵で牛御前の持っている斧を槍に脳内変換してみるとマジそっくり
……最後にラメセスの仮面って、前見えなくね?
どうやって前見てんの?
もしかしてナウシカ漫画版のナムリスの被っている兜のように
仮面の目が装着者の脳に直接視覚を映す機能でも持ってるのか?

443 :毒ぴのこ :11/07/18 21:15:03 ID:GwKuyFCv
なんと!それが元ネタかもです。

牛御前さんはタイガーコロシアムのライダーさんとネットでの絵を見ながら
描いたので。





444 :名無しさん :11/07/18 21:19:51 ID:4wZR4/6l
>メリーさんがまんまイリヤ
裸婦に狙われるフラグが建った……!

445 :名無しさん :11/07/18 21:20:28 ID:RzWNQpG7
>>442
wiki登録認可の際に、いくつかモデルありきで描いてたから、大人の対応をお願いしますって言ってたでしょ。


446 :名無しさん :11/07/18 21:38:15 ID:RzWNQpG7


早速落として見てみたけど、インドラジットさんって設定と比較すると優男すぎない?

447 :毒ぴのこ :11/07/18 21:46:14 ID:GwKuyFCv
首から下はいかつい化物、という妄想で描いたので。

448 :名無しさん :11/07/18 22:00:13 ID:m7M5txqP
首から下はゴツすぎなのですねわかります

449 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/07/19 00:47:46 ID:ZssSAz6a
投稿イラスト及び文の編集完成しました。
毒ぴのこ氏、次の絵が誰になるか楽しみにお待ちしてます。
『死と乙女』ですがみことの鯖は誰になるのでしょうか?

>>415
【Fake/Phantom Bullet】ですが、
【Fake/Phantom Bullet】  これまでのあらすじ と、
【Final Chapter:Blast Bullets Cry! Cry! Cry!】を
一箇所にまとめておきました。
これでいいでしょうか?

450 :EoDの者 :11/07/20 00:24:48 ID:zseptO8d
こんにちは、
しばらく前に告知していた『EoD』の解説小話ができたので投下します。

451 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:26:42 ID:zseptO8d
熊:えー、皆鯖マスターのみなさん本日はいかがお過ごしでしょうか。熊太郎です。
金:サカタ・ザ・ゴールデンだ。よろしくな。
熊:・・・・・・・・・。
金:ん、どうした熊太郎?さてはこのオレのゴールデンっぷりに見とれたか。
熊:いや、・・・・・・今までとキャラ違くない?
金:ふんっ、何を言うかと思えばそんなことか。いいか熊太郎、野性児金ちゃんの時代はもう終わったんだ。これからはゴージャス&ゴールデンなMr.SAKATAの時代だぜ!
熊:・・・・・・・・あっそう。
金:うわぁっ、熊太郎の目がいまだかつてないほどの氷河期!?
熊:君が自分のことをどう思おうが勝手だけど、面倒だから呼び方は金ちゃんのままでいいよね。
金:えー(´・ω・`)
熊;いいよね?(バキィ)
金:ぐぼぉっ!?ベア―ハンドからのストレートはまずいって、頬肉削げる!!
熊:いいよねぇ?(メコォ)
金:わかった、わかったから!!今まで通り呼び方は金ちゃんで良いからっ!!
熊:じゃあ、気を取り直してタイトルコール行こうか。
金:・・・・・・あいよー。
熊&金:天上天下唯我独尊、ノリと勢いで滅多切りっ!!ゴールデンベア―道場始まるよ―――っ!!


金:んで、始まったはいいものの何なんだこのコーナーは?
熊:うん、このコーナーはこの前筆者が執筆した『Fate/End of Days(以下、EoD)』を解説するためにあるわけだね。
金:あぁ、あれな。筆者がもったいぶった性格だから、情報が章ごとに小出しになっててわかりにくいんだよな。
熊:そんなわけだから、こういうところで一括して説明しようと。
金:だったらちゃっちゃと行こうぜ。まずは舞台設定――――――面倒だな、ウィキ見て下さいでよくね?
熊:ベアクローっ!!
金:ぎゃああああああああああああラーメンマンからモンゴルマンになっちゃうっ!?
熊:本来の皆聖2と違うところがあるからこういうコーナーを作ることになったんだよ。そこんところわかってる?
金:おーけー・・・。
熊:『EoD』は『みんなで考える聖杯戦争2』を下敷きにしているけど、元々ウィキに載ってる情報に加えて、作劇の都合上新しい設定をいくつか追加しているんだ。
金:えーと、聖杯戦争を主催しているのはアメリカの片田舎にある『大学』もしくは『図書館』と呼ばれる組織だ。ウィキにはU−1対策機関とあるな。
熊:で、その組織がU−1に立ち向かうために聖杯の力―――もとい神霊の力を使おうと考えて、アステカ帝国の神霊召喚儀式に冬木の聖杯戦争システムを組みこんで復活させたのが今回の聖杯戦争なわけだね。
金:どうみてもミス○トニック大学です本当にありがとうございました――――――何だが変更点というか追加点があるな。
熊:『大学』の敵はU−1、もといアルティミットワンなわけだけど。『EoD』ではここで特に彼らがターゲットに据えているのをORTと設定しておいたよ。
金:ゴールデンやべぇ、現型月世界最強生物。
熊:まちがっても喧嘩を売ったらだめだよ金ちゃん。
金:誰が売るかぁっ!!こいつは現代の地球で確認されている唯一のアルティミットワンだ。流石の大学も『鋼の大地』の時代にやってくる連中に喧嘩売ると考えているとは思えないってことでターゲットとしては的確だ。
熊:ORTをターゲットに据えることで、聖堂教会が大学と連携する大義名分が出来たのが良かったかな。
金:えーっと、そう。登場人物の一人に教会から大学に派遣されてるってキャラがいたな。
熊:彼女については『参加者戦力比較』のコーナーで触れることになるね。
金:そんなのやんのかよ。
熊:本編を書く気の無い筆者のせめてものお詫び代わりに戦力シミュレーションくらいはやっておこうってさ。
金:気休め乙。
熊:偽善乙。


452 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:27:18 ID:zseptO8d
金:あー、それとこれは質問なんだけどな。
熊:なんだいなんだい?
金:大学の思惑としては神霊を召喚して武器代わりにしたいわけだが、この聖杯はちゃんと願望器として機能すんのか?
熊:たぶんね。この聖杯戦争は主催者である大学、大学と協力して儀式を調整した魔術師の四家、遺跡のあるところの現地住民の三グループの思惑が絡んでいるんだ。魔術師の四家は『根源の渦』に至るための聖杯として儀式を調整してるよ。
金:あぁ、そもそも冬木のシステムが土台だったな。聖杯を完成させて得られる魔力を神霊の召喚に使うか、根源に至るために使うかは優勝者の自由ってなわけだ。それだけの魔力があれば大抵の願いはかなえられるだろう。
熊:・・・・・・・・・という風に筆者は解釈している。
金:おい。
熊:しょうがないじゃん。元の情報が少ないから足りない所は頭の中で補完するしかないんだよ。
金:補完というか、改造している設定もあるな。主に現地住民の件だが。
熊:ウィキによると、現地住民は神の加護が無くなったことによる自然災害に悩まされていたとあるけど、『EoD』では滅んだ帝国の栄華を取り戻したいという設定になっているね。
金:・・・まぁ、密林の奥地で自然災害ってどんなんよ、という筆者の想像力の欠如が招いた結果だな。あと、滅んだ帝国の栄華ってどんなんだったんだ昔は。
熊:筆者の脳内では完全にオーパーツでオーバーテクノロジーな超古代文明になってるね。その象徴がピラミッド。
金:えーと、『ピラミッドの敷地面積23ヘクタール、高さ40メートル』ってあるけどこの数字は何処から出てきたんだ?
熊:姫路城だね。
金:・・・・・・・・・・・・エエエエエェェェ(´ω`;)・・・・・・?
熊:ちなみにアステカ文明のピラミッドの平均は20メートルだね。
金:何そのマジゴールデンな仕様・・・。
熊:もうこれはアステカ文明じゃなくてアステカ文明から派生した別種の何かと思ってもらった方がいいかな。
金:じゃあなんだ、平たく言えば今回の聖杯戦争は、ジャングルの中に建ってる姫路城を舞台にしたダンジョンサバイバルアクションになるわけか。
熊:舞台になる遺跡の設定が無かったからやりたい放題しようとおもった結果がこれだよ!
金:最終的に対城宝具で粉砕されるのが目に浮かぶようだぜ。
熊:そう考えると対城宝具っていう分類がいかに恐ろしいかよくわかるね。
金:ちなみにジャングルの入り口にあるっていう町は何なんだ?
熊:うーん、RPGのダンジョン前にある町みたいなものだと思ってくれればいいよ。あんまり深い意味はないんだ。
金:蹂躙王の軍勢の餌フラグとかそういうのは何もないわけだな。
熊:・・・・・・・・・・・・。
金:なぜ目をそらす!?
熊;じゃあ、そろそろ次のコーナー逝こうか。
金:字が怖いって!!


453 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:27:51 ID:zseptO8d

金:・・・・・・というわけで『参加者戦力比較』のコーナーだ。
熊:このコーナーは参加者、全7チームの戦力を分析するコーナーだね。
金:おう、腕が鳴るぜ!
熊:いや、別に金ちゃんと戦うわけじゃないからね。
金:(´・ω・`)
熊:そんな顔しても駄目(コキッ)
金:ア゛ーッ!?
熊:それじゃあ作中の順番通りに進めて行こうか。金ちゃんよろしく。
金:えー・・・・・まず一組目は、・・・チャイニーズスパイの黒雲霞さんと、チャイニーズアサシンの聶隠娘さんのチャイニーズコンビです・・・ゴフッ(吐血)・・・。
熊:選定の理由は主に主にチャイナ繋がりで。
金:・・・そういえば今回のサーヴァント選出基準は何なんだ?
熊:基本的にマスターとの共通点かな。ちなみにこの組は、他の組が埋まっていった結果アサシン枠が空いたのでチャイナ繋がりで出来た組み合わせです。
金:その割には結構噛み合ってる組み合わせだと思うがな。
熊:説明すると、雲霞さんは中国の武装工作員魔術師で、戦闘スタイルは武術、暗器術と変装技術、透明化の礼装、水属性の魔術を組み合わせたものだね。
金:本人自身が暗殺者としての適性が高い、ということはアサシンのサーヴァントの扱い方も熟知しているってわけだ。
熊:一方の聶隠娘は全体的なステータスは並程度だけど敏捷と気配遮断のランクがA+で頭一つ抜けている、まさに一撃離脱タイプのサーヴァントだね。
金:さらに仙術、予知のスキルと致命傷であっても一回なら無効化できる宝具『金主玉壁』・・・・・・と生存能力が非常に高いな。さりげなくゴールデンやばくねーか、このコンビ?
熊:とても危険だね。基本戦術は二人揃ってマスター狙い。ガードが堅い場合、敵のサーヴァントは聶隠娘のスピードと生存能力を生かして引きつけ、雲霞本人がマスターを暗殺する時間を稼ぐってところかな。
金:おい、熊太郎。オレはこういうやつらは苦手だ。どうすればいい?
熊:サーヴァントは絶対にマスターのそばを離れないこと、それが肝心だね。幸い聶隠娘は暗殺者としては一流だけど、英霊としては決め手に欠ける。正面から迎撃すれば、金ちゃんのパワーと体力でねじ伏せられると思うよ。
金:なるほど!!
熊:・・・・・・ってなんで金ちゃんが戦う流れになってるのさ!!(ドスッ)
金:ぐふぅっ。
熊:とりあえず、このコンビは徹底的に影から敵を狙うタイプの戦い方だよ。特に今回の舞台はジャングルだから夜は背中に注意しておくこと。
金:へ、へい・・・・・・・・。



454 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:28:35 ID:zseptO8d

熊:次はライダー組で行こうか。
金:ブードゥーマゾヒストのアベル・シボネイと皆大好き蹂躙王ことチンギス・ハン死体繋がりチームだ。・・・・・・ところでブードゥーマゾってなんだよ。
熊:シボネイさんは幼少のころに痛覚を失って以来、『生きている』という感覚が希薄で、そのせいか生の実感を得るのに貪欲なんだ。ウィキにも『すごいMかつ前向き』って書いてあるよ。
金:どこぞの曲れアイズを彷彿とさせるな。自分を痛めつけるか、他人を痛めつけるかの違いはあるが。
熊:そしてそんな生の実感に飢えている彼だからこそ、あの蹂躙王の無茶ブリにも耐えられるという寸法なのさ!
金:身内には優しいらしいけど、ついていくの大変そうだよな蹂躙王・・・・・・って王様今回やばくねーか?
熊:その心は?
金:チンギス・ハンの本領発揮と言えば平原なのに、舞台は密林じゃん。どう考えても圧倒的不利だろ。
熊:そのために同盟を組んだんだよ。自分の持ち味が削がれるのをわかっていたから、別チームと組んで少しでも補おうと思ったんだろうね。
金:そういえば会談のあと蹂躙王スマイルになってたな。
熊:どう見ても(性的な意味で)食べられるフラグです本当にありがとうございました。
金:まぁ、とはいえ宝具『王の葬列』はジャングルだと活かせなくないか?
熊:いや、今回の聖杯戦争は古代の遺跡(姫路城)を舞台にしたダンジョンサバイバルだよ。アリの巣に水を流す、みたいな物量押し戦略もありかもしれない。
金:エグイ絵面だな、おい!?
熊:それに『四駿四狗』の狼や最終宝具の『屍喰らいし天』はジャングルでも活用できる余地が十分にある。案外、金ちゃんみたいに『平原の帝王wwwワロスwww』ってなめてかかると死ぬかもね。
金:流石に王クラスの英霊は伊達じゃねぇってことか。
熊:・・・・・・実をこのチームはかなり勝率の高い戦略を使えるチャンスがあるんだけどね。
金:なんだそりゃ。
熊:蹂躙王が対軍宝具、もとい大群宝具を派手に見せびらかして敵を引きつけている一方で、同盟を組んでいる聶隠娘が影から刺しに行く。
金:おいおい、本格的に洒落になんねぇぞそれ!?
熊:とはいっても、この同盟はお互いに途中で首をかく気満々だからこういうコンビネーションはやんないと思うけどね。
金:だといいんだが・・・・・・あと、マスターの解説は?
熊:マスターのシボネイさんは自分から戦いに行くタイプのマスターだね。武器は格闘技とゾンビ化している義肢。それとゾンビパウダー。
金:最後のは何だ?
熊:ブードゥー魔術的な感染症で、これに感染すると精神と肉体が切り離されて最終的には傀儡にされてしまうみたいだね。
金:マスターといい、サーヴァントといい傍迷惑な・・・。
熊:お互いの相性から考えて、マスターがサーヴァントの言うことを聴いて一兵士として動いた方がいいかな。
金:随分な主従もいたもんだな、まったく。
熊:対策として、この二人は周囲を巻き込む技が多いから、戦場が市街地じゃなかったことを感謝しつつ、早め早めに倒しておいた方がいいね。さもないと周囲は死体の軍勢、敵も味方もゾンビ化して操られてるなんて地獄絵図になりかねない。
金:逆にいえばこのチームは、ライダークラス最大の持ち味である機動力が殺されているわけだから、焦らずじっくりと戦った方がいいわけだ。どうせ一般人もいないし。
熊:ついでに死体の補給場所も近場にあるわけだし・・・・・・。
金&熊:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。
熊:・・・・・・・・・次行こうか。
金:お、おう。



455 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:29:23 ID:zseptO8d

熊:気を取り直して、それではセイバーチームもとい筆者のお気に入りチーム。
金:マスターは御子上三姉弟と日本武尊。マスターが三人一組という変わり種・・・・・・・・・なぜお気に入り?
熊:いや、Fateと言えば十代の少年少女が苛烈な戦いを通して成長していく王道ストーリーでしょ?だったら十代の三人組に肩入れしてもいいじゃない・・・ていうのが筆者の主張です。
金:でもまぁ、今回の聖杯戦争で唯一(三?)、十代のマスターってのがネックであるのも確かなんだけどな。
熊:今回の参加者は先ほど紹介した工作員ズに大学所属のベテランやモンスターハンターにナチュラルボーンウォリアー・・・・・・確実に経験値では圧倒的に不利。
金:どうすんだよ、旗色悪いじゃんか。
熊:そんなわけで彼らには彼らにしかない秘密兵器―――令呪があるのさ!
金:あぁ、他の連中には無いんだったな。
熊:皆鯖マスターのみなさんなら令呪の有用性について今更説明する必要はないと思うけど、とりあえず言えるのは、これがあるのとないのとではサーヴァントの運用の仕方に雲泥の差が出るということだね。
金:んで、三姉弟は一人ずつこの令呪を分配している、とこれなら各自ピンチに陥った時のために保険があるな。
熊:そういえば他の人たちは令呪無いのにいつどこでサーヴァントの召喚を・・・・・・。
金:熊太郎、それ以上いけない。
熊:・・・・・・令呪のことはこれくらいにしておいて、三兄弟の能力についてやろうか。
金:長女の紗月は捕縛、長男の暁は探知、次女の壱名は凶眼・・・っと三人揃えて見れば案外バランスが取れてるんじゃないのか?
熊:ちなみに『凶眼』は不幸の因子を他人に浴びせる魔眼の一種だね。たしかに、金ちゃんの言う通りチームとしては結構バランスがとれていると思うよ。生き残れるかどうかは別としてね。
金:なんか嫌な言い方だな。
熊:ベテランの魔術師ならともかく、戦闘経験ゼロの少年少女が戦闘時にチームとして機能できるかどうか非常に怪しい。ましてや今回はダンジョンサバイバル、ちゃんとサバイバルできるのかも怪しい。
金:つまり、酷なことを言うようだが、素人三人が寄っても足を引っ張り合う危険の方がでかいってわけだ。
熊:逆に、上手く機能すれば強いチームでもある。
金:マスターの経験不足をサーヴァントが補えるかどうかってのが生命線だな。
熊:じゃあ、セイバーの紹介をしとこうか。
金:オレ達日本人にとってはなじみ深い英雄だな日本武尊。
熊:(僕は人じゃないけどね)全能力値がBランク以上で安定、スキル・宝具ともに隙無し・・・・・・多分『EoD』のサーヴァントの中では一番死角が少ないと思うよ。
金:マジで?
熊:特に厄介なのが『合気』のスキルだね。
金:『森羅万象の活動と自身の気を和合することによって、周囲の状況を感覚的に把握』・・・確かに色々応用が利きそうだな。密林の中からの奇襲にも対応できそうじゃんか。
熊:それもそうなんだけどね・・・・・・このスキル、説明文が李先生の『中国武術』と『圏境』のスキルに良く似ているんだ。
金:あっ、本当だ・・・・・・・・・やべぇ。
熊:NOUMINといいHAKKYOKUKENといいこの世界の東洋武術はそれ単体で神秘に到達する可能性があるからね・・・・・・合気Aのスキルから一体何が飛び出してくるのか僕には予測が付かない。
金:セイバーが何をやらかしてもAIKIなら仕方がない、で済みそうだな。
熊:その上、宝具は利器型の対人宝具『草薙剣』と、今回の参加者の中で最大のランクを持つ対城宝具『天叢雲』。おまけに本人は暗殺・騙し討ち上等な上に、神獣との戦闘経験もあるベテラン戦士。相手にすると、本当に死角が無い。
熊:ヤマタケの時代は『勝てば官軍』を地で行ってたからな。当時は策略・謀略も戦士の必須技能か・・・・・・マスターとの相性はどうなんだ。
熊:秩序・中庸型・・・・・・クーフーリンと同じ、義理堅いタイプじゃないかな。それに奇しくも紗月ちゃんが作中に言っていた『皆無傷で家に帰る』っていうのは日本武尊が生前果たせなかったことと合致するんだね。
金:その辺見る限り、セイバー本人もマスターを守る気満々なんだろうな。
熊:逆に言うと、その辺を付け込まれてマスターがサーヴァントの足手まといにならないようにすることがこのチーム勝利のカギになるってところかな。
金:ということは、敵チームとしてはマスターの経験値不足にうまく付け込みたいところだ。
熊:そのくらいしか突くべき弱点が無いとも言えるんだけどね
金:次はアーチャーチームだな。



456 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:30:10 ID:zseptO8d

金:よーし、紹介行ってみるか。体はパスタで出来ているナンパ師のグァルティエロ・アルベルティーニと、ギリシャ(アカイア)のワイルドビューティーことアタランテだ。
熊:今回の聖杯戦争ではアルベルティーニさんあたりがマスターとしては真っ当な部類かな。
金:魔術系統は風、装備は暴風を起こす礼装・風杯型風速計(マエストラーレ)に簡易魔術を仕込んだトランプや魔術ブーストに使うバラ。
熊:『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな顔してるよな(笑)』とか言っちゃだめだよ金ちゃん。
金:人を的確に傷つける台詞はやめろ、っていうか最近腹黒いぞ熊太郎っ!!
熊:まぁ、そういうことは置いといて・・・・・・彼の家系はルネサンス期から続く名門で、そういうところもあって軟派な態度に見合わず魔術師としては普通に強いと思うよ。
金:工作員とか少年少女とかじゃなくて、ようやく魔術師らしい魔術師が出てきたな。少しほっとしたぜ。
熊:ただしこの人体育会系が苦手で、パスタが食べられないと気力が落ちるという弱点が。
金:サバイバルできねぇっ!?
熊:でも大丈夫っ!そこのところは『野性』スキル持ちのアタランテさんがきっとフォローしてくれるよ!!
金:良かったじゃないか、持つべきものは優秀な相方だぜっ!!
熊:そうっ!アタランテさんは高い敏捷数値、ハンターとしての技能や『野性』スキルが今回の舞台となる密林では十全に発揮できるっ!!
金:おまけに美人だ、すごいぜアタランテっ!!
熊:でもマスターとの性格相性が最悪だーーーーっ!!!
金:駄目だったーーーーーーっっ!!!!
熊:『EoD』の中でも言及しているけどナンパ師とアタランテとの相性は最悪です。日常的にぼっこぼこにされている現状が戦闘中に響いてこないことを祈りましょう。
金:その割にはアルベルティーニは楽しそうだったけどな。
熊:それはマゾ・・・・・・じゃなくて、ちゃんとした理由があったりするんだよ、金ちゃん。
金:ほう、それはそれは?
熊:彼が今回の聖杯戦争に彼が参加したのは、ずっと昔から会いたかった憧れの女英霊を口説くためらしい。
金:それがアタランテだと。
熊:そして、いつもは軟派な態度を取っているからこそ、かえって真面目に本心から口説くのが苦手と言う甘酸っぱい裏設定(筆者のねつ造)があるんだよっ!!
金:すごいぜ熊太郎、フラグがビンビンだっ!!
熊:書かないけどねっ!!
金:残念だなぁ、おい!!で、肝心の戦力評価はどうなんだ?
熊:アタランテはジャングルならその能力を十全生かせる。ただし狩人であって戦士じゃないから、近接型のサーヴァントに懐に潜り込まれないように気をつけないといけないね。
金:オーソドオックスに遠距離狙撃、ジャングルを生かしたゲリラ戦か。
熊:アルベルティーニの魔術は基本的に戦うことを想定して用意してあるみたいだから、自分で自分の身を守れると思うし、アタランテは魔力消費の激しい宝具は使わないみたいだから、彼も全力で魔術を使用できるね。
金:アーチャークラスとしてはオーソドックスかつ、王道なスタイルで行くってことか。
熊:だからアタランテの最大の利点である敏捷と野性を生かすために、単独行動させるというのも選択肢としてありかな。
金:そういうとき、マスターの方が敵サーヴァントに襲われたりしたらどうするんだ?
熊:その場合、アタランテと適切なフラグを立てているとツンツンデレデレしながら救援に来てくれる。逆に好感度が低いと見切られる。
金:・・・結局そういう展開になるわけね。
熊:しかしゲリラ戦法を取っていても、気配遮断までできるわけじゃないから居場所を探られないようにすること。
金:特にAIKIの餌食にならないように気をつけないとな。
熊:アーチャーチームはこんなところかな。そうそう恋愛沙汰と言えば金ちゃん君は・・・。
金:こらてめぇーっ、酒?童子のことを蒸し返すんじゃねぇっ!!特に皆鯖版酒?童子を呼ぶなよ、絶対だぞっ!?
酒?:■■■■―――――!!
金:出たぁーっ!?
熊:じゃあ、次はランサ―チームかな。



457 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:31:08 ID:zseptO8d

金:ランサーチームの組み合わせは・・・・・・ドルイド系おとなのおねぇさんヴァージニア・オブライエンと、きれいな外道王ことフィン・マックールのアイルランド系コンビだ。
熊:ヴァージニアさんはファザコンの気があるという設定で、おまけにアイルランド系アメリカ人でドルイド魔術師ときたらフィンと組ませざるを得ない、という結論に達しました。
金:ところでドルイドって何なんだ?
熊:ケルト系の祭司だね。ケルト人の社会では大きな政治的発言力を持ち、立法や司法、行政を一手に担っていたらしい。主に卜占や歌の魔術を使い、森と関わりが深いとされるね。
金:えーと・・・つーことは魔術師として切った張ったするタイプじゃねぇってことか。
熊:うん。ヴァージニアさん本人も治療や植物への干渉を得意とする、っていう設定だからむしろサポートに適しているタイプだと思うね。
金:その上でサーヴァントは真っ向勝負タイプのランサ―、となるとサーヴァントが前衛でマスターが後衛っていうオーソドックスなコンビネーションだな。
熊:肝心のランサ―は回復・情報・強化の三種類の宝具を持ち、ケルト神話ではクーフーリンと双璧を成す大英雄。ランサークラスらしい堅実な強さを持っているね。
金:ドルイド魔術が使いやすい密林を舞台にしている上に、遺跡に何度か足を運んでいるから土地勘もある(という筆者の設定)、とヴァージニアには地の利があるな。・・・・・・このチーム無難に強くないか?
熊:うん、だと思うでしょ?
金:また何かオチがあるのか?
熊:実はオブライエン家の魔術刻印には『善意の行動が裏目に出る』という呪いが混ざっている。そしてフィン・マックールの幸運値は・・・・・・Eランク!!
金:これはあれか?『ランサ―クラスは皆不幸』という冬木第四次と第五次の轍を踏みに行きたいのかっ!?
熊:確かにこのチームはバランスが良いから真っ向勝負だとそう簡単には負けない。でも敗北は思わぬところからやってくるっていうわけだ。
金:もうやめろ、最初っから生存ルートは存在しないとでもいうような言い回しはやめろ!!
熊:じゃあ、話題を変えよう。この主従は性格的相性が冬木勢と違って良好だよ。外道王、じゃなくてフィンは生前の経験から堅物って言いたいくらい騎士道を守ろうとしている。
金:そして元からファザコンの気があるマスターにしてみれば、今のフィンの少し歳のいった見てくれは好印象と。いいねいいね。
熊:いつまでも頑ななフィン。しかし戦いの中、ヴァージニアと絆を育み、やがて二人は穏やかに心を通わせ合う。
金:おぉ、いいぞいいぞ!!
熊:そしてバッドエンド。
金:おいやめろ。
熊:上げて落とすのは悲劇の基本だよ金ちゃん。
金:この二人が勝ち残るルートはないのかよっ!!
熊:んー・・・死亡フラグが立つ前に速攻で聖杯戦争を終わらせるしかないんじゃないかなぁ、幸い真っ向勝負なら今回のメンツで一、二を争う実力なわけだし。
金:・・・・・・随分と難易度高い話だこと。
熊:というわけでランサ―チームに対して勝ちたい人は真っ向勝負を避けて、なるべく策を巡らせるような戦いを取った方がいいかもね。
金:なんだ?最終的には裏のかき合いの挙句、ランサ―が令呪でハラキリ?
熊:直接戦闘では文句なし、それ以外の不安要素が多すぎる。それがランサーチームクォリティ。



458 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:34:18 ID:zseptO8d

熊:それじゃ、次はキャスターチームと行こうか。
金:キャスターチームは、クトゥルフ神話系モンスターハンターことルイス・ローウェルと、箱庭系錬金術師のパラケルススだ。それと、聖堂教会から派遣されている修道女のファナ・ロレンテ・イグレシアス。
熊:これは今までとは違った随分偏りの激しいチームだね。
金:具体的にどう偏ってんだ?
熊:賢者の石を保有するパラケルスス、治癒の秘蹟を修めたファナ。チームを構成している三人中二人が治療技術に秀でているね。
金:となると矢面に立つのがマスターのルイス・・・ってことか。
熊:うん。一人が前線に立ち、もう二人が徹底的にバックアップする、というのがこのチームの基本戦略かな。
金:しかしなぁ、サーヴァントを相手にして立ちまわれる魔術師なんて、どこぞの神剣持ちの執行者か剣製魔術使いか、そのくらいしかいないんじゃないのか?
熊:それか格闘ゲーム補正付きとか。
金:・・・・・・まぁ、そういった特殊な技能なり武器なりをこのルイスってやつは持ってんのか?
熊:無いね。
金:無いのかよ。
熊:ただし彼は長年の修練と強固な精神力で多くの絶望的な戦いを潜り抜けてきた、という経験がある。それが彼の強みだろうね。
金:えーと・・・・・・持ってる礼装がこれまたゴールデンえげつねぇな。自分の死亡要因を数パターン計測して頭に直接書き込む『遍く指し示す万象日記』と、
相手の情報を分析して脳に直接記入する『久遠に伏したる無銘の書』・・・、狂気の沙汰じゃねーか?
熊:どれもこれもSAN値を削って使用するタイプの礼装だね。
金:絶対出る作品間違えてるだろう、こいつ・・・。明らかに、こう、名状しがたい宇宙的恐怖とかと戦うような作品群に登場するべきだろ!!
熊:その代わり、『久遠に伏したる無銘の書』は解析した相手に対して専用の呪弾を生成するという効果があるし、
作中で言及したように弾丸自体をキャスターにカスタマイズさせることもできる。本人が言っている『初戦さえ生き残れば、二戦目は不敗』っていうのは伊達じゃないんだよね。
金:でもよ、幾ら礼装や本人の戦闘経験があるっていっても、生身の人間がサーヴァントとの戦いにそうそう生き残れるとは思えねーぞ、ぽっくり逝ったらどうすんだ。
熊:そこをバックアップするのがまさしくキャスターの仕事なのさ。キャスター本人が弱くても、A+ランクの宝具である『箱庭の四大精霊』が戦闘面でルイスを支えられる。重傷を負っても治療体勢はバッチリだよ。
金:キャスター、案外色々できるのな。
熊:そうそう。元々ただの人間であるルイスを前線に立たせた上で、彼を最大限に支援できるサーヴァントとしてパラケルススを選定したからね。


459 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:34:53 ID:zseptO8d
金:戦闘面ではホムンクルス、装備に関しては道具作成スキル、治療に関しては賢者の石を使って万全の支援・・・・・・・・・そういえばファナはどうした?
熊:忘れてたね。
金:もしかしていらない子です、とか言うんじゃないだろうな!?
熊:そうでもないよ、彼女は他人の精神を浄化する、という技に優れている。彼女にはルイスのSAN値管理をするというとても大事な任務があるんだよ!
金:まぁ、それは大事だよな。
熊:ついでにルイスが正気を失ったりしたら、彼の後を継いでマスターになるようにとも・・・・・・。
金:俺にもそろそろ『設定の時点でフラグ』っていう要素がわかり始めてきたんだが。
熊:・・・・・・言わぬが花、ってやつかな。
金:・・・・・・そうだな・・・。じゃ、じゃあ、気を取り直してこのチームの総括と行こうぜ!
熊:そうだねっ。えーと、このチームの基本戦略はルイスが前線に立ち、まずは何がんでも初戦を生き残る。そして『久遠に伏したる無銘の書』で生成した呪弾を二戦目で打ちこむ。
金:その一連のプロセスをキャスターがバックアップする、と。
熊:実はこのチーム、三騎士クラスが苦手だったりする。
金:ん、そうなのか?いや、まぁ、キャスタークラスが連中に不利なのはいつものことだが。
熊:セイバー、ランサ―、アーチャーは高い対魔力を保有している。だから戦闘の支援を行う『箱庭の四大精霊』―――多分、魔術を使うと思うんだけど―――の攻撃が通りづらい。そして何より、ルイスが銃弾を撃ち込めるかどうかも怪しい。
金:・・・・・・まぁ、近接戦が出来るサーヴァントは普通に音速超えるしなぁ。
熊:アルトリアさんとかは刀身で打ち返せるって言ってたからね。
金:どーすんだよ、詰みじゃねえのか、この状況。
熊:いやいや、諦めるにはまだ早い。戦闘経験から考えると、おそらくルイスは今回の聖杯戦争のマスターの中ではトップクラスに強い。『四大精霊』に時間を稼いでもらっている間、マスターを打ち取るという手もある。
金:魔術攻撃がメインでも、対魔力持ちに時間が稼げないわけじゃないしな。
熊:纏めると、キャスターチームは如何にして初戦を生き残るかが要。逆にこのチームを攻略するにはルイスに対するキャスターの支援を崩すことが戦略のカギになるってところかな。



460 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:36:26 ID:zseptO8d

金:さて、次でようやく最後か。
熊:いよいよ来たね、問題児組。
金:おう、紹介するぞー。エンシェントスタイルな森の戦士、ネザファルビリ・アストランと
バーサーカーオブザバーサーカー、ベルセルクの登場だ。へへっ、見ただけでわかるぜ、このゴールデンジャーっぷり。
熊:マスターもサーヴァントも、そろいもそろって直接戦闘特化タイプ。ここまで突き抜けてくれると解説も楽だね。
金:殺る気マンマンだな、こいつら。
熊:正確にいうと、危険なのはマスターであるネザファルビリが勝利を求めているのではなく、戦闘を求めているっていうことなんだよね。特に彼は最終的に神に身を捧げることを求めている。だから生き残る気も最初から、無い。
金:最初から死ぬ気のやつは怖えぞ〜〜〜。何せ交渉も説得の余地もへったくれもねえんだからな。
熊:というわけで、彼はバーサーカーのマスターにありがちな魔力供給に関して悩んだりしない。最初から死ぬ気で行ってるから、節約する気も無いわけだ。
金:そんでこいつの武器はアトラトルと氷の神秘を内包した黒曜石のナイフであるイツトリ・・・・・・アトラトルってなんぞ(´・ω・`)?
熊:投槍器のことだね。鉤状の棒のようなもので、これに引っかけて槍を投げると精度と飛距離が高まるらしい。彼は部族でもトップの使い手という触れ込みだよ。
金:なるほど・・・・・・そして氷のナイフは古から伝わる技で、使い手は伝承保菌者として扱われる、と。伝承保菌者っていうとあれだな、『斬り抉る戦神の剣』を持つバゼットさんみたいなもんか。
熊:まぁ、流石に宝具クラスの武器とは思えない・・・・・・けど太古の魔術は現代のより強力である場合の方がずっと多いからね、生半可な礼装ではないのは確かだよ。
金:強力な礼装や戦闘技術、戦って死んで神に身を捧げるというモチベーション、そして地元民だという地の利・・・・・・無茶苦茶強くねぇか、こいつ?
熊:マスター単体では今回の面子で、多分最強。まぁ、それを生かせるかどうかは問題として・・・。
金:なんたってサーヴァントがバーサーカーだしなぁ、自分が全力で戦ったら魔力供給が間に合わずに干からびるかもしれねぇ。本人も覚悟の上、なんだろうけどよ。
熊:このバーサーカー、ベルセルクは狂化A+の賜物で筋力・耐久値が今回のサーヴァント中トップ。
固有スキルは神々の加護が精神面、戦闘続行が体力面を補強して、炎避けの加護で一部の魔術に対しての耐性がある。とどめに宝具『狂戦士の激情』は敵にカウンターを行う毛皮だ。
金:死ぬまで戦って戦い抜く狂戦士なだけあってタフ極まりねえな。真っ向勝負だと潰すのは相当きついんじゃないのか?
熊:うん、まともに戦ったら埒が明かないね。だからまともに戦わずに倒そう。
金:何そのえげつない言いまわし。
熊:幸い、マスター自身も戦いに行くタイプだから、持久戦に持ち込んだとき魔力切れを起こすのは早いと思うよ。
金:ただ、その持久戦も冷や冷やもんだろうけどな。リアル鬼ごっこみてえな状況しか想像できねえよ。
熊:バーサーカー組からすればいかに早く敵を狩るか、敵チームからすればいかに長く逃げ続けるか、時間との戦いってところかな。



461 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:37:42 ID:zseptO8d

金:ようやく、全七チーム出そろったな。
熊:ざっと纏めてみるとこうかな。
  アサシン組は敵マスターに対しては強いけど、サーヴァントの勝負では分が悪い。
  ライダー組は宝具が強力だけど、得意なフィールドではない。
  セイバー組はサーヴァントが強いけど、マスターに不安がある。
  アーチャー組はサーヴァントの能力を生かすことができるけど、チームワークが怪しい。
  ランサ―組は戦闘面に関しては安心できるけど、幸運値の低さが危険域。
  キャスター組はサポートが充実しているけど、前線に立つのがマスター。
  バーサーカー組は真っ向勝負に強いけど、持久力に欠ける。
金:何かこうして見ると一長一短がどのチームにもあるもんだな。狙ったのかこれは?
熊:別にそういうわけじゃないんだけどね。結果的にこうなったのは意外だね。
金:こうなってくると実際の戦闘で各チームが正しい選択肢を取れるかどうか、っつー問題になってくるわけだな。
熊:うん、必ずしも表面上から見える能力値や技能が勝敗を左右するとは限らないからね。
金:その場の運や流れってやつもあるしなぁ。
熊:そうだね。というわけで『EoD』で序盤の流れがどうなるのかを軽くシミュレートしてみよう。
金:うおぉっ、それはすげーな。どうなるんだ一体。
熊:君も手伝うんだよ、金ちゃん。
金:えー(´・ω・`)


462 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:39:06 ID:zseptO8d
熊:『EoD』のプロローグでは七チームがそれぞれ舞台となる遺跡に到着するまでの行動を描いているね。
金:各チームが移動しながら作中の時系列も一応動いてるな。
熊:その結果、陽が昇っているうちに最寄りの町にいたアーチャーチームは深夜には遺跡に到着している、一方で移動中だったセイバーチームが町についてからそこで一泊とると、いう具合に仮定しよう。
金:そうなると―――遺跡にいるのがアーチャー、ランサ―、キャスター、バーサーカーの四組。町にいるのがセイバー組。
熊:プロローグの直後にバーサーカー組とどこかの組の戦闘が遺跡で始まることが示唆されているね。
金:あそこで切られたからわからねーが、誰と戦うことになったんだ?
熊:わからない――――――けれど順当に行くならランサ―組かな?アーチャー、キャスターの組なら最初の方は様子見に徹したいだろうし。
金:まぁ、ランサー組ならバーサーカー組に早々倒されないと思うだろうが・・・・・・。
熊:ランサ―組のヴァージニアさんが使うドルイド魔術は草タイプなので、バーサーカー組のネザファルビリさんの使う氷のナイフと相性が悪いです。まずいと思ったら、早く撤退しましょう。
金:遺跡の初戦はランサー組の小手調べからの撤退、ってところか。
熊:もちろん、監視しているだろうキャスター組、アーチャー組は戦いの様子からきちんと情報を整理して情報マトリクスを埋めておくように。
金:情報マトリクスの項目はねえよ。
熊:まぁ、それはさておき――――――町の方では多分、アサシン組が朝頃に到着するんじゃないかな。
金:ここでセイバー組が見つかるか見つからないか、見つかった場合戦うか戦わないか、の選択肢を迫られるわけだ。
熊:見つかった場合は戦わない方がいいと思うね。マスター殺しに特化したチームに対して、いささかセイバー組は相性が悪い。
金:なるほど――――――ん?ところでライダーはどうした?
熊:多分、最後尾でやってくるね・・・・・・って、金ちゃん僕はここで危険なことに気づいてしまったよ。
金:何だよもったいぶって。


463 :Fate/End of Days:ゴールデンベアー道場 :11/07/20 00:39:54 ID:zseptO8d
熊:全てのチームは遺跡が戦場だと思ってるから、サバイバルの準備が整ったらあとは町に戻らず、遺跡に逗留し続けるだろう――――――となると、ライダーの宝具展開を阻止する人がいないんだ。
金:・・・・・・そうか、セイバー組が残って邪魔しようとしたらアサシン・ライダー組の挟み打ちにあうし、アサシン組は元からライダー組を止めない・・・。じゃあ、どうなるんだ?
熊&金:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。
金:最悪のパターンじゃねえかっ!?
熊:逃げ場のない遺跡に他のチームを軍勢で包囲したら、あとはアサシン組の絶好のチャンスだね。他のチームが外に釘づけになってるこの機会を逃す手はないよ。何人かは確実に狩れるだろうね。
金:・・・・・・これってライダー組のところで紹介した必勝パターンじゃないのか?
熊:そうだね・・・シミュレーションをしてみて初めて気づいたよ、本当。
金:で、あとはどうなるんだ?このままアサシン・ライダー組のワンサイドゲームか?
熊:ちっちっち、仮にも英雄である君がそんな発言をしちゃいけないよ、金ちゃん。必然的に、それ以外のチームも対ライダー戦線を張って共闘するだろうね。
金:おぉっ、何だか燃える展開じゃねーか!?
熊:遺跡の外を埋めつくす死者の軍勢、それに対抗するべく面に立つのは一騎当千の英霊達!!
その一方で遺跡の内部では、入りこんだ暗殺者に立ち向かうマスター達の知略戦が繰り広げられる!!
勿論、そのように混沌とした戦場を生み出した蹂躙王本人が策を巡らしていないはずもなく―――――――。
  とまあ、こんな具合かな?
金:うおおおおおっ!!いいなー、俺もやってみたいなー、ピラミッドの頂上に立ってアリ塚のアリのごとく群がってくる雑魚キャラを相手にゴールデン無双!!
熊:金ちゃん、君は出演しないし、そもそも続きはないんだ。想像の中だけで我慢してくれ。
金:(´・ω・`)
熊:そんな顔しても駄目(コリッ)
金:くぁwせdrftgyふじこlp;@:
熊:金ちゃんが悶絶してるけど――――――まぁ、ゴールデンベアー道場は此処でお開きと言うことにしておこうかな?
  本編の無いプロローグだけの作品だけど、『EoD』を読んでくれた人たちに感謝を込めて、どうもありがとうっ!!
金:サンキュー・アンド・グッドバイっ!!



熊:あ、生きてたんだ金ちゃん。
金:え(・ω・;)?
熊:え。


464 :EoDの者 :11/07/20 00:41:58 ID:zseptO8d
これにて終了。
拙い代物ですがほんの僅かでも楽しんでいただければ幸いです

465 :名無しさん :11/07/20 01:22:55 ID:jcyA4eJ9
乙です

>>449
お手数をおかけしました。
ありがとうございます。

466 :名無しさん :11/07/20 02:51:20 ID:uwlp6N2g
面白かったw
プロローグだけで終わるには勿体ない力量だと思ってたけど
会話形式もわかりやすくて良いね
お疲れ様でした

467 :名無しさん :11/07/20 08:55:56 ID:Nwmq1Iq7
金ちゃんの悶絶具合からして、もしかして股間やられた?

468 :名無しさん :11/07/20 10:00:59 ID:VFqDYCp0
熊太郎もいい具合に毒されちゃってまぁ……w

そして、益々プロローグ以降も読みたくなってくるね。乙!

469 :名無しさん :11/07/20 18:03:28 ID:1U7sPCev
>ピラミッドの頂上に立ってアリ塚のアリのごとく群がってくる雑魚キャラを相手に
それって敗北して自決フラグじゃね?
宇宙の狩人的な意味で…

470 :名無しさん :11/07/20 19:14:26 ID:QN75sOsZ
フィンとかこの舞台だと結構強そうだな
森で育ったこともあり、緑の騎士と言う称号を持つわけだから



471 :名無しさん :11/07/21 01:09:16 ID:vf01tWvo
『死と乙女』の続きを公開します。
掲示板では表示できない文字があるため、テキストファイルでアップロードすることにしました。
パスはminasabaです。

ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/66397.txt

472 :名無しさん :11/07/21 09:02:57 ID:eAIW4oHd
キャスターの正体がまだわからないな

473 :名無しさん :11/07/21 11:49:35 ID:/g+YwPBg
政策当時に話題になった組み合わせかな?
ただ、ランサーがextraで出たからどうするのか興味深いな
ヴラド意外だと爺さんがフィンを呼ぶとかがあったな

474 :名無しさん :11/07/21 13:58:24 ID:PiyC4wqZ
ギリシャ語で歌ってたからおそらくオルフェウスだろう

475 :名無しさん :11/07/22 03:39:42 ID:foj7l8Qh
待たせたな!とりあえずハゲ描いたよ
ジジイはハードル高かったから勝手に若くしたけども!
あとせっかくなのでコンマテ風にレイアウトしてみた
説明文は適当に考えたものなんで気にしないでくれ

ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/121228

基本的に仕事の合間にちょっとずつしか描けないんで
これからもこんなペースになりそう、悪いが気長に待ってね
あと皆聖とか集合絵とかの昔の絵を見たら死にたくなったのでリファインするかも
その時はこっそりwikiを差し替えてくれると嬉しい・・・マジで

476 :名無しさん :11/07/22 03:57:22 ID:WmG/ga4K
何かすごいのが出来てるー

いや、これホント凄いな
めちゃめちゃ凝ってるじゃないですか

477 :名無しさん :11/07/22 04:22:39 ID:0E897UU2
UMEEEEEEEEEEEE

なんだこれww型月民騙せるぞww
まじGJすぎるわ・・・即効で登録してくる

478 :名無しさん :11/07/22 04:24:17 ID:0E897UU2
そうか・・・ログインが必要だったわ・・・(´・ω・`)

479 :名無しさん :11/07/22 04:47:53 ID:bNAc3Dmg
こり過ぎ吹いたwww

480 :名無しさん :11/07/22 07:11:06 ID:QHm7nfAC
azot剣が強そうだな、おいww

いや、今後の絵も楽しみです。良く頑張った。・・・お前に好きな英雄を愛する権利をやろうw


481 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/07/22 08:34:02 ID:M7ThbM80
おはようございます。
朝確認しに来たらついに絵師さんの作品がきましたか。
このクオリティじゃ時間かかるわけですね。
早速登録してきます。

482 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/07/22 08:52:24 ID:M7ThbM80
完了しました。
一枚目はリクが一番多かったパラケルススですか。
てっきり老人の絵だと思っていたのに若者verとは。
しかし帽子を絶対取りたくないって……まさか若ハゲ?
老いてから禿げるより残酷じゃないですか。
アゾット剣は長いんですね。
私の脳内だと、凛の持ってた物と同じタイプばかりだと思っていたのでこれは盲点でした。
次は裸婦別verですかね。
久しぶりの投稿、本当にお疲れ様でした。

483 :名無しさん :11/07/22 14:03:11 ID:pgFYcXCd
>>475
ハイセンスハイレベル過ぎて鼻水が出たw
一体なんのコラ画像だよこれww

そしてこのハゲ隠しの馬鹿でかい帽子がすんげえ気に入ったわw

484 :毒ぴのこ :11/07/22 15:52:56 ID:YSScUAtI
oh・・・

レベル高すぎでしょう、自分の落書きが恥ずくなってきたぜ・・・。

テラ乙です!!

485 :名無しさん :11/07/22 17:41:32 ID:M7ThbM80
>>484
上手いか下手は関係なく、自分の書きたいと思ったもを書くのが大事じゃないですか?
他人と比較しすぎると何にも書けなくなっちゃいますよ。

486 :名無しさん :11/07/22 17:56:27 ID:1XlHYYfc
ハイレベルすぎて目を疑った

487 :名無しさん :11/07/22 18:48:58 ID:D21ber6i
>>475
喝采せよ! 喝采せよ!
おお、おお、素晴らしきかな。
天上の階段を光輝の絵師が昇るのだ。

現在時刻を記録せよ。
ミナック・サバック・クローム!

貴様の望んだ”その時”だ!
ミナサ・バビトよ、震えるがよい!

黄金螺旋階段の果てに!
我が夢、我が愛のかたちあり!

488 :名無しさん :11/07/22 22:10:49 ID:eW4ag1aU
最近このスレがやたら活性化してるね

489 :名無しさん :11/07/22 22:33:06 ID:qacGZr64
新しい鯖を作るのではなく既存の鯖を使って作品を造る方向にシフトしていく時期なのかもな

490 :名無しさん :11/07/22 22:45:56 ID:ZjL/qqgJ
この3年間で一体どのくらいの鯖を作成したんだっけ?

491 :名無しさん :11/07/22 22:47:35 ID:eW4ag1aU
なるほど、確かにマスターも舞台もサーヴァントも用意できているわけだし
SS作家や絵師の要望を受けて本スレで作るって感じの方法もありかね?
具体的に言うと、○○な能力を持ったサーヴァントを使ってみたい
○○な過去を持ったサーヴァントがいるとSSが書きやすいとか
でそれに該当するサーヴァントを本スレで探して製作すると

492 :名無しさん :11/07/22 22:59:34 ID:lUNO8V0I
ぶっちゃけ、一番最初はそうだったんだよな。
ラメセスや鉄扇公主なんてその典型だし。

493 :名無しさん :11/07/23 01:01:11 ID:xmbBRdh6
コンセプトは「この次がSS化されたら・・・」ってものだったけどね、ずっとさ

494 :名無しさん :11/07/23 01:07:00 ID:VndDR03a
そういやファラオ様はラスボスにふさわしい人として選ばれたんだったな
SSはどれもファラオ様は最後の強敵というポジションだし

495 :名無しさん :11/07/23 19:41:09 ID:9IgbkrWt
ディオメデスのトラぶる道中記

●プロローグ
オデュ「ディオメデス、今あいているか」
ディオ「ん・・・オデュッセウスか。ああ、暇を持て余しているところだが・・・何だ?」
オデュ「いやなに、この町に温泉が湧いたという話を聞いてな。一緒に行かないか?」
ディオ「温泉か。この国の、湯につかる文化にはまだ慣れていないんだが・・・
   だが、いいものだと聞いている。よし、お供しよう」
オデュ「よし、では行こう。場所は私が知っているから、お前は付いてこい」
ディオ「了解だ、オデュッセウス」

●vsメレアグロス
オデュ「・・・これはこれは、メレアグロス殿ではありませんか」
グロス「む・・・オデュッセウスか。奇遇だな、こんな場所で」
オデュ「いやはや、なんとも。
   かのカリュドンの猪狩りの大英雄、冥界にてヘラクレスすらも恐れさせたという御身に出会えるとは恐悦至極。
   生前冥界に迷い込んだときには、不幸にも巡り合うことができませんでしたからな」
グロス「サーヴァントとして召喚されるのも、こういった出会いがあって面白い、といったところだな。
   ああ、死んだ後にも、現世でアタランテと会えるとは思っていなかったよ」
ディオ「・・・・・・・・・」
オデュ「どうした、ディオメデス。・・・ああ、そうか。お前は『猪の子』だもんな。
   メレアグロス殿。彼、ディオメデスと手合わせ願えないだろうか」
ディオ「え、ちょっと待てオデュッセウス!そんな恐れ多い・・・」
グロス「ああ、彼がディオメデスか。トロイア第二の勇将と手合わせというのも悪くないな。
   私とお前の格を考えれば、手加減できるほど差があるとも思えない。全力で行こうと思うが、どうだ?」
ディオ「は、はい・・・お願いします!!」
オデュ「・・・・・・フ」


496 :名無しさん :11/07/23 19:42:32 ID:9IgbkrWt
●vs源頼政
オデュ「おお、あなたはこの国の武者だな。うむ、東洋の戦士は私の目には新鮮だ。
   我が名はオデュッセウス、貴君の名はなんという?」
頼政「うぉ!?・・・ああ、拙者のことでござるな?我が名は源頼政。
   戦士などという上等なものではござらんよ。拙者がまともに仕えるのは弓くらいであるゆえ」
ディオ「・・・弓使いか。あの軟派野郎を思い出すな」
オデュ「ディオメデス、一応私も弓使いなんだが。そうとも、弓を馬鹿にしてはいけない。古代においては戦場の兵器だからな。
   ・・・もっとも、我々の時代はそんな兵器を上回る、生きた超兵器たる連中がいたわけだが。
   幾度となく肩身の狭い思いをさせられたが・・・今となってはいい思い出か」
頼政「ははは・・・拙者の周りには、そんな超兵器じみた連中はおらなんだ。源の名を持つ英霊の中には何人か居るがな。
   しかし、オデュッセウス殿とディオメデス殿、お主らもばるはら温泉に?」
オデュ「・・・・・・・・・やはり、あなたもそうか」
頼政「うむ・・・拙者、恥ずかしながら母に大恩ある身でな。にもかかわらず、不孝にも母を死なせてしまったのでござる。
   その償いというのもアレではあるが、願いを叶えるという温泉の力で、母を蘇らせ孝行したいと、そう考えた」
オデュ「・・・・・・・・・・・・・・・母か」
ディオ「俺達もその温泉に行くんだ。どうだ、一緒に行かないか?」
頼政「おお、いいでござるな。やはり温泉と言うのは、大人数で・・・」
オデュ「ああ、残念だがそれはできないんだ。頼政殿、あなたにはここで脱落してもらう」
頼政「っ!?」
ディオ「え、おいオデュッセウス!どういことだ!?」
オデュ「願いを叶えられるのは、最初に湯に浸かったチームのみでね。異なるチームにいる以上、彼我両者の願いは叶わない。
   こちらも願いがある身でね」
頼政「・・・なるほど。一目見て信用しにくい相手と思ったが、やはりお主・・・」
オデュ「ディオメデス、手を貸してくれ。私が後衛、お前が前衛だ。すぐに終わらせよう」
ディオ「ああもう、話に付いていけない!後でちゃんと説明しろよ、オデュッセウス!
   ・・・ヨリマサ殿、悪いな。とりあえず気絶程度で済ませるから、恨むなよ?」

●ラストバトル
ディオ「どういうことか、説明してもらおうか」
オデュ「・・・説明と言ってもな。これから向かうのはヴァルハラ温泉。最初に湯に浸かったチームの願いを叶える温泉だ。
   この温泉を巡り、少なくない者たちが戦いを繰り広げている。無論、私もその一人だ」
ディオ「聖杯戦争みたいなものか・・・。俺と組んだのは」
オデュ「我々二人ならば何でもできる。パラディオンの神像を盗んだとき、そう言ったのはお前だろう?」
ディオ「・・・・・・ああ、よく覚えている。神像を盗んだ帰り路で、お前がやったこともな。
   一つ聞かせてもらうぞ、オデュッセウス。温泉が叶えるのは、最初に浸かったチームの願い、というのは真なのだろうな?」
オデュ「・・・・・・・・・察しがよくなったな、ディオメデス。だが、私は嘘はついていない。
   マスターとサーヴァント、二人で一つのチーム、というのが聖杯戦争の常識だろう?
   二人のサーヴァントがチームと認められるかは分からないが。
   不確定要素は、なるべく潰しておきたい。そう思うのは悪いことだろうか」
ディオ「・・・懐に忍ばせた剣を捨てろ。アンタじゃ俺には敵わない」
オデュ「メレアグロス、源頼政。二人との連戦で大分消耗しているだろう?無理はしないほうがいい。
   今のお前相手なら、私でも十分に勝機があるださ」
ディオ「なるほど、俺は敵チーム蹴落とすのに利用されたってことか。
   願いにはさほど興味はないが、利用されたっていうのは気に食わない。
   行くぞ、オデュッセウス。覚悟はいいな」
オデュ「やれやれ、穏便に後ろから刺殺したかったところだが、私も存外甘い。
   我が策謀と矢に絡め取られぬよう、気をつけろよディオメデス」

497 :名無しさん :11/07/23 19:43:36 ID:9IgbkrWt
●エピローグ
オデュ「・・・・・・ガハッ。ん・・・ここは」
ディオ「起きたか。お前の言っていたヴァルハラ温泉っていうのは、ここでいいんだろ?」
オデュ「・・・そうか、私は負けたのか。何故殺さなかった、ディオメデス」
ディオ「殺せるわけがないだろう?お前は俺の戦友で、何より憧れだ。俺は神が相手でも殺しにかかれるが、お前だけは殺せないよ。
   それに、俺は自分の願いに興味ないが、お前の願いには興味がある。
   ・・・・・・母親のことなんだろ?」
オデュ「・・・なぜそう思う」
ディオ「お前が心を開いていたのは、俺以外にだと、自分の家族だけだ。
   トロイア戦争が長引いたせいで、お前の母が死んだって話は聞いている。
   ヨリマサ殿が母を蘇らせたいと言った時、お前は自分がどんな顔をしていたのか・・・自覚がなかったのか?」
オデュ「・・・ポーカーフェイスは得意なつもりだったんだがな。流石に、お前は見抜いてきたか。
   そうとも、あの忌まわしい戦争のせいで、母は死んだのだ。私が帰れなかったせいで死んだのだ。
   冥界に迷い込み、それを母から告げられたとき、私がどれほど・・・!」
ディオ「だからさ、オデュッセウス。とっとと温泉に入れよ。
   お前の気持ちはよく分かるから。願いを叶えてくれ」
オデュ「・・・・・・いいのか?」
ディオ「よくないわけがないだろう、戦友」


<捕捉説明>
 トロイアを陥落させるため、二人でパラディオンの神像を盗み出す帰り路、オデュッセウスはディオメデスを暗殺しようとしたことがある。
 このとき、雲に隠れていた月があらわれ明るくなったことで、デイォメデスは戦友の裏切りに気づき、
 オデュッセウスから武器をとりあげ縛り上げ、殴ったり蹴ったりしながらギリシャ軍陣営に戻ったそうな。
 なお、ディオメデスは父テューデウスがカリュドンの猪を描いた盾を愛用しており、それが元で結婚した逸話を持つため、
 自身を『猪の子』と呼んでいる設定。当然、カリュドンの猪狩り関係の英雄(メレアグロスやアタランテ)に対して憧れている。
 一方でオデュッセスは、元々戦争を嫌がっていたことや家族を大事にしていること、そしてトロイア戦争からの帰還中に
 冥界に迷い込んだ際、母から「お前が帰ってこないからさびしくて死んだ」と言われた逸話により、
 聖杯にかける願いが「母を蘇らせ、寂しい思いをさせたことを償いたい」になった。頼政とかぶるので、彼にも出番が。

 なんかディオメデスとデュオニソスの名前を間違いそうになるのは秘密

498 :名無しさん :11/07/24 13:45:13 ID:yXSJrQ5H

ラストギャグじゃねえ。
でもイイハナシダナー
絵の投下も期待

499 :名無しさん :11/07/24 14:04:56 ID:/Vyas9nw
最近はすごい豊作ですなぁ。

あと地道にスレを盛り上げてきてくれたASの作者と毒ぴのこ氏に感謝を。

500 :名無しさん :11/07/25 19:36:21 ID:7pu4Nsei
バベルの方は良くも悪くも話題になるのに24次は話題に何故かならんな

501 :名無しさん :11/07/25 19:42:07 ID:3cZOaA4q
毒ぴのこさんの作品の投下ぱったり止まっちゃったな。
特にイラスト、裸婦、メリー、カイニスは可愛いから新作楽しみなのに。
パラケルススの絵の上手さにショック受けてたみたいだけど
そんなの気にしないで絵を描くのを続けてくれる事を願う。

502 :名無しさん :11/07/25 19:46:16 ID:gzyDgbPf
>>500
単にまだ七騎そろってないから語りようがないんじゃね?
とはいえ最近はそろった七騎で聖杯戦争やったらどんな展開になるかとか語ること殆どなくなったよなあ…

503 :名無しさん :11/07/25 20:01:26 ID:3cZOaA4q
Fate/MINASABAを思い出す。
一番新しいのは20だけど、24次全騎完成したら誰か書かないかな?
あと25次は全員女鯖で作ってほしい。

504 :500:11/07/25 20:15:23 ID:7pu4Nsei
間違えた
連載中なのは24じゃなくて、23次だった

505 :名無しさん :11/07/25 21:11:13 ID:gp6PRqPz
まぁまだ一ヶ月も経ってないし、気長に待とう。

でも、ちょい寂しいな。
毒ぴのこ氏、今までかなり精力的に皆鯖板で活動していた人だから。
新作がしばらく投下されてないとちょっと心配になる。

506 :名無しさん :11/07/25 21:49:26 ID:CiUg2m98
23次は処女作で慣れてないころからのだからね。
拙いとこばっかだし、話題に上げるとこがあまりないしね。

でも、セツリの回想はすごい良く出来てると思うんだぜ?

507 :名無しさん :11/07/26 07:39:30 ID:+/lzEpYG
どーでもいい

508 :名無しさん :11/07/27 17:53:55 ID:QNVkJTJc
毒ぴのこさんの生存報告は欲しいところ

509 :名無しさん :11/07/27 23:02:55 ID:eKfNo0eD
一週間くらい書き込まなかっただけで生存報告もクソもねえだろ

510 :名無しさん :11/07/28 17:43:59 ID:3FNGRA/7
そりゃあしょーもないアンチにまとわりつかれてから更新が止まれば心配もするでしょ。

511 :名無しさん :11/07/28 18:56:42 ID:plD0Nfzw
教授の時は荒れんのになあ・・・ぴのこん時はやたら荒れるぜw

512 :名無しさん :11/07/29 11:29:31 ID:aF6OggFA
大変ッスよねえぴのこさんもぉ〜ww

513 :名無しさん :11/07/29 12:05:18 ID:A2VW4ANw
この空気じゃあ投下はしばらく来ないだろうな〜
せっかく最近いい感じだったのに

514 :名無しさん :11/08/04 02:16:34 ID:e7OtNNsn
そろそろ投下しても大丈夫じゃないかな?

515 :名無しさん :11/08/04 03:14:14 ID:MYsq/Va4
上に同意。
作品の投下、期待してますから。

516 :名無しさん :11/08/04 11:22:27 ID:dot703K7
絵も文の楽しみなので全裸待機して待ってる

517 :名無しさん :11/08/04 12:10:40 ID:dot703K7
”絵も文の”じゃなくて”絵も文も”が正解スマソ

文だとマスターV教授のサーヴァント講座と毒ぴのこ様のバベルの続きが読みたい
マスターV教授、皆鯖ではなくEXのサーヴァントの解説は無理ですかね?
あの鯖達を教授はどのように評価するかとても気になったので
特にエミヤの評価が前のと違うものになるのでしょうか?
絵ではパラ絵を描いた絵師様の新作が裸婦のようなのでそれらに期待
他に続きが気になるのが死と乙女
短編で完結まであと少しのようだしラストがどんな形で終わるか気になる
アサシン組もチョイ役で終わりそうな気配じゃないし
キャスター組は最後まですれ違ったままなのだろうか?

518 :名無しさん :11/08/05 02:46:48 ID:W9RzGIbF
読みたい作品があれば自分で書けばいい

519 :名無しさん :11/08/05 18:54:03 ID:ComMoW9P
待つわー

いつまでも待つわー♪

520 :マスターV教授 :11/08/06 12:28:20 ID:YYwsMU5T
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/67306

以前言ってたシグルドとファフニールの読み切り短編完成。
うおおおお50KBが当初の予定だった筈なのにィィィ・・・! なぜっ何故二倍近くも増えてるだァアア!?
メインキャラ達にスポット当てながら、キャラの強さと魅力を表現しつつ、話を盛り上げながら、可能な限り短く纏めるのがこんなに難易度高い事だとは・・・・


>>517
エクストラは宝具ランクやスキルなどの一番肝心な部分の情報が不透明なんで解説しても多分あんまり面白くなりそうにないのが問題かなあ
ライダー姐さんや狩人や公爵の宝具とかノベルとゲーム仕様じゃそうとう威力に差があるでしょうしね

521 :名無しさん :11/08/06 14:53:14 ID:cBJv1EoN
>>520
いやっほぃぃぃ!!乙です。

毒竜反則過ぎオワタ。
現代にこんな化け物どもがいなくて本当によかったよかった。
あれ、でもファフさん皆鯖にいたような・・・(オワタバズーカ

522 :名無しさん :11/08/06 21:40:50 ID:RRtSFC7D
>>520
かっけぇ!!主人公してるねぇ
戦闘中にレベルアップするとはw

523 :名無しさん :11/08/07 20:24:16 ID:3sERDe8M
>>520
ぐるるるるる…おつおつ

ファフニール可愛いな、おいwwうん、がるるるとかぐるるるるとか正直萌えた。
だが、萌えると言うのは竜種としてどうなんだ?と、言う気がしないでもない(笑)

やはり英雄最大の敵と言うのは強大であらねばならんよね。
魂すら腐敗させる猛毒は非常に良い。

そして、シグルドはやーーっぱヘタレでなきゃな。
この人は俺の読んだ北欧神話が悪かったのか、原体験がどうしてもヘタレなんだけど
今回のSSは超絶美形有能完璧勇者といった風じゃなくて違和感なく読めたw

英雄の部屋の時と微妙に性格違わなくね?ってのは
まあ、すでに英雄とのことだったけど、ひよっこ英雄が大英雄になるお話しとして性格的にまだ青かった
ってのもあるんだろう。

そしてグラニの解説がないのに泣いた orz

サーヴァント講座もまた気が向いたら書いて下さい。
俺的には割と有名英雄大戦な第十一次の解説が見たい
アストルフォもペルセウスも宮本武蔵も出てくるyow



524 :名無しさん :11/08/08 04:02:07 ID:Bkzeu+H0
もう一人のほうの職人は完全に止まったね
でもまだまだ帰りを待ってるからな!


525 :名無しさん :11/08/08 10:20:59 ID:vY5Gc5RK
メリーさんに教授がどう反応するか見てみたいなーチラッ

526 :名無しさん :11/08/08 11:30:28 ID:CCeaOY5M
【皆鯖ファフの宝具】

膨大な魔力を持つ『悪龍血漿』は、ファフニールの身体組成を組み替え、
二対の翼を持つ真紅の竜へと変貌させる

【皆鯖ファフの解説】

竜に変身することができ、その竜は翼はないが両足があり、
その一歩でもって地響きを起こすことができる


あ、これファフ作ってる最中に誰も気づかなかったのかwww

527 :名無しさん :11/08/08 13:32:47 ID:zhGEdqfv
>>526
解説ってのは皆鯖で作った鯖の解説文じゃなくて伝承上での解説だろ

528 :名無しさん :11/08/08 16:46:22 ID:qYUTW9eb
そうそう
伝承と鯖は別物だよ

529 :名無しさん :11/08/10 00:00:32 ID:pj/tjhMx
ファフ竜超つええw
今回のシグルド短編はASでの戦闘と違ってチャンバラらしいチャンバラすらしてないけど、確かに戦いだった。
型月世界でも竜種との戦闘はSNのバサカ戦を見るに大体超一方な展開になるみたいだしなw
グラムのパワーアップも少年漫画的でよかった

530 :名無しさん :11/08/13 14:48:28 ID:zEUHqS0j
やっぱり過疎っちまったな・・・

531 :名無しさん :11/08/13 23:39:13 ID:vQZszakZ
歴戦のss職人たちよカムバッーク

532 :名無しさん :11/08/14 04:16:48 ID:6s5RrB5Q
ss書いて見てるが全然すすまねぇ・・・
勢いで書けない。

533 :名無しさん :11/08/14 13:22:36 ID:EKwYv2Uz
『死と乙女』の第三話を投稿します。
これでこの話は完結となります。読んでくださった皆さんありがとうございます。
パスはminasabaです。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/265214

534 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/08/14 13:40:40 ID:rzBTFTzB
wikiに登録しておきました。
完結お疲れ様でした。

535 :名無しさん :11/08/14 20:38:04 ID:OpGDonvu
しかし……この話でもベレロフォンは損な役回りですねぇ……。
他の話と違って死ななかっただけまだマシかもしれませんが。
しかしマスターがあれじゃあこの先も苦労しそうです……。

みことははっちゃけてますなあ。
もしファーティマの詐欺に引っ掛かってたら一気にダークサイドに堕ちそうですが。
キャスターこれからも振り回されそう。

536 :名無しさん :11/08/15 07:32:16 ID:0vkBaRN9
他の三作に比べたら、かなり良い役回りだなw

537 :名無しさん :11/08/15 10:33:39 ID:xVyZcdWc
>>533
乙! みことがオルフェウス召喚って何気にSSでは初めてだな。
皆聖スレではよく出てきたけどやっぱり面白い組み合わせだと思う。ベレロフォンとの七英雄対決もよかった。

538 :名無しさん :11/08/16 12:57:38 ID:z5q29F7H
乙です。

ベレロフォンがキマイラに乗ってくる発想はなかった。
中々の好漢だけに、ケルト系ランサーと同じ不幸道をたどりそうだけどw

にしても聶隠嬢は汎用性高いな。

次も楽しみにしてます!


539 :名無しさん :11/08/20 02:33:54 ID:W879clhw
死と乙女3話読みました
ライダーのツッコミは正しいよ。鍛えただけじゃ空と飛べん
仙術の類?型月だしBUJUTSU?
キャスターってさ、攻撃手段持ってるのかな。琴で撲殺ってキャラには見えないし


540 :名無しさん :11/08/20 07:07:24 ID:WB8DosR/
>鍛えただけじゃ空飛べん
wiki行って聶隠嬢の項目見てきなよ。仙術+軽功の合わせ技だよ。

>キャスターの攻撃手段
琴で植物操って殴打してたでしょうが。後は今後筆者がどう工夫するのかを楽しみゃいい。

541 :名無しさん :11/08/20 07:49:59 ID:74fpJp2L
>>539
ワンチャイの先生とかが空を飛ぶのは良く有る事

軽功は極まってくると空中の埃すら足場にしかねないw


542 :名無しさん :11/08/20 17:44:20 ID:7w3L/DPd
うーむ
マジでバベル止まっちまったな

543 :名無しさん :11/08/21 04:58:34 ID:c/Z+0ayq
wiki見てきた。昔ってすげえな
空飛んだり、歌うだけで植物操ったりMUKASHIすげえ。
それでもオルフェウスが勝つ図って想像できない……ちょ、鳥が大量に入ってきた
GYAAAAAAAAAAAAA!

544 :名無しさん :11/08/21 16:02:02 ID:1myjMJoZ
>>542
以前は長くても1週間ぐらいのスパンだったしな
まあ、まだ1ヶ月程度の停滞だから気長に待とう

545 :名無しさん :11/08/21 23:27:53 ID:QWqsK5vg
>>541
書文先生くらいの達人なら、鳥がいなくてもカンフーハッスルのラストくらいは余裕でやってくれそうだよねw
少なくとも弟子の劉雲樵は捕虜収容所を脱出できる程度には軽功使えたそうだし。

546 :名無しさん :11/08/23 07:55:48 ID:y/BTMFFw
>>545
ワンチャイ師父の無影脚とか、実際の記録にも残ってるから凄まじかったんだろうなぁ……

547 :名無しさん :11/08/25 00:16:38 ID:JD91/C3S
死と乙女の人、続きが読みたいんですが…だめかな?

548 :名無しさん :11/08/25 00:29:01 ID:bLckVke+
マジ作者に催促するの止めろよ

549 :名無しさん :11/08/25 14:53:21 ID:uBtfo0uo
応援は結構な事だが、くれくれ厨は見苦しいぞ

550 :名無しさん :11/08/25 15:31:39 ID:b97Y0OOJ
このスレもしばらくは昔みたいに過疎ることになるんだろなー

551 :名無しさん :11/08/25 21:30:14 ID:SL5BeD3u
くれくれはあれだが、応援や賞賛的なレスは作者の人的にはモチベーションになるだろうしあんまりそういう書き込みを自粛するような風潮もどうなのかなとは思うな。
昔はSSが投下されるともっと色々感想や考察で盛り上がってたのに。まあ、単に昔より人が減っただけという気もするが…

552 :名無しさん :11/08/30 03:04:24 ID:uIJiVCKd
だいぶ賑わったところを、煽りの自演野郎に水をさされたせいで
すっかり元の過疎板に戻っちまった

553 :名無しさん :11/09/05 01:00:04 ID:2I8qx1Um
時間空いちゃってすまん!
ハゲの次はBBAだよ!

ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/124743

女鯖は「女の子なら誰でも」って人がいたので自由に選ぶ方向で行こうかと・・・
今回のは多分住人のイメージではメディアくらいの外見年齢だと思うんだけど
その辺は描き手の好みでやらせてもらうので悪しからず!
キャスターが続いたので次はランサーあたりいくかも

554 :名無しさん :11/09/05 01:12:22 ID:Mxt273j9
BBA俺だ、結婚してくれ!

555 :名無しさん :11/09/05 01:16:31 ID:Fnl2dPpx
BBAKAWAEEEEEEE

俺だ! 血を絞ってくれ!

556 :名無しさん :11/09/05 02:47:51 ID:BDGEaZ53
うおおおきたあぁぁぁぁぁ!!
毒ぴのこが来なくなって、閑古鳥になった皆鯖ss板に更新きたぁぁ!

557 :名無しさん :11/09/05 07:38:01 ID:WlE2VYY8
ちょっとちょっと血尿出てますよお婆ちゃん!w

558 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/09/05 09:25:01 ID:sMaFzfGu
おはようございます。
絵の登録作業完了しました。
バートリーかわいいけど顔色悪いですね。
次はランサーなら、もしカイニスならどんな風に描かれるでしょうか?

559 :名無しさん :11/09/05 15:30:08 ID:6/5EmYfg
乙ですが……できればリクエストの多い順に描いてほしかったですね。
ずっと待っていた身としてはなおさら。
絵自体は待ってた甲斐のあるものでした。
バートリーのイメージが一気に変わるくらいインパクトがありました。

560 :あぼーん :あぼーん
あぼーん

561 :名無しさん :11/09/05 15:32:59 ID:Mxt273j9
何様だよ

562 :あぼーん :あぼーん
あぼーん

563 :名無しさん :11/09/05 16:06:13 ID:6/5EmYfg
すいません。
今確認したところなんか連続書き込みしてしまいました。
大変申し訳ありませんでした。

564 :名無しさん :11/09/05 21:39:46 ID:Mmx/sMGV
あ、あれ…
えげつない悪役だと思ってたのに
これは好きになってしまうかも分からんね…

565 :名無しさん :11/09/06 00:14:20 ID:wpxv3qqd
女鯖集合絵の時アンキリいないバージョンで描き直せって言った奴と同じ臭いがする

それはそれとしてこの吸血鬼っぽさがストライクだなぁ
EXTRAのヴラドと並べてみたい

566 :名無しさん :11/09/12 23:37:58 ID:zFC4rwI1
今回のシュタインズゲートを見ていたらついSSを書きたくなってしまいました。
これはフィクションであり、現実とは一切関係ありません。

―――それは、いつも通りの凛のうっかりと不運なミスが連鎖して起こった。
協会のつてを頼って手に入れたはずの聖遺物……ガウェインの鎧の欠片が、
他の物にすり替わっていたことである。
そして、それを確認もせず召喚を開始する凛。
その結果、召喚されたサーヴァントとは……。

「吾輩は……騎士の中の騎士!
誇り高きラマンチャの男!!アロンソ・キハーナでぁあある!!」

「ああ……やっちゃった……。」

それでも何とか戦いを開始していく二人。
戦闘能力は最低のドンキホーテだが、その宝具『我、騎士道を邁進す』と
「錆び付いた英雄譚」で聖杯戦争を引っかき回しながら何とか戦い抜いていく。
だが、その中でも彼の騎士道は揺らぎはしない。
それは、敵のサーヴァントといえど同様である。

「な……なぜ私を助けるの……?
私は、貴方の敵なのに……。」

敵のサーヴァント、キャスター壱与。
戦闘能力がほとんど無い上に、『我、騎士道を邁進す』の効果によりパニックになったマスターの自滅により、
彼女ははぐれサーヴァントになったのだ。
だが、ドンキホーテは、そんな彼女に手を差しのべる。

「そのような事決まっておろう。
吾輩は、騎士の中の騎士、アロンソ・キハーナ!!
女性に向ける刃など持ってはおらぬ!!女性を救うのは……騎士の役目ぞ!!」

「だめだ。このサーヴァント。早く何とかしないと……。」

567 :名無しさん :11/09/12 23:39:30 ID:zFC4rwI1
そんな彼らに襲いかかるは、強大な力を持った魔王ラーヴァナ。
その強大な力を誇る魔王に戦闘能力に劣る彼らでは対抗できようもない。

「ふん、道化では余を倒すことはできぬ。
魔王を打ち倒すのは、いつだって英雄(にんげん)だ!!
見せてやろう。真の貴様の姿をな!!」

「あ……ああああああああああああ!!」

そうじゃ!そうじゃ!吾輩は……いや、ワシは……ただの妄想に囚われた、愚かな老人じゃった。

「ははははは!どうだ自分の姿を見せつけられた気分は!道化!!
それでも余を倒したければ……来るがいい!
我が居城、プシュパカ・ヴィマナへ!!ははははは!ふぁーははははははは!!」

ラーヴァナの幻術によって自身の真の姿を知ってしまったドンキホーテ。
そして、その隙に自身のマスターは攫われてしまうという体たらく。
何が騎士だ。何が英雄譚だ。ワシには何もできぬ。できぬのだ。

「は……ははは……。無駄じゃ。無駄じゃよ……。
吾輩には……いや、ワシには何もできん。何もできないただの無力な老いぼれじゃよ……。
所詮、何も。何も……。」

「アロンソ!!」

呆然と虚ろな目で呟くドンキホーテに大して、壱与のビンタが炸裂する。

「貴方は……危機に陥っていた私を助けてくれました。
私が敵対するサーヴァントであるにもかかわらず、
『か弱い女性を救うのは騎士の努め』と言って。
貴方は道化でも英雄卿でもない。立派な騎士なのです。
そんな貴方が……囚われた女性を助けにいかなくてどうするのですか!!」

「私の鬼道による情報収集によれば、あの魔王は強力な再生能力を持っていますが、
その効果は『人間』に大してはほとんど能力を発揮しません。
あの魔王を倒せるのは大英雄でも強力な戦闘能力をもった存在でもありません。
貴方のような『人間』なのです。」

その言葉と共に、ドンキホーテは天に向かって哄笑する。

「魔王を倒せだと!?囚われのマスターを救えだと!?
笑わせる!!それではまるで―――英雄譚そのものではないか!!」

「いいだろう。やってやる。それが物語の選択だというのならばな。
ワシは……いや、吾輩は―――騎士の中の騎士!アロンソ・キハーナ!!
魔王を倒すのは、英雄の努めぞ!!」

その言葉と共に、彼は手にしたランスを天空に向かって突き上げる。

「敢えて、もう一度言おう!
吾輩は、騎士の中の騎士!アロンソ・キハーナ!!
騎士道は―――吾輩の手の中にある!!」


568 :名無しさん :11/09/13 01:12:09 ID:t7lFiBsP
アロンソ・キハーナよりもドン・キホーテのほうがよかったと書いてから思いました。
すみません。orz

569 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/09/13 22:08:53 ID:mMndrn5x
wikiに保管する際に名前がないと困るのでこの話の題名を教えてもらえないでしょうか?


570 :名無しさん :11/09/13 22:58:43 ID:KIIXRHZ+
それでは『騎士道は今だ滅びず』でお願いします。
あと、アロンソ・キハーナの部分をドン・キホーテに直していただけると嬉しいです……。orz
申し訳ありません。orz

571 :名無しさん :11/09/16 12:43:14 ID:nXZZftqS
横からだが、その場合「今だ」じゃなく「未だ」じゃね?

572 :名無しさん :11/09/18 16:34:09 ID:tjLaSo03
ドンキのじっちゃんカッコええ
ラーヴァナはいい悪役してるな

絵師さんの作品次もお待ちしてます
できればリクの多い順からで

573 :名無しさん :11/09/18 17:29:31 ID:G/5fLjP5
失せろ

574 :名無しさん :11/09/19 12:45:28 ID:yaGyshBf
          ハチポチパロディシリーズ
           嘘言/負原初のヒト



 一つの戦いが終わり――
 ――もう一つの戦いが始まる……わけがない。


 神殿がある。
 常人に秘匿され、唯一神と零落神の神秘を孕んだ大神殿だ。
 その神殿は宙に浮かび、零落神の咒力を建材に走らせ要塞として機能している。
 その神殿内の廊下。
 王の間――中枢中の中枢、聖厳の聖櫃(アーク)が鎮座する間へ続く通りに影がある。
 人影だ。それも複数。
 複数の人間が神殿内を歩いている。

「――シロウ。無理をなさらないで下さい。唯人の身でこの神殿の聖気は体に毒です」
「大丈夫だセイバー。――ははっ、それに神聖すぎて体調が悪くなるなんておかしな話だな」
「どのようなものにも限度というものがあるのです。魔でも神でも過剰に触れない方が御身には幸いです」
 気遣う剣士。
 嗤ってそれに答える少年。
 セイバーのクラスとして召喚されたアーサー王(アルトリア)。
 セイバーのマスターとして参加する衛宮士郎の一組の主従だ。

「ふん。じっと待つこともできん猪など放っておけばよいものをセイバー」
 鼻で笑う赤の弓兵。
 褐色の肌身に白灰の髪、鍛え抜かれた大柄な肉体を包む聖骸布の外套のサーヴァントだ。
 揶揄に秀麗な眉を顰めるセイバー。
 侮辱に口を開く前に、弓兵の主が口を開いた。
「――二人とも黙りなさい。衛宮くんもキャスターに対しては後ろに下がってて貰うわよ」
 勝ち気な、そして凜とした声音。
 見目麗しい容貌の美少女だ。二つに括られた黒の清流のような髪が美貌に映えている。
 謎の弓兵のマスター、赤い魔術師遠坂凛だ。
「――む、それは」
「あなたは十分に働いた。今度は私とアーチャーの番よ。――借りを返さなくっちゃね」
 最後の台詞には少しばかり茶目っ気が含まれていただろうか。
 爽やかなウインクに少年の動悸が速まる。
 アーチャーの童貞を見るような視線で頭が煮える。
 セイバーの戒めるような視線で胸と頭が急速に冷える。

 衛宮士郎、魔術師見習い。
 開花させた異端の才気によって、至上の四柱の一柱の識能と悟性を憑依させた魔神人形を撃破した功労者だが、ヒエラルキーは限りなく低かった。
 弓兵とどっこいであった。


575 :名無しさん :11/09/19 12:46:04 ID:yaGyshBf
「――焦臭い。何故何も起こらん」
 黒が口を開く。
 ――侍だ。
 襤褸と見まがうほど着込まれた黒の着物に袴、雑多に纏めて最低限髷の体裁を整えた髪の剣士だ。
 いやクラスは暗殺者(アサシン)だ。
 セイバー以上の剣の技量を持つ二天一流の剣士。
 宮本武蔵であった。

 彼の言葉通りである。
 通路の長さは約二キロメートル、幅は約十メートル。
 曲がり道もなく、延々と続く神聖で静謐な通路。
 ――何も起こらない。
 歩いていた五人に対して何も起こらなかった。
 もう扉は散歩の距離にあるのにも関わらず。
 
 何かあるのか――
 何かが起こるのか――

 神授の叡智をその脳髄に湛えるキャスター(ソロモン王)の奸計は、誰にも予測できない。
 だからセイバーは直感を研ぎ澄まし、
 だからアーチャーは鷹の目で見張り、
 だからアサシンは無想の境地に心を置いた。

 ――そして、扉は開かれる。


576 :名無しさん :11/09/19 12:47:09 ID:yaGyshBf


 死体だった。
 否、人形の残骸だ。
 二万七千立方メートルの容積を持つ箱形の部屋に零落神を模った/識能と知性を憑依させた人形が貼り付いている。
 残骸、破壊痕、芥――
 壁に、床に、天井に――串刺しにされ、事切れ(きのうていし)している――!
 小さな人形も大きな人形も等しく磔にされている。
 虫を止めるピンの役割を果たしているのは、鍬に、鋤に、鎌に、鉈――何の変哲もない農耕器具(・・・・)だ。


「――――――な、何が起こったというのですか………………」
「何これ、相打ち? 錯乱? 反乱?」
「うぐぉ」
「むぅ」
「ウワァ……ァ、ァア」
 五者五様の感想。

 驚愕。
 混乱。
 吐き気。
 明鏡止水(やや乱れ気味)。
 恐怖。

 彼らは見た。
 零落神達の無惨な姿を。
 彼らは感じた。
 零落神達の消失した命を。
 彼らは観てしまった――
 人間ではなく、人間的な感情とは無縁の筈の零落神達の――――怖ましく! 怖ましく!!怖ましい!!! 何かを見てしまったかのような恐怖と嫌悪に凝った貌をッ!
 人間の造形の顔立ちではないが、見てしまったものがどれほどの負の感情を想起させるものなのか理解し(わかっ)てしまう。
 動悸が乱れ、身が震える五人に声がかけられた。

 果たして何処にいたのだろうか?
 聖櫃の陰か?
 巨大な人形の後ろか?
 隅か?
 ――否、始めから正面にいた。
 五人は本能的に見たくないと感じ、見なかったことにしたのだ。
「『いいや、相打ちじゃあないよ遠坂凛ちゃん。』『いくら魔神といえども主に逆らって自殺するのは御法度だ』」
 心にでもないことを、心にも響かない声をその男は独り言のように呟いた。
「誰だッ!」
 アーチャーは凛の前に出て、愛用の二刀を剣製する。

「『だからこれは第三者の仕業に違いない。』『一体全体どこの誰がこんな怖ろしいことをしたのか』『神様に問われたってさっぱり答えようがないよ』」
 誰何の声を無視して、彼は進み出でる。

「『まったくなんて酷いことをするんだ。』『地に血潮を振りまき』『命を理不尽に終わらせるなんて最低最悪だね。』『ちなみにぼくは何も知らないよ。』『義憤で胸がいっぱいさ。』」

 男は三間(約五.四メートル)で止まった。
 五人の嫌悪感は最高潮に達する。

「『―――だからぼくは悪くない』」

 木乃伊化したソロモン王の首を右手に、血濡れの鍬を左手に。
 平均的すぎて無個性な顔に、負の感情を催しすぎていっそなにも感じられない笑顔を浮かべた。

「『はじめまして子供の息子の娘の孫の曾孫の玄孫の耳孫のさらに裔。』『カインだよ。』」
 
 一目見たときから強制認識させられた名と罪を彼は言った。


577 :名無しさん :11/09/19 12:48:32 ID:yaGyshBf


 聖櫃の間に、筆舌にし難い空気が流れる。
「『ぼくは悪くない。』『だってぼくが悪くないんだから――』」
 
 カインは無個性だった。平均だった。
 人類全ての顔の特徴を良いも悪いも無しにごた混ぜにしたような、全ての平均を取ったかのような際だって埋没してしまいそうな顔立ち。
 とてもとても大切にしているアベルの育てた羊から仕立てた毛皮のズボンに羊毛の上着は、中肉中背の何の特徴を抜き出すのに苦労するような平均的な体を包んでいる。
 髪は全ての色を混ぜた黒で、瞳もその色だ。肌身も白・黄・黒が混ざっている。
 無個性。
 平均。
 しかし、纏う空気は負臭(・・)を放っていた。
 
 負(マイナス)。
 英霊には霊格というものがある。
 文字通り英雄としての格だ。高いほど大英雄として評価される。
 アーサー王やシャルルマーニュ、光武帝――名だたる大英雄は至上の霊格を備えている。
 しかしカインの霊格は対極。
 正ではなく、負の方面へ行き着き、落ち込み過ぎている。
 性質によっては英霊ではなく、怨霊と呼ばれる存在もある。ジル・ド・レェやエリザベート・バートリィはそのように評価されるが、彼の場合はさらに下だ。
 高みを目指す道は困難な道であるが、低さに行き着くにも困難である。
 地獄の底よりも低い値。
 人類最罪の、原初の交配によって生まれたヒト。
 原初の咎人カイン。

 カインは、右手の木乃伊を投げ捨て、付いた血肉を拭き取る。その身嗜みを整える動作すら嫌悪感を催す。

「…………レディーの前に立つ前に身嗜みを整えるものじゃないのかしらカインさん」
 精一杯の虚勢。虚仮の一念だ。
「『いやいやそう気取る仲でもないでしょう。』『君とぼくの仲なんだしさ』」
「どういう意味よッ…………ッ!?」
「――――なッ!?」
 いつの間にか接近したカイン。鼻が触れ合わんばかりの距離に男の顔がある。
 その事実に図らずも赤面する彼氏無い歴=年齢の少女。
「『いいんだよ。』『おとうさんの事で衛宮士郎くんに葛藤があっても。』『彼は気の良い少年さ。』『大好きなおとうさんのうっかりで大切な大切な妹が歪んで、純血を散らしたとしても』
『おとうさんの異常な魔術師の性を見極められず』『大火災の一員を担っていたとしても』『きっと神様のように許して下さるさ。』」
「………………………………!!!」
 凛の顔面が彫像のように凝る。
「――――――アァーーーー!!!!」
 激怒の咆哮。弓兵の怒りの斬撃が目と鼻の先のカインに落ちる。



578 :名無しさん :11/09/19 12:49:11 ID:yaGyshBf
「『やっだー衛宮士郎ちゃん震えて』『小さな女の子の背に隠れて情けなくて弱ちぃ〜。』『でも良いんだよ。』『それが君の取り柄なのだから。』『いつまでもトラウマを抱えて』
『歪な純粋さで自己犠牲精神に発起して』『弱い者の味方を』『正義の味方を目指そう☆』『ぼくは応援しているよ?』」
 怒りの声も致死の斬撃もあっさりと無視して回避して、いつのまにかセイバーの背の後ろで震えている士郎に接近する。
「止まれ下郎」
 凜とした喝。
 清浄なる剣士、セイバーの不可視の剣が無個性な顔の先に突き刺さる。
「これ以上その口を開くことは揺るさん。その口今すぐ切り取って火にくべてやろう」
 動揺を押し殺した怒りの声。
 マスターにこれ以上あの声を聴かせる訳にはいかない。
特に父親の、歪みの原因に対する行いを――無個性すぎる声音故にどのような精神防御も貫く言霊を吐かせるわけにはいかない。

「『はいおめでとさんセイバーちゃん』『これが聖杯だよ』」
 粗末な器具のように投げ渡されるそれ(・・)。
聖槍を作った鍛冶師の祖である技量を惜しみなく注ぎ、聖櫃を素材に、零落神の魔力によって見たし、原初の人間の血を注いだその杯は、セイバーの願いだけを叶えるに足る機能だけを有していた。

受け取る。世界は契約を完遂したと判断した。
アルトリア・ペンドラゴンは聖杯を手に入れた。

「『やったね!』『イェイ☆』『これで自分一人だけが満足してやり直しができるね。』
『どこかの誰かが選定の剣を引くのを尻目にキミは綺麗なままで』『おにいさんやおねえさんやらおとうさんやら息子を捨て去って』『戦争に巻き込まれて死ぬと良いよ』」
 心の底から嬉しそうに見えるよう表情筋を動かして笑顔を作り、絶賛するカイン。
「…………」
 絶句し、手に握った杯を、心の底からほしかったそれを捨てることもできず――震える。震え続ける。
 カインは嗤う。
 アーチャーは凍り付く。
 凛と士郎は胸を掻き毟る。
「――待て、かいんとやら。いざこざを知っているようだがオレには関係ない。
だが、オレの戦いをどうしてくれる。未知なる奇怪なる化け物どもとの死闘の機会の喪失の償いをどうしてくれる」
「『えっ?』『だからぼくが悪くないって』」
「ふざけるな!!」
 辛うじて声を出せたのは宮本武蔵であった。カインなんてまったく知らない日本人である彼は、透徹した武の心を持つ彼であるから辛うじて声が出せた。
「『だーかーらーぼくは悪くないって。まあ気持ちは分からなくもないものだし――』」
 左手の鍬を捨て、どこからとも無く鎌を取り出す。
 それを高く掲げ、
「『これで満足して』」
 首を――
 落とした。


579 :名無しさん :11/09/19 12:49:59 ID:yaGyshBf


「――――――ッ!!??」
「『じゃあぼくは疲れたから帰るよ』『もうすぐこの神殿は落ちるようだけど忘れ物がないように帰ってね』」
 
 間欠泉のように体の断面から噴き出す血液。
 切り離されても喋り続ける生首。
 バスケットボールのように頭を指先で回しながら、去っていく。

 開け放たれた扉に足を進み、陽気な――気さくな感じに手を振る。

「『――じゃ、また明日とか』」

 鮮血に濡れた背は通路の向こうへ消えていく。
 五人はそれをただ見つめていた。


 The.end.



 後書き。
 名前:カイン
 クラス:ライナー
 属性:該当無し
 スキル:支離滅裂すぎて読解できない。(ナーサリィ・ライムより酷い)
 宝具:七倍返しの恩寵・???
備考:サタンはカインを嫌悪した。アベルのことは一切の後悔もないし、行った行為全て愛のある行為。神を信仰しているし、されたことに対して何一つ恨みはない。
 
 衝動的に書きたくなって書きました。
 ハチポチなパロディ。
 カインを球磨川にしてみたけど、常に嘘をつくっていう部分は似てそうですね。あと、人類全ての平均をとったような無個性な顔立ちっていうのも。
 色々知っているのは人類で最も罪深いがゆえに、人の罪悪だと感じている部分や罪の意識が見えるからです。あと、追放されてからも長くながーーーーく生きていた為、とても頭が良いのです。


580 :名無しさん :11/09/19 21:43:54 ID:U7CWJSBa
つまんない上に寒い
球磨川とかバカじゃねーの。

581 :名無しさん :11/09/19 22:35:42 ID:ZtrhJB7H
>>580
また構ってちゃんが出たよ

582 :名無しさん :11/09/19 23:45:09 ID:4/LyceoF
めだ箱好きだから素直に面白かった
裸農夫先輩マジぱねぇッス

583 :名無しさん :11/09/21 14:47:04 ID:Hk2xbAtM
↑の煽りは前の自演の奴ときっと同一人物
もし調べてそうだったなら、今度こそ書きこみ禁止措置させたほうがいいよ

584 :名無しさん :11/09/23 14:58:55 ID:jQiGW5Sz
めだかボックスはあんまり読んでないけど面白かった
思いついたネタを表現しきれる文章力があって羨ましい

585 :名無しさん :11/09/23 18:18:28 ID:VMo6q1bp
安心院さんのポジはアンキリ?

586 :名無しさん :11/09/24 11:11:32 ID:Sxd7j3CK
 >>574
 作者です。
 安心院さんポジは決めてませんね〜。というより、構想と執筆に四時間しかかけていませんから、続きも何もありません。
 まあ、アンチキリストもマザー・ハーロットは、めだかの蝶ヶ崎と志布志ポジションだと考えています。
 両者とも黙示録の最低英霊でありながらも、カインの負(マイナス)っぷりに劣等感(じしん)を打ち砕かれ、
自分こそが最低最悪――災厄だと思っていたことが恥ずかしいと思っています。
 能力の規模こそカインはアンキリにもハーロットにも適いませんが、兎にも角にも性格(キャラ)が適いません。
 イエス・キリストの偽物として十二分の実力を持つアンチ・キリストも
 悪魔の住むところを住居とし、殉教者の血を啜るハーロットもあの性格には適わないと思っています。
 三者三様それぞれの個性を持っていますが、共通するところは手を出しても出さなくても数カ国、或いは大陸一つの人々が壊れると言うこと。
 勝負に勝てなくても良く、負けることも良い。兎に角負けて負けて負け続けて、負け難きも負けて周囲に甚大な被害をもたらしてしまうこと。
 そして、人間が大好きだと言うことです。

 追記:ソロモン王の首がミイラ化していたのは、カインの末裔が答え。アーチャーとは会話しています衛宮士郎くん(・・・・・・)と会話していますよ。
 カインに改心イベントは存在しません。

587 :名無しさん :11/09/26 18:19:46 ID:EL07MGAW
流れ切って悪いがあの上手い集合カラー絵を
描いてくれた人また描いてくれないかなあ…
今度は1次皆鯖集合絵とかの感じでさ

588 :名無しさん :11/09/26 19:50:55 ID:Z7LJkTgW
紙とペンがありゃ君にも描けるよ

589 :名無しさん :11/09/27 06:09:07 ID:ycvfJGv7
>>588
俺にそんな画力はないぜ…
俺の絵よりもあの落書きっぽい投稿絵の方が
よっぽど上手いレベルなので

590 :名無しさん :11/09/30 11:28:16 ID:ZVKACrN3
           ハチポチパロディシリーズ
             医大/The doctor


 ――兵(つわもの)の舞台は戦場だ。
 ――医師(オレ)の舞台は三千大千世界だ。



 ――――地上からは月が朧に霞んで見える。
 白と砂色の砂煙と砂塵が湯気の如く舞い上がり、一個の雲のように月を隠している所為だ。
 その砂煙は一つの暴力が起こしたものだ。
 嵐か竜巻か、一城を瓦礫の山に変える暴力が起こした事だ。

「口数が減ったわね」
「そうかい。寂しいならお喋りの話題をだしなァお嬢ちゃん(フロイライン)」
 
 瓦礫の山の上で素っ気ない会話が成される。
 一人は防壁を張った無傷の少女。
 一人は防壁無く七孔噴血した男性。
 緋斑に染まったガレキの山の上で少女と大人は殺意と仁義で睦み合う。

 瓦礫を粉砕しながら山のような巨体が降ってきた。少女のサーヴァントだ。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーー!!!!」
 理性無くした雄叫び。
 十の知性を有したが故に巧みな二十の撃剣。
 矛・槌・剣・巨矢が自身の半分もない小人に落雷の如く落ちる。
 そしてそれらは、魔術理論に生きる半ホムンクルスの少女にとって、理解も知覚も出来ない医術(・・)によって逸らされた。
 超音速で迫る切っ先が突如コールタールにでも突っ込んだかのように減速し、得物同士がぶつかり合う無様を見せる。
 そして踏みしめた巨脚の裏がパンッ! と音を立てて砕かれる前の様相を成し、巨体を滑らせ転がす。山のような巨体は山を転がり落ちていく。
 切っ先も触れなかった男性からは喘鳴が漏れ、心魂が磨り潰される音がする。

「――――ケタ外れの緊張」
 囁くように少女は呟いた。
 麓から巨矢の群が吹き上がる風の如く疾走(はし)り昇る。ぐにゃりと軌道を曲げられ、男の脇を流れさっていく。音速の衝撃波が幾つも幾つも筋肉質の体躯を打ちのめす。
「……ギギッギ……」
 仰け反る喉。血の花が咲いた。朱に染まった視界には数百の時雨――――
 矢の雨だ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーー!!!」
 吃りの鬨の声。
 ロマ式薬草学、バラモン教、煉丹術を合わせ崩し生み出した統合医術でもって迎撃。
 雨の雫が傘に弾かれ、曲面を流れるように矢が流れていく。
 直後、地面が爆発した。
 二十の豪腕が自身より遙かに巨大案山を殴り飛ばしたのだ。
 巻き上がる瓦礫・砂礫・砂塵。数万の石礫が投石機の如く迫り――
 崩壊前の姿を取り戻した壁に阻まれた。
 壁の向こうで連続した破裂音がした。

「――――間断の無い集中。只の一度もしくじれない状況」
 瓦礫の雨を打たれながら突き抜け巨人が暴威を振るう。
 瓦礫の雨に打たれながら自分以外に医師は医術を施す。
 駒のように、竜巻のように回転する嵐のような乱撃が巨人から放たれる。
 嵐のような乱撃を弾き、遠隔地の仲間に秘薬を想像力(イマギナチオ)で送る。
 二つの影が交差。
 意気軒昂の巨人はさらなる雄叫びを上げ、
 満身創痍の医師はさらなる医術を世界と仲間に施す。

「――――無理もないわ。貴方のその強靱さは驚嘆に値します」
 撃剣。曲げる。撃槌。逸らす。撃矛。弾く。撃矢。流す。
 施す度に、限界の限界の限界を超えた身魂が悲鳴を上げる。
 巨人は爪が剥がれ、筋を痛め、あちこちを骨折している非情に痛痒い損傷を受けている。
 それでもなお自己治癒を放棄し、他者治癒を優先する。
 それがまるで彼の在り方であるかのように(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。

 崩れて傾いでいく肉体。
 すぐさま水溜まりとなる血潮。
 されど霊魂はひとえに仁を思い、遠い仲間へ医術を送る。
 今ここで、オレは――――――膝を折るわけにはいかない――――


591 :名無しさん :11/09/30 11:30:11 ID:ZVKACrN3

「あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――!!」
 だから、治す――!
「――――もういいわ眠りなさい。辛すぎる現実は無理に焼き付ける事はないわ
 行き(帰り)なさい、聖杯の内へ……」
 優しい言葉を投げかけた。
 その言葉は慈悲なのだろう。
 微塵も理解できない技術理論で、魔術以上の奇蹟と現象を起こす医師へ向けての手向けだった。
 
 ――もう日を跨いでいる。 
 長かった戦闘とはいえない医術行為を思い出す。
 日を跨ぐ前のやりとりをイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは思い出す。


「――――なぁんだ。もう帰っちゃうの? せっかく来たのに残念ね」
 くすくすという忍び笑いと共に、いない筈の少女の声が豪奢なロビーに響き渡った。

 可憐な少女だ。そして妖精のように可愛らしく、愛らしい。
 抱きしめれば折れてしまいそうな華奢な矮躯と利発そうな目鼻立ち。
 銀髪赤眼、半人半ホムンクルスの小聖杯である。

 深い森の奥――
 幻想の魔城――
 小さな城主、〈イリヤスフィール・フォン・アインツベルン〉は瀟洒な灯光の下、豪奢な赤い階段の上に、女王のように君臨していた――――
 異形の従者を引き連れて。

 異形がある。
 大人が三人縦に積み重なったよりも巨(おお)きい巨人だ。
 ――否、此(これ)は本当に巨人か?

 見よ、あの上半身を。
 両肩から生えた二十の豪腕を。
 数珠繋ぎに生えた十の頭部を。
 月のように輝く乱杭歯と銅の眼を。

 人は言う。
 彼は羅刹王。
 彼は太陽神(ヴィシュヌ)の化身(アヴァタラ)の敵対者。
 彼は神でも殺せぬ不死身の怪物!

 ラーマーヤナの魔王〈ラーヴァナ〉である――と。
 
 そして今はサーヴァント。
 怪物の暴力を更に高めた狂戦士(バーサーカー)のサーヴァント。
 生前の暴虐を完全に超えている、生前以上の羅刹(バケモノ)だ。

「こんばんは。あなたの方から来てくれて嬉しいわ、リン」
 花の妖精のような高貴な礼。
スカートを摘み、可愛らしく、そして冷酷に挨拶を投げる。
「――……ッ!」
 握りしめる拳。噛み締める奥歯。
 ――失敗した。逃亡に失敗した。ならば運命の先に待つのは“死”だけだ。
 遠坂の代は此処に途絶える。
「――遠坂」
 衛宮士郎は救出に来てくれた遠坂凛に言葉を投げる。申し訳なさと恐怖を滲ませた言の葉を。
「リン、シロウ下がって、逃げて下さい。ここは私が――」
 疲労困憊――その言いが当てはまる衰弱具合の剣兵(セイバー)が無茶を言う。
 イリヤに負けないぐらい可憐だが、こちらは瀟洒かつ流麗という言葉が似合うだろう。
 しかし荒い呼吸と希薄な活力で、普段の半分もそのような纏う空気が無い。
 魔術炉心はちびちびと回るだけで、僅かしか魔力が生産されていない。呼び水の魔力自体が少なすぎる所為だ。
 今生きていて使う分だけのエネルギーが生産されていない。だからもう一刻も猶予もなく、少し放っておけば簡単に餓死してしまいそうな状態だ。
 
 しかしそれを押し殺す。
 疲労など忘れた。
 飢餓感など喪失した。
 今は剣を取れ。
 戦え、斗(たたか)え――!
 戦わねば大切な、優しい彼らが死んでしまう――――!!?

 決死が大きな手に阻まれる。
「――こんばんは(グーテン・アーベント)、お嬢ちゃん(フロイライン)。
 しかし関心しねェなァ。お子様は寝台に入ってる時間だぜェ」

 セイバーの美貌を、口を塞ぐ清潔な白手袋の大きな手。塞がれた口に何かが流し込まれる。白く芳醇に薫る何かが、だ。
 三者の前に立つ白い影。魔王に比べれば小人が如き男だ。
 彼は無遠慮な仕草で、セイバーを後ろに追いやる。

「ドクター!」
「ドクタってセイバー大丈夫か!?」
「ゴホッゴッホゴホゴホゴホ!!?」
 三者三様の驚き。一人激しく咳き込んでいる。
 彼らは遠坂凛のエクストラクラスのサーヴァントである〈ドクター〉の背を見つめた。
 逞しい背(せな)だ。矮躯(約一五一センチ)の海老背の老人の姿を描いた肖像画からは、想像も出来ないほど大きな体と肉身の厚さだ。
 成る程確かに傭兵従軍医であり、遍歴医であり、騎士の血を引いているに納得できる体格だ。しかし少々腕力と体格が良いというだけである。
 町の力自慢と魔王を比べる方がどうかしている。
 蟻と戦車ほどの戦力差が、ドクターとバーサーカーの間にはあった。


592 :名無しさん :11/09/30 11:30:46 ID:ZVKACrN3

「まだ夜は浅いわよドク。それに今日日の子供は徹夜くらいへっちゃらなんだから」
「そりゃ不健康そうなこって。寝なきゃ育たねェぜ、色々となァ淑女様(・・・)」
「――――――ッ!」
 カカカカカッと遠慮無く笑い飛ばす。育ちが悪い(・・・・・・)イリヤを挑発する。
 十対の腕に携えた矢弓、剣呑に輝く鏃を前に蟻は嗤い続ける。
 その様子を凛は美貌を苦悩に歪め、さらに奥歯を噛み締め――――とんでもないことを言った。

「……ドクター。少しで良いわ。アイツを足止めして」
「りょーかい」
 “死ね”という命令に、場末の酒場で奢ってくれと言われたばかりに答える医師。
 
非情。
 だが、最早それしかない。
 誰か捨て駒に成らなければ全員死ぬだけだ。
 だから蟻でもうざったく走り回れば、踏み潰す分だけ時間が稼げるだろう。

「……はぁはぁ……ドクター」
「五時間だ」
 セイバーはその素っ気ない言葉に未来予知じみた直感で解答を得た。

 五時間。
 あと五時間で、誰にも認識されず(・・・・・)に行っていた治療が終わる。
 だからセイバーを逃がす。
 治れば――――――少年と少女が生き残る可能性が生まれる。

「ドクターいくらなんでも無茶だ」
「ボーズ。オメーはやれば出来る子だよ。それにどうせやるんだったら心底からひっくり返して、ぶちまけるくらい無茶をしろ。
 ――いいか。お前はお前に成れ。エミヤシロウはエミヤシロウに成るんだ。それ以外に成るんじゃねェ」
 士郎は当たり前を言う。医師は適切な助言をする。
 少年も知っての通りこの医師(ドクター)のサーヴァント、屈強そうな見た目に反して戦闘力が優れていない。
 
 赤い魔槍のランサーにも天馬使いのライダーにも燕返しのアサシンにも魔女のキャスターにも不可視の剣のセイバーにもまったく勝てていない。
 刺され、轢かれ、分割され、燃やされ、斬られてもなお生き残り、マスターや衛宮士郎や無辜の生徒を満身創痍になりながら治していった。

 おそらく聖杯戦争史上最もしぶとく、二番目にダメージを与えなかったサーヴァントとして燦然と輝くことだろう。

 ――――そしてそれは此処で打ち止めになる。
 ――――そう終わりだ。
 ――――博士(ドクター)の時間は終わり、医者(ドクター)の時間が始まる。

「お喋りはおしまい? それじゃ始めよっか、バーサーカー」
「■■■■■■――!!」
 十の弦がギリギリと悲鳴を上げる。鋼鉄板とコンクリートを紙細工のように貫く十の矢弓が四人に牙を向ける。
「――――誓うわ。今日は一人も逃がさない」
「そいつァ行きなり破る事になるなァ!」
 勢いよく打ち合わされる手の平。
 優秀な魔術師(・・・)や直感に優れたセイバーに認識されることなく、玄関の大扉が開き、ベルトに金属片が付けられていた士郎の体が勢いよく少女二人にぶつかる。
 もんどり打つ三者。ベルトの金属片は元に戻(なお)るべく片割れへと足を運ぶ。三人を運びながら。
 ――――そして、小さな接着音がした。
 
 悲鳴と言い訳と非難が外で溢れた直後、
 一〇の矢が一人残った空間を射貫いた。
 轟音と爆音がロビーを揺るがした。


593 :名無しさん :11/09/30 11:31:43 ID:ZVKACrN3


 城の調度が倒れ、シャンデリアはブランコのように揺れる。
 烟る砂塵と瓦礫の粒が、階段上にいる少女の足下まで舞い上がる。
 爆心地は更に濃密な砂塵に包まれ、中心を視認することは出来ない。
 慎みと遠慮と謙虚と手心を纏めて忘れてきたインド系英霊の巨矢の暴威だった。
  
 平均的な英霊二、三名を纏めて砕き散らすような暴力の渦である。
 四名狙っていたのが一人になりその分拡散していたが、ドクター一人を粉砕する威力は矢一本でお釣りが来る。
 だから爆心地の中心には、消えゆく肉片が在る筈だ。
 しかし――
 
「…………来てない」
 魂(・)が来ていない……。
 ならば、死んでいない!

「今、何をしたの――――」

 砂の紗幕から伸びる足。革帯が幾重にも蜷局を巻く長靴。現代の装甲服じみた黒パンツ。
 砂の紗幕から出でる体。革の継ぎ当てが胸や肩にある白シャツ。四分円の紋と二つの盾と三つ葉の白詰草の紋を背負う、右袖を切り落とした分厚い長白衣。
 自分で仕立てた第五次聖杯戦争用戦装束を纏った彼だ。
 三秒前と何ら変わらないドクターの姿が、のんびりと歩を進める壮年の男の姿があった。

「パラケルスス――」
 真名の呼びにドクター=パラケルススは薔薇色の遮光眼鏡を掛け、応える。
「秘密。怖(こえ)ェおじさん暴れさせんのやめさせたら教えてやるよ」
 婆娑羅の黒白の蓬髪を揺らし、
 鋭い赫眼に楽と仁の感情を湛え、
 心の樅の実の中に悪魔を封じ、
 患者に向けるような笑顔を浮かべてパラケルススはそう言った。
 〈Azoth〉の刻印された長剣は佩いたまま、白手袋を脱いだ――数十数百の傷と胝と染みで前衛芸術のような色合いになった両手の平を揺らしながら――


 ……まったく食えない男だわ。本当に食えない男。
 イリヤは思う。彼の事を。
 そんなに飄々と、バーサーカーに殺されるのに笑顔を浮かべて。

 バーサーカーは黙したまま、次の矢を番える。
 理性の大半を失う狂化ランクBであっても、心魂まで刻んだ武練は消えない。
 目的の為に千年の苦行に耐える精神は、理性が無き如き問題にしない。
 おまけに十個の脳を持つ異形だ。
 一つの理性が無くとも、十の知性が理不尽にも狂戦士の常識を覆すのだろう。

 妙だったわ。いいえ、ずっと以前からそう……。
 彼が治癒に長けているのは逸話通り。でも一切の魔術の気配も痕跡もなかった。
 ずっとそうだった……。

「バーサーカー」
 女王のように命を下す。
 引き絞られた弦が先より鈍い悲鳴を上げる。さらに破壊力と速度を生み出すのだ。
「――まあいいわ。理解(わか)らなくても良い。死ねば誰も彼も黙っちゃうんだから」
 少女の凜徹した殺意。無邪気の中の酷薄で鋭利な部分が剥き出しになった意思。

 一瞬、森の中も城の中も固唾を呑んだように――――止まる。
 
 ――理解(わか)るぜ、淑女(じょう)ちゃん。
 ドクターは思った。
 今、理解したな。彼らのように、――――自分には理解できないことを理解したな。
 懐かしいと思った。

「――消えて逝きなさい」
 冷徹な命。
「■■■――!」
 幻術! 十の知性が不条理を一秒だけ実行させる。
「パラケルスス――!」
 十対の腕を流れるように使い、機関銃のように巨矢を次々と射る。
 次々と次々と――瞬く間に百を超える矢を射る。
 射られた矢は超音速で斜め下に滑走し、幻術によってその数を数十倍に膨らませた。
 
 矢の大軍が――
 ――ロビーを埋め尽くす。
 全方位から――
 ――パラケルススを射貫く。
 
 ――その十の負の十八乗秒前(刹那)、パラケルススの医療が世界を治した。


594 :名無しさん :11/09/30 11:32:46 ID:ZVKACrN3


 巨矢の大軍は、玄関扉側の壁を破壊し、床に数十ものクレーターを築き、衝撃波がロビー中を振動させた。
 豪奢なロビーは廃墟と化し、隣接する部屋もまた繋がり廃墟と化す。
 逆鱗に触れられた龍の如く癇癪を起こす風が、砂塵を瞬く間に吹き飛ばす。
 
 さすがに障壁を張ったイリヤは、無傷のパラケルススを見つめる。
 無傷の床を見つめる。
 無傷の限定世界を見つめる。
 癒された世界(・・・・・・・)を見つめる。
 桜色の唇からは言葉が零れた。
 それは千の齢を越える魔術師の血の叡智が導き出したものか。
 それは魔術師殺しである父親の血による発想力によるものか。

「――――まさか、あなた医術(・・)でこれを……!!」
「そうだ―――――― 
 何万回もこの手で戦って(治して)きた……。 医術の深さはオメーらの理解の外」

 小さく狭い無傷の世界の中心で、パラケルススは悲しい事実を宣言した。
 現代(いま)も只一人、誰にでも進める道の最果て(悲想天)に彼はいる。
 人々はまだ道半ば、真如の医を理解できず迷宮に迷っている。


 一つのリンゴがあるとしよう。
 そのリンゴに青虫が齧り付いた、としよう。
 青虫は食欲のままに皮を食い破り、果肉を食い荒らす。
 リンゴは虫食いのリンゴへと変わった。傷ついて変わった。傷在りリンゴになった。
 それを癒したらどうなるか――
 果肉が盛り上がり、青虫を追い出すだろう。若しくは青虫を果肉の圧力で押し潰すだろう。
 そしてリンゴは健康な、傷のないリンゴへと戻るだろう。


 断ち割られた空気を癒す力が、巨矢が生み出す衝撃波を押し返し、矢の軌道をねじ曲げる。
 矢という凶器によって傷ついた世界を癒す力が、強引に暴力を逸らす。
 幻の矢は無視し、現実の矢だけ軌道を曲げる。
 言葉にすれば簡単だろう。しかしそんな事はない。

 ロビーから城の外まで世界の構成要素から固有振動、世界霊魂、大源容量を全て把握し、大気空間の状態を流体の対流はもとより、
 音波から光波まで干渉・回折・反響・ドップラー効果までリアルタイムで知覚。
 超音速の矢の軌道を始点から終点からを見定め、矢が起こす衝撃波から音のヘルツ値を観測。さらにロビー内にいる三者の生理的な発生物による世界の干渉も考慮に入れて計算する――――
 Aと言う世界が、矢を射られる事でBという世界に変わる理屈を一切合切素粒子まで含めて計算してAと言う式に戻せと言うのに等しい蛮行だ。
 そしてその膨大な時間がかかる思考を一切しない。
 一切せずに、解答式(BからA)を想像せずに夢想する。
 考えず、想像無しに想像する。
 
 無想。
 無念。
 無我。
 則天去私。
 大悟徹底。
 思わずとも、考えずとも――――識る。
 何も考えず最高最上最適の行動を起こす。
 武であれ、文であれ、技を扱うものにとっての最上の境地、無想無念の境地。
 だから速度で劣るパラケルススは、ラーヴァナよりも速く事を起こせる。
 起こせなければ死んでいただけだ。だから起こせたパラケルススは無想(無双)だ。

 ――そしてそれは、一体どれほどの研鑽を積めば辿り着く境地なのだろうか。
 幾千では届くまい。
 幾万と傷を診て、傷つける加害のものを診て、自然を診て、ヒトを診て、世界を診る。
 その姿勢を見るとゾッとするだろう。
 ヒトの悪意、敵意、殺意、世の理不尽、暴虐、自然が生み出した物(きず)を診続けるなど、魂を引き裂かれるような苦痛が襲うのだから。
 その体すら医療の施しが追いつかずすり減らして、
 その心すら自らの悪魔を封じられるほどに想操して、
 その存在すら医道に捧げる供物とすらして、一個の“医”にしせしめる程に――

 無想の医術。
 無窮の医業。
 偉業にして異形にして医業の統合医師。

 冷たい汗が小さな背を流れる。
「……正直、驚きつくしても足りないわ……。そこまで行き着けるものなのね、ヒトというのは。
 スイスのトリスメギストゥスの雷名は伊達じゃないのね」
「違(ちげ)ェ!」
 言葉を遮る一喝。名誉ある評価を遮る理由とは。
「オメーらが相手するのはトオサカリンをマスターとする只の医師。
 オメーらは只の医師の前にひれ伏す。
 ――それだけだ」

 トリスメギストゥスなどと言う只の神域の錬金術師と一緒にするな。
 ――オレは医者のパラケルススだ。
 ――オレはホーエンハイムのフィリップス・テオフラストゥス・アウレオルスだ。


595 :名無しさん :11/09/30 11:37:07 ID:ZVKACrN3


 そして、羅刹王を超えた羅刹王の暴威は一切有効打を与えることなく、彼の医道に阻まれた――――


 彼の非常識さを回想し終わる。
 魔術協会が、聖堂教会が躍起になるわけね。
 ――――彼があと数年長生きしていれば、もうちょっと生きている間に認められていれば、世の神秘は現在より遙かに少なくなっていたでしょうね。
 魔術師は思う。それはきっと大袈裟ではないのだろう。

「――――せめて最後は楽に、逝きなさい」
 死に満ち満ちて押し潰されたパペットのような風体。
 血と肉と体液を外に振りまきながらも傾いで曲がった体で立つドクター。
 彼に落ちる巨大な影がある。高々と得物を握った二十手を持ち上げバーサーカーだ。
 巨人は、号令を静かに待つ。
 やはりいやに知性的だ。非常識なインド英霊は、聖杯戦争程度の枠組みでは囚われないようである。
 
 不撓不屈の背を晒すドクター。
 しかし、あまりにもそれは儚い。
 そして遂に――――断頭台の縄は断たれる。

「やりなさい、バーサーカー――――ァア!!?」
 可憐な唇からは抜けた言葉が零れた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーー!!!」
 理性無き言葉は魔力の豪打によって吹き飛ばされた。

 聖杯戦争中一度も抜かれる事の無かった彼の佩剣。
 いまそれは抜かれ、艶やかな刀身を晒している。
 長い長い刀身は真っ直ぐで、持ち主のように強くて固い。
 二つのアゾット剣を通った金の少女(・・・・)はそう思った。
 確かな重みが血溜まりに降り立つ。
 影は恭しく彼の佩剣を握っていた。
 最高の宝物のように、掛け替えのない財産であるかのように、彼の生涯を共にした愛剣をミトンのような籠手の左手で握っていた。
 金の少女は重い――と思った。
 全ての人々の祈りが結晶化した光の剣よりも、
 賭で死刑執行吏から得た、世界とヒトを治してきた彼の剣の方が重いと思った。
 敵の血の重さと生きた命の重さの違いなのだろうか、と王は思った。

「――――ドクター。貴方に感謝を」
 呟きは力強く、活力に満ち満ちてそして親愛に溢れている。
 生前以上の魔力の渦を滾らせ、召喚直後の十倍以上の活力を賑わせるセイバーは誠意の言葉を今まで戦ってくれた戦士に、今まで治療してくれた医師に贈った。
 金砂の髪に、聖緑の瞳。
 医師を守るは聖剣の仕手。
 サーヴァント・セイバー――――過・剰・復・活!

「……応。あとは英雄(ヘルト)の時間だァ。――――まっ、きばれや」
 細胞が崩れかけた体をようやく施せた自分自身の医術で処置をする。血まみれの手を適当に振り、ドクターはそのまま息を吐き、命の水を飲んだ。
 そのまま大の字になった。空の瓶を枕に寝始めた。
 セイバーはその様子を心底敬意を持って見つめた。愛剣を静かに腰の鞘に納めた。

「嘘……。私のバーサーカーの相手をしながら、セイバーを治していたというの!?」
 イリヤは自己肯定できない疑問を吐く。
 信じられない事だ。言うならば日本と南米の仕事を現地で同時に片付けるようなものだ。
「■■■■■■■■■■■■ーーーー!!!」
 雄叫び。一切合切それがどうしたと断じ、狂戦士は進撃する。
 高位の存在(りゅう)の因子など、再生のエネルギーにしかならない。
 されどその理論を覆す、圧倒的な破壊エネルギーが存在したならば、解は違うだろう。

「この一撃、医大なるドクター・パラケルススに捧げる」
 解かれる風の封印。
 顕現する光の聖剣。
 星の光よりも、白く白くなおも白く――――白熱して輝くラスト・ファンタズム!

「約束された(エクス)――――――――――」
 あまりの猛りに自壊しそうな程振動する剣。
 迫る暴威。
 そよとも動じず、騎士の“そうあれかし”の祈りを解放する。

「―――――――――――勝利の剣(カリバー)!!!」

 白光(ひかり)が世界を埋め尽くした。


 この日より、冬木の森という地形は消失し、剥き出しの断層が見られる深い窪地となった。


●後日談 ●


「何をやっているのでしょう私は? 説明がほしいです本当に」
「立つ鳥跡を濁さずってこの国の諺があるだろう。黙ってワーキング!」
 窪地でセイバーとドクターは窪地を森に治していた。
 その周りで、バーサーカーとの死闘中、大聖杯にありったけの道具を使って安全及び解体・封印処置をしていた四人のホムンクルスと寿命を治療されたイリヤが遊んでいた。



 ギャフン!(End)

596 :名無しさん :11/09/30 11:38:38 ID:ZVKACrN3



 後書き
 ハチポチパロディシリーズの第二弾です。前作より長いですね。書いてるうちにどんどん長くなってしまいました。
 本当は「オメーらは只の医師にひれ伏す」の下りで終了する予定でしたが、やはり血泥の戦いというのを書いてみたくあり、冒頭に持ってきました。
 七孔噴血しているのは集中しすぎであちこちの血管が破けて、筋肉や神経が断裂しているからです。A・ARMの使いすぎじゃあありません。
 パラケルススは黒白髪の赫眼ですがホムンクルスじゃありません。薬品に被れて髪の色や皮膚の色が染まってしまった所為です。白子に産まれ、幼少期は体が貧弱でした。
 しかし今は単細胞生物やヒドラもかくやのしぶとさ。六体のサーヴァント相手にズ他襤褸にされても立ち上がる不死身のタフネス。
「貧弱だったボクも医師の倫理を胸に刻むだけでこんなに逞しくなりました!」
 ……失礼。取りあえずスキル説明などを。
 劇中で使用した術は只の医術です。神秘を扱わない賤民(一般人)から学び取り、魔力を使わずに魔術のように遠隔的に働きかける事が可能となる術です。
 魔術基盤に接続していませんから魔術理論に生きる者にとって感知も理解も出来ないIJUTHUです。
 まあはっきり言って劇中のような使い方するより防御魔術や迎撃できるだけの身体能力を鍛えた方が消耗も代価も少ないんですけどね。
 樅の実の中で育った彼は人の為の医術を研究を続けていたら心の中の、樅の実の中の悪魔を操作できるようになりました。解脱じゃありませんよ? 何を言っているのですか?
 キャスター適正は、Aランクに相当する魔術スキルが無い為(治癒系統であってもAに届かない)、適正はありませんが、道具と知識に頼ったキャスターなら慣れる可能性はあります。
 ウェイバーと同じく実践力が不足しているのです。
 やはり最後はギャフンと終わるのが内藤イズム。

597 :名無しさん :11/09/30 22:30:37 ID:ZiIgomiL
>「未だ」じゃね?
題名も間違える俺って……orz
本当に申し訳ありません。
続いて投稿させていただきます。
これはフィクションであり、現実とは一切関係ありません。


―――ラーヴァナの居城、プシュパカ・ヴィマナ。
そこに乗り込んだドンキホーテと壱与は、まるでまさしく迷路のような内部構造に四苦八苦していた。
そして、その中で偶然にも他のサーヴァントであるロムルスと合流し、
共同戦線を取る形になった。
だが、彼らは気づいていない。
プシュパカ・ヴィマナはラーヴァナの思うがままに操作でき、
彼らはラーヴァナの手によって引き合わされたということを。
それを見ながら、囚われの凛は疑問をラーヴァナへとぶつける。

「何で私に何もしないの?私を倒せばドンキホーテは自然に消滅する。
なのになぜ?それに……アンタ、わざとドンキホーテと壱与とロムルスに会わせたでしょ。何で?」

その凛の言葉を聞いたラーヴァナはやれやれといわんばかりに首を振る。

「ふん、あの壱与とドンキホーテだけでは余には対抗できぬからな。
あの三騎でようやく余に渡り合えるというものだ。
それに……貴様らは『悪役』というのを理解してはおらぬな。
実に、実に嘆かわしい限りだ。」

そして、ラーヴァナはまるで魔王のようにばさっとマントを翻すと言葉を紡ぐ。

「良いか?「悪役」というのはッ!
最後に「英雄」によって倒されなければならんのだ!!
その英雄譚を見る事によって!世の人々が『夢』を!『希望』を!『正義』を!
その胸に抱くことができるのだ!!」

「この世界を見て余がどれほど絶望したか分かるか?
英雄も悪役も幻想も希望も夢も絶望も勇気も何も存在しない。
全てが遠き果てに去ってしまった何から何までまっ平らな世界。
善と悪の境界線すらあやふやで、何の幻想も英雄譚も希望も存在しない世界。
それが悪役にとってはどれほどの苦痛、どれほどの孤独か―――貴様に解るか!?」

そう叫んでいるラーヴァナの姿はまるで自分一人だけが取り残されて泣いているようだった。
それを見て、凛は思わず呟く。

「つまり―――アンタは「英雄」が大好きってことか。」

「そのとおりだ!余のような存在は、『悪になるしかなかった弱い存在』は、
英雄(にんげん)によって倒されなければならないのだ!!」
来い!来いよ英雄!余を打ち倒してみせよ!余を満たせ!余を救え!余を救ってくれ!!」


598 :名無しさん :11/09/30 22:34:06 ID:ZiIgomiL
―――プシュパカ・ヴィマナの王座。
そこには、王座に座っているラーヴァナの姿が存在していた。
それに挑むは、ロムルス、壱与、そしてドンキホーテ。
ラーヴァナはまさしく魔王の威厳をもってそれを出迎える。

「よく来たな。歓迎しよう。
だがな、貴様らには余を倒すことはできぬ。
神もどきに、偶像の女王、それにただの人間ではな。」

ラーヴァナのその挑発に、ロムルスは不敵に微笑む。

「ふん、それはどうかな?
やってみなければわかるまい?
絶望的な状況をひっくり返す事こそが英雄だ。」

「なるほど。それは道理だ。
だがな。貴様では余を倒す事は出来ぬぞ?神もどき。
貴様の神性はこの中でもトップクラスだ。
それでは、余を倒す所か、傷つける事すらできぬわ。」

確かにロムルスの神性はサーヴァントの中でもトップクラスのAだ。
これではラーヴァナを倒す所か傷つけることすらできまい。
さらに壱与も神性を所有している上に戦闘能力が皆無では話にならない。
ドンキホーテでは戦闘能力が決定的に欠けている。
だが、そんな状況でも、ロムルスはにやりと不敵に微笑んだ。

「ああ、確かに俺ではお前を倒す事はできない。
だが……この程度ならばできる!!
『討ち立てる繁栄の大樹(パラティウム・クィリヌス)!!』」 

「なっ……!!」

瞬間、がくんとプシュパカ・ヴィマナは飛行速度を落とし、ゆっくりと墜落していく。
それは大樹と密林が成長するに従ってますますひどくなってゆく。
ロムルスが作り出した大樹は、ヴィマーナの魔力を吸収してどんどん巨大化していくのだ。
そして原動力である魔力を失ってプシュパカ・ヴィマナはさらに地面へと落下していく。

「き、貴様ぁああああっ!!」

『討ち突ける繁栄の枝葉(パラティウム・クィリヌス)!!』

その瞬間、大樹からロムロスが取り出した二つの投槍がラーヴァナの両太股を貫いた。
しかも、その投槍から無数の枝が伸び、ラーヴァナの動きを絡め取ろうとしていく。
いかに再生するとはいえ、その傷口が槍で貫かれたままでは傷は再生できない。
しかも抜こうとするのを拒むように、その投槍から無数の枝が伸びラーヴァナの体へと巻き付き、
さらに床にも巻きついてラーヴァナの動きを止めようとしているのだ。

「そうか!貴様……余の動きを止めるのが目的か……!!」

「そのとおり。しかもその投げ槍は貴様のヴィマーナの魔力によっていくらでも再生できる。
貴様のヴィマーナの魔力が尽きるまでな!!」

「なぁああめぇええるぅうなぁあああ!!」

そうラーヴァナは叫ぶと、その腕を利用して体に伸びてくる枝を切り払いながら
太股に突き刺さった投槍を無理矢理引きはがす。
元はロムルスの攻撃によって作られたその傷は瞬時に再生を開始する。
だが、その瞬間を狙い済ましたように、ロムルスは更に投槍を大樹から取り出し投擲する。

その投槍は、再生を行い始めた両太股、両脛、そしてラーヴァナの胴体へと突き刺さる。


599 :名無しさん :11/09/30 22:35:15 ID:ZiIgomiL

「今だ!足は止めたぞ!行け!ドンキホーテ!!
貴様が道化でなければな!」

「駆けよ!ロシナンテ!!疾風のごとくに!!」

その瞬間、ロシナンテにまたかったドンキホーテはランスを構えると、
ラーヴァナへと疾走する。

「わ、私だって……私だって無力じゃないっ!!
お願い!力を貸して!私に光を!!神獣鏡反射!!」

壱与の力、鬼道の願いによって、その場にいる霊的存在は光に姿を変えて、
壱与の神獣鏡へと結集し、反射して猛烈な光となりラーヴァナの網膜を焼きつくす。

「がああああっ!!目が!目がぁあああっ!!」

網膜を焼かれ、ロムルスの投げ槍によって動きを封じられたラーヴァナに向けて、
ランスを構えたドンキホーテはただひたすらに疾走する。

「聞け!魔王よ!そして我が名に戦慄せよ!!
ワシは……いや、吾輩は―――!!」

そう、以前のワシは風車を怪物と間違い突撃していた。だが、今度は違う。
今度は風車ではない。正真正銘の魔王だ。
笑わせる。これでは―――まるで英雄譚ではないか!!

「騎士の中の騎士!ライオンの騎士!ラ・マンチャの男!
アマディス・デ・ガウラの次に騎士道に忠実な存在!!」

「吾輩は―――ドン・キホーテ!
騎士の中の騎士!真実の騎士!ドン・キホーテだああああっ!!」

次の瞬間、凄まじい音と共に、ドンキホーテのランスはラーヴァナの胸を貫いていた。

「クハッ。」

「クハハハハハ!!良い!実に良いぞ英雄!
そう、それで良い!悪役とは!魔王とは!
最後に『倒されなければならん』のだ!!」

胸を貫かれ、血を吹き出しながら、ラーヴァナは哄笑し、絶叫する。

「ここに英雄譚は完結した!
地には平和を!男には勇気を!女には愛を!
そして―――人々には希望を!
語り伝えよ!悪とは!必ず倒されるということを!!」

さらさらと、チリへとなっていく体を見つめながら、
ラーヴァナはドンキホーテの方へと向き直ると、
最後に小さく呟く。

「ありがとう……。余を……救ってくれて……感謝……する。」

その言葉と共に、ラーヴァナは完全に消滅した。
英雄に倒されることこそが―――彼にとっての救いだったのか。
ドンキホーテは―――無意識の間に敬礼をしていた。
無言の敬礼だった。奇妙な友情がそこにはあった―――。

600 :名無しさん :11/10/01 18:26:43 ID:tYnpEd+i
乙!

>>596
パロディシリーズでしたか。
元ネタを知らんので、途中までハゲじゃないパラケルススのかっこよさにしびれてしまったw

>>597
ラーヴァナさん、あんたいい悪役だよ!
にしてもアロンソ爺さんが主人公する日が来るとは夢想だにしなかった。

601 :名無しさん :11/10/01 22:28:44 ID:Mhem5ebw
>>600
ありがとうございます。
ですが久しぶりの投稿のため、
以前に似たような作品を投稿したのをすっかり忘れていました。orz
本当に申し訳ない。

602 :名無しさん :11/10/02 00:44:47 ID:EcF6+Ngv
乙、しかし何だかんだでこのスレもまだ生きてるのは良い事だな!

603 :名無しさん :11/10/04 00:17:39 ID:6jMuAPk9
こんにちわ。何となく思いついたのでまたSSを書かせていただきました。
ライダーが二人いますが、細かい事は気にしない方向で行っていただけるとありがたいです。
ペコスの宝具の効果ってこんな感じでいいんでしたっけ?いまいち自信がない……。
これはフィクションであり、現実とは関係ありません。



―――凛が自分のサーヴァントを失った後、
士郎とペレロフォンは彼女と同盟を結び、夜の街を歩いていた。
だが、そんな彼らに不審な影が姿を表す。
そのサーヴァントはまるで西部開拓時代のカウボーイのような姿をしていた。

「アンタ……。サーヴァント!?」

その凛の言葉に、その謎のサーヴァントは深々と頭を下げる。

「お初にお目にかかります……。
俺の真名は、ペコス・ビル
クラスはライダー。宝具は『駆け抜けた漢の勲章(スルーフット・スー)』
炎や水、光などの形のない物に形を与え乗りこなす能力だ。
そう把握していただきたい。」

「「「な―――っ!!?」」」

その言葉に三人は絶句する。
自ら己の真名のみならず、宝具の能力まで親切に教えるサーヴァントなどいるはずがない。

「士郎!騙されないで!
そいつのいう事は嘘よ!自分の能力を親切に話すサーヴァントがいるはずがない!
それにライダーのクラスが二人もいるはずないわ!」

「宝具にも真名にも俺には嘘はない。
ライダーが二人いるのは、聖杯の手違いなのだろう。
……公正なる『一騎討ち』は己の内にある
『開拓精神(フロンティア・スピリット)』を向上させる。
困難に打ち勝ってこそ、開拓精神は目覚めるのだ。」

「己の弱さを乗り越え、困難を乗り越え、開拓者精神は光り輝く。
その「黄金の精神」こそ俺はもっと素晴らしいと考えている……。
それゆえ、君たちに全てを隠さずに話している。
これが『開拓精神(フロンティア・スピリット)』……。
今の時代、価値観が「甘ったるい方向」へと進んでいるようだがな……。
決めるのは君たちだ……。」

「本気で言っているの?こいつ……どうかしてるわ。」

そのあきれ果てたような凛の言葉に対し、ペレロフォンは爆笑する。

「は、はははは!!
いいじゃないか。ここまで骨太で堂々とした奴が近代の英霊にもいたとはな!
我が名前はペレロフォン。その一騎討ち、受けて立とう!!」

「……感謝いたします。」

604 :名無しさん :11/10/04 00:20:34 ID:6jMuAPk9
ペレロフォンが所有しているのは、第四次聖杯戦争の際、
セイバーが操っていたV-MAXだ。
士郎と同盟を結んだ凛が、ペレロフォンを強化するために、コネを使って入手したものである。
ペレロフォンと士郎は、そのV-MAXにまたがってエンジンを吹かす。
一方、ペコスは、何かを待つようにじっとその場に立ちすくしていた。
しばらくのにらみ合いのあと、一陣の逆風がペコスの背中からペレロフォンへと向かってひゅうと吹き抜ける。
その瞬間、ペコスは叫んだ。

「《駆け抜けた漢の勲章(スルーフット・スー)》!!」

その瞬間、ペコスは己の宝具を開放し、吹き抜けた風へと跨った。

「待ってろ……!今、お前に魂を吹き込んでやる……!!
《黄金の手綱(ポリュエイドス)》!」

ペレロフォンの黄金の手綱によって、彼が乗っているV-MAXに魂が吹き込まれ、
擬似的な幻想種へと変貌する。
瞬間、凄まじい轟音を立てながら、弾丸のようにV-MAXは地面を疾走する。
人間では扱う事が難しいそのモンスターマシンは、ペレロフォンの力によって文字通りの怪物へと変化したのだ。
弾丸のように疾走するペレロフォンのV-MAXと真正面から向かい合って進むペコスの疾風。
それはまさしく古代の騎馬戦を連想させた。
恐らく、ペコスはすれ違い様に、こちらの急所に弾丸を打ち込んでくるつもりなのだろう。

「確かの通常の機械では風といった概念までは破壊できない……。
だが、魔獣化したこのV-MAXならば別だ!!」

魔獣としての属性を与えられたV-MAXは、まるで貪り食らうように、
ペコスの乗った疾風を打ち砕く。
運良く、すれ違いざまの士郎の振るった双剣はペコスはかすり傷ですんだが、
乗り物である疾風を失ったペコスは、そのまま空中へと放り出される―――。

「《駆け抜けた漢の勲章(スルーフット・スー)》!!」

だが、ペコスは己の宝具を使用すると、
V-MAXが発生させた衝撃波へと乗り、ペレロフォンに向かって銃弾で攻撃を仕掛ける。

「ハッ!なかなか面白いマネしやがって!!」

だが、ペレロフォンは、見事なハンドル裁きで、銃弾を全て回避する。
そして、ペコスは再装填を行うと、銃弾を明後日の方へと撃つ。

「《駆け抜けた漢の勲章(スルーフット・スー)》!!」

ペコスは、その『弾丸が発生させた疾風』に乗ったのだ。
さらに、明後日の方に弾丸を放つとそれを踏み台にして空中の三次元起動を行いながら、
空中から地上のこちらへと弾丸を降り注ぐ。
それを回避しながら、ペレロフォンは不敵に微笑む。

「なかなか楽しめたぜ……。だが、それもここまでだ!!
《屠獣熔鉛(カウンター・キマイラ)》!!」

その瞬間、意思を持つ流体金属である屠獣熔鉛(カウンター・キマイラ)が展開し、
三次元移動を行なっていたペコスを包み込んで動きを封じる。

「今だ!やれ士郎!!」

その瞬間、士郎は干将を投げると、その剣は、流体に封じられたペコスの胸へと突き刺さる。

「グ……ふっ……!!」

口と傷口から大量の血液を吐き出すペコス。
だが、それでも彼は震える手で、こちらに向かって銃を構える。
それが無駄だとわかっていても、だ。

「やめるんだ、ペコス!もう十分だろう!?」

「だから価値観が甘ったれているというんだ!
精神(ココロ)を見ろ……。光り輝く黄金の精神を!!
『社会的な価値観』がある。そして『開拓精神』がある。
昔は一致していたがその『2つ』は現代では必ずしも一致していない。
『開拓』と『社会』はかなりずれた価値観になっている。」

「だが『真の勝利への道』には『黄金の精神』が必要だ。
聖杯戦争を勝ち進み、それを確認しろ……。」

その瞬間、引き金を引こうとしたペコスの胸に、士郎の莫耶が突き刺さる。
血を吹き出しながら、満足げにペコスは微笑む。

「ようこそ……。『フロンティア』へ……。」

605 :名無しさん :11/10/04 00:42:37 ID:6jMuAPk9
ちなみに、元ネタはいうまでもなく、ジョジョのリンゴォさんです。
ペコスを見た時に、まっさきに浮かんだのがこの人だったので。


606 :名無しさん :11/10/04 22:07:38 ID:bb0EDn96
SSで勝利するだなんて、ベレロも出世したもんだ。
これまで噛ませの名をほしいままにしてきた英霊とは思えないw

いや、感想書くべきなのは他の点なんでしょうけどね。乙!

607 :名無しさん :11/10/04 22:37:02 ID:yDU7Rakj
                ハチポチパロディシリーズ
              魔弩/蒼穹(そら)の幻影(まぼろし)



 ――飛行機が空を飛ぶには三つの要素が必要となる。 
 推力。
 揚力。
 そして制御力。
 推力で機体を押し、揚力で機体を押し上げ、制御力で機体を支える。
 一Gの重力が働くこの地球上で、この三要素が揃っていない物体は空を飛べない。
 弾丸などが吹っ飛ぶのとはまた違う、三要素の芸術的な均衡による飛行という概念。
 そこに行き着くまでの道程は困難を極めた。
 人類史において空を飛ぼうとした人々は枚挙に遑がない。
 ライト兄弟もまたそのような無名の人々の積み重ねによって初めて、人類初の飛行を成功させたのである。
 そしてそれは表の話――――
 裏では飛行というものは、箒でも臼でも使えば遂げられる。
 そして彼らの場合は――

「ワーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハハハハハーー!!!」
「るぅああああああああああああああああああああああーーッッッ!!!」

 呵々大笑する建築王(ラメセス二世)。
 鬨を咆哮する翼弩士(ハディング)。
 エジプトの太陽に焼けた赤い肌、燃える火のような瞳の王。
 北欧民族の特徴を宿した白皙の肌、澄んだ湖を思わせる碧眼の若人。

 ライダーとアーチャー。
 
 〈日輪抱く黄金の翼神〉の車輪が空を道とし、地を蹴立てて走る戦車の如く青空を蹂躙する。
 そして巨大な太陽船戦車からしてみればあまりに小さい弩使いは、何物にも頼ることなく、弩を撃ち放ちながら空中を鳥の如く舞っていた。
 
 青空の中、
 太陽の下、
 二人の戦士が首級を寄越せと吼えている。


 しぶといが……ふん、俺様の領域で勝負しようなどと千年速い!
 ライダーは不遜にアーチャーを断じる。
 戦車と弩の勝負は実にあっさりと決まった。
 放たれた矢は船底や船床に突き刺さるのみで、操舵輪を操るライダーに一本たりとも届いていない。
 そして矢を放った姿勢のまま船首に激突され、アーチャーの痩身は血の線を引きながら落ちていく。
船底や船壁には血の手形や鮮血の線が残されている。
 そしてまた吼え猛り、無鉄砲な突撃をアーチャーは敢行する。

 勝負にならない。
 そもそも地力が違った。
 戦車と弩。
 砲と矢。
 火力も違えば、性能(スペック)も違う。
 宝具のランクがA+であり、日中は無制限に対軍宝具の大火力を使用できるライダーと宝具勝負に出た時点でアーチャーの敗北は必定であると言って良い。
 そして身一つの分旋回性に優れるが、上昇性能・加速性能・飛行速力・飛行推力はライダーの戦車とは雲泥の差があった。
 空を飛べるだけの人間と戦場で活躍できる戦車との性能の差であった。

 ――――鈍い音がまた空に響く。
「ゲハァ……はぁはあ……」
 肺に肋が突き刺さったか、血反吐を撒き散らす。
 しかしなおも顔を空へ向け、上昇を開始する。
「はぁ」
 繰り返しだとライダーは思った。
 いい加減さっさと決着を付けたい。もう使ってしまうか? 幸いにも今日は天気が良い。――俺様も元気いっぱいだ。
 しびれを切らしたライダーは旋回し――――いつもと違う光景が目に飛び込んできた。
「――――!」


 翼を備えた弩を真っ直ぐに伸ばした両腕の先に携え、一矢となってアーチャーはライダーから背を向けていた。
 真っ直ぐに、上を目指して。
 推力が弩の羽ばたきでしか確保できないアーチャーの飛行戦の定法に寄るならば、まず頭を下に向け重力の加速を得てから、上昇軌道を取らねばならない。
 しかし今、アーチャーはそのままぶつかった勢いを取り戻すことなく上へ進んでいる。
 肉体はボロボロ。取りあえず手足が残っている轢死体のような風体で、一心不乱に空の上を目指して――――逃げている(・・・・・)。

「ふ……」
 胸が沸騰する。
「ふざけるなーーーーーーーーーー!!!!」
 不屈さに、ほんの少しは感心していた心を侮辱された王の怒声が空に響き渡った。


608 :名無しさん :11/10/04 22:38:10 ID:yDU7Rakj

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」
 逃げるアーチャー。
 追うライダー。
 怒りに燃える頭でアーチャーの審判を決定していた。
 轢き殺す――!! 高貴なる戦車に肥だめの底で腐った糞尿よりも汚らしい血を擦り付けた罪だ。王を侮辱した罪だ。
 轢いてから、燃やして、冥府へ送ってやるッ!
 そして同時に下策を失笑した。
 
 太陽神(ラー)の加護で空を駆ける能を賜った戦車であれば駆け上がりながらでも速度を落とさないだろう。
 しかし空を飛べるだけで、重力の影響を受け推力を確保できない身で駆け上がるとは、速度を犠牲にすると言う事だ。
 現に距離を稼ぐごとに、速度という空中では掛け替えのない代価を湯尽くしている。
 現にアーチャーの孤影は大幅に速度を失っている。羽ばたきによる微弱な推進力と揚力確保に役立つ弩の翼も焼け石に水である。
 それでもなお、あまつさえ頭(ピッチ)を更に引き上げて天上へ昇っていく。
 求めるように天上へと――
 届くはずもない日輪へ目掛けて。

 それに、ラーの息子は、
「汚らわしいわッ。父(ラー)を目指すとは千の死刑を受けても飽きたらぬ不敬であるぞッ!!」
 さらなる嚇怒を持って、船首を引き上げた。
 
 逃げる――
 追う――

 両者の距離は三間(五.四メートル)も無い。
 トラックほどの体積を持つ船と人間にとっては目と鼻の先だ。
 斜めの軌道を描いていた飛行軌道が垂直に近くにと移り変わる。
 太陽神の戦車船は垂直飛行により、さすがに速度と安定感を減じている。
 しかし操舵輪にしがみつき、足を踏ん張りながらも緻密な制御を続ける。
 嚇怒に燃えるライダーの目には、戦車船以上に失速しているアーチャーの姿がある。
 
――落ちない。
 何故、落ちぬ。
 垂直に飛ぶアーチャーは、風に弄ばれる羽毛の如き不安定さを感じられる。
 いつ何時引っ繰り返って、錐揉み墜落してもおかしくはない。
 しかし安定感と速度を欠いたまま、太陽の魔力に魅入られたかのように天昇を続ける。
 ――戦慄すべき失速域制御力であった。
 失速しているべき速度のまま目に見えぬ手綱によって、自らの身を完璧に御して飛ばしている。
 シモン・マグスや箒に乗った魔女――有名無名問わず誰がこれほどの失速制御力を有するだろうか。
 人類史という巨大な箱をひっくり返したとしても両手の指の数には届くまい。
 
 翼持った宝具の性能では到底あるまい。
 ハディングの自身の性能に相違なかった。


 ――踵に迫る。
 彼我の距離は一メートルを切った。
 そして戦車の速度も危険域を切った。
「ぬぅおおおおお」
 歯を食いしばり、戦車を御する。その巧みな腕は王者の気風に満ちている。
 それでもなお届かない。轢けない。
 速度がほぼ均等に届き、敵は更に過酷な飛行を続けているのに届くはずの船首が届かない。
 それでもライダーは信じている。俺様は父の加護の力を信じている!
 後一歩だ。
 後一歩で轢ける。
 
 そして――
 限界を超えた垂直連続上昇が、本当の限界を迎える。

 アーチャーが――――
 止まる。

 遂に速度を完全に失い。
 ――――倒れる(・・・・)。

 横倒しに――――
 落ちる――――

「ハ  ハ     ハ      ハ       ハ      ハ
ハ    ハ     ハ       ハ      ハ    ハ 」


609 :名無しさん :11/10/04 22:39:42 ID:yDU7Rakj

 落ちて――――
 ――――いない。

 アーチャーは落ちたのではない。
 上昇の極点で弩を捻ったのだ。

 そして日輪を背にし、くるりと――――
 魔術めいた鮮やかさで、半瞬で躰の上下が入れ替わる。
 アーチャーの頭が重力方向を――――
 ライダーを指す。

 垂直反転(ヴァーチカル・リバース)。
 上昇速度が無になる刹那の、落下重力の発生を掴み、利用して初めて為し得る所業。

「クハハ」
 笑う。獲物を前にした獅子の如く。
「クハハハハハハハ」
 呵々と嗤う。鬨を上げる将のように。

 突如、ライダーは知った。
 何の前触れもなく。何の根拠もなく。
 只、天啓の閃きで、


 ――――ラメセス二世の敵とは、
 ハディングなのだ――――


 止まっていた飛人と戦車が動く。
 時間が動く。
 重力という力が流れる。
 今やアーチャーには一片の劣勢もない。
 姿勢は十分。

 重力に従って落下するハディングは、
 重力に逆らって身動きが取れないラメセス二世を討ち取れる。
 速度比は――逆転したからだ。
 重力加速によって威力と破壊力を増したハディング自身が、重力減速した船首もライダーの弓矢も槍もかいくぐって――――討ち取りに行ける。
 
 寸毫の間に始まりそして終わった、完璧な逆転劇。
 ライダーの知らない飛行機の秘法によって、討ち取られる。

 第一次世界大戦中、
 ライト兄弟の複葉機開発から数年後、
 天空で生まれた戦場の幻影、
 一人の天才が生み出した空戦機動によって!

「ハァハハハハハハハハハハハハハハハーー!!」


 ――――〈蒼十字勲反転(インメルマン・ターン)〉。


 マックス・インメルマン中尉。
 西暦一九一四年から一九一八年にわたって戦われた欧州大戦において、比類無き勇名を鳴り響かせた独逸の誇る撃墜王(エース)の一人である。
 そしてその勇名のメインとなったのが彼の名を与えられた垂直反転式空戦機動。
 インメルマン・ターン、である。
 
 宙返りの前半を行って円の頂点近くで背面から横転を半回転して水平姿勢に戻るこの操縦法ないしピッチアップによる一八〇度ループ、一八〇度ロールを順次、あるいは連続的に行うことで、縦方向にUターンする空戦機動である。

 フォッカー・アインディッカー単葉機と言う、回転面を撃ち抜くことなく機関銃を撃つ事の出来る同調装置を備えた最初の飛行機をマックス・インメルマンとオスヴァルト・ベルケの両名は所持し、それぞれ第二と第一の撃墜数を記録している。
 そして一九一五年七月から一九一六年前半に、“フォッカーの懲罰”で知られる独逸空軍航空隊の絶頂をもたらし、連合軍には“フォッカーの餌食”をもたらしたのである。

 共に八面六臂の大活躍で、多大な損害を与えた両雄。
 撃墜数では負けているが、インメルマンにあってベルケに無いもの。
 それがインメルマン・ターン――
 失速による墜落を恐れず、ピッチアップ中の失速を乗りこなし、反転して落下することすらも飛行の一部として取り入れて、初めて現実のものと出来る空戦の魔技。
 逆方向へとすれ違った、撃墜せねばならない敵機を有り得ぬ機動で追跡し、撃墜する護国の翼。

 攻撃面においては優れていたが、他の機能面がお世辞にも良好とは言えず、重力式燃料タンクは手動で一時間に八回近く燃料を揚げておかなければならなかった。
 方向舵と昇降舵はバランス式のもので、尾翼には固定された部分は無かった。
 この構成の結果、アインデッカーは縦操縦(ピッチング)と方向操縦(ヨーイング)に非常に敏感であり、特に昇降舵の過敏さは、未熟なパイロットにとって水平飛行を難しいものとしていた。
 独逸の撃墜王クルト・ヴィントゲンス少尉は『最初の単独飛行のときの航跡のでこぼこに比べれば、稲妻だって直線に思える』と述べている。
 それほどフォッカー単葉機は、扱いが難しかったのである。

610 :名無しさん :11/10/04 22:40:28 ID:yDU7Rakj

 一方で、横操縦(ローリング)反応は鈍かった。これはしばしば補助翼でなく翼を歪める事による操縦法の所為にされるが、当時の単葉機は、たとえ補助翼を付けたものであっても、その主翼の剛性不足によってローリングが鈍いか、あるいは予測できないことが多かったのである。

 このように機関銃への工夫は画期的だったが、他の性能は良くなく、攻撃だけの鈍亀と称されてもおかしくなかった。
 その単葉機を英雄に変えたのが、インメルマンの才気である。
 当時のパイロットとして初めて、青く輝くプール・ル・メリット勲章を受賞した才気は、乱流に持て運ばれる小枝を思わせる機体を見事に制御し、絶対墜落死の空戦機動を為し得、

 ――――そして、北フランス戦線を敵の恐怖に包み込んだ。


以後、インメルマンはこの翼(わざ)と共にあり、幾多の飛行士を空から落として敵味方を瞠目させた。
彼と彼の技は同一視され、その名は世界を席巻し、悪魔的な羨望と戦神的な畏怖の的となった。
 一九一六年に戦死するまで、生涯の撃墜数は十五とも十七機。
 全てが連合の名だたる機体と飛行士である。
 現在なおその名は語り継がれ、知らぬ者とていない。
 彼の死と共に消えた、戦場(そら)の幻影(まぼろし)を示すものとして、諸国の軍人、歴史書はいつまでも叫び続ける。
 
 インメルマンの反転(・ターン)――――と。

 そして今、
 彼の死後から八十年以上が経過した今、
 神代の世界のゲルマン神話の戦の神(オーディン)に祝福された戦士がその幻影を再現する。
 誇り高きゲルマンの血を引くマックス・インメルマンの技を――――
 誇り高きゲルマンの血を引くハディングの異能と魔弩が再現する――!!


 端正な細面の弩士が、空の戦士への敬意を篭めた真名を叫ぶ(かいほう)する。

「蒼穹反転・大神翼弩(インメルマンターン・ラグナル・クロスボウ)――――!!!!」

「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーー!!」

 王は塊根の叫びを空へ投げた。

 絨毯爆撃に等しい轟音。
 数百の矢となって敵軍を蹂躙する対軍宝具の矢が全て、赤い肌身に穿たれる。
 バラバラに解体された赤黒く、或いは桃色で灰色な五体・五臓六腑が遥か天空に散っていった。
 そして主人の跡を追うように、戦車の機影は掻き消えた。


   END



 後書き。
 装甲悪鬼村正のパロディであります。インメルマンの説明や機体性能などは作品やWikから抜粋いたしました。
 今回は短め。現実のインメルマン・ターンと機体説明が難しかったですね。
 ハディングの空中機動のルールや制限、利点などは全部想像です。空中適応できると言っても推力が生み出せないのでは、風に飛ばされる風船と一緒なのではないかと思っております。また、弩の翼でようやく“空を飛んでいる”と言えると思っております。


611 :名無しさん :11/10/04 23:11:20 ID:yDU7Rakj
※誤字修正版

 一方で、横操縦(ローリング)反応は鈍かった。これはしばしば補助翼でなく翼を歪める事による操縦法の所為にされるが、当時の単葉機は、たとえ補助翼を付けたものであっても、その主翼の剛性不足によってローリングが鈍いか、あるいは予測できないことが多かったのである。

 このように機関銃への工夫は画期的だったが、他の性能は良くなく、攻撃だけの鈍亀と称されてもおかしくなかった。
 その単葉機を英雄に変えたのが、インメルマンの才気である。
 当時のパイロットとして初めて、青く輝くプール・ル・メリット勲章を受賞した才気は、乱流に持て運ばれる小枝を思わせる機体を見事に制御し、絶対墜落死の空戦機動を為し得、

 ――――そして、北フランス戦線を敵の恐怖に包み込んだ。


以後、インメルマンはこの翼(わざ)と共にあり、幾多の飛行士を空から落として敵味方を瞠目させた。
彼と彼の技は同一視され、その名は世界を席巻し、悪魔的な羨望と戦神的な畏怖の的となった。
 一九一六年に戦死するまで、生涯の撃墜数は十五とも十七機。
 全てが連合の名だたる機体と飛行士である。
 現在なおその名は語り継がれ、知らぬ者とていない。
 彼の死と共に消えた、戦場(そら)の幻影(まぼろし)を示すものとして、諸国の軍人、歴史書はいつまでも叫び続ける。
 
 インメルマンの反転(・ターン)――――と。

 そして今、
 彼の死後から八十年以上が経過した今、
 神代の世界のゲルマン神話の戦の神(オーディン)に祝福された戦士がその幻影を再現する。
 誇り高きゲルマンの血を引くマックス・インメルマンの技を――――
 誇り高きゲルマンの血を引くハディングの異能と魔弩が再現する――!!


 端正な細面の弩士が、空の戦士への敬意を篭めた真名を叫ぶ(かいほう)する。

「蒼穹反転・大神翼弩(インメルマンターン・ラヴナグズ・クロスボウ)――――!!!!」

「グ、ウゥォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーー!!」

 王は悔恨の叫びを空へ投げた。

 絨毯爆撃に等しい轟音。
 数百の矢となって敵軍を蹂躙する対軍宝具の矢が全て、赤い肌身に穿たれる。
 バラバラに解体された赤黒く、或いは桃色で灰色な五体・五臓六腑が遥か天空に散っていった。
 そして主人の跡を追うように、戦車の機影は掻き消えた。


   END

誤字がありました。
最後のスレはこっちの方を読んで下さい。

612 :名無しさん :11/10/07 17:28:24 ID:lTicjF9x
乙でした。
空中戦、ラメセス二世がやったらすんごく目立つでしょうね。

613 :名無しさん :11/10/08 15:51:23 ID:lXQh3nR1
>>567
幻術でアロンソさんを正気に戻せるんだw

ドンキー「「吾輩は……いや、ワシは……ただの妄想に囚われた、愚かな老人じゃった。」
という幻覚を見たんだ」
で済まされるかと思ったw

614 :名無しさん :11/11/07 21:23:19 ID:4BLG5y8k
カール大帝のトラぶる道中記
カール大帝が王国統治の拠点にアーヘンという町を選んだ理由が、「温泉があったから」らしいね
あと、カール大帝って下戸だったらしいね


<プロローグ>
 早朝。冬木教会の中で熱心に祈りを捧げている男の姿があった。
 2m近い巨躯と滝のような銀色の髭を携えたその男こそ聖堂王、あるいは大聖帝。
 西欧を作ったと称えられるもう一人の騎士王、カール大帝その人である。
カール「エイメン・・・ふむ、今日もつつがなく祈りは是無事に完了せり・・・。
   聖杯戦争も終わってはや幾日、世は平和で大変結構。
   さてさて、今日一日はどのように過ごすべきか・・・」
 そのときである。カール大帝の元に、大天使ガブリエルからの信託が唐突に降りてきた。
 その内容とは・・・
ガブリー「あ、シャルル?最近冬木で温泉湧いたって知ってる?あ、知らないっぽい?情弱乙www
    聞くところによるとさー、その温泉結構効能いいらしいのよー。でさ、その温泉近くに教会建てて布教活動とかしてみようぜー」
 ※・・・実際の信託内容はここまで砕けておりません、念のため。
カール「温泉・・・温泉か・・・。よいな、温泉!実によい!
   アーヘンの湯もなかなかであったが、思えばここは日本。温泉が心の故郷という国ではないか。
   日本に来て温泉に入らぬなど、あって良い話ではないではないか!
   たっはーっ、うっかり!さっそく温泉に向かWA☆NEVER!」

<中ボスステージ>
???「■■■■■ーーーーーっ!!」
カール「うぉ、いきなり化け物か!悪霊退散ーっ!」
???「■■■■■ーーーーーっ!!」
カール「うむ、一日一膳エクソシズム。怨霊物の怪困った時は、陰陽師なんぞではなく神父に助けを求めるべし。
   しかし一体これは何ぞや・・・日本の悪魔、いわゆる鬼という奴か?」
???「って、いきなり殺すとは何ごとじゃーっ!!!?」
カール「おお、生きておった・・・我が聖剣で死なぬとは中々どうして見上げた怪物よ。
   ああ、安心せい、すぐにとどめを刺し・・・って何コイツ、ちょ、酒臭っ!?」
酒呑「いや、そりゃ酒呑童子だし・・・今朝も酒かっ食らったからな。
   これで酒臭くなきゃおかしいっしょ」
カール「何堂々とダメ人間宣言じみたことしてくれてんの!?あ、人間じゃなかった・・・まぁいいや。
   儂は酒とか超苦手なんですけど。近寄るな、酒臭い。近寄るな、酒臭い」
酒呑「何このひどい言われよう。何お前、そんな威風堂々な外見のくせに下戸なの?マジウケるww
   まぁ、こっちも先を急いでるんだ。近づくなっつーなら近づかないよ。
   えっと、ヴァルハラ温泉はこっちの道で合ってるな・・・っと」
カール「よーし、悪魔は去った・・・って、ちょい待ち。今ヴァルハラ温泉とか言いました?
   いかん。いかんな・・・このままではせっかくの温泉が酒臭さMAX・・・あ、これ地獄だわ。阻止せんと」
酒呑「いやいや、温泉で酒をこうグイっと飲むのがいいんですよ?」
カール「認めません。う、想像しただけで気持ち悪くなってきた・・・」
酒呑「下戸すぎるだろ、アンタ。ま、阻止するってんなら相手になるぜ?さっき殺されかけた恨みもあることだしな」
カール「はっ!よかろう、悪魔退治飲酒廃止といこうではないか」

615 :名無しさん :11/11/07 21:23:42 ID:4BLG5y8k
<ラスボスステージ>
 ガコン!ガコン!ガコン!ガコン!
カール「・・・・・・なんじゃこりゃ。温泉に着いたと思ったら、なんかどんどん妙な建物ができとる」
ネブ「は!はは!ははははははは!!良い・・・実に良い!
   温泉よりほのか立ち上る湯煙の中に我が空中庭園にて薄く白く濁る湯が噴水のごとく花と咲かせている!
   辺りは純白の雪!それが湯の熱でわずか溶け陽光を反射して、見よあの煌めきを!神殿が輝いている!
   湯が覚めようとも我が黄金の贄壇たる像が灼熱をもって温め直せばご覧の通りに再び湯となりて、まさに永久機関のごとし!
   嗚呼!嗚呼っ!!!ここに、偉大にして優雅にして繁栄の頂たるバビロンは再現されるのである!!!」
カール「・・・うわぁ(どん引き」
ネブ「む・・・なんだヒゲ面。誰の許しを得て、我が第二のバビロンたる此方に来ている。
   表に『工事中につき立ち入り禁止』の看板が立っていたであろう。とくと出てゆけ」
カール「いや・・・何しとるん?」
ネブ「見て分からんとは・・・いや、よく見れば貴様、相当に年老いているようだな。
   となれば、頭の方も相当にボケているのだろう。なるほど、では見ても分からんのは仕方あるまい。
   心して良く聞くがよい。王の言葉であるがゆえに!
   今、温泉宿を作っているのだ」
カール「阿呆だ。阿呆がおる。
   ふむ、しかし貴様今しがたバビロンとか言っておったな。
   空中庭園やら何やらを建てて、揚句王?・・・なるほど、貴様ネブカドネザルか」
ネブ「いかにも!さぁ、我が偉名を知ったのであれば、とく平伏すがよい。そして速やかに老人ホームへ帰るが良い。
   このバビロン温泉ランドが完成するまであと2日。完成した暁には、ここで会ったも何かの縁、特別優待券をプレゼントしてやろう」
カール「いらんわ!もとよりこの温泉には教会を建て冬木布教の第二の拠点とすべく天使より信託が下されておるのだ。
   それを勝手にわけのわからんものを建ておってからに・・・。
   神の御名の下に、この温泉を速やかに明け渡せい!」
ネブ「横暴・・・なんという横暴か!我が神殿を、我が聖域を、我が国境を侵し犯すか!
   偉大なるナブー神よ!我が温泉宿を守り給え!」

<エピローグ>
ローラン「大変だ!ルノーがまた行方不明になっちまった!」
アストルフォ「どうやったら温泉宿の中で迷子になれるんだろうね?」
ローラン「この前は確か、ボイラー室にいたよな。扉には鍵がかかってたのに」
チュルパン「ある種の奇跡ですよねぇ、彼の迷子は・・・」
カール「まぁ、ネブカドネザルの神殿をそのまま教会に作りなおしたせいで、馬鹿みたいなでかさじゃからのー。
   ルノーでなくとも、迷子になりかねんだろう。実際、昨日きた衛宮の小倅も迷子になりかけておったしな」
アストルフォ「確かに。僕もまだこの教会の全貌は把握できてないし・・・
      よーし、ローラン!ルノー探索ついでに、探検といこうじゃないか!」
ローラン「乗った!」
チュルパン「教会というか、すっかり『不思議なダンジョン』ですね。いいんでしょうか」
カール「ローランが楽しそうだからよし!
   さて、大司教よ。一緒に温泉に入らんか?この国では互いに背中を流し合うのが鉄則なのだそうだ」
チュルパン「では、お供しましょう。その前に祈りの時間をば」
カール「うむ。今日も冬木が平和でありますように」

616 :名無しさん :11/11/07 22:43:00 ID:iwxPVehj
乙でした。
ネブとガブリ―がいいキャラしてるw
あとシャルルマーニュ関係者が意外と皆鯖に多かったと今知った。

617 :名無しさん :11/11/08 03:06:30 ID:RKRILwNX
女好きで知られたカール大帝なのに混浴ネタをあえて外すとはやるな…

>下戸
普通の人が酒にむかう分が性欲に向かったんだろうかw


618 :名無しさん :11/11/08 10:30:47 ID:lAK+ktL4
酒豪かと思ってたのに酒飲めないとは……。

619 :名無しさん :11/11/08 23:38:47 ID:9ac09ddh
これ見て思ったけど、ネブさんのトラぶる道中記だったら、最後は温泉のど真ん中に石像建ててるファラオと温泉ランドの建築権巡って争ったりするんだろうなw

ラメセス「ピラミッドパワーで温泉の力を強める、これこそ王の風呂に相応しいのが判らぬのか野蛮人!」
ネブ「たわけ! 王たる者の風呂らしい美意識というものがないではないか!」
とかそんなかんじでw

620 :名無しさん :11/11/08 23:58:58 ID:+hDWN2y2
バベルの王様も参入してきそうだww

621 :名無しさん :11/11/09 09:06:24 ID:eA6gj17q
>>620
で、温泉周りが混沌となってきたところで、他の英霊に頼まれてやってきたベオさんが土方仕事に鉄腕振るう訳ですねわかります。


ちなみに、ラメセスとネブカドネザルが良くも悪くも絡みやすいのは以下の理由からだと思う。

1.もともとエジプトと新バビロニアは対立関係にあった(*ラメセス時代にはまだ建国前だが、ネブカドネザルの時代にはエジプトとしばしば交戦した)
2.建築王としての立場や保有スキル(カリスマ・黄金律・陣地作成)のおかげでキャラがかぶってる
3.どっちもどこぞの砂漠の祟り神(ヤハウェ)の所為で酷い目に遭っている(ラメセス:出エジプト記、ネブカドネザル:発狂)

致命的なのは二つ目なんだが、最後の理由が理由なのでソロモンやニムロドとも割と絡みやすいのかもしれない。
……とか言っているうちに思いついた、「こんな聖杯戦争はいやだ」な組み合わせ。

セイバー:ベオウルフ(神秘の秘匿のために毎晩毎晩よそのチームの建造物を壊し回ったため過労死寸前)
ランサー:ロムルス(『討ち立てる繁栄の大樹』の密林が建築資材として伐採され続けた挙句消滅して怒り心頭)
アーチャー:ニムロド(ライダー・バーサーカー・キャスターと建築問答。ライダーとバーサーカーに神の件で因縁つけられるも、「我も被害者だ!」と逆ギレ)
ライダー:ラメセス(アーチャー・バーサーカー・キャスターと建築問答。「俺様以外の王など不要!」と息巻く)
アサシン:セミラミス(空中庭園の件でバーサーカーに因縁をつけられる)
バーサーカー:ネブカドネザル(アーチャー・ライダー・キャスターと建築問答。生前の出来事のおかげで全員虫が好かない上にアサシンにまで喧嘩を売る)
キャスター:ソロモン(アーチャー・ライダー・バーサーカーと建築問答。生前建てた神殿を破壊したバーサーカーを敵視)

自分で思いついてなんだが、全員王のくせしてすごく低次元な争いに終始しそうでイヤだw

622 :名無しさん :11/11/09 20:40:13 ID:aR32c98Q
ニム「矛を交えることが憚られるなら、鋸(ノコ)を交えるまで!」
ラメ「これは建築戦争ならぬ建築問答!」
ネブ「今宵は貴様らの建築士としての器をとことんまで問い詰めてくれよう!」
ソロ「誰が真の建築家に相応しいのか、その腕に問えば詳(つまび)らかになるというもの!」

4人「リフォーム勝負だ!!!!」
TVチャン●オンのごとくアインツベルン城に散っていく4人。

セミ「……なぜ私まで?」
ロム「俺の森を破壊したのは誰だー!?」
ベオ「マスター……私は戦争がしたい……」

>>621 
こんな感じ?

623 :名無しさん :11/11/09 22:03:17 ID:NqHs5q7z
>>622
大体あってるが、正確には、

ネブ「何故貴様のような毒婦が空中庭園の所有者を名乗る! 
あれは予の傑作であるというに、よくぞ出鱈目を抜かしてくれたな!」
セミ(…………ウザいわね。毒殺してやろうかしらこいつ)

とか、

ネブ「致し方がない、ここは一時休戦としよう」
ソロ「フ、よかろう。神殿の棟木に相応しい大樹を伐採し、運ぶにはいかな建築王でも一人では手に余る。
だが、四人の建築王が力を合わせれば出来ぬ建物などない!」
ラメ「『王奉る太陽像(ウシャプティ・オベリスク)』の設置は既に完了している。
一度で根扱ぎに出来ぬならば、折れるまで何度でも我が神判を喰らわせてやるまでよ!」
ニム「『天に逆巻く海淵の裘(レ・ディヴィヌス・ペラガス)』!
へし折った巨木は我が洪水で運んでやるから安心せい!」
ネブ・ソロ・ラメ・ニム「「「「うおぉぉぉぉ!」」」」

バキン!

ロム「オ……、オレの『討ち立てる繁栄の大樹(パラティウム・クィリヌス)』が…………」

とかそんなイメージだったw

624 :名無しさん :11/11/09 23:42:12 ID:7eh2D5FC
ロム涙目すぎる

625 :名無しさん :11/11/14 19:38:46 ID:bz2H2CUN
>>622
頑張れベオさん!!俺は何時だってアンタを応援してるぜ!
…この面子だと割りとラメセス・ニムロド辺りに相性良さそうだなぁ

626 :名無しさん :11/11/16 18:02:25 ID:uuUzDTZ6
>>625
いやいや、見つかるかは運任せにせよ、起点が明確な宝具を持つ上に、それを失えばどうしようもなくなるネブさんに対してこそ一番相性がいいんじゃね?
で、次点はラメセスか。石像はいくらでも壊せるし、神判は炎除けである程度ダメージが下がるからな。

この面子でベオさんと相性最悪なのはニムロドだろ。塔は壊れてこそ本領を発揮するし、ベオさんだとスキル上『天に逆巻く海淵の裘』を防げないからね。

627 :名無しさん :11/11/17 03:47:16 ID:Cb1+bH3g
>>626
ああホントだ…ただ、
『天に逆巻く海淵の裘』に対しては
ベオさんは水中戦の伝承が有ったり、
怪物殺しの大英雄だったりするし結構戦えるんじゃないか?
あとロムルスの大樹のダメージ軽減効果って鉄腕で貫通できるのかな?
ランクはともかく、「防御能力」に入るのかなぁ

628 :名無しさん :11/11/17 07:52:49 ID:HWWgfs3D
真名解放封じる塔とどう考えても怪物なリヴァイアサンの皮とか無双の鉄腕のカモだろ

629 :名無しさん :11/11/17 08:48:17 ID:bcrL6zy+
>>627・628
・ベオさんは神性スキルを持っていないため『天に逆巻く海淵の裘』を弱体化できない
・水は不定形であり、殴ってどうにかなるものではない(水を乗り越えてニムロドの着ている皮を破壊しなければならず、仮に皮を壊してもコントロールを失った水が溢れるのを凌がないといけない)
・マスターの令呪使用などの援護が封じられるため、リヴァイアサンでベオさんを足止めし、マスターにニムロドをけしかければ割とあっさり詰む

ほれ、フツーに相性悪いだろ。
……とはいえ、『赤原猟犬』投擲や『尖輪猟犬』のブロークンファンタズム(塔破壊後と仮定して転移を考えない)で何とかしてしまいそうなのがベオさんの凄いところだが。

630 :名無しさん :11/11/17 10:54:42 ID:W5CHNGY9
無双の鉄腕も完全無欠というわけじゃないし今回はニムロドの勝ちかな。

631 :名無しさん :11/11/17 13:16:21 ID:1LobiLXh
何となくまたラーヴァナさんのお話が浮かんだので投稿してみます。
ラーヴァナさんマジ美学に生きる漢。
ちなみにこれはフィクションでの話題であり、現実とは一切関係ありません。


―――聖杯戦争が始まる前夜。
マスターの一人である遠坂凛は、サーヴァントとしてラーヴァナを呼び出す事を決定した。
その強大な戦闘力、本人の戦闘力に加え、移動要塞たるプシュパカ・ヴィマナ。
そして、彼の宝具『ラクサーシャラージャ』は聖杯戦争において大きなアドパンテージになるはずだ。
だが……。

「ちょっとライダー!あんた本当に勝つ気あるの!?
あんないいところで敵サーヴァントを逃がすなんて!!」

「勝つつもりだと……?
そんなもの、始めからある訳がなかろうが!!
悪役が勝って世界が絶望に覆われる英雄譚など、誰が喜ぶものか!
余はどうすれば物語が盛り上がるか、
どうカッコよく倒されるのかを考えるので忙しいのだ。邪魔をするな!」

「……私何でこんなサーヴァント召喚したんだろ……。」

―――そして冬木市で連続する女性の失踪事件。
冬木市のセカンド・オーナーである凛はその事件を探るためにラーヴァナと共に捜査に乗り出す。
だが、凛のうっかりによって、彼女はキャスターであるに攫われてしまう。
彼女が敵の城の中にいる状態では、プシュパカ・ヴィマナでの直接攻撃はできない。
そう決意したラーヴァナは直接自らキャスターの居城へと乗り込む事に決意した。
その人の中の悪徳を具現化したような悪夢の城の内部は、決してラーヴァナの美学に合うものではなかった。
そして、姿を表すは、この城の主であるキャスター、エリザベート・バートリー

「ようこそ。異国の神代の王よ。
どうかしら?妾の城は?同じ『悪』同士、気が合うのではなくて?」

「―――ああ、よくわかった。」

ギリ、とラーヴァナは歯を砕け散るばかりに噛み締める。
彼の中にある『美学』が、この女を許してはならないと告げていたのだ。

「貴様は倒される事によって人々に希望を与える『悪役』ではない。
貴様は―――『悪』だ!
人々に、民草に絶望と悪夢を与えるだけの『邪悪』だ!!
余は悪役として、貴様のような私利私欲のために
他者に危害を与える邪悪を許すわけにはいかぬ!!」

「アハハハハハ!滑稽ね!太古の神代の王よ!
悪役が正義の味方ぶるなんて、自分のアイデンティティを投げ捨てるようなもの!
何が『悪役』よ!貴方はただの愚か者にすぎない!
完全な邪悪になりきれない半端者よ!舞台の上の愚かな道化よ!
そんな中途半端な愚か者では―――妾は倒せない!」

「見せてあげるわ……。『役』ではない、真実の『邪悪』を!!
『血に濡れし白亜の虚城(チャフティツェ・フラド)』 !!」

彼女の叫びと共に、床から壁から天井からあらゆる拷問器具の刃が飛び出し、
ラーヴァナへと襲いかかる。
ラーヴァナも手にした剣や棍棒や槍や弓で迎撃するが、いかんぜんその数が多過ぎる。


632 :名無しさん :11/11/17 13:18:20 ID:1LobiLXh
「知っているわよ!
貴方の宝具の能力は、純粋な人間である私には全く効力を発揮しない!
貴方のような男の血は好みではないのだけれど……貴方の血に宿る膨大な魔力は魅力的ね。
この美しい妾の糧になれる事を光栄に想いなさい!!」

ラーヴァナの宝具『ラクサーシャラージャ』
それは人間や獣以外の外れた存在からの攻撃に対して驚異的なまでの再生能力を発揮する宝具である。
だが、外道に落ちたとはいえ、彼女は純粋な人間。
彼女からの攻撃には、彼の宝具は発動しないのだ。

「貴様には解るまい……。『悪役』である事の『誇り』が!『美学』が!
そして知るがよい。神秘がより強い神秘に打ち消されるように。
悪はより強い悪に飲み込まれるという事を!」

ああ―――そうか。余は、人間を愛してるのだ。
人間の可能性を、正しくあろうとするその魂の有り様を愛してるのだ。
その光を美しく見せるために、余のような暗闇が必要なのだ。

だが、こいつは違う。こいつは光を際立たせる暗闇ではない。
こいつが光を飲み込む漆黒の穴だ。
それはつまり、人間の可能性を全て奪い去るということだ。
そのような事を―――余が許せるはずがないではないか!!

「余を倒せるのは英雄(にんげん)だ……。
英雄(にんげん)でなければならんのだ!!
それは決して貴様ではないぞ!外道!!
来るがよい!プシュパカ・ヴィマナよ!!」

―――その瞬間、今まで光学迷彩によって偽装されていたプシュパカ・ヴィマナが
バートリーのチャフティツェ・フラドの近くに姿を表す。
そして、プシュパカ・ヴィマナはラーヴァナの呼び掛けに答えてそのまま空中を前進すると、
そのまま凄まじい勢いで直接キャスターの居城、に体当たりを行う。
凄まじい轟音。
キャスターのチェフティツェ・フラドのランクはC+。
神代の居城であるランクAのプシュパカ・ヴィマナの体当たりに耐えられるはずもない。
まるで紙で出来た城のように、彼女の城はいとも容易く崩れ落ちていく。

「わ、妾の城が!!妾の城がぁああああ!!」

始めからこうしなかった理由は、ラーヴァナは己のマスターを救い出すためである。
だが、もはや己のマスターを見つけ出した以上は遠慮する義理もない。
ラーヴァナは疾走し、跳躍すると囚われの女性たちや己のマスターを確保する。
さらに、ラーヴァナはひび割れた床に、己の棍棒の一撃を叩きつける。
その一撃によってバートリーが立っていたひび割れた床は粉微塵に砕け散り、バートリーはなすすべなく下に落下する。

「ラーヴァナァアアアアアアアアアアア!!」

「それが余の名だ……冥府に落ちても忘れるな!!」

下の階に落下したキャスターの胸に、己の拷問器具の一部である天空を向いた槍先が突き刺さる。
そこから溢れ出る膨大な量の鮮血。
己の力の源である血を失ったキャスターはたちまち本来の老婆へと戻っていき、そのまま力尽きる。
これが、彼らの戦いの決着だった。

633 :名無しさん :11/11/17 17:54:17 ID:W5CHNGY9
乙でしたラーヴァナさんは本当にいい漢だ。
まさに男の中の男!
信念を持った悪役は格好いいです。
敵としても仲間としてもおいしい役どころを持っていくのは間違いなしです。
彼は属性が混沌:悪でも邪悪とは限らない事を教えてくれました。

お礼と言ってはなんですが絵を描いてみました。
彼の話を読んでピーンと来たので。
モデルはラーヴァナと同じく型にはまらない混沌:悪であるハーロットで。
胸は毒ぴのこさんのハーロットが胸の乳首をくっきり描いてなかったのでそれに倣いました。
ジャンプとかでも乳首描かなきゃ大丈夫でしたし、なお股間のほうは溢れる邪淫でうまく隠しておきました。
あちこち荒いのはご了承ください。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/129549

634 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/17 20:06:28 ID:WzSe1Aa/
作品と絵、どちらも見せていただきました。
相変わらず属性なんかに縛られない二人ですな……。
そのフリーダムさが魅力なのですが。
早速wikiに登録してきます。
小説の方についてちょっといいですか?
登録する際の作品名はラーヴァナVSバートリーでいいでしょうか?
とりあえずその題名で登録してみますが不満であるなら言ってください。

635 :名無しさん :11/11/17 20:20:27 ID:1LobiLXh
>>633
感想をいただきどうもありがとうございます。
自分も信念のあるカッコいい悪役というのは大好きなので
ラーヴァナさんはお気に入りのキャラなのです。
以前終わりのクロニクルを読んで『悪役』という考えは面白かったので取り入れてみました。
おお、ハーロットさん美人さんですねえ。

>>634
はい、それでお願いしますー。

636 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/17 20:50:36 ID:WzSe1Aa/
登録しておきました。
ここからは感想タイムです。

ラーヴァナと凛、なんだかんだでいいコンビになりそうです。
しかしラーヴァナは己の美学による敗北を欲しているから優勝はできない。
おまけにバートリーに捕まってるし。
やっぱり凛はうっかりから逃れなれなかったですね。
そしてラーヴァナは格好いい。
バートリーは敵としては役不足でしたね。
老いを恐れて多くの命を奪っただけの信念無き悪でしたからね。

ハーロットの絵はとにかくエロいですね。
股を開いて誘惑する裸婦なんてまさにバビロンの大淫婦。
でも股間はしっかり黄金の杯でしっかりガードと。
宝具に書いてある字のせいもあってかどうしても股間に目がww
乳首はサーヴァント集合絵のハーロットも髪で隠してたから妥当な判断かと思います。
そういえばニプレスみたいに乳首に貼り付けるエロ装飾品があったはずです。

637 :名無しさん :11/11/17 21:22:42 ID:Xd+tYOub
ラーヴァナの出てくるSSを見るたびに思うんだが、
サーヴァントって時点で純粋な人間じゃないような

638 :名無しさん :11/11/17 23:24:56 ID:zPl7Aj8z
この流れを見てついやってしまった。後悔はしない。

「ラーヴァナ涙目の聖杯戦争」

ラ「フハハハハ! なんと素晴らしいことだ! 時空を超えて各地から現れる英雄たちと矛を交えられるとは! 
余を華々しく散らせてくれる機会もより取り見取りに違いないわ! どういう死に様がよいだろうか、やはり剣で一刀両断にされるのがよいわい」 
神武天皇「すまん、今回のセイバーは朕だ」

ラ「orz
……まあよい、まだ他のクラスが残っておる。バーサーカーが余の怪力をねじ伏せる展開辺りも悪くない」
バトラズ 「■■■■■ーーー!」
ラ「帰れーーーーっ!」

ラ「人型の英霊に期待したことが間違いじゃった。獣ならば魔的であろう」
悟空「ムヒー」
プテさん(牛化)「モー」
ラ「ええい! 畜生ごときが神になるんじゃない! 獣ならば獣らしくせんか!」

ラ「なんということだ……。余を殺せる者はおらんのか?! 
はっ、殺す? そうじゃ、神ともなれば暗殺などという卑劣な手段は取らんじゃろう。この際アサシンでも……」
セミラミス「……ご愁傷様。それと、暗殺なら北欧の最高神は平気でやるわよ」

ラ「戦争オワタ\(^o^)/
……そ、そうだ。まだアーチャーのクラスが残っておる。
こういう時こそ我が宿敵ラーマがカマセらしくムエタイでもやりながら来てくれるはず。いや、来い!」
クリシュナ「あ、どーも。前世でお会いしましたっけ? それとも来世でしたっけ? 
いやー、化身があまりにも多いもんでして記憶があいまいなんですよ」
ラ「おまえじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ! ラーマで来い、ラーマで!」

ラ「ええい、こんな聖杯戦争やってられるか!
もうよい。マスターにはむかって令呪で自害させられるまでじゃ!」
崇徳上皇「まあ、その、なんだ……。すまん、儂が手駒として呼んでしまったんだが」
ラ「……………………今すぐ宝具を使え。でなくば殺してやるわ!」

ぐだぐだで終わり

639 :名無しさん :11/11/17 23:40:37 ID:1LobiLXh
思わず笑いました。
これはラーヴァナさん切れていいレベル。

640 :名無しさん :11/11/18 04:39:17 ID:4r42K/gp
神武・セミラミス:神性B
バトラズ:A+
悟空・クリシュナ:A
プテサン・崇徳:C
これはひどいなw

641 :名無しさん :11/11/18 08:10:23 ID:qbpo3a5k
そこに現れる鉄腕バゼット&士郎&凛の「勇者様御一行」ですよ。

ラーヴァナ「まあこいつ等で良いかな?」
十年宝石が直撃したらやれるよねw


642 :638:11/11/18 08:38:55 ID:UhmkLy7C
ネタとしてどうにもオチが気に入らなかったので改変

ラ「ひ、ひどい、ひどすぎる……。こんな屈辱は攫ったシーターに拒まれた時以来じゃ!
もはやこんな聖杯戦争やってられん! おい、マスター! とっとと令呪で余を自害させよ、でなくば……」
崇徳上皇「まあ、その、なんだ……。すまん、儂が手駒として呼んでしまったんだが」
ラ「………………ぐすん」
崇徳院「ああもう、泣くでない! いい年こいたバケモンが涙目になってどうする、怪物萌えなんてないんだから!
わかった! 限界まで話が盛り下がったら『血書大乗経』使ってみんなの神性反転させてやるから泣くのやめんかこのバカ!」
(『血書大乗経』:対象の持つ地位・血統に由来する全ての加護・能力を反転させる。神性は地位・血統に由来するものが多い)
ラ「……マジで?」
崇徳院「マジで」
ラ「マスター、あなたが余を倒してくれる英雄だったのだな!」
崇徳院「とんでもねぇ、わたしゃあ神様だよ」←神性:C

おしまい

以下、感想へのお礼とレス返し

>>639
ウケたのならよかった。実際あり得る展開なのが怖いよねw

>>640
これ以外にも組み合わせがあるのがまた嫌なところw

643 :名無しさん :11/11/18 17:46:31 ID:hLUahMPt
昨日>>633で絵を投下した者ですがここまでラーヴァナ涙目な話はないですね。
マスターあたりなら羅刹王の特性をフルに活かせると大喜びしてそうですが。
なにはともあれ最後の最後で報われてよかった。
ところで描いた絵どうでしたか?
実はハーロットの絵の2枚目を今描いているところなのです。
感想が多ければ多いほど創作意欲も沸いてくるので、可能であればこういうところがよかった等のコメントをお願いします。
他の方の感想もお待ちしてます。

644 :名無しさん :11/11/18 18:43:40 ID:6bACXqqI
英雄って神様の血が流れてる奴が多いからな・・・・・・
多くの神様殺したヤマタケとか有利だし、
だから、ベーオやエミヤはチートって事になる。
他にも神を殺したり、神を倒した英雄って
ヘラクレス以外にもいたっけ?

645 :名無しさん :11/11/18 20:32:05 ID:B1w+dXEi
ディオメデス:トロイア戦争で軍神アレスに向かって戦車で突進with女神アテネ、アレスは負傷し展開へ撤退
太公望:厳密には神になる前の連中だが、易姓革命に乗じて大量殺神
ニーチェ:神は死んだ!

646 :名無しさん :11/11/18 20:37:36 ID:DsLQp+iN
いつの間にか登録されてたことにまず感謝を。
ただ、あのままじゃちょっぴり恥ずかしかったので、掲載されているものはいくらか手直ししました。

>>641
それは思いついてたけど、書いちゃったらギャグにならないじゃんよw
と、いうわけでマスターについても付け加えました。

>>643
本来なら喜ぶべきところなんだけどね。
ハーロットの絵は邪悪ではない悪女っぽさ、なんつーか峰不○子的な感じが表情に出てたと思う。

ところで、乳首と下さえ自重すればいいんなら、腋や臍、そして太腿、下乳で色気を出すという手もあるんじゃなかろうか。
ぶっちゃけ健全なエロス要素がもっとほしいぜ旦那。二枚目も楽しみにしてます!


>>644
皆鯖限定なら、オーディンを傷つけたヘイドレクや、神に封ぜられる前のやつらをぶち殺して回ったナタくらいのもんじゃないかな。
ところで、ヘラクレスって神殺しまでしてたっけか?

647 :名無しさん :11/11/18 21:55:02 ID:sM9+mWi3
>>646
流石にヘラクレスは神殺しをしてるかまでは分からんな。ギリシャ神話は神々の力が相当強い神話だから
ただ公式で太陽神と互角という素敵設定は付いてたw

648 :minasava:11/11/18 22:17:20 ID:EbOuwfQG
>>646
登録しておいた作品の修正ご苦労様でした。

>>647
力は強いけど人格は最悪な神ばっかりなのがギリシャの神々。

649 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/18 22:19:11 ID:EbOuwfQG
名前の部分間違えました。

650 :名無しさん :11/11/18 23:07:44 ID:sM9+mWi3
>>643
君は次の絵を描く前にまずこの邪魔くさいローアイアスの外し方をだな・・・・

しかしこのクオリティの絵が描けるならハーロット以外のキャラでも十分にいけると確信した! パリスとかの美形キャラは普通に嵌りそうだ。
勿論現在進行形のハーロット絵は問題ない(エロスだから)そのまま作業を続けたまえ(AAry

651 :名無しさん :11/11/19 11:24:12 ID:cbgzJ73G
ラーヴァナは聖杯で受肉して
ラ「過去の英霊に興味はありません、現代の生きている英霊
もしくはこれから鬼退治その他で英霊になる人は私の所に来なさい
追伸過去の英霊による助力は認める 以上。」
という可能性も有るなw


652 :名無しさん :11/11/19 13:58:43 ID:CDIIl0h7
2枚目のハーロットの絵が完成しました。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/129671
今回は黙示録の獣ガードによって乳首は角で、股間は顔面で見えないようにしました。
獣はメガテンのハーロットの乗っているのを王冠部分以外パクりました。
急いで描いたのですがどこかおかしいところありませんでしたか?
たくさんの感想をお待ちしております。

>>646
すいません。
『聖書の役目なんぞ知ったことか!』というのが私の描いたハーロットなので。
残念ながら邪悪さは出せませんでした。
乳首と下さえ自重すればいいというので獣で隠してみました。

>>650
>まずこの邪魔くさいローアイアスの外し方をだな・・・・
え〜股間を隠しているのは溢れる邪淫なのですが。
他キャラ、特に男ついては難しいですね……。

653 :名無しさん :11/11/19 14:14:31 ID:H+cdDyEA
<建国王ロムルスのトラぶる道中記>
●事件編
 冬木郊外には特殊な森がある。清浄な空気と満ち溢れる魔力に守られた特異な森…
 そう、かの建国王ロムルスがその宝具で形成した大森林である。
 永遠の繁栄を象徴するその森は見るものを圧倒し、いつしか知る人ぞ知る冬木の名所となっていた。
ロムルス「いやまぁ、知る人といってもマスターとサーヴァント連中くらいなんだがな」
 人払いの結界が張られてますからね。神秘の隠匿、これ重要。
 だがしかし、お菓子菓子。その繁栄の森に今、異変が起きていた。
 そう、森の木々が伐採され、切り株と化していたのである・・・!
ロムルス「お・・・俺のローマが・・・ローマの繁栄が・・・いったい誰がこんなこと・・・酷すぎる・・・!
    いくら敵を許し己が民として迎え入れる俺でも、これは許せんぞ!
    マスターかサーヴァントしかここに来れないうえ、この森は仮にも守りの宝具、魔術師風情には破壊できるはずがない・・・
    となれば、犯人はサーヴァントの中にいる!絶対犯人を見つけ出してやる。ローマの名にかけて!」
 余談だが、最近ロムルスは『勝利探偵コナル』というアイルランドを舞台にした探偵マンガ(著:コンラ)を読み、見事ハマった口であった。
ロムルス「確か最近ヴァルハラ温泉とかいうのが湧いたと聞いたな・・・。そういえば、どこかで温泉宿(テルマエ)を造るとかいう話を聞いたような?
    温泉宿といえばこの国では木造建築。さては俺の森で宿を造る気か!?・・・繁栄の木で造った温泉宿とか大繁盛間違いなしだな。
    ともかく、温泉宿を造りそうな連中といえば在る程度絞れてくるか。さっそく聞き込み開始だ」

●推理編(前篇) エリザベート・バートリの証言
バートリ「それで、なぜ妾のところに来たのかしら。妾は風呂に入るの専門よ?」
ロムルス「ああ、その精神の破綻ぶりが我が娘(?)のハーロットそっくり。どうしてあーなっちゃったんだろう。
    俺が育て方を間違えた覚えはないから、アイツが育ち方を間違えたんだろうな。
バートリ「貴方もなかなか良い性格してるわね・・・」
ロムルス「そんな褒めるな。
    それはともかく、風呂好きなら温泉にも興味あるだろう。温泉宿を造りそうな連中について心当たりはないか?
バートリ「そうね。まず建築王のラメセスとかネブカドネザルかしら?でもこの二人は煉瓦で宿を造ると思うわ。ソロモンも石造建築するでしょうね。
    あの三人は温泉そのものには興味ないでしょう?自分の好きな建物を造ることが目的でしょうからね」
ロムルス「なるほど。正直その三人を最初に疑ったんだが、確かにあの連中は温泉自体には目もくれなさそうだ。
    温泉そのものに目を向け、温泉との調和を好むとなれば、むしろ日本のサーヴァントこそが容疑者か」
バートリ「一応、あなたの国も温泉が大好きだったでしょう。古代ローマの連中も容疑者候補に入れていいんじゃないかしら?」
ロムルス「ないな、それはない。我がローマの民が、ローマの繁栄を約束した木を斬るはずがない。
    助言については礼を言うが、その後の寝言は寝てから言うべきだぞ」
バートリ「あら、ローマの木を傷つけたのはローマの民でしょうに。しかも建築工事が原因で
    伝承的には真っ先に疑うべきじゃないかしら?」
ロムルス「・・・我がローマが、同じ過ちを二度も繰り返すとでも?」
バートリ「繰り返すでしょうね、歴史の必然だわ。人間は愚かですもの。ローマも例外ではないわ。
    暴君の代名詞も、ローマの連中が多いですしね」
ロムルス「・・・そうか、そうだな。歴史は繰り返す。我がローマも、過ちを繰り返すのは必定か。
    だが例え事実であろうともな、吸血鬼よ。先の言葉は取り消せ。
    我がローマ、そしてローマの民への侮辱は王として、そしてクィリヌス(民の神)として許しはしない」
バートリ「暴君であろうとも擁護するの?理解できないわね。
    取り消したところで意味はないでしょう。ネロもコンモドゥスもカリギュラも、みんなローマの暴君だったのだから」
ロムルス「後世の評価では、ローマ人は血の気が多いのだそうだが、これはおそらく事実なのだろう。それを今も実感している。
    暴君であろうとも愛すべき民、許すべき民だ。力づくでも、取消させてもらうぞ」
バートリ「ふふ、いいわよ?美少女でこそないけれど、永遠の繁栄を象徴する貴方の血・・・一度浴びてみたかったの」


654 :名無しさん :11/11/19 14:14:55 ID:H+cdDyEA
●推理編(後篇) ハンニバル・バルカの証言
ロムルス「ここがヴァルハラ温泉・・・なるほど。その辺に無造作に転がった丸太は間違いなく俺の木だが・・・
    どうしたことだ。温泉宿が造られようとする形跡が微塵もない」
ハンニバル「来たか、ローマの王よ」
ロムルス「・・・誰かと思えば貴様か。何の用だ、『カルタゴの雷光』」
ハンニバル「ローマの宿敵たる私が、ローマの象徴たるお前に・・・何の用も糞もあるか
     用件など一つしかないに決まっているだろうに」
ロムルス「・・・貴様の生前に、俺(ローマ)と貴様の決着はついただろうが。
    いやまて、それよりも貴様がなぜここにいる?」
ハンニバル「言うまでもないことだ、ロムルス!我が宿敵の王よ!
     ローマの繁栄を約束する木々は宝具、わざわざ手間をかけて伐採する理由を持つサーヴァントなど、一人しかおるまいに!」
ロムルス「いや、多分スパルタクスあたりも喜んで斬りやがりそうな気がするが・・・
    そうか、我が繁栄の木を斬ったのは貴様か、ハンニバル。そして俺がここに来るのも想定済みというわけだ」
ハンニバル「いかにも。
     いや流石はローマを体現する木、我がファルカタでも斬るのには苦労したぞ?運ぶのは像がいるから楽だったがな。
     さて、生前は最終的に私の黒星だったが、今度はどうだろうな?」
ロムルス「幾度やっても同じことだ。ローマは一日にしてならず、逆もまたしかり。
    たかが英霊一人で我がローマも、そしてこの俺も、打倒できると思うなよ」
ハンニバル「それでこそ我が生涯の・・・いや、死後も含めるなら生涯をも超えた永遠の宿敵だ!
     だが忘れてはおるまいな、我が宝具の効果は亡霊の軍勢を使役するものだということを!
     そして貴様の槍はすでに森となり、此処はその森から遠く離れているということを!」
ロムルス「転がっている丸太の枝もないな・・・どうせ斬り落として捨てたか燃やすかしたんだろう。いいさ、ちょうどいいハンデだ
    貴様の『敵将の武具(スポリア・オピーマ)』、偉大なるユピテルに捧げさせてもらおう!」

●解決編
ロムルス「結局のところ、伐採事件に温泉それ自体は関係なかったようだ・・・俺に推理は無理ということか」
コンモドゥス「温泉に罪はない。ということでしょうな」
バートリ「うわ、あの暴君が敬語使ってるところ初めて見た・・・明日は槍でも降るんじゃないかしら?
    あ、そうしたら町中血だらけじゃない、やったー!でも醜男の血も混ざってるじゃない、やだー!」
コンモドゥス「ローマ人である以上、建国王ロムルスには頭があがらん。『第二のロムルス』を自称した余でも、それは変わらん」
ロムルス「なに勝手に俺の名前使ってるの。いくらローマの民でもやめてくれない」
ハーロット「それより、この温泉気持ちいいわねぇ。ここにテルマエ作りましょうよ。周りにハンニバルが運んできた丸太もあるんだし」
ネロ「まてまて、浴場は丸太ではなく黄金で作るべきであろう。そのほうが美しいと余は思うのだが」
スパルタクス「悪趣味だな。そんな浴場を利用するなど、どんな酷い罰ゲームだ。採用」
コンモドゥス「勝手に採用するな、奴隷風情が。
      だが、テルマエを作るのならばコロシアムも併設すべきだな。久方ぶりにヘラクレスの生まれ変わりとしての血が騒ぐ」
ネロ「・・・コンモドゥス、まだそんな世迷言言ってるのか」
ロムルス「なぁ、さっきから思ってたんだけどさ」
ハーロット「なにかしら?」
ロムルス「なんでキワモノばかり集まってるんだ?っていうかバートリ、なぜここにいる」
バートリ「風呂大好きな私が温泉にいちゃいけないの?
    それと、キワモノばかりなのはアレでしょう?類は友を呼ぶって奴」
ロムルス「ちょっと待て、俺はキワモノじゃない。むしろ正当にして真っ当な英雄だろうが!
    くそ、ローマ関係者でまともな英雄はいないのか!!」
ネロ「余はまともな英雄だぞ?」
コンモドゥス「余もまともな英雄ですが?」
ハロ&バト「「それはひょっとして、ギャグで言っているのかしら?」」
ロムルス「くそ、カエサルとかカミルスとかスピキオとか色々いるはずなのに何故作られていないんだ!
    まさか、これもハンニバルの策略か!!おのれハンニバル!アイツだけは許せない!」

ハンニバル「はいはい、もう全部私のせいだよちくしょう」


655 :名無しさん :11/11/19 14:18:20 ID:H+cdDyEA
なんか上の建築家問答見てたらロムルスが不憫すぎてカっとなってやった。反省はしていない
そういえばローマ人って風呂大好きだよね。きっとローマ系サーヴァントも温泉とか大好きだと思うんだ
だからローマの英雄を集めて温泉に入ってもらおうと思ってサーヴァント一覧見たら、ロムルス以外まっとうなローマ英雄がいなかったという悲劇

656 :名無しさん :11/11/19 15:27:39 ID:CDIIl0h7
ロムルスは胃薬欠かせないでしょうね。
それでもいつか胃に穴が開きそう……。
今次皆鯖でカエサルが作られるからそれまで我慢……あ!
この人も女たらしで浪費癖の逸話持ちでした。

657 :名無しさん :11/11/19 16:21:19 ID:cbgzJ73G
>>654
ローマの英雄は共和政時代の人は帝政ローマの人は徹底的に否定しそうなところがなんとも…

*共和政時代のローマ人は独裁者を嫌いどんな功労者でも独裁者になりそうと思われると追い落とされた
ハンニバルを撃退した人でも例外ではなかった。

だからアウグストゥス・カエサル以降のローマ皇帝が居るとややこしいことになりそうw
ハンニバル「ローマ滅べ」
ローマ皇帝「ローマとは余の事だ 滅ぼせるなら滅ぼしてみよ!」
共和政時代の英雄「ローマの皇帝とかふざけてるの?死ぬの? 後共和制ローマは永遠に不滅だから」


もしくはロムルスと皇帝と共和政時代の人
皇帝「始祖はともかく共和政時代の指導者など所詮行政官に過ぎぬ 私の方が偉いに決まってるだろ」
共和制「始祖はともかく私の時代以降に独裁者 しかも血統による皇帝とかありえん!」
ロムルス「止めて!ローマ同士仲良くして!というか人の森を戦場にするな!」

658 :名無しさん :11/11/19 17:52:36 ID:BRjiknJ6
>>656
そういえば、アーサー王伝説だとユリウス・カエサルってモルガン・ル・フェイとの間に妖精王のオヴェロンが子供でいたな。
モルガンって魔女とも妖精ともいわれているけど、そんな存在に子供を生ませるなんてな。
ちなみに、オヴェロンはモルガンからアヴァロン島を引き継いだそうだ。

659 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/19 19:57:23 ID:dLL6ehoy
時間が無いので午後は絵と話の登録だけにしておきました。
今時間が取れたので感想いきます。

>>652
よく見ると黙示録の獣の顔メガテンのですね。
冠がオリジナルと違うからわかりませんでした。
ハーロットについてですが今回は上手く胸を角で隠しましたか。
連続投下お疲れ様でした。

>>653
>精神の破綻ぶりが我が娘(?)のハーロットそっくり
いや娘(?)さんは精神汚染のスキルは持ってないしそこまで酷くはないかと。
コンモドゥスのほうがむしろしっくり来るかと。
同じ精神汚染Aですし。
ローマ関連鯖が増える度にロムルスも負担も増えそうです。
ハンニバルとスパルタクスついでにメフメト2世はそれを見て「プギャーw」しそう。

660 :名無しさん :11/11/19 23:27:32 ID:jYecImiQ
また何となくアイデアが浮かんだのでとりあえず書いてみましたー。
リチャード一世、マジ騎士道に生きる漢。
ちなみにこれはフィクションでの話題であり、現実とは一切関係ありません。



―――その夜は、三枝由紀香にとっては最悪の夜となった。
連続する女性行方不明事件。
まさかそれの己が巻き込まれるとは思わなかったのだ。

「あ……う……。」

彼女は、今巨大な鳥籠に囚われている。
その鳥籠の内部には無数の刺がついていて、中にいる女性を傷つけ、
効率良く血を絞り出そうという機能がついているのだ。
彼女は下手に動かないようにしているが、それでも両手両足はすでに
無数の刺によって軽く傷ついてしまっていた。

そして、それを成しているのは、今回のキャスターであるエリザベートだった。

「さあ、素敵な声で鳴くといいわ。私の小鳥。
妾はね、貴女のような女性は大好きなの。
愚かで、無様で、無力で、非力で、何も出来なくて、絶望に泣きわめくしかできない美しい小鳥。
苦痛に泣きなさい、絶望に歌いなさい。そして、その血を妾に捧げなさい。」

彼女は邪悪に歪んだ美しい笑みを浮かべると、
『羽無き少女の鳥篭(ピジョン・ブラッド)』を小型化させて、
己の居城へと帰ろうとする。

「―――そこまでだ。」

その瞬間、ザッ、と漆黒の風がキャスターと鳥籠の間に吹き荒れる。
キンキンキンと金属と金属がぶつかり合う音がしたと思った瞬間、
キャスターの『羽無き少女の鳥篭(ピジョン・ブラッド)』 は見事に三つに分断される。
そして、分断された『羽無き少女の鳥篭(ピジョン・ブラッド)』 はさらさらと塵へと帰っていく。
そこから、籠の内部の無数の刺によって軽く両手両足を切り裂かれた彼女は地面にどう、と倒れ伏す。

「……ッ!?何者!」

そして、そこに存在していたのは―――。

「黒……騎士……?」

そこに存在していたのは、漆黒のフルプレートアーマーを纏い、十字剣を構えたまさしく中世の騎士そのものだった。
だが、その鎧が異常なのは何の紋章もついていないということだ。
通常、騎士の鎧には己の家紋などを示す紋章がついているのが普通である。
だが、この鎧は違う。
この鎧は、己の正体を覆い隠すために作られた特別な礼装であるのだ。

「例え異教徒と言えど……無力な女性を追い詰めるその行為、
俺の中の騎士道が許さぬ!!」

ジャキッ、とその黒騎士は、光り輝く十字剣の切っ先をキャスターへと向ける。
この十字剣によって『羽無き少女の鳥篭(ピジョン・ブラッド)』 を切り裂いたのだろう。
サーヴァントの宝具を切り裂くなど、同じサーヴァントの宝具以外にありえない。
せっかく捕えた美しい女性を開放され、しかも己の宝具を破壊されたバートリは激高して黒騎士に叫ぶ。

「貴様……。大貴族たる妾に刃を向けるなど!無礼な!名を名乗るがいい!!」

「貴様が貴族だと……?笑わせるな!
貴族の勤めたるノブレス・オブリージュも果たさず、騎士道も持たぬ欲望のまま動く者を、俺は貴族とは認めぬ。
この俺が直々に誅伐してくれる!!」


661 :名無しさん :11/11/19 23:30:13 ID:jYecImiQ
「俺を何者と問うか……。
よかろう。騎士たる者、名を問われて答えざるは騎士道にもとる行為ぞ。」

その瞬間、ガシャガシャガシャ!と音を立てながら黒騎士の漆黒の
フルプレートアーマーが変形を開始する。
正体隠匿の効果を無くす事により、彼の鎧が本来の形状へと変化したのだ。
そして、漆黒だった鎧の表面も変化し、勇壮でありながら優美である彼本来の
フルプレートアーマーが姿を表す。

「俺の名前は……リチャード!
獅子心王、イングランド王リチャード一世だ!!」

「ま……まさか獅子心王本人とは……!!」

その異名にさすがにバードリーも青ざめる。
聖地奪還のために戦い抜き、敵将ですら『間違いなく最も強力かつ偉大なサラセンの指導者』と褒め称え、
イングランド騎士道の華と称えられた彼の獅子心王の異名は、400年ほど後の時代のバードリーに対してすら畏怖の念を抱かせるのに十分だった。

「た……例え獅子心王といえど、妾の宝具ならば……!!
『血に濡れし白亜の虚城(チャフティツェ・フラド)』 !!」

彼女の叫びにより、彼女の居城の一部分が具現化し、無数の拷問器具がセイバーに迫り来る。
いかに彼女と言えど、己の居城を作り出すのは膨大な魔力と時間がかかる。
それゆえ、一部分だけ具現化させるので十分と踏んだのだろう。

全てを噛み砕かんとばかりにセイバーに襲いかかる無数の拷問器具。

だが、彼は一切慌てる事なく、チャキッと己の十字剣を構え直す。
―――彼が持つ剣は、騎士たちの聖なる祈りがカタチとなって作り出された人造聖剣である。
人々が己自身の願望を、希望を形にして作り上げたその剣は。
星から与えられた力ではなく、まさに人類が己自身で作り上げた人類自身の刃である。

そして人々が己自身で作り上げたその聖剣は、星から与えられた神造兵装である
エクスカリバーとは似て非なる力を所有している。

「《獅子吼する勝利の剣(エクスカリバー・ライオンハート)》!!」

その瞬間、周囲を凄まじい光が覆い尽くした。
彼の剣は、所有者の魔力を光に変換し、攻撃力を増加させる。
凄まじい光を纏いながら振るわれたその一撃は、
キャスターの無数の拷問器具を一瞬にして打ち砕いたのだ。
そして、その光が晴れた時、キャスターの姿もすでに存在していなかった。

「……チ。逃げられた、か。
外道め。今度会ったときこそ直々に誅伐してくれるわ。」


……何かこのリチャード一世、「騎士大原則その一つ!」とかいいそうで怖いんですが。(おい)

662 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/19 23:44:50 ID:dLL6ehoy
読みました。
リチャードマジ騎士の仲の騎士。
絵といい話といい投下ラッシュですな。
ところでこの話を登録したいのですが題名はなんなのでしょうか?

663 :名無しさん :11/11/20 11:06:22 ID:W+Yz5NBQ
>>645
神殺しと言えば神武天皇。
剣自体に荒ぶる神々を退治する能力があるっぽいが

664 :名無しさん :11/11/20 18:03:23 ID:voyoGfMw
勢いに乗って3枚目のハーロットも完成しました。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/129765
しかし急いで描いたせいかあちこちミスが……。
機会があったらミス部分を修正したのをupしたいです。
感想もよろしくお願いします。

あと関係ありませんが夏海がハーロットのマスターになった場合の話でいいネタありませんかね?

665 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/20 20:59:55 ID:b95j0BA9
>>660
とりあえずリチャードvsバートリーという題名で登録しておきましたがよろしいでしょうか?
もし不満があるならお返事をお願いします。

>>664
連続投下お疲れ様です。
しかし、そんなに連続投下して大丈夫ですか?
今回の絵は黙示録の獣に迫られるハーロットというイメージでした。
おかしな点については胸の下の宝石部分の一部がよく見ると変でしたね。
夏海がハーロットのマスターでネタ……
ハチャメチャなお姉さんとそれに振り回される妹なんてどうですか?

666 :名無しさん :11/11/20 21:54:12 ID:RcXmgRfN
>>665
はい、そちらの題名でお願いしますー。
シンプルイズベストということで。
すぐに返事できなくてすみません。

667 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/20 23:56:47 ID:b95j0BA9
>>664
書き忘れてましたが、絵の下の部分に結構余分な余白があったのでそこを削った状態で登録しておきました。
もしなにか不都合だった場合はご連絡をお願いします。
速やかに修正前の絵に登録し直しますので。

>>665
ではそのままの題名にしておきます。

668 :名無しさん :11/11/23 19:50:47 ID:RXW2exE1
お久しぶり!
今回はアホの子英霊を愛する会のご本尊、パーシィ君だよ!

ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/130018

ロンギヌスは刺したところから草木が芽生えるシシ神様仕様!
次回は鯖をお休みして皆聖キャラをリファインする予定

669 : ◆TIAXC4YnZ6 :11/11/23 21:04:01 ID:v//DLH4u
お疲れ様でした。
登録しておきました。
リファインするならファーティマを希望してみます。

670 :名無しさん :11/11/23 22:47:59 ID:GEAEuF9X
>>668
新しいのキター
乙です

設定では分かってても赤鎧のイメージがあまり浮かばなかったんだが、
絵にされるとしっくりくるね

671 :名無しさん :11/11/24 01:56:27 ID:VM/Ueh95
アホの子英霊を愛する会会長只今参上。

おお、爽やかにアホ顔だー(褒め言葉)
ロンギヌスは刺したところから草木が芽生える描写と、それにパーシィが気づいてないのは
パーシィの無自覚な善意を象徴してる感じがすげえ上手いですね♪

リクして良かったなぁ。ふははは阿呆の子英霊万歳。

672 :名無しさん :11/11/24 10:57:17 ID:ARtN8vo4
いまさらながらコンモドゥスのキャラに笑ったwww

673 :名無しさん :11/11/24 16:05:26 ID:1ZU/rKNN
そーいや、エイハブ船長のモデルになった人の捕鯨船が、
ハワイ沖の海底で発見されたってニュースになってたなあ。

マッコウクジラやら白鯨やらとガチでタイマンはれるって凄いわ。

674 :名無しさん :11/11/24 19:21:09 ID:PKs9bwZs
「成る程、斧と鎌か」
―――面倒な、ランサーは胃の腑の裡で毒づいた。
打ち割り、引き裂く。
この奇剣は刃を返すことで性質を大きく切り替えるのなのだろう
クエスチョンマークのように刀身半ばから大きく湾曲した異形は一見祭具かなにかと思ったが
なかなかどうして良くできている
「驚いたな、僅か三合でコイツを見切るとは思わなかったぞ?」
セイバーは曲剣を担いでニタニタと笑っていた
全くの自然体
ランサーの殺気を真っ向から受けて尚、鎌剣の担い手は飄々とした姿勢を崩さない

―――面倒な
とは言えセイバーとしても内心、そう穏やかではなかった
僅か三合で、とは言ったもののむしろ三合も振らされた事自体、想定外なのだ
出会ってすぐに二騎は闘争を開始した
そして初手から全ての攻撃は彼のペースであったのだ
セイバーの宝具は一刀掠りさえすれば大きなアドバンテージを獲得できる
にもかかわらず実質的に不治の損耗を与える鎌剣は銀髪の槍兵に額に僅かな切り傷を刻むのみに留まった
待たれた、セイバーはそう直感でそう理解した
ランサーはこの曲剣の癖を掴むために敢えてこちらの剣を受けたのだろう
特筆すべきは一級の英霊たるセイバーの、全霊を以てした剣撃を受けきったその手並みだ
徹底的に死角から忍び寄る虚実兼ねた斬撃を、反応速度と身体機能のみを恃みに捌き落としたのだ
推定ではあるがランサーの純粋な身体能力はバーサーカークラスのそれに比肩すると見て相違ない
凄まじい敵手である
あの三匹の魔女どもや大鯨など比べ物にならぬ程の

675 :名無しさん :11/11/25 16:41:22 ID:oV6vDPcx
あの完全体メデューサすら比べ物にならないってのは流石に盛り過ぎじゃないかw

676 :名無しさん :11/11/25 16:43:11 ID:oV6vDPcx
それとも3匹の魔女はグライアイのほうか

677 :名無しさん :11/11/25 23:06:21 ID:VXvwYgpt
>>676
どう考えてもそうじゃね?
怪物として為り果てた時点のメドゥーサはステンノとエウリュアレも取り込んじゃってるんだから、ペルセウスが来たころにはもう一人ぼっちでしょ。

ま、どういう意図であろうが途中で文章が切れちゃってるからモヤモヤ感がはんぱないんだけどね。

678 :名無しさん :11/11/26 01:04:08 ID:ApRXfHre
というかランサー誰?

679 :名無しさん :11/11/26 13:49:39 ID:1r4q07WX
その前にエイハブの話題が出てたから、エイハブ、と推定したいところだけど、それじゃあステータスが合わんのよね。
白髪でバーサーカークラスに比肩する高いステータスを持つランサーともなると、
・『血統の青槍』使用時のフィン(女がらみで白髪にさせられた逸話あり)
・ヴラド三世
くらいじゃないのか?

680 :名無しさん :11/11/26 14:45:15 ID:c99OJTfz
書文先生(老年体)とかw

681 :名無しさん :11/11/26 18:42:07 ID:xlVc6Uk/
>>680
書文先生ともなれば、いくら奇襲でもペルセウスが三手も繰り出せる気がしないわw

682 :名無しさん :11/11/26 19:00:37 ID:e9vfDYbD
ペルセウスの鎌剣ってどういう形してんだろうなそういえば。
個人的には↓なイメージなんだけど。
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ec/Perseus_Canova_Pio-Clementino_Inv969.jpg

683 :名無しさん :11/11/26 19:49:43 ID:c99OJTfz
どういう形もなにも本編でハルペー出てるじゃんw

684 :名無しさん :11/11/26 19:58:36 ID:mpVYNXxO
ttp://typemoon.wikia.com/wiki/Harpe
これだな
鎌剣と言ってもあまり剣っぽくはないよね

685 :名無しさん :11/11/26 20:12:01 ID:fJkazRXY
長柄武器になっちゃってるからな。
実際に存在した鎌剣はもっと柄が短いそうだ。

686 :名無しさん :11/11/26 20:30:42 ID:Q2d57BOm
>>684
これだとセイバーじゃなくてランサーの方があってたかもなペルセウス

687 :名無しさん :11/11/26 20:47:40 ID:3lPU6ujw
ランサーになるには、やつはあまりにも幸せすぎるのさ
なんせ、成功したワカメだぞ?

688 :名無しさん :11/11/26 22:47:51 ID:c99OJTfz
まあ神剣ハルペーって言われてるから剣だろうw

689 :名無しさん :11/11/26 22:54:23 ID:VcQBFBXe
刃がある分、エアより剣らしいと考えるべきか、
経常的にエアのほうが剣らしいと考えるべきか

690 :名無しさん :11/11/26 23:12:08 ID:vL7+Cs4k
形状も何もそもそもエアのモチーフはシールドマシンなんだけどなw

691 :名無しさん :11/11/28 15:05:33 ID:wPgK14ls
そもそもエアとか如意棒は武器ですらなく土木工事の道具だろw

エア…天地開闢用ドリル そもそも剣じゃないから解析不能w
如意棒…地獄から天界まで届く物差し


692 :名無しさん :11/11/28 23:56:16 ID:ErHDd9Ic
続き投下してほしい。

693 :名無しさん :11/12/08 12:13:33 ID:pcePYiY8
「賛辞をくれてやる、セイバー。そなた程の武人は我が騎士団にも十人といまい」
 傲慢な笑み。
 銀髪の槍騎士は得物の石突きで地面を掻く。
 槍の穂先が仄かに青く輝いた。
「賛辞に聞こえんぞランサー。貴様はどうやら喉笛を裂かれねば力量を計れぬと見える」
 無論セイバーとてランサーの軽口を大真面目に受け取ったわけではない。
 が、上から物を言われて流せるほどの器量は自身にはないというのも理解していた。
 セイバーは背負っていた円盾を左手に構え、腰を落とす。
「よもや今までで僕の全てを見切ったつもりではあるまいな?」
 何よりここまでの手練れ、既に宝具を隠しての戦闘には限界がある。
「ほう、まだ先があるか。そうであろうな」
 防御姿勢をとったセイバーの姿を見てもなお、ランサーの視線に焦りは見えない。
「次は飛翔でもしてみるか? 蛇殺し」
 ニタリ、とランサーは口元を歪めた。
「っ!?」
 真名が、割れている。その事実にセイバーは驚愕を隠せない。
「漸く表情が崩れたな、"アルゴス"のペルセウス」
 そう言い終わるや否や、ランサーは信じられぬような速度で踏み込み、槍を突き込んだ。
「ぬ、う」
 円盾で穂先をいなそうと体を捻る。
 十全に加速を得た突進は盾越しからの打撃でも十分すぎるほど、セイバーの身を打ち据える。
 続いて襲い来る石突きでの打撃をセイバーは鎌剣の内刃で受け止めた。
 湾曲した刀身で槍の柄を絡めとり、円盾を押し込んで対手を潰さんと圧力をかける。
「貴様ァァァッ!」
 自身のトラウマを抉られたセイバーは吼えた。

694 :名無しさん :11/12/08 12:15:56 ID:pcePYiY8
「自らの罪をなじられるのは堪えるようだなセイバー」
 ランサーの口元から嘲笑が漏れる。
 盾の向こうからでも表情が透けて見えるような悪意を載せた嘲笑であった。
「やはり冷血の英雄であろうが祖父を殺めたというのは罪悪を感じていると見える」
(黙れ)
 沸き上がる怒りを飲み込み、腹の奥で魔力に変換する。
(黙れェッ!)
「天駆ける白鷲(タラリア)ァッ!」
 宝具解放、セイバーの両足から猛禽の翼が生え、大地を踏み割った。
「ぬ、ぅ」
 苦悶を上げたのはランサーであった。
 痩躯のセイバーから発せられた莫大な推力に体を崩され、突き飛ばされる。
 セイバーが行ったのは宝具による二段跳躍であり。
 至近距離による瞬間的な連続ステップにより多大な運動量を生み出したのだ。
 青銅の塊である円盾で強かに体を跳ね上げられ、宙を舞った。
「ランサー、よもやここまでの屈辱を与えておいて、ただで死ねると思うなよ?」
 無理な体制で着地し、膝を屈していた憎き槍兵に曲刀を向け、怒りを吐き出す。
「ふん、手段を選ばぬと恐れられた怪物殺しの英雄が、この程度で怒り狂うとはな」
 大質量で殴打されてなお、減らず口を叩くランサーにセイバーは更に憎悪を燃え上がらせた。
 円盾での打撃は紛れもなく肋骨を数本、砕いた筈である。


思ったよりみんな構ってくれたので続き投下。
仕事が詰まってて皆鯖板見る余裕がなかったの、許して。
ていうか隠す気ゼロだったけどセイバーの正体バレるの早すぎw

695 :名無しさん :11/12/08 13:01:33 ID:pcePYiY8
あとハルペーは原作のより柄が短いイメージです
セイバーなんで多分短くなる補正を受けたのでしょう
ついでに刀身も延長、あと両刃なので峰でも切れま

696 :名無しさん :11/12/09 02:17:23 ID:fdjTYJgU
この話の題名はなに?

697 :名無しさん :11/12/09 21:41:43 ID:QM5NysTV
槍はフィンか。ペルセウスから噛ませ匂が漂ってきて不安だ。

698 :名無しさん :11/12/12 02:10:51 ID:g4++TyKj
小ネタ。
アニメで王の軍勢と、ネット上で「セイバーも円卓の騎士呼べよ」ってな意見を見たので皆鯖版でやってみた。
1人クラスが違いますがご容赦ください。


〜もしもセイバーに、宝具『円卓の騎士』があったら〜


『王の軍勢』展開後、心象風景の砂漠にて

セイバー「臣下との絆ならば私にもあります! 集え『円卓の騎士』!!」


ランスロット『Arthurrrrrrrrrrrrrrr!!!』

モードレッド「Arthurrrrrrrrrrrrrrr!!!(ちちうえーーーー!!!)」

ギャラハッド「ちょっ、父上!? それにモードレッドも落ち着いて――」

トリスタン「嗚呼……イゾルデ……」

イウェイン「ローディーヌ……君と離れ離れになるなんて……」

ギャラハッド「トリスタン卿もイウェイン卿も失恋と新婚気分から立ち直ってくださいよ!」

トリスタン「……じゃぁ誰かイゾルデに似た女性を紹介してくれ」

イウェイン「……じゃなきゃ合コンでもセッティングしてくれ」

ギャラハッド「いえ、自分童貞なんでそれは勘弁」

ベイリン「私のような罪人が英霊になる資格など……ブツブツブツブツ」

パーシヴァル「へいかー、おひさしぶりですねー。ところでここどこですか? しらないひとがたくさんいますけど。
       ぼくさばくってはじめてです。すこしたんけんしてきていいですかー?」

トム・サム「〜〜〜〜〜〜〜!!!」(←砂に埋まっている)

ベディヴィエール「王には人としての幸せが―――!!」

ガウェイン「いいえ、王としての立場を―――!!」

その他燃え派騎士「アーサー王は理想的でかっこいいんだ、燃えるだろ!」

その他萌え派騎士「ふざけんな、アルトリアちゃん可愛いだろ、萌え萌えだろ!」

ケイ「いやぁ、さすがは陛下。相変わらずの人望ですなぁ――(以下延々と嫌味不満愚痴悪口等をたれ流す)」

セイバー「…………」

アイリ「…………」
ウェイバー「…………」
アサシンズ「…………」
王の軍勢「…………」

ライダー「……えぇと、まぁその、なんだ? もう一杯?むか、騎士王?」

アーチャー「wwwwwwww」

セイバー「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……………」

699 :名無しさん :11/12/12 08:17:58 ID:OLD1nOwi
モードレッド可愛すぎて吹いた

700 :名無しさん :11/12/12 15:06:44 ID:+/f2UGXn
その他騎士「陛下ー。ランスロット君が許せません!!今度こそ処罰して下さい」


701 :名無しさん :11/12/12 17:12:33 ID:p/K1e+Pl
まぁ、円卓自体内紛による壊滅だからこうなるか。
王の軍勢みたいな宝具持てそうな英霊って
シャルルマーニュ思いついたけど、他に誰がいるだろう?

702 :名無しさん :11/12/12 19:34:01 ID:KAkb9rTs
なぜかしれっとリチャード獅子心王あたりがまじってるような気がする>円卓

703 :名無しさん :11/12/13 00:13:36 ID:4QRmkeBa
>>701
王の葬列は扱いは近いけど本質は違うものだしなぁ

704 :名無しさん :11/12/13 00:39:48 ID:nR4Lgqni
少なくとも英霊としてのかなり格が高くないと軍勢系宝具って結構違和感出るよな。
分不相応っていうか。軍団系じゃなくて単純な物量系なら全然有りなんだけど

705 :名無しさん :11/12/13 01:47:45 ID:v52uACvy
正直、円卓の騎士の召喚は白セイバー事、セイバーリリィなら出来るかもしれんな。
あっちは国を滅ぼさなかったそうだから。

706 :名無しさん :11/12/13 10:47:16 ID:BBSR5lEi
一方、一度も仲間割れせず連携攻撃Aなライコー率いる、
ライコー四天王およびセイメーの平安最強チームは格が違った

707 :名無しさん :11/12/13 18:49:43 ID:OfTAcsqV
>>701
有名な部下がいて、かつ慕われてそうな指揮官とか王様…ディートリッヒとかハンニバルとかか?
ソロモン王の悪魔召喚は流石に無理だろうし。
>>702
つまり>>698のセイバーに対して獅子心王が「両膝をついてどうされたのですか騎士王!?」
ってことですねわかります!

708 :名無しさん :11/12/13 19:26:38 ID:cdEKgY1+
軍勢宝具を持っていてもしっくりくる条件は
1.当然のことながら、一定数以上の集団を率いている
2.率いた集団そのものに伝説的逸話がある
3.率いている英雄が有名どころ
イスカンダルは1.当然軍勢を率いていて、2.その軍勢は世界を征服しかけた軍勢で、3.イスカンダル自身が歴史上最高クラスの大英雄。チンギスも同様

・・・ギリシャ神話のアガメムノンは1.ギリシャ連合軍を率いて、2.トロイア戦争という一大叙事詩でトロイアを陥落させ、3.中世では王の中の王と呼ばれた
でも条件は合致しているのに、英霊軍団を召喚しようとしても誰一人召喚に応じない気がする・・・なぜ・・・

709 :名無しさん :11/12/13 20:57:54 ID:nR4Lgqni
おおそういやそんなのいたなぁアガメムノンww
確かに格的にも知名度的にもポジション的にも軍勢宝具は全然有りな筈なのに何故かビジョンが沸かない不思議ッ!w

710 :名無しさん :11/12/13 21:28:57 ID:vR51kIXt
>>707
> ディートリッヒ
部下思いだけど「一度殺しあったら友達で、裏切っ(て誰も仲裁せず放置し)たら即処刑」という怖い側面もあるな
ヴィテゲとかファゾルトとか、あと脱走常習犯のハイメとかは来てくれるだろうか

ディートライプの妹はラウリンの嫁として存命中なんだっけ

711 :名無しさん :11/12/14 00:07:03 ID:LmiKBUP4
ディートリッヒさんは話によって性格から何から違ってくるからなぁ
本人もそうだけど名付きの騎士が竜種とタイマンはって勝てる連中だらけという、
竜種属性持ちにとっては相性最悪の騎士団だろうに

作られてはいないけど、ロルプ・クラキ王ならベルセルク12騎士団を召喚できるかもしれん
彼の王の慕われっぷりはぱない

712 :名無しさん :11/12/14 14:59:38 ID:6p0CcpGV
>>698
>ケイ「いやぁ、さすがは陛下。相変わらずの人望ですなぁ――(以下延々と嫌味不満愚痴悪口等をたれ流す)」
(王の軍勢の一人)クレイトス「あっちは伝統を軽視したりしない上に可愛い子なのにうちの伝統を守らない筋肉達磨はry」(征服へのストレートな悪口を垂れ流す)
征服王「なあ騎士王?」
アルトリア「なんですか?」
征服王「あいつ等たまに斬りたくならんか?」
アルトリア「…稀に良く」


713 :名無しさん :11/12/14 15:40:12 ID:6p0CcpGV
>>709
なんか偉いわりに碌な事しない
水滸伝の徽宗皇帝ポジションか下手するとそれ以下じゃねw?

なんか良い逸話有ったっけ?


714 :名無しさん :11/12/20 00:17:51 ID:wL8sn5f8
皆鯖でZeroのSSがなかったんでアニメの勢いに便乗して投下します。


Fate/Zero Another 〜Heroes' tragic love song

Act.1

『かねてよりスカンディナビアで探索させていた聖遺物が、今朝ようやく届けられた。
この品を媒介とすれば、“剣の英霊”として、およそ考え得る限り最強のサーヴァントが招来されよう。
切嗣よ、そなたに対するアインツベルンの、これは最大の援助と思うがよい』


ユーブスタクハイトより渡された、仰々しく梱包された黒檀の小箱。
指輪入れ程の大きさのそれを開けた衛宮切嗣と、隣で覗き込むアイリスフィール・フォン・アインツベルンが見たものは、
一切の装飾や刻印がなく、鏡のように周囲を映す光沢をもつ、金色に輝く1つの指輪だった。

「……本当にこんなものを見つけてくるとは思わなかった。
傷ひとつ無いとは、これが古代のものとはとても思えないな」

「アンドヴァラナウト、ドワーフが作った魔法の指輪ですもの。物質として当たり前に風化することはないでしょうね。
聖遺物として召喚の媒介に使うまでもなく、これは魔法の域にある宝物よ」

「持ち主に富と破滅をもたらす『アンドヴァリの指輪』か、呪いの力は健在なのかな?」

「たぶん大丈夫だと思うけど、“本来の持ち主”からの魔力供給があれば復活するかもしれないわね」

「アハト翁もどうせなら、触媒は選んでほしかったものだ」

「大お爺様の贈り物が、ご不満?」

「不満、と言うよりは心配かな。これが招く英雄様の伝承からして、戦闘面での問題はないだろうが、
指輪の呪いを背負ったまま出てこられたりしたら、頭を抱えるよ」

僅かな不満を口にしながら、切嗣は指輪を箱に戻した。

「けどまぁ、“彼”は高潔な騎士サマってわけじゃなさそうだから、僕のやり方に異論を唱えないなら、そこは我慢しよう」

やや冗談めかした風に、切嗣は笑みを浮かべた。

「前向きに考えましょう。『運命られし破滅の剣(グラム)』の担い手ともなれば、
間違いなく『セイバー』のクラスとしては、伝説の『騎士王』に並ぶ最高のカードよ」

「そうだね。アサシンやキャスターよりは扱い辛いだろうが、ご老体の用意したカードは確かに強力だ。
呪いが再発するようなら、指輪を対戦相手に送りつけてしまえばいい」

切嗣の発言につられて笑うアイリスフィールだったが、ふとひとつの疑問が頭をよぎった。

「ねぇあなた、この指輪ってたしか持ち主を変えて“彼”のもとに渡って、その後“彼”が恋人にプレゼントしたものよね。
最初の所持者だったドワーフや、そのドワーフから奪った悪戯好きの神様が召喚されることは無いと思うけど、
指輪の最終的な所持者が“彼”の恋人なら、“彼女”が召喚される可能性があるんじゃないのかしら?」

発覚した盲点に顔を曇らせるアイリスフィールだったが、切嗣は――

「その心配はないさ。確かに“彼女”は半神半人だとも言われているし神格を剥奪されていた逸話もある。
でも死後に神格を取り戻したと伝承にあし、そもそも“彼女”は主神に使える戦姫、人よりも神の側の存在だ。
聖杯が招くのは“英霊”であって“神霊”ではないから、まず配はいらないよアイリ」

――その可能性は無いだろうと結論した。


715 :Heroes' tragic love song:11/12/20 00:23:38 ID:wL8sn5f8
∞        ∞        ∞

「失礼します」

「いいところに来てくれた、手配していた聖遺物が今朝ようやく届けられた。見たまえ」

言峰綺礼が部屋へ入ると、遠坂時臣が机の上の箱に入ったそれを見せた。

「これは――」

「残念ながら長らく手配していた本命は間に合わなかったが、それでも十分過ぎるものだ。
遥か昔、竜の血を浴びた菩提樹の葉だ」

その葉は、片側がどす黒く変色し、もう一方は変色し萎びてこそしていたが、形だけは幾星霜の時を経てなお見事なまでに原形を留めていた。

「私の招くサーヴァントは大方のサーヴァントに対し優位に立てる。早速今夜にも召喚の儀式を行おう」

自信に満ちた笑みを浮かべる時臣。
しかし綺礼の表情は硬かった。

「導師(マスター)、差し出がましいようですが……本当に大丈夫でしようか」

「心配はいらない、聖杯が招くのは真の英雄だけだ。
葉に付着した竜の血こそ本物だが、この葉にまつわる伝承はかの英雄の方が有名で縁も深い。
財宝に目の眩んだドワーフが召喚される恐れなど万に一つもない」

自信を込めて断じる時臣であったが、綺礼の心配は別の所にあった。

「いえ、そのことも懸念してはいましたが、そのことよりも、導師が召喚するであろう英霊と、私の召喚したアサシンの因縁を考えますと、
拙いことになるのではないかと」

綺礼の言わんとするところを察した時臣の表情が僅かに硬くなる。

「ふむ……たしかに生前において殺し殺された間柄だ。余計なトラブルは起こらぬに越したことはないか。
それでは綺礼、当分アサシンを当家には近づけぬようにしてくれ」

「かしこまりました。アサシンを近づけないためにも、暫く私もこちらには近づかないことにします。
何かありましたら、お借りしている魔道器で連絡いたします」

「すまないがそうしてくれ。
もっとも、対面することになっても問題はないだろうがね。生前のアサシンの勝利は不意打ちによるところが大きい。
正面からぶつかれば軍配がどちらに上がるか、考えるまでもあるまい」

時臣らしい楽観だと綺礼は思った。
言うことはもっともだが、事実として時臣が召喚せんとするサーヴァントは綺礼のサーヴァントに殺された前歴がある。
いたずらに慎重になることはないだろうが、そこまで軽視していいことなのか綺礼には疑わしかった。
が、そこは自分が気を配るしかないのだろうと、口にはしなかった。
時臣の、準備は用意周到だが実行に移す段になると足元を見なくなる。という癖は今に始まった事ではないし、
何かあっても最悪令呪を用いれば済む事である。

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